ドコモの高品質な通信回線を、お得な料金で使えるahamo。乗り換えたいと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、音声通話の利用が多い場合、通話料金が気になりますよね。
そこで今回は、通話オプションやかけ放題などahamoの通話料について徹底解説します。ドコモから乗り換える場合の注意点もまとめているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
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ahamoでは、5分以内の国内通話は何度でも無料で利用できます。
ahamoの基本プランは30GB使えて月額2,970円ですが、この基本料金に5分以内の無料通話が含まれています。日常の多くの用件は、5分あればカバーできるでしょう。
ただし、1回あたりの通話時間が5分を超えた場合は、30秒ごとに22円かかるので長電話には注意が必要です。
1回5分の通話では足りない場合は、かけ放題オプションを利用可能です。
仕事や家族、友人との連絡など気がつくと5分を過ぎていることもあるでしょう。月額1,100円のかけ放題オプションをつければ、いくらかけても通話料は発生しません。基本料金と合わせて月額4,070円で好きなだけ通話できます。
申し込みは公式サイトから簡単に行えます。ログインしたら、左上の「メニュー」から「アカウント>通話オプション」と進んでください。プランの詳細も公式サイトで確認できます。
ahamoの通話かけ放題は、すべての通話が対象になるわけではないので注意が必要です。
日本から海外へ電話をかける場合や、海外で発着信を行う場合は、かけ放題の対象外なので気をつけてください。
国際電話は、国によって通話料の開きが大きいので注意しましょう。たとえばアメリカやカナダへは平日昼間は34円/30秒、夜間や週末は31円/30秒。韓国や中国へは平日昼間は57円/30秒、夜間や週末は49円/30秒、ヨーロッパへは平日昼間で108円/30秒、夜間や週末は78円/30秒です。公式サイトで料金を確認してから利用するとよいでしょう。
海外で通話を行う場合は着信料が発生する点にも注意が必要です。たとえばアメリカから日本に電話をかける場合は140円/分、受ける場合は着信料が175円/分。韓国から日本に電話をする場合は125円/分、受ける場合は70円/分の着信料がかかります。通話料は公式サイトで確認してください。
海外通話以外にもかけ放題の対象外となる番号があるので、合わせて注意が必要です。
電話番号が「0570」や「0180」から始まる、他社の接続サービスを利用する通話は相手方が規定する料金がかかります。また188の特番や104の番号案内、衛星電話も無料通話の対象外です。
さらに、SMSの送信も別途料金がかかります。送信料は文字数によって異なり、全角70文字までなら1通3円。134文字までは6円、201文字までは9円と段階的に上がり、670文字になると33円かかります。
データ使用量が少ない人と留守電を使いたい人には、ahamoはあまり向いていないといえるでしょう。デメリットについていくつか紹介します。
データ通信をあまり使わない人はahamoに乗り換えると、利用料が割高になってしまうので注意してください。ahamoの基本料は月30GB/2,970円。これよりも安いプランはありません。
他社の格安SIMと比較してみると、povoなら基本料金は0円で3GB(30日間)のデータオプションを990円で購入できます。月550円の5分間通話かけ放題をプラスしても、合計1,540円で利用可能。LINEMOにも3GBで月額990円のプランがあり、5分間かけ放題は月550円です。
自宅や職場にWi-Fiがあって、あまりデータ通信を行わない人がahamoを契約すると、データ量を持て余してしまいお金を無駄にする可能性があります。ほかのサービスも検討してみるとよいでしょう。
ahamoには留守番電話サービスがないので、仕事の都合などで留守電が必要な人には、少し不便かもしれません。家族や友達とのやり取りの場合は、LINEのボイスメッセージで音声を送るなど、留守電の代わりになるサービスを利用してみてください。
また、キャッチホンや転送電話サービスもahamoでは利用できません。これらのサービスを利用していた人は、ahamoに乗り換えると、自動解約になるので注意が必要です。
ahamoには家族間の無料通話サービスがないので、かけ放題プランに入っていないと通話料がかかります。
ただし、家族がドコモのギガプランを利用している場合、ahamoユーザーをファミリー割引の対象にすることは可能。ahamoからドコモへの発信は有料ですが、ドコモからahamoへの発信は無料になるので、申し込みを忘れないようにしましょう。
ドコモからahamoに乗り換える際に、とくに注意したいポイントについて解説します。
ahamoには割引サービスがないので、乗り換えには注意が必要です。ドコモで利用していた割引を、ahamoで継続利用することはできません。
例えば、家族3人以上で契約すると月額使用料が最大1,100円割引になる「みんなドコモ割」や、自宅のネット回線と一緒に利用すると家族全員1,100円割引になる「ドコモ光セット割」は、ahamoは適用外です。
ただしahamoに乗り換えても、みんなドコモ割のカウント対象にはなるので、ドコモのギガプランを利用している家族が、みんなドコモ割を受けられなくなることはありません。
ahamoでは、ドコモで利用していたspモードコンテンツ決済サービスが利用できない点にも注意してください。
spモードコンテンツ決済サービスとは、dメニュー掲載コンテンツやGoogle Play・App Storeなどで購入したコンテンツの代金を、毎月の携帯料金と一緒に支払えるサービスのことです。
ahamoに乗り換えると、Google PlayやApp Storeで購入するコンテンツの代金は、携帯料金とは別に都度決済することになります。
ahamoの通話料は一般的な価格設定ですが、プランの選び方によっては他社の方が安上がりになる可能性があります。
例えば、楽天モバイルには「Rakuten Link」という通話無料アプリがあり、利用料も加入料も0円。アプリを利用していない他社の携帯や固定電話にかけても、国内通話は料金が発生しません。
楽天モバイルの料金プランはデータ使用量に応じて変動する従量制。3GBまでは1,078円、20GBまでは2,178円、それ以上はデータを無制限に使えて3,278円です。ahamoは基本料とかけ放題オプションを合わせると4,070円なので、データ使用量の少ない人も多い人も、通話が多い場合は、楽天モバイルのほうが月々の携帯料金を抑えられます。
ちなみに、povoもLINEMOも時間無制限のかけ放題プランは月額1,650円。3GBまでの使用は990円なので、合計で2,640円。通話時間が長い人で、月々のデータ使用量が少ない人はahamo以外の選択肢を考えてみる余地があるでしょう。
楽天モバイルの通話プランについては以下の記事で詳しく解説しています。かけ放題オプションとの違いや、アプリの操作方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
通話料以外にも、ahamoについて詳しく知りたい人には以下の記事がおすすめです。通信速度や料金の安さ、サポート体制について徹底検証しました。メリット・デメリットなど、乗り換えに必要な情報をもれなく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
通話料を安く抑えたい人は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。mybestが、各社のプランを実際に契約した上で、比較検証しています。
料金だけでなく、通信速度やサポート体制も調べ上げ、使い勝手のよさを分析。おすすめのSIMや、選び方のポイントも紹介しているので、ぜひ自分に合ったプランを見つけてみてください。
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