年会費の安さやポイント還元率の高さ、特典の豪華さが気になるdカード PLATINUM。実際どれくらいお得になるのかわからず、迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、dカード PLATINUMを徹底検証しました。プラチナカード27サービスの中で比較してわかったdカード PLATINUMの実力をレビューしていきます。プラチナカードの選び方も紹介しているので、検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
「dカード PLATINUM」は、お得にポイントを貯めたいドコモユーザーにおすすめのプラチナカードです。ドコモ利用料金の支払いに利用するとポイント還元率が最大20.00%にアップするため、dポイントを効率よく貯められます(*1)。通常ポイント還元率も1.00%と高めながら、年会費は29,700円と低め。通信費に限らず、さまざまなシーンでお得に使えますよ。
マネックス証券でクレカ積立でき、最大3.10%のポイント還元を受けられるのも魅力。毎月10万円ずつ積み立てると、1年間で37,200円分のポイントを貯められます。年間利用額に応じたボーナスポイントはもらえませんが利用特典はあり。年間利用額100万円ごとに、さまざまなクーポンに交換できる利用特典が10,000円相当分もらえます。もらえる利用特典の上限は、年間利用額400万円以上の場合にもらえる40,000円相当分ですよ。
プライオリティ・パスを年10回まで無料で使える点はメリットといえます。プライオリティ・パスの無料利用回数に制限が設けられているプラチナカードでは、年6回までのことがほとんど。回数制限はあるものの、プライオリティ・パスを無料で使える回数は多めです。
一方、コンシェルジュサービスが付帯していない点はデメリットといえます。コース料金が1名無料になるグルメ優待や、割引価格で予約できるホテル優待は利用できますが、部屋のアップグレードや無料宿泊のホテル優待は付帯していない点も惜しいところ。グルメ優待や空港ラウンジ以外の特典を利用したいなら、不便に感じるでしょう。
総合的には、特典の豪華さを重視したい人には物足りないものの、ドコモやマネックス証券を利用している人にとってはお得に使えるプラチナカードといえます。(*1)
実際にdカード PLATINUMと比較検証を行ったサービスの中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
dカード PLATINUMよりも高い評価を獲得したサービスも!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
マイベストが検証してわかったdカード PLATINUMの特徴は、ひとことでまとめると「ドコモの利用料金で最大20.00%還元に。コンシェルジュは利用できない」です。
実際、たくさんあるプラチナカードの中で、年会費の安さやポイント還元率の高さ、特典の豪華さはサービスによってどのくらい差があるのか気になりますよね。ここからは、dカード PLATINUMを含むプラチナカードの検証方法や、自分に合ったプラチナカードを選ぶためのポイント、検証で高評価を獲得したサービスを紹介していきます。
今回は、dカード PLATINUMを含むプラチナカード27サービスを実際に利用して、比較検証を行いました。
以下のコンテンツで行われた具体的な比較検証のポイントはこちらです。
検証①:年会費の安さ
検証②:ポイント還元率の高さ
検証③:特典の豪華さ
検証④:空港サービスの豪華さ
検証⑤:コンシェルジュの使いやすさ
お得なプラチナカードとしてユーザーがとても満足できる基準を「年会費が安いプラチナカード」とし、以下の方法で各カードの検証を行いました。
お得なプラチナカードとしてユーザーがとても満足できる基準を「ボーナスポイントが豪華でポイント還元率が高いプラチナカード」とし、以下の方法で各カードの検証を行いました。
特典が豪華なプラチナカードとしてユーザーがとても満足できる基準を「ホテルやレストランで受けられる優待が多いプラチナカード」とし、以下の方法で各カードの検証を行いました。
空港サービスが豪華なプラチナカードとしてユーザーがとても満足できる基準を「空港ラウンジが同伴者無料で使えて、無料で使える空港サービスが多いプラチナカード」とし、以下の方法で各カードの検証を行いました。
コンシェルジュが使いやすいプラチナカードとしてユーザーがとても満足できる基準を「LINEやチャットで24時間連絡可能なコンシェルジュが使えるプラチナカード」とし、以下の方法で各カードの検証を行いました。
ポイント還元率 | 1.00% |
---|---|
年会費(税込) | 29,700円 |
プライオリティ・パス | 年10回無料 |
良い
気になる
ポイントアップ店 | ドコモ利用料金、スターバックスカード、マツモトキヨシ、ビッグエコーなど(*1) |
---|---|
年間利用ボーナスあり | |
利用額によるポイントアップあり | |
金属製カード | |
貯まるポイント | dポイント |
ポイント有効期限 | 4年(獲得した月から起算して48か月後の月末) |
ポイントの付与単位 | 100円で1ポイント |
ポイント価値 | 1ポイント=1円相当 |
国内旅行保険 | 利用付帯 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
海外ショッピング保険 | |
国内ショッピング保険 | |
ETCカード発行可能 | |
家族カード発行可能 | |
カード会社の空港ラウンジ利用可能 | |
空港サービス | 手荷物宅配割引、クローク割引(VISAのみ) |
同伴者無料で利用可能な空港ラウンジ | 不明 |
プライオリティ・パスの同伴者料金 | 35米ドル |
Apple Pay/Google Pay対応 | Apple Pay |
タッチ決済対応 | |
入会資格 | 20歳以上(学生を除く) |
国際ブランド | VISA、Mastercard |
本注釈においては事業者からの情報提供を含みます
年会費1万円以下から16万円超えまで幅広い種類のプラチナカードの特典を調査したところ、年会費が1万円台のプラチナカードでも基本的な特典がついていることが判明。年会費が安いと特典がいまいちという訳ではないので、コスパ最強のプラチナカードを選びたいなら年会費の安さを重視して選ぶのがおすすめです。
プラチナカードの特典は大きくわけて以下の4種類。コスパ最強の究極の1枚を選びたいなら、自分が使いたい特典がついていて、年会費の安いプラチナカードを選ぶとよいでしょう。
【プラチナカードの特典】
プラチナカードのなかには、年間利用額の条件を満たすことで年会費が割引されたりボーナスポイントがもらえるカードも。エポスプラチナカードは年間利用額が100万円以上になると年会費が30,000円から20,000円に割引され、ボーナスポイントも20,000円相当もらえるため、実質年会費無料で利用することが可能ですよ。
ひとくちにプライオリティ・パス付帯のプラチナカードといっても、プライオリティ・パスの空港ラウンジを無料で利用できる回数には違いがあります。回数制限があるプラチナカードでは年6回目よりあとはラウンジ料金が有料になる場合が多かったため、年6回より多く海外に行くなら、プライオリティ・パスラウンジの無料利用回数の制限がないプラチナカードがおすすめです。
また、空港ラウンジは大きく分けて以下の3種類があり、それぞれ利用条件が異なります。今回の検証ではプライオリティ・パスの空港ラウンジは同伴者有料でも、カードラウンジなら同伴者無料で利用できるプラチナカードが約半数。2人で海外旅行にいくなら、カードラウンジが同伴者無料で使えるプラチナカードも選択肢のひとつになります。
【空港ラウンジの種類】
航空会社ラウンジを利用するには、ANAやJALの会員ステータスや搭乗クラスなどの条件をクリアする必要があります。航空会社ラウンジが利用できるプラチナカードは、「ANA JCB カード プレミアム」や「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」といった一部のマイル系プラチナカードのみです。
一方、カードラウンジはプラチナカードだけでなくゴールドカードを持っている人でも使える場合が多く、いろんな属性の人が使える空港ラウンジといえるでしょう。
年会費を気にせず特典が豪華な究極の1枚を選びたいなら、ホテル無料宿泊特典がつくプラチナカードがおすすめです。今回の検証ではホテルの無料宿泊特典がつくプラチナカードは3枚のみで、年会費が4万円以下のプラチナカードにはホテル無料宿泊特典がつかないことがわかりました。特典が豪華なプラチナカードがいいなら、ホテル無料宿泊特典の有無で選ぶのも手でしょう。
VIPな特典を受けられる究極のプラチナカードを1枚選ぶなら、年会費は高いものの特典が超豪華なアメリカン・エキスプレスの「プラチナ・カード®」がおすすめです。アメックスプラチナはホテル無料宿泊特典が使えるだけでなく、アメックスプラチナを持っている人限定の「センチュリオン・ラウンジ」が使えたり、プライオリティ・パスの空港ラウンジも同伴者無料で使えたりと特典が超豪華。年会費は165,000円と高めですが、高い年会費に見合ったVIPな特典が受けられますよ。
旅行や会食が多いなら、コンシェルジュが使えるプラチナカードがおすすめ。コンシェルジュとは、クレジットカード会員のさまざまな要望に応えるサービスのこと。会食の店探しや予約、出張先のホテル予約や新幹線のチケットの手配など、さまざまな雑務を任せられる点がメリットです。旅行や会食が多いなら、コンシェルジュを有効活用できる機会が多いでしょう。
コンシェルジュには電話・メール・LINEやアプリから連絡できますが、簡単に使いたいならLINEやアプリからコンシェルジュに連絡できるプラチナカードがおすすめ。電話のみに対応しているコンシェルジュと比較すると、時間や周りの環境にかかわらず連絡できて便利ですよ。
効率よくポイントを貯めたいなら、条件を達成するともらえるボーナスポイントの量が多いカードを選びましょう。プラチナカードのポイント還元率は0.50〜1.50%程度がほとんど。年会費無料の一般カードとポイント還元率は大きく変わらないほか、カードごとの差も1.00%程度です。
一方、ボーナスポイントは数万ポイントもらえるものから、そもそもボーナスポイントがないカードもあり、貯まるポイントに大きな差ができます。たとえば、エポスプラチナカードは年間利用額が100万円以上で20,000ポイント、以降年間利用額が100万円増えるごとに10,000ポイントずつボーナスポイントが増加。最大で100,000ポイントのボーナスポイントがもらえますよ。
ポイント還元率よりもお得さに大きな差が生まれるため、お得に使えるプラチナカードを探しているならボーナスポイントに注目して選ぶのがおすすめです。
プラチナカードの検証で上位を獲得したサービスをご紹介します。dカード PLATINUM以外にも、ぜひほかのおすすめサービスも検討してみてくださいね。
ポイント還元率 | 1.00% |
---|---|
年会費(税込) | 16,500円 |
プライオリティ・パス | 年6回無料(国内利用の場合は空港ラウンジ以外の飲食やリフレッシュ施設などが有料) |
Apple PayもしくはGoogle Payに設定しQUICPayで支払うと、利用金額の最大20%キャッシュバック(上限:40,000円)
良い
気になる
ポイントアップ店 | ANA、JAL、スカイマーク、AIRDO、ソラシドエアなどの航空券 |
---|---|
年間利用ボーナスあり | |
利用額によるポイントアップあり | |
金属製カード | |
貯まるポイント | UCポイント |
ポイント有効期限 | 1年(獲得した年度の次年度まで有効) |
ポイントの付与単位 | 1,000円で2ポイント |
ポイント価値 | 1ポイント=〜5円相当 |
国内旅行保険 | 利用付帯 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
海外ショッピング保険 | |
国内ショッピング保険 | |
ETCカード発行可能 | |
家族カード発行可能 | |
カード会社の空港ラウンジ利用可能 | |
空港サービス | 手荷物宅配割引、クローク割引 |
同伴者無料で利用可能な空港ラウンジ | |
プライオリティ・パスの同伴者料金 | 35米ドル |
Apple Pay/Google Pay対応 | Apple Pay、Google Pay |
タッチ決済対応 | |
入会資格 | 18歳以上(学生不可) |
国際ブランド | VISA |
UCプラチナカードを持つために必要な年収は?プライオリティパスは使える?年会費・特典など徹底調査
ポイント還元率 | 0.50% |
---|---|
年会費(税込) | 30,000円(年間利用額100万円以上で翌年以降20,000円) |
プライオリティ・パス | 無料 |
良い
気になる
ポイントアップ店 | マルイウェブチャネル、マルイ(OIOl)、モディ |
---|---|
年間利用ボーナスあり | |
利用額によるポイントアップあり | |
金属製カード | |
貯まるポイント | エポスポイント |
ポイント有効期限 | 無期限 |
ポイントの付与単位 | 200円で1ポイント |
ポイント価値 | 1ポイント=1円相当 |
国内旅行保険 | 利用付帯 |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
海外ショッピング保険 | |
国内ショッピング保険 | |
ETCカード発行可能 | |
家族カード発行可能 | |
カード会社の空港ラウンジ利用可能 | |
空港サービス | 手荷物宅配無料、クローク割引 |
同伴者無料で利用可能な空港ラウンジ | カード会社のラウンジ |
プライオリティ・パスの同伴者料金 | 35米ドル |
Apple Pay/Google Pay対応 | Apple Pay、Google Pay |
タッチ決済対応 | |
入会資格 | 学生不可 |
国際ブランド | VISA |
エポスプラチナカードはいらない?年会費や還元率などのメリット・デメリットを徹底調査
本サイトは情報提供が目的であり、個別の金融商品に関する契約締結の代理や媒介、斡旋、推奨、勧誘を行うものではありません。本サイト掲載の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切の責任を負いません。