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新NISAのつみたて投資枠をやめたほうがいい人は?損や失敗しないためのポイントを解説

新NISAのつみたて投資枠をやめたほうがいい人は?損や失敗しないためのポイントを解説

投資の目的によってはやめたほうがいいといわれることもある、新NISAのつみたて投資枠。つみたて投資枠を活用した資産形成に興味があるものの、つみたて投資枠が自分に合っているかわからず、利用を迷っている人もいるのではないでしょうか。


今回は、新NISAのつみたて投資枠はやめたほうがいいといわれる理由を解説します。やめたほうがいい人の特徴や失敗しないためのポイントも説明するので、新NISAのつみたて投資枠に興味がある人は参考にしてみてください。

2025年05月13日更新
福島佳奈美
監修者
CFP®認定者/1級FP技能士/ふくしまライフプランニングオフィス代表
福島佳奈美

将来のお金の不安をなくすためには、長期的なライフプランを立てて将来のマネープランを作ることと、日々の家計管理が必要だと実感。保険、住宅ローン、教育費、老後資金準備など、「誰からも教わらなかったけれど生活するうえで必要なお金の知識」を、マネーコラム執筆やセミナー講師、個人相談などを通じて伝えている。DC(確定拠出年金)アドバイザー、キャリアコンサルタントの資格も生かし、お金とキャリアの相談に幅広い視点で対応。

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大島凱斗
ガイド
元銀行員/マイベスト クレジットカード・ローン・証券・保険担当
大島凱斗

大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。

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目次

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新NISAのつみたて投資枠は長期的な資産形成を目的とした制度

新NISAのつみたて投資枠は長期的な資産形成を目的とした制度

新NISAのつみたて投資枠は、日本政府による長期的な資産形成の支援を目的とした制度です。長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)限定で投資でき、分配金や譲渡益が非課税になります。


つみたてNISAの後継制度であり、投資対象商品はつみたてNISAと同じです。主な変更点として、年間投資枠が40万円から120万円に増える、非課税保有限度額が800万円から1,800万円(うち成長投資枠1,200 万円)に増額されるなど、より多くの投資を非課税で行えるようになりました。


加えて、一般NISAの後継制度である成長投資枠と併用できる点もポイント。成長投資枠は商品数が豊富なので投資の選択肢が広がるほか、成長投資枠の年間投資枠を含めると年間で合計360万円まで投資できます


そのほか非課税保有期間が無期限化されたり、口座開設期間が恒久化されたりと、長期的な資産形成をはかるうえでのメリットも増えています。

新NISAのつみたて投資枠はやめたほうがいい?その理由とは

新NISAのつみたて投資枠はやめたほうがいいといわれる理由には、資産形成に時間がかかることや、投資できる商品が投資信託に限られることなどが挙げられます。つみたて投資枠を利用するか考えるための判断材料として、それぞれの理由を詳しく確認しましょう。

理由1:資産形成に時間がかかる

理由1:資産形成に時間がかかる

資産形成に時間がかかることは、つみたて投資枠はやめたほうがいいといわれる理由のひとつです。


つみたて投資枠は、少額を長期間にわたって積立てることを目的としています。長期投資による複利効果を利用して資産を形成する方法なので、投資してすぐにお金が増えるわけではありません。


複利とは、投資などで得た利益を元本にプラスし、再投資することで得られる利益です。利益がさらに利益を生むことから、長期で運用したほうがより高い複利効果が得られます


金融庁が公表した長期投資の運用成果シミュレーションでは、100万円の積立投資を5年・20年で保有した場合、5年後の運用成果は74~176万円で推移したのに対し、20年後は186~331万円に。保有期間の違いだけで最大257万円も利益に差が出ています。(参照:金融庁


この結果を見れば、複利効果の恩恵を受けるにはある程度の期間が必要であることがわかるでしょう。

理由2:投資できる商品が投資信託に限られる

理由2:投資できる商品が投資信託に限られる

投資できる商品が投資信託に限られている点も、つみたて投資枠はやめたほうがいいといわれる理由と考えられます。


つみたて投資枠の対象商品は、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託・上場株式投資信託のみです。すべての投資信託を対象としているわけではなく、販売手数料が0円である、頻繁に分配金が支払われないなど、金融庁が定める条件を満たす商品に限定されています。


運用コストや価格変動のリスクを抑えながらコツコツ投資できるため、投資初心者にとっては運用しやすいといえるでしょう。ただし商品数が限られていることから、投資の知識があり自分の裁量で株式などを運用したいと考えている場合はやめたほうがいいといわれることもあります。


つみたて投資枠の対象商品数は、2023年12月時点で272本です。成長投資枠であれば2,000本近くの商品に投資できるため、投資の選択肢の豊富さにおいては見劣りするといえます。


つみたて投資枠は初心者にはおすすめできるものの、投資に慣れているなら成長投資枠を検討するのもよいでしょう。

福島佳奈美
CFP®認定者/1級FP技能士/ふくしまライフプランニングオフィス代表
福島佳奈美
成長投資枠では上場株式や幅広い投資信託に投資ができます。成長投資枠対象の投資信託には、比較的大きなリターンを目指せる商品もあり、商品選択の幅が広いため、投資に慣れている方は成長投資枠を検討するのもよいといわれています。

理由3:元本割れのリスクがある

理由3:元本割れのリスクがある

元本割れのリスクがあることも、つみたて投資枠はやめたほうがいいといわれる理由のひとつです。つみたて投資枠の対象商品である投資信託には元本保証がありません。


元本割れとは、社会情勢などの影響を受けて相場が下落することにより、当初の投資金額を下回ることです。


投資信託は長期運用することで元本割れのリスクが低くなるといわれているものの、リーマンショックやコロナショックのような世界的不況が起こった際に元本割れしない保証はありません。


つみたて投資枠の対象商品は安定性が高いとされますが、売却するタイミングや運用期間によっては運用成果が元本を下回る可能性があることは理解しておきましょう。投資に回す資金は、損失が出ても許容できる範囲にとどめておくことが大切です。

理由4:損益通算・繰越控除ができない

理由4:損益通算・繰越控除ができない

つみたて投資枠はやめたほうがいいといわれる理由として、損益通算・繰越控除ができない点も挙げられます。課税口座は損益通算・繰越控除の対象ですが、つみたて投資枠を含むNISA制度は対象外です。


損益通算とは、投資における利益と損失を相殺できる制度のこと。繰越控除は、損益通算をしても損失を控除しきれない場合に、最長3年間は翌年の利益から損失を差し引ける制度です。


例えば、課税口座Aで20万円の利益、課税口座Bで30万円の損失が発生したと仮定します。損益通算すると損益は-10万円なので税金はかかりません。また、-10万円を確定申告して繰り越せば、翌年以降の利益から控除が可能です。


しかし、課税口座Aで20万円の利益、つみたて投資枠で30万円の損失が発生した場合は損益通算ができないため、20万円の利益に対して課税されます。株式や投資信託などの配当には20.315%の税金がかかるので、20万円×20.315%=40,630円の納税が必要です。


運用しているのがNISAのみであれば、そもそも非課税なので気にする必要はありません。NISAのほかに運用している商品がある人は、損益通算・繰越控除ができない点に注意しておきましょう。

理由5:成長投資枠と比べて非課税投資枠が少ない

理由5:成長投資枠と比べて非課税投資枠が少ない

成長投資枠と比べて非課税投資枠が少ないことも、つみたて投資枠はやめたほうがいいといわれる理由と考えられます。


新NISAの年間投資枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円と、つみたて投資枠の非課税投資枠は成長投資枠の1/2です。非課税投資枠の上限を超える投資はできないため、年間120万円以上を投資にあてたい場合、つみたて投資枠はやめたほうがいいと考える人もいるでしょう。


ただし、新NISAではつみたて投資枠と成長投資枠を併用できるので、両者を合算すると年間最大360万円まで投資が可能です。従来のNISAにはなかった併用の仕組みを活用すれば、つみたて投資枠の非課税投資枠の少なさは十分にカバーできると考えられます。

新NISAのつみたて投資枠をやめたほうがいい人の特徴

新NISAのつみたて投資枠をやめたほうがいい人の特徴としては、短期間で資産を増やしたい、投資へ回す資金に余裕がないなどが挙げられます。主な特徴を確認し、自身が当てはまるかどうかを考えてみましょう。

短期間で資産を増やしたい人や一括投資したい人

短期間で資産を増やしたい人や一括投資したい人

短期間で資産を増やしたい人や一括投資したい人には、つみたて投資枠は向いていないといえます。


つみたて投資枠は長期・積立・分散投資を前提とした制度です。そもそも一括投資ができないうえに、短期間で利益を得られる仕組みではありません

つみたて投資枠の対象である投資信託は、株式などと比べて短期間での値動きが小さいのが特徴です。また、複利効果によって利益が増えていく傾向があるため、長期的に運用しなければ大きな利益は期待できないといえます。


短期間で利益を得たいなら、大きなリターンが狙える株式やFXを検討しましょう。新NISAの成長投資枠では非課税メリットを受けながら株式投資ができます。また投資信託のスポット購入も可能です。

投資へ回す資金に余裕がない人

投資へ回す資金に余裕がない人

投資へ回す資金に余裕がないなら、つみたて投資枠の運用はやめておくほうが無難です。つみたて投資枠は毎月積立を行う長期運用が基本のため、金銭的に余裕がない状態で投資を始めると生活が圧迫されかねません。


本来、投資は余剰資金で行うものです。投資にお金を回しすぎて生活費が不足し、ローンやキャッシングを利用することのないようにしましょう。


また、世界情勢の悪化や失業など突発的な事態が起きたときに売却すると、つみたて投資枠の恩恵である複利効果が得られないことも。長期運用しても問題がない余剰資金がないのであれば、つみたて投資枠の利用はおすすめできません。


なお、資金が少ない状態でつみたて投資枠を始めたいなら、少額から投資するのもひとつの手です。100円からつみたて投資枠を始められる金融機関もあるため、まずは少額から積み立てていき、余裕が出てきたら投資額を増やすことを検討しましょう。

元本割れのリスクが許容できない人

元本割れのリスクが許容できない人

元本割れのリスクが許容できない人も、つみたて投資枠はやめたほうがいいといえます。つみたて投資枠の商品である投資信託には元本保証がなく、一時的に元本割れを起こす可能性があるためです。


特に保有期間が短いうちは元本割れが起こりやすいとされています。金融庁のデータによると、資産・地域を分散して積立投資を行った場合、保有期間20年では元本割れがありませんでしたが、保有期間5年では元本割れのケースが見られました。


長期運用すればリスクが低くなるとはいえ、元本割れを起こさない保証はありません。1円でも損失を出したくないと考える場合、つみたて投資枠は向いていないといえるでしょう。


元本割れを気にせずに資産形成がしたい場合は、定期預金や元本保証型の保険商品、iDeCoの元本保証型商品などを検討するのがおすすめです。

新NISAのつみたて投資で損や失敗をしないためには?

新NISAのつみたて投資枠で損や失敗を回避するには、長期的な目線で運用したり、迷ったらプロに相談したりすることが重要です。以下では、つみたて投資枠を運用するうえで大切なポイントを解説します。

長期的な目線を持って運用する

長期的な目線を持って運用する

つみたて投資枠で損や失敗をしないためには、長期的な目線を持って運用することを心がけましょう。短期的な運用では元本割れのリスクが高まりますが、長期的に積立・分散投資をすることでリスクを軽減できます。


毎月コツコツと積立投資をすることにより、自然とドル・コスト平均法を実践できるのがつみたて投資枠のメリットです。ドル・コスト平均法とは、一定の金額を定期的に購入する手法のこと。


価格が高いときには少なく、価格が低いときには多く購入できるため、平均購入単価を引き下げられます。積立期間が長くなるほど購入価格が平均化される期間も長くなり、価格変動リスクに強い投資ができる点が特徴です。


ドル・コスト平均法を活かすためにも、つみたて投資枠で投資をするなら長い目で資産形成することを意識しましょう。

ほかの金融商品も組み合わせてリスク分散する

ほかの金融商品も組み合わせてリスク分散する

ほかの金融商品を組み合わせてリスクを分散させることも、つみたて投資枠で損や失敗をしないために重要です。さまざまな金融商品を組み合わせることでリスクの分散が期待できます。


つみたて投資枠と組み合わせる金融商品は、投資の目的によって選択しましょう。例えば老後資金を増やしたい場合、つみたて投資枠だけでは目標額に届かないかもしれません。不足分を補うために、大きな利益が期待できる株式投資を併用する場合には大きく投資元本を割り込む場合があることも理解しておきましょう。


元本保証を重視するなら定期預金やiDeCoの元本保証型商品、比較的安定的に利益を上げたいなら債券投資のように、自身の投資スタイルや目的に合う商品は何かを考えてみてください。

福島佳奈美
CFP®認定者/1級FP技能士/ふくしまライフプランニングオフィス代表
福島佳奈美

相場の変動を気にせずに長期的に積立・分散投資をすることができるのがつみたて投資枠のメリットです。投資に慣れてきたら短期での利益も目指せる株式投資ができる成長投資枠も少しずつ併用するなど、新NISA制度を利用して資産運用を始めてはいかがでしょうか。

運用に悩んだらプロに相談する

運用に悩んだらプロに相談する

運用に悩んだらプロに相談することも、つみたて投資枠を運用するうえで重要です。プロ目線のアドバイスは判断材料のひとつとなるでしょう。


つみたて投資枠は長期運用が基本なので、運用中に元本割れや相場の暴落といった不測の事態に見舞われたり、運用の方向性に迷ったりすることもあるかもしれません。自身で解決できない悩みがあれば、金融機関やIFAといった資産運用のプロに相談するのもひとつの方法です。


特に初心者は商品選びなどの判断が難しいので、プロに相談しつつ運用するほうが安心感を得られるでしょう。

積立NISA口座おすすめTOP5

1

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