山本産業 mute 防音専科を検証レビュー！防音マットの選び方も紹介

山本産業の「mute 防音専科」は、ズレにくい防音マットを探している人で、下の階に話し声が響くのを防ぎたい人におすすめです。50cm四方のタイルカーペットで、厚さは17.5mm。空気伝搬音を遮りやすく、検証では19.8dBもの音を遮断でき、約22％カットできました。大きい話し声は聞こえますが、気にならないレベルまで抑えられるでしょう。

しかし、固体伝搬音は伝わりやすい印象。フローリングに敷いた防音マットに衝撃を加えたところ、下の階まで約47.5dBも響き、約25％のカットにとどまりました。足音や物音といった生活音によるトラブルを回避したい人には物足りないでしょう。

ズレにくさはトップクラス。重しを乗せた状態だと95.43Nという高い負荷でやっと動き、日常の動作や掃除ではズレないレベルでした。裏地にはライン状に滑り止めが施されており、一度敷くとしっかりと床に密着します。家族が動くたびにズレて戻すといった手間もかからないでしょう。

靴下を履かせた状態の重しを動かすのにも大きな力を要したので、マットの上も滑りにくいといえます。毛足が長いカーペットタイプで、足触りもよいでしょう。ボリューム感があるので、横になっても心地よく過ごせそうです。

固体伝搬音は下の階に伝わりやすいものの、空気伝搬音を遮りやすいのはうれしいポイント。話し声が階下の部屋に聞こえるのを防ぎたい人や、ズレにくいタイルカーペットで防音対策をしたい人はチェックしてみましょう。