扁桃炎の症状に使える市販薬のおすすめ人気ランキング【2025年】

体の内側から炎症を抑えたい場合は、内服薬を選びましょう。炎症・痛みなどの症状に働きかけられます。成分が全身に行きわたるため、広範囲の炎症や痛み、発熱といったのど以外の症状がある場合にも効果的です。​

一方、消化管を経由して吸収されるため、効果の実感まで時間を要する場合があります。炎症・痛みが強い人は外用薬と併用すると良いでしょう。ただし、同じ成分が配合されている場合は、過剰摂取になる可能性もあるため要注意。併用する場合は薬剤師や登録販売者に相談して購入しましょう。

痛む場所に直接効かせたい人は、スプレー・トローチなどの外用薬を検討しましょう。患部に直接有効成分を届けるため、比較的早い段階で効果を実感できる傾向に。また、外用薬は内服薬と比較して血液への吸収量が少ないため、血中濃度が高くなりにくく、体への負担が少ない点も魅力です。

のどの腫れを根本的に抑えたいなら抗炎症・殺菌成分を選びましょう。抗炎症成分はトラネキサム酸が代表的。炎症を引き起こすプラスミンの産生を抑える作用があり、のどの腫れ・痛みの緩和が期待できます。炎症を根本から改善して、辛い症状をしっかり治したい人にぴったりです。

甘草エキスの主成分であるグリチルリチン酸二カリウムを併用しているものも多く、さらにビタミンB6・B2・Cなども一緒に配合されている製品なら、皮膚・粘膜の機能を正常に働かせる効果が期待できるでしょう。

殺菌成分にはセチルピリジニウム塩化物水和物・ポピドンヨードなどがあり、のどや口腔粘膜に付着した細菌を殺菌・消毒する働きがあります。アズレンスルホン酸ナトリウムなどの抗炎症成分と合わせて配合された外用薬が多く、炎症を抑えてのどの腫れや痛みをしずめる効果が期待できるでしょう。

小さな子どもが服用する場合は、漢方薬も候補に。駆風解毒湯（クフウゲドクトウ）や桔梗湯（キキョウトウ）が代表的で、のどの炎症・痛みを抑える働きがありますよ。