車体がコンパクトで、買い物や通勤といった毎日の使用に便利な軽自動車。雪が降った際はスタッドレスタイヤの装着が欠かせません。しかし、ブリヂストンやダンロップなど、多くのメーカーからさまざまな性能の商品が販売されていて、いざというときにどれを選べばよいか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、軽自動車用スタッドレスタイヤのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。選び方を参考に自分の使用シーンにあった軽自動車用スタッドレスタイヤを見つけてくださいね。
国産車ディーラー、車検工場でおよそ15年自動車整備士・大手中古車販売店の本部業務を経験。その後独立し、フリーの自動車ライターに転身。国家資格整備士と自動車検査員資格を保有し、レースから整備、車検、中古車、そしてメカニカルな分野まで幅広い知見を持つ。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
軽自動車用スタッドレスタイヤは明確な定義がなく、普通車用のものと構造上の違いもありません。そのため、選び方は基本的に普通車用のものと同じです。
しかし、買い物や通勤のために一般道路を走行することが多く、高速道路やオフロードはあまり走らない場合は、普通車とは重視するポイントが変わることもあるでしょう。
普段どのようなシチュエーションを走行することが多いのかを考えながら、重視するポイントを見ていきましょう。
軽自動車用スタッドレスタイヤを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。
スタッドレスタイヤはもちろん、タイヤを選ぶうえで重要なことはできるだけ製造年週が新しいものを選ぶということ。
経年によってゴムが自然劣化・硬化すると、摩擦抵抗が減って滑りやすくなったり、ヒビが入りやすくなったりする原因にもつながります。
最新モデルのものは、製造年週が新しい場合が多く、古いスタッドレスタイヤである可能性は低いといえるでしょう。ただし、運転する頻度が少ない人は、本体価格を重視して価格が抑えられる旧モデルを選ぶという選択肢もあります。
安価な旧モデルを選ぶなら購入先の販売店に製造年週を確認しましょう。実物を確認できる場合は、サイドウォールと呼ばれるタイヤの側面部分に記載されている品番から製造年週をチェックできますよ。
スタッドレスタイヤは、最新モデルが発売されてから1年後にレビューがでることがほとんど。そのため、前年のモデルであれば、レビューが豊富で商品のよしあしを把握してから購入できるというメリットもあります。
とはいえ、軽自動車は比較的近距離での使用が多く、摩耗して使い切るより前に経年劣化による交換時期が来てしまうケースが多い印象です。できるだけ長持ちして、ランニングコストを抑えられる最新モデルのタイヤがおすすめですよ。
スタッドレスタイヤに関わらずタイヤを交換する場合、純正のタイヤと同じサイズのものを選ぶのが基本。まずは自家用車に装着されているタイヤのサイズをチェックしましょう。
タイヤのサイズは車両情報(年式・型式)と品番で確認が可能。年式と型式は車検証に記載された「初年度登録年月」と「型式」の項目で確認できます。品番で確認する場合、サイドウォールと呼ばれるタイヤの側面部分を見てタイヤ幅・偏平率・ホイールサイズの3つをチェックしてください。
スタッドレスタイヤは、必ずしも純正タイヤサイズである必要はなく、タイヤの価格を抑える意味ではインチダウンも有用です。ただし、ホイールのインチ(径)を小さくしすぎるとブレーキに干渉して装着できない可能性があるため、特別な理由がない限り純正サイズをおすすめします。
スタッドレスタイヤを選ぶうえで最も重要なのは、凍結・積雪路面ですべりにくいものを選ぶということ。氷上・雪上性能に注目しましょう。
氷上性能とは氷の上で滑らないようにするための性能のことをいいます。
そもそもタイヤが滑る原因は、氷そのものではなく氷が溶けてできる水の膜が原因。この水の膜を除去することで凍結した路面でも滑りにくくできます。
水の膜を除去する仕組みはメーカーや商品によって異なり、柔らかい特殊なゴムを用いて路面との密着性能を向上させているタイプや、気泡・吸水ゲルなどをタイヤに含ませて滑りの原因となる水膜を除去するタイプなどがあります。
どのタイプが優れているとは一概にいえないため、氷上性能にどのような工夫が施されているかをチェックしましょう。
スタッドレスタイヤを使うシーンでは、雪が踏み固められた圧雪路や溶けた雪が凍ったアイスバーンを走ることがほとんど。また、スタッドレスタイヤは雪の上よりも氷上を走るときの性能を重視して設計されています。
とくに橋の上・トンネルの出入り口・日陰のある道路は凍結しやすい傾向があります。普段どのような道を走行することが多いかを考えて選ぶことが重要ですよ。
雪上性能とは、ふわふわの新雪やシャーベット上の道路でも安定して走行しやすくなる性能のこと。雪の上やシャーベット上の道路を走る機会が多い積雪の多い地域に住んでいる場合、雪上性能も忘れずにチェックしましょう。
積雪路では、タイヤの空回りやスリップなどのトラブルが発生しやすくなります。ゴムの素材やトレッドパターンに工夫を凝らし、雪はけ・水はけ・泥はけといった排水機能持たせることで、雪の上でも駆動力や制動力が向上することが特徴です。
スタッドレスタイヤの寿命はおよそ3~4年が目安とされており、走行距離が長かったり頻繁に車に乗ったりする場合、さらに劣化するスピードが早くなることもあります。できるだけ長いシーズンで使えるよう、耐摩耗性が高いロングライフ性能モデルもチェックしましょう。
スタッドレスタイヤは、グリップ力を高めるために柔らかいゴムが採用されており、約3年でゴムの硬化が始まるとされています。しかし、近年ではゴムの素材や配合を工夫して摩耗を抑え、タイヤを長持ちさせるロングライフ性能モデルが増加中。
タイヤの摩耗が少なく長持ちするものなら、買い替えの回数も減ってより経済的ですよ。
軽自動車はタイヤのサイズが小さいため摩耗しやすいといわれていますが、そのようなことはありません。タイヤは大体4~5万km前後で摩耗限界が来るように設計されているので、車種による違いはほとんどないといえるでしょう。
最も重視すべきは氷上・雪上性能ですが、走行シーンや道路状況にあわせて、ドライ・ウエット性能などのプラスα性能を選びましょう。たとえば、あまり雪が降らない地域では、乾いた道路や濡れた道路での安定走行性に関わるドライ性能やウエット性能があるものがおすすめ。
とくにスタッドレスタイヤは、柔らかいゴムとサイプと呼ばれる深い溝があり、雨が降っているときの走行は不向きとされています。そのため、濡れた道路を走ることが多いなら、ウエット性能に注目したいところ。
ほかにも、ゴムが柔らかく接地面の広いスタッドレスタイヤは燃費が悪いとされていましたが、ころがり抵抗を抑えつつ氷上・雪上性能も向上させた「省燃費タイヤ」も発売されています。
さらに、高速道路での安定感と快適性に関わる高速安定性能や、走行時の音を抑える静粛性能のあるモデルも販売されており、重視するポイントに合わせてプラスαの性能があるタイヤを選びましょう。
ブリヂストンのブリザックや住友ゴムのダンロップなど、主要メーカーの特徴を紹介します。なかでも、価格が安い旧モデルを中心に紹介しているので、選ぶ際の参考にしてくださいね。
東京都に本社を置くタイヤメーカーのブリヂストン。売れ筋の「BLIZZAK」シリーズは、北海道・北東北の主要5都市で行われた調査で3,300台のうち1,525台がBLIZZAKを履いていると回答し、装着率の高さが20年連続No.1を誇ります。
「BLIZZAK」シリーズは、タイヤが滑る原因となる水の膜を効果的に除去できる独自技術の発泡ゴムを採用していることが特徴。なかでも「BLIZZAK VRX2」は、氷上・雪上性能・耐摩耗性は最上位モデルに劣るものの、ロングライフ性能や静粛性に注力しています。
価格は、1本あたり1〜2万円と比較的安価なことも魅力のひとつで、買い物や通勤などをメインで軽自動車を乗る人におすすめです。
1913年に日本初となる自動車用タイヤを製造し、現在もタイヤ事業を展開する住友ゴム工業のダンロップ。「WINTER MAXX」シリーズとして、乗用車・SUV・商用車等の専用モデルを発売しています。
売れ筋の「WINTER MAXX 02」は、最上位モデルと比べると氷上性能・効き持ち性能が劣るものの、ドライ性能やウエット性能だけでなく、ロングライフ性能も持ち合わせており、バランスのとれた性能があることが特徴。
価格は1本あたり1万円前後と安価なことも魅力のひとつ。雪のあまり降らない地域の人や乗車頻度の少ない人におすすめです。
東京に本社を置く横浜ゴムのブランド名であるヨコハマタイヤ。業界でいち早くころがり抵抗に着目し、省燃費タイヤのグローバル展開もスタートさせました。
「iceGUARD 6」は、氷上性能に特化した最新モデルには及ばないものの、低燃費タイヤシリーズで培った省燃費技術を応用し、夏用省燃費タイヤと同等のころがり抵抗に抑えていると謳っています。
またウエット性能と静粛性能にも力を入れていることが特徴で、1本あたり1〜1.5万円と最新モデルよりも安価な点も魅力。プラスα性能の豊富さに加えて、少しでも経済性のよいものを求めている人におすすめです。
アメリカで1898年に創業したタイヤ・ゴムメーカーのグッドイヤー。日本をはじめとした多くの国々で自動車メーカーの新車装着用タイヤとして採用されています。
スタンダードモデルの「ICE NAVI 7」は、最新モデルと比べると氷上性能・ロングライフ性能・静粛性は一歩届かないものの、トータルバランスがよく、1本あたりの価格も1万円以下と安価なことが特徴です。
とはいえ、最新モデルの「ICE NAVI8」のほうがより性能面が優れているため、頻繁に車に乗る人や降雪地帯を走ることが多い人は「ICE NAVI8」の購入を検討しましょう。
一部の商品データはAIで自動入力しており、現在のデータ正解率は平均約90%です。ご購入の際は必ず事前に各商品の公式サイトで内容をご確認ください。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||||
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対応車種タイプ | タイヤ幅 | 扁平率 | 回転方向指定あり | ゴム性質 | |||||
1 | 日本グッドイヤー ICE NAVI 7|05539642 | ![]() | 氷上・雪上路面で高いトータル性能を発揮 | セダン、ワゴン、軽自動車、コンパクトカー、ミニバン | 195mm | 65% | 不明 | ||
2 | 横浜ゴム iceGUARD 6|R2763 | ![]() | 氷上性能が向上し、凍った路面の凹凸にしっかり密着 | ミニバン、セダン、スポーツカー、コンパクトカー、軽自動車 | 185mm | 60% | 吸水タイプ | ||
3 | 住友ゴム工業 ダンロップ|ダンロップ WINTER MAXX 02|WM02 | ![]() | 低温環境でも柔らかさを保つ液状ゴムを採用 | SUV、ミニバン、セダン、ワゴン、軽自動車、コンパクトカー | 209mm | 65% | 不明 | ||
4 | TOYO TIRE TOYO TIRES OBSERVE GIZ2|18001039 | ![]() | 配合された鬼クルミ殻が路面をひっかく | 軽自動車、セダン | 185mm | 60% | 吸水タイプ | ||
5 | 日本グッドイヤー GOODYEAR ICE NAVI 7|5539484 | ![]() | 氷上路面をしっかり捉える | ミニバン・セダン・ワゴン・軽自動車・コンパクトカー | 195mm | 60% | 不明 | ||
6 | ブリヂストン BLIZZAK VRX2|T4961914458874 | ![]() | アクティブ発泡ゴムが凍った路面をしっかりキャッチ | ミニバン、セダン、スポーツカー、コンパクトカー、軽自動車 | 188mm | 60% | 不明 | ||
7 | 住友ゴム工業 ダンロップ|DUNLOP WINTER MAXX 02|325405 | ![]() | 柔らかさを保つ液状ファルネセンゴムが路面をキャッチ | ミニバン、セダン、軽自動車、コンパクトカー、SUV、バン・商用車 | 145mm | 80% | 不明 | ||
8 | ブリヂストン スタッドレスタイヤ | ![]() | 静音性に優れており、快適なドライブを実現 | ミニバン、セダン、軽自動車、コンパクトカー、スポーツカー | 157mm | 65% | 不明 | ||
9 | 住友ゴム工業 ダンロップ|ダンロップ WINTER MAXX 03|WM03 | ![]() | 細かなゴムが路面に密着し高いグリップ性能を発揮 | SUV、ミニバン、セダン、ワゴン、軽自動車、コンパクトカー | 211mm | 65% | 不明 | ||
10 | ダンロップモータースポーツ スタッドレスタイヤ | ![]() | 安定感と経済性のバランスタイヤ | ミニバン、セダン、軽自動車、コンパクトカー、SUV | 155mm | 65% | 不明 |
気温が低くても硬くなりにくい液状ファルネセンゴムを採用し、凍結した路面でも優れたブレーキ性能を発揮します。液状ファルネセンゴムは経年変化を抑えられるので、長期間ブレーキ性能をキープ。また、混入物が少ない高密度ゴムを使用しているためすり減りにくく、4年のロングライフで使えるのも魅力です。
対応車種タイプ | ミニバン、セダン、軽自動車、コンパクトカー、SUV、バン・商用車 |
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タイヤ幅 | 145mm |
扁平率 | 80% |
回転方向指定あり | |
ゴム性質 | 不明 |
氷雪上性能とライフ性能を向上させたバン用スタッドレスタイヤ。横滑りを抑制する技術や接地面積を増大させるパターンデザインとトレッドプロファイルの採用しています。新パターンのデザインで、地面との設置面積が増加し、摩耗中期でのサイプひっかき効果の持続が可能です。
対応車種タイプ | 軽自動車 |
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タイヤ幅 | 145mm |
扁平率 | 80% |
回転方向指定あり | 不明 |
ゴム性質 | 吸水タイプ |
1位: 日本グッドイヤー|ICE NAVI 7|05539642
2位: 横浜ゴム|iceGUARD 6|R2763
3位: 住友ゴム工業|ダンロップ|ダンロップ WINTER MAXX 02|WM02
4位: TOYO TIRE|TOYO TIRES OBSERVE GIZ2|18001039
5位: 日本グッドイヤー|GOODYEAR ICE NAVI 7|5539484
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