【徹底比較】防音マットのおすすめ人気ランキング【2025年6月】

ニトリの「極厚30mmウレタン入り 防音ボリュームラグ」は、日本の大手家具ブランド・ニトリが展開する防音ラグで、シリーズ内でも防音性と快適性を重視した上位モデル。31mmの全体の厚さに対して30mmのウレタン入り構造で、見た目にもボリューム感があり、リビングにもなじみやすいデザインです。

検証では、固体伝搬音を33.8dBまで50%近く吸収し、子どものいる家庭でも足音などの防音効果が期待できるでしょう。また、滑りにくさの検証では17.7Nを記録し、フローリング上で走ったり急に止まったりしても滑りにくい仕様。クッション性のある厚手構造で床との密着度も高く、ズレにくさも十分です。足触りもふかふかと柔らかく、素足でも快適に過ごせます。

一方で、空気中を伝わるテレビや会話の音については3.4dBカットと、防音効果がやや控えめという結果に。話し声や楽器などの音漏れを徹底的に防ぎたい環境にはやや不向きなため、その点を最優先する人は別製品も選択肢としてもよいかもしれません。

足音などの衝撃音が気になる人、転倒やズレを防ぎたい子育て世帯やペット家庭におすすめです。

ぼん家具の「ゲキカグ 高級低反発ラグ CPT00009」は、インテリア性と防音性能を兼ね備えたモデルで、同ブランド内では上位に位置づけられる高機能タイプ。落ち着いたデザインと快適な踏み心地が特徴で、生活空間に自然になじみやすいでしょう。

検証では33.03dBと固体伝搬音の遮音性に優れ、足音や物を落とした際の衝撃音も響きにくく、集合住宅などでも安心して使えます。ズレにくさも46.9Nと高く、日常の動きでもほとんど位置が変わらず、安定して使用できるでしょう。厚みのあるクッションマット仕様で足触りも非常に柔らかく、素足でも快適に過ごせる点も魅力です。

一方、空気中を伝わる音の防音性は1.9dBカットとやや控えめで、テレビの音や会話などの生活音の遮音には効果が限定的です。静音性を重視したい環境では、より遮音性の高い製品の検討も必要です。また、滑りにくさは9.64Nとまずまずの結果でしたが、ラグの上を靴下で歩くと若干滑るので注意が必要です。

足音や床への衝撃音を軽減したい人、快適な踏み心地と高い安定感を求める人におすすめです。

アイリスオーヤマの「ラ・クッションラグ ACRB-1824」は、小さい子どもの足音や物音を防ぎたい人におすすめです。固体伝搬音の遮りやすさは、検証した防音マットのなかでトップクラスです。

検証では、階下に響く音を約33.6dBまで抑えられ、約50％カットできました。完全に音を防ぐことはできませんが、小さな子どもが走り回る音や物音は階下に響きにくいでしょう。表面の滑りにくさは11Nと高評価、ズレにくさは32.70Nと若干低いものの、弾力のある起毛クッションで足触りもよく、横になって寝転びたくなる心地よさでした。

対して、空気伝搬音の遮りやすさはいまひとつ。マットでどれくらい音を遮れるかを計測した結果、わずか0.2dBのカットにとどまりました。話し声や楽器の音はほとんど軽減できないといえます。

大声や楽器の音までは遮断できませんが、足音や物音をしっかりと抑えられるのは大きな魅力。子どもが遊んでいるおもちゃを床に落としたり、飛び跳ねたりしたときの音が気になっている人にぴったりです。

ぼん家具の「防音カーペット」は、足音や物音を防ぎつつ、ズレにくいマットがほしい人におすすめです。サイズは縦200×横250cmと大きく、厚さも25mmと十分。裏地の素材はポリエステルで、点状の滑り止めが施されています。ズレにくさの検証では、61.23Nの高負荷でやっとマットが動いたことから、日常生活や掃除でズレて困ることは少ないでしょう。

固体伝搬音は遮りやすく、下の階まで響いた音は37.2dBで約43％カットできました。小さな子どもが走り回っても階下に足音が伝わりにくく、トラブルを回避しやすいレベル。子どもやペットの足音のほか、自宅でトレーニングをする際の音が気になっている人にもぴったりです。

一方、楽器の音や大きな話し声のように、空気を通して伝わる音はほぼ遮れません。空気伝搬音の遮りやすさの検証でマットが遮断できた音はわずか1.9dBでほとんど軽減できませんでした。楽器の音も防ぎたいなら、ほかの防音アイテムの併用が必要です。

表面はなめらかな起毛素材。滑りにくさも十分で、子どもがマットの上を走って急に止まってもやや滑る程度にまで抑えられました。クッションマットならではの柔らかな弾力があり、足触りもよいでしょう。

厚みのあるマットが足音や物音を低減するほか、しっかりと床に密着してズレにくいのが魅力。子育て中の家庭で、引っ越し先のマンションやアパートで使うラグマットを探している人はぜひチェックしてください。

防音専門店であるピアリビングの「静床プレミア」は、業務用でも使われる防音タイルカーペットを一般家庭向けに最適化した製品です。専門メーカーならではの設計で、実用性と品質のバランスに優れた中核モデルとして展開されています。

固体伝搬音の検証では、実測で44.2dBの防音効果が確認され、足音や物音の響きをしっかり軽減。空気を伝わる生活音も一定程度カットされ、会話やテレビの音も抑えたいというニーズにも対応可能でした。滑りにくさにおいても15.24Nという高い数値を記録しており、小さな子どもやペットがいる家庭でも安定して使用しやすいことがわかりました。

一方、ズレにくさの検証では26.97Nという結果で、強く踏み込んだ際には多少のズレが見られました。頻繁に人が行き来する場所や、安定性を最重視する環境では、設置方法に工夫が必要な場面もありそうです。足触りはカーペットらしい柔らかさがあり、素足での使用にも快適さが感じられました。

床に響く生活音と、会話やテレビなど空気を伝わる音のどちらもある程度抑えたい人におすすめです。

山本産業の「mute 防音専科」は、ズレにくい防音マットを探している人で、下の階に話し声が響くのを防ぎたい人におすすめです。50cm四方のタイルカーペットで、厚さは17.5mm。空気伝搬音を遮りやすく、検証では19.8dBもの音を遮断でき、約22％カットできました。大きい話し声は聞こえますが、気にならないレベルまで抑えられるでしょう。

しかし、固体伝搬音は伝わりやすい印象。フローリングに敷いた防音マットに衝撃を加えたところ、下の階まで約47.5dBも響き、約25％のカットにとどまりました。足音や物音といった生活音によるトラブルを回避したい人には物足りないでしょう。

ズレにくさはトップクラス。重しを乗せた状態だと95.43Nという高い負荷でやっと動き、日常の動作や掃除ではズレないレベルでした。裏地にはライン状に滑り止めが施されており、一度敷くとしっかりと床に密着します。家族が動くたびにズレて戻すといった手間もかからないでしょう。

靴下を履かせた状態の重しを動かすのにも大きな力を要したので、マットの上も滑りにくいといえます。毛足が長いカーペットタイプで、足触りもよいでしょう。ボリューム感があるので、横になっても心地よく過ごせそうです。

固体伝搬音は下の階に伝わりやすいものの、空気伝搬音を遮りやすいのはうれしいポイント。話し声が階下の部屋に聞こえるのを防ぎたい人や、ズレにくいタイルカーペットで防音対策をしたい人はチェックしてみましょう。

ワイ・アダプトの「防音カーペット」は、話し声や楽器の音を下の階に響かないようにしつつ、子どもの転倒対策がしたい人に向いています。裏面がゴム素材で空気伝搬音を遮りやすく、検証では23.2dBもの音をカット。大声で話さない限りは気にならない遮音性で、子どものおもちゃなどの音が響くのもある程度防げます。

しかし、厚さは9.5mmと薄く、足音による騒音を防ぐ効果はあまり期待できません。固体伝搬音の遮りやすさの検証では、防音マットに加えた音が下の階まで約48.5dBも響き、約23％カットにとどまりました。マットの上で走り回る子どもの足音や、ものの落下音は階下に聞こえる可能性が高いので注意が必要です。

ズレにくさは不満がないレベル。上に2Lのペットボトルを置いて防音マットを引っ張ったところ、30.73Nの負荷で動きました。日常的な動きや掃除などではズレにくく、毎日のように位置を直す必要はないでしょう。

表面が起毛素材の長毛カーペットで、滑りにくいのも強み。子どもが走ったり急に止まったりすると多少は滑るものの、通常の使い方なら転倒まではしないレベルです。足触りもよく、寝そべっても快適に過ごせるでしょう。

50×50cmのタイルカーペットが10枚セットで15,000円以下と、お得に購入できるのも魅力。子どもの足音対策には向きませんが、話し声が下の階に聞こえてしまうのを防ぎたい人や、滑りにくいものがほしい人の候補になります。

A−YO商事の「popomi ロールマット」は、防音性能は高くないものの、好きなサイズにカットできるのがメリット。厚さ15mm・縦110×横300cmのロールタイプで、色や柄展開も豊富です。タイルと比べて敷き詰める手間を減らせるうえ、隙間にゴミが入りづらいのも魅力です。

しかし、固体伝搬音の遮りやすさの検証では、約44.7dBもの音が階下まで響き、約30％カットにとどまりました。そのうえ、空気伝搬音は10.7dBしかカットできない結果に。約11％カットにとどまり、子どもが走る音が下に響くうえ、通常の会話でも若干漏れてしまうレベルです。足音や話し声などの高い防音性能を求める人には物足りません。

VK Ingeroomの「ラグ」は、騒音対策には向きませんが、子どもの転倒防止とラグとしての快適さを求めるなら候補に入るでしょう。音を遮るにはあと1歩およばない結果でしたが、起毛タイプなので足触りがよく、ラグとしてなら快適に過ごせます。縦200×横250cmの大判サイズで、厚さは17mmです。

固体伝搬音の遮りやすさは低評価で、下階まで聞こえた音は約45.1dBで約29％カットにとどまりました。空気伝搬音も0.8dBしかカットできず、会話の内容がわかるレベル。走り回る子どもの足音や騒ぐ声の対策には不十分です。

マットがズレやすい点にも注意が必要。裏面には点状の滑り止めがありますが、2Lのペットボトルを乗せて引っ張った結果、27.73Nと軽めの負荷で動きました。日常生活や掃除の際にズレやすく、短期間で位置を調節する必要があるでしょう。

一方で、滑りにくさはトップクラス。フランネル素材のなめらかな足触りですが、子どもが走って急に止まっても滑りにくいのはうれしいポイントです。

滑りにくさと素足で歩いても心地よい足触りをあわせ持つ防音マット。防音性能はそれほど求めていない人で、子どもの転倒が心配な人にはよさそうです。