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新NISAの節税効果は?iDeCoとの違いやどっちがおすすめかを解説

新NISAの節税効果は?iDeCoとの違いやどっちがおすすめかを解説

節税効果を受けつつ、お得に投資できるNISA。利用することでどの程度の節税ができるのか、2024年から新制度になることで税制の優遇は変わるのか知りたい人も少なくないはずです。


今回は、NISAの節税効果を詳しく解説します。新しいNISAへの変更点や、似た節税制度のiDeCoとの違いも解説するため、NISAに興味がある人はぜひチェックしてみてください。

2025年05月14日更新
大島凱斗
ガイド
元銀行員/マイベスト クレジットカード・ローン・証券・保険担当
大島凱斗

大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。

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目次

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NISAは投資で得た利益に税金がかからない節税効果の高い制度

NISAは投資で得た利益に税金がかからない節税効果の高い制度

NISAは、投資で得た利益に税金がかからない節税効果の高い制度です。


NISA制度を活用して投資をした場合は、配当金・分配金・譲渡益などの運用益に税金がかかりません。通常の投資なら、利益に対して約20%の税金がかかるところ、NISAで投資すれば有利に投資できます。


NISAで投資できる商品は、上場株式や一部の投資信託に限られているため注意が必要です。税制の優遇を受けている分、すべての投資商品を運用できないと理解しておきましょう。

2024年から始まる新NISAで節税効果や制度はどう変わる?

2024年以降は現行の制度が変わり、新しいNISAになります。以下では、新NISAの節税効果や制度の内容を確認しましょう。

つみたて投資枠と成長投資枠の名称に変わる。両者併用が可能に

つみたて投資枠と成長投資枠の名称に変わる。両者併用が可能に

2024年以降の新NISAでは、投資枠の名称がつみたて投資枠と成長投資枠に変わり、両者の併用が可能になります。


現行の制度では、積極的に運用益を狙う投資に適した一般NISAと、長期の積立投資に適したつみたてNISAの併用はできず、いずれか片方しか使えませんでした。新NISAに変わると、いずれの対象商品にも幅広く投資できます。


選択肢が投資経験やライフステージに応じて柔軟になり、より計画的な資産運用が実現するでしょう。

非課税期間が無期限に変更

非課税期間が無期限に変更

2024年以降の新NISAでは、税制の改正により非課税期間が無期限になります。


現行制度の非課税期間は、一般NISAが最長5年間、つみたてNISAが最長20年間で、期間の終了後は資産の売却や課税口座への移管が必要でした。新NISAになると制限がなくなるので、非課税期間を気にせずじっくり運用できるでしょう。


2023年度までに現行制度で運用した商品は、2024年以降は新NISAの制度の外枠で、そのまま非課税措置が適用されます。非課税期間の終了後は、資産の売却や課税口座への移管をしなければいけません。

年間投資可能額や非課税保有限度額も大幅にアップ

年間投資可能額や非課税保有限度額も大幅にアップ

2024年以降の新NISAでは、年間投資可能額や非課税保有限度額も大幅にアップします。現行制度の年間投資可能額は、一般NISAが120万円、つみたてNISAが40万円。非課税保有限度額は、一般NISAが600万円、つみたてNISAが800万円でした。


新NISAになると、成長投資枠の年間投資可能額は240万円、つみたて投資枠は120万円に増えます。非課税保有限度額も全体で1,800万円に増加し、そのうちつみたて投資枠が1,800万円、成長投資枠は1,200万円まで使用可能です。


新NISAでは、成長投資枠でつみたて投資枠の対象商品への投資は可能ですが、その逆はできません。そのため、つみたて投資枠の商品には年間で最大360万円投資できますが、成長投資枠の商品のみだと最大投資額は240万円です。

資産を売却すると非課税投資枠の復活も可能に

資産を売却すると非課税投資枠の復活も可能に

2024年以降の新NISAは、資産を売却すると非課税投資枠が復活する点もポイントです。


現行のNISAでは、資産を売却しても非課税投資枠は復活しません。120万円の枠が使える一般NISAで20万円分の商品を売却すると、同年に投資できるのは100万円分のみで、翌年以降も売却した20万円を再利用して投資できないのが難点です。


新NISAでは、資産を売却すると非課税枠が復活するため、何度売却しても生涯に渡り最大1,800万円まで投資できます。ただし、売却した商品の取得価額分の枠が再利用できるのは翌年以降で、売却した年は使えません

NISAで実際にどのくらい利益が出る?節税効果をシミュレーション

NISAで実際にどのくらい利益が出る?節税効果をシミュレーション
NISAを利用して実際にどのくらい利益が出るかは、節税効果をシミュレーションするとよいでしょう。

毎月3万円を15年間積み立てて年利5%で運用した場合、投資した元本は540万円で、運用益は261万9,000円です。通常の投資は、運用益の20.315%が税金として引かれるため、手元に残るのは208万6,950円ですが、NISAで運用すると運用益の261万9,000円が全額手に入ります


上記で提示した内容はあくまでもシミュレーションであり、同様の運用結果が必ず得られるわけではありません。運用益が増える可能性もあれば、減るリスクもあると理解しておきましょう。


NISAで得られる節税効果をシミュレーションしたい人は、国税庁のサイトで試してみてください。

同じく節税効果のあるiDeCoとNISAの違いは?

NISAと同じく、iDeCoも節税効果のある制度です。以下では、iDeCoとNISAの違いを利用目的や節税効果などで見ていきましょう。

iDeCoは非課税運用できる私的年金制度。NISAとは目的が異なる

iDeCoは非課税運用できる私的年金制度。NISAとは目的が異なる

iDeCoは非課税で運用できる私的年金制度で、NISAとは資産形成の目的が異なると理解しておきましょう。iDeCoとNISAでは、投資対象の商品や資産を引き出せる自由度が異なります


iDeCoは資産を引き出せる自由度が低く、リターンが安定的な商品が多いため、老後の生活資金を用意したい人におすすめです。


一方で、NISAは資産を自由に引き出せるほか、積極的な投資や長期の積立投資など目的に応じて商品が幅広いため、老後資金以外の目的でも使う資金を運用したい人に向いています。


iDeCoとNISAのいずれを選ぶかは、自分がどのような目的で資産形成したいかをしっかり考え、自分に合った制度を選ぶことが大切です。

iDeCoは所得控除が受けられる。NISAより節税効果は高い

iDeCoは所得控除が受けられる。NISAより節税効果は高い

iDeCoは、税制優遇として所得控除が受けられるため、NISAより節税効果は高いといえます。iDeCoは運用益が非課税になるだけでなく、掛金を全額所得控除にできますが、NISAでは所得控除が受けられません


毎月3万円を20年間積み立てて年利5%で運用した場合、投資した元本は720万円で、運用益は513万1,000円です。NISAとiDeCoの両方とも運用益が非課税になり、利益に対する20.315%の税金がかからないため、104万2,363円の節税効果があります。


さらに、iDeCoは掛金を全額所得控除にすることが可能です。年収500万円の人が毎月3万円を積み立てた場合だと、所得税と住民税をあわせて毎年7万2,000円も節税できるため、NISAよりも節税効果が大きくなります


ただし、税制改正によりNISAの非課税期間が無期限になるため、iDeCoの長い非課税期間のメリットが以前より薄れるのは難点です。

投資対象や年間投資可能額はNISAに軍配が上がる

投資対象や年間投資可能額はNISAに軍配が上がる

投資できる商品の種類や年間投資可能額は、NISAに軍配が上がります。iDeCoの投資対象は、元本確保型商品と投資信託のみです。元本確保型商品は、原則として元本が確保されている商品を指し、定期預金や保険商品などが挙げられます。


NISAは上場株式や投資信託など、幅広い選択肢から商品を選ぶことが可能です。積極的に投資して利益を狙ったり、長期的に積み立ててじっくり資産形成をしたりできます。


iDeCoの年間投資可能額は、職業やほかの年金制度の加入状況で変わり、自営業者は81.6万円、会社員は14.4〜27.6万円、専業主婦(夫)は27.6万円、公務員は14.4万円です。新NISAは、成長投資枠の年間投資可能額が240万円、つみたて投資枠が120万円と、iDeCoよりも多額を投資できます。


ただし、NISAには非課税保有限度額に上限があるため、長期的に見ると職業によってはiDeCoのほうが投資可能額が増える可能性も。また、NISAは成長投資枠で特定の株式のみを購入するなど、銘柄の選び方次第で元本割れのリスクが高まることがある点も理解しておきましょう。

iDeCoかNISAを選ぶならどっちがおすすめ?

NISAとiDeCoは節税効果や投資できる商品が異なるため、自分に合ったほうを選ぶことが大切です。以下では、NISAとiDeCoのどちらを選ぶとよいかを解説します。

老後資金を着実に形成したいならiDeCo

老後資金を着実に形成したいならiDeCo

老後資金を着実に形成したいなら、iDeCoの利用を優先しましょう。掛金の全額所得控除や運用益の非課税優遇がありつつ、老後まで資金は基本的に引き出せないため、節税しながら着実に老後資金を作れる点がメリットです。


iDeCoで掛金を積み立てると、原則60歳まで資産を使えないため、半強制的に資金を形成できます。ある程度預貯金が手元にあれば、iDeCoの掛金を高めに設定し、しっかりと老後資金を形成するといいでしょう。


iDeCoに加入するなら、収入と掛金のバランスやライフステージの変化による出費などを考慮し、長期的に無理なく積み立てられる金額に設定することが大切です。以下のコンテンツでは、iDeCoのおすすめ口座と商品を解説しているので、加入する際の参考にしてみてください。

途中換金ができる資産を積極的に形成したいならNISA

途中換金ができる資産を積極的に形成したいならNISA

途中で換金ができる資産を積極的に形成したいなら、NISAの活用を検討しましょう。運用益の非課税による税制の優遇を受けつつ、資産の引き出しも自由で幅広い商品に投資できます


住宅購入や子どもの進学など、一定の年齢で資金が必要なライフイベントが予想される人は、NISAを利用するとよいでしょう。上場株式を選んで積極的に利益を狙ったり、リスクの小さい投資信託に長期投資して資産を形成するなど、選択肢が豊富な点も魅力です。


以下の記事では、NISAを利用する際におすすめの口座や銘柄を紹介しています。選び方のポイントも解説しているので、NISAを検討したい人は参考にしてみてください。

NISAとiDeCoを併用すれば節税効果やメリットをより享受できる

NISAとiDeCoを併用すれば節税効果やメリットをより享受できる

NISAとiDeCoを併用すれば、節税効果やメリットをより享受できるでしょう。NISAとiDeCoそれぞれで、税制の優遇を受けられる制度やメリットは異なります


併用の仕方は、iDeCoの毎月の投資枠では足りない分をNISAで購入する、積極的な運用をNISAで行いつつiDeCoでは毎月少額を着実に形成するなどが考えられるでしょう。iDeCoの掛金所得控除と運用益の非課税を受けつつ、NISAの運用益の非課税も享受してお得に投資できます。


どのように併用すると資産形成しやすいか、生活設計や家計の状況に合わせて柔軟に利用方法を考えましょう

NISA口座で配当金を受け取る方法によっては確定申告が必要

NISA口座で配当金を受け取る方法によっては確定申告が必要

NISA口座で配当金を受け取る方法によっては、確定申告が必要になるため注意しましょう。配当金を株式や投資信託などの残高に応じて、金融機関の口座で受け取る株式数比例配分方式以外の方法では、通常の投資と同じく課税されます


確定申告が必要なのは、登録配当金受領口座方式と個別銘柄指定方式です。登録配当金受領口座方式ではすべての銘柄の配当金を1つの口座で受け取り、個別銘柄指定方式では銘柄ごとに口座を指定し別々に受け取ります。2つの方法だと、運用益から20.315%の税金が源泉徴収される点に注意が必要です。


2023年以前に現行のNISA口座で運用していた商品は、非課税期間の終了後に確定申告が必要になる場合がある点も理解しておきましょう。非課税期間後に売却したり、一般口座や源泉徴収のない特定口座に移管し運用益が出たりした場合は、確定申告が必要です。

NISA口座おすすめTOP5

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