軽トラ用スタッドレスタイヤのおすすめ人気ランキング【2025年】

スタッドレスタイヤに限らずタイヤを選ぶ際は、できるだけ製造年週が新しいものを選ぶことが重要。

タイヤの主材料のゴムは、走行による摩耗はもちろん、経年によっても自然劣化していきます。また、時間の経過とともにゴムが硬くなると、摩擦抵抗が減って滑りやすくなったり、ヒビが入りやすくなったりする原因にも。

発売開始日が古い場合、購入先の販売店に製造年週を確認するのもおすすめ。実物を確認できる場合は、サイドウォールと呼ばれるタイヤの側面部分に記載されている品番から製造年週をチェックできますよ。

スタッドレスタイヤを交換する場合、基本的に純正のタイヤと同じサイズのものを選びます。そのため、まずは自家用車に装着されているタイヤのサイズを確認しましょう。

タイヤのサイズは車両情報（年式・型式）と品番で確認が可能。車両情報から確認する場合は、車検証に記載されている「初年度登録年月」と「型式」の項目をチェックしましょう。品番で確認する場合、サイドウォール（タイヤの側面）に記載してあるタイヤ幅・偏平率・ホイールサイズの3つを確かめてください。

なお、前述した耐荷重強度指数を示すPRも忘れずにチェックしましょう。PRは品番で確認でき、たとえば、「145R12 6PR」のものは単輪なら1本あたり450kg、複輪なら425kgを支えることができます。

車体総重量に対してPRが下回っていると、車検にとおらない・タイヤの損傷の原因につながるため、必ず最大積載量を満たすPRのものを選んでください。

氷上性能とは、氷の上で滑らないようにするための性能のこと。滑る原因である水の膜を除去するための工夫がメーカー各社で行われています。

たとえば、ブリヂストンは新採用の「LT専用メガ発泡ゴムⅡ」によってゴムの柔らかさを保ち、氷上のグリップ性能を確保しやすいと謳っています。ほかには、トレッドパターン（タイヤと路面が接する部分の模様）の構造を工夫して氷上性能を向上させているメーカーもあります。

一方、積雪路でのグリップ力に関わる雪上性能は、どのメーカーもあまり注力していません。雪道で安定しやすいものを選ぶなら氷上性能をチェックしましょう。

できるだけ買い替えの頻度が少なく済むよう、耐摩耗性が高いロングライフ性能があるかもチェックしましょう。

軽トラ用スタッドレスタイヤは、普通車用スタッドレスタイヤよりも耐摩耗性があるといわれていますが、荷物が重く走行距離が長くなりやすいため、寿命の目安は普通車用と同じ3～4年。

タイヤブロックや溝の配置・構造を工夫して剛性を維持するなど、耐摩耗性を高めるために各メーカーがどのような工夫をしているか確認しましょう。

降雪していないときの乾いた路面や雨が降って濡れた路面でも走行が安定しやすい、ドライ・ウエット性能。ほかにも、タイヤの転がり抵抗を低減させる省燃費性能など、スタッドレスタイヤにはさまざまなプラスα性能があります。

軽トラ用スタッドレスタイヤは、ほかのスタッドレスタイヤに比べてプラスα性能は控えめな傾向。しかし、ヨコハマタイヤの「iceGUARD iG91 for VAN」は、「トリプルピラミッドサイプ」と呼ばれる溝をトレッドパターンに採用し、ドライ・ウエット路面での走行性も期待できると謳っています。

また、ブリヂストンの「BLIZZAK VL1」は乾いた路面での走行性が向上するよう、路面温度の変化に応じてゴムの硬さを最適化できる「LT専用メガ発泡ゴムⅡ」を採用しています。

このようにプラスαの性能がある商品であれば、氷上性能以外も重視したい人の選択肢になるでしょう。