NURO光とauひかりの違いは？料金や速度を徹底比較

月額料金で比較すると、戸建てタイプ・マンションタイプともにNURO光が割安です。

NURO光もauひかりも、回線タイプや契約期間によって月額料金が異なります。まずは、戸建て向けプランの月額料金を見てみましょう。

【NURO光】

• 2ギガプラン（3年契約）：5,200円
• 2ギガプラン（2年契約）：5,700円
• 2ギガプラン（契約期間なし）：6,100円

【auひかり】

• ずっとギガ得プラン（3年）：5,610円
• ギガ得プラン（2年）：5,720円
• 標準プラン（契約期間なし）：6,930円

どちらも3年・2年・契約期間なしのプランが用意されていますが、どの契約期間でもNURO光のほうが安くなります。

マンション向けプランの月額料金は、それぞれ以下のとおりです。

【NURO光 for マンション】

• 2ギガ（3年契約）プラン：2,090～2,750円
• 2ギガ（2年契約）プラン：2,530～3,190円
• 2ギガ（契約期間なし）プラン：2,970～3,630円

【auひかり マンション】

• 3,740～5,500円

NURO光 for マンションは、同じマンションの利用人数が多いほど安くなります。例えば3年契約の場合、利用者が6人以下だと2,750円ですが、10人以上だと2,090円です。

auひかりのマンションタイプは建物によってプランが決まっており、月額料金も異なります。詳しいプランごとの月額料金はauひかり公式サイトからチェックしてください。

NURO光 for マンションは最も高いパターンでも月額3,630円です。マンションタイプでも、auひかりより安くなります。

NURO光とauひかりは、どちらもスマホとのセット割が用意されています。できるだけ自分が利用しているキャリアとのセット割があるほうを選びましょう。

NURO光は、ソフトバンクのスマホとセットで「おうち割 光セット」が適用可能です。割引が適用されると、ソフトバンクのスマホ代が最大1,100円割引されます。

auひかりはauとセットで「auスマートバリュー」が、サブブランドであるUQ mobileとのセットで「自宅セット割」が利用可能です。auスマートバリューでは最大1,100円、自宅セット割では最大858円の割引を受けられます。

どのセット割も光電話サービスの契約が条件です。ネット単体で契約すると割引を受けられないので注意しましょう。

通信速度はauひかりよりNURO光のほうが速く、安定しているといえるでしょう。2023年4月時点、直近3か月のNURO光とauひかりの平均速度は以下のとおりです。（参照：みんなのネット回線速度）

【下り】

• NURO光の平均：579.96Mbps
• auひかりの平均：480.22Mbps
• 光回線全体の平均：365.8Mbps

【上り】

• NURO光の平均：522.18Mbps
• auひかりの平均：455.11Mbps
• 光回線全体の平均：318.2Mbps

Mbpsは通信速度の単位で、1秒間に送信できるデータ量を表します。下りはダウンロード速度、上りはアップロード速度のことです。

比較すると、下りも上りもNURO光がリードしています。少しでも通信速度を重視するなら、NURO光がおすすめです。

NURO光よりは遅いものの、auひかりも決して遅いわけではありません。むしろ光回線全体の平均より100Mbps以上速い速度が出ており、十分高速であるといえます。

NURO光とauひかりは、どちらも対応エリアが限られています。

NURO光の対応エリアは北海道・関東・東海・関西・中国・九州の21都道府県です。ただし、提供エリア内でも一部対象外の地域があります。

• 北海道
• 関東（東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬）
• 東海（愛知、静岡、岐阜、三重）
• 関西（大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良）
• 中国（広島、岡山）
• 九州（福岡、佐賀）

auひかりは沖縄以外の日本全国に提供されています。ただし、戸建てタイプは関西と東海エリアで利用できない可能性があるので注意しましょう。

申込みの前には、自分が住んでいる場所が対応エリアかどうかを必ずチェックしてください。NURO光はNURO光公式サイトから、auひかりはauひかり公式サイトから、対応エリアを確認できます。

NURO光もauひかりも、割引やキャッシュバックなどのお得なキャンペーンを多数実施しています。

2023年4月現在、NURO光では月額料金が1年間980円に割引、4万3,000円キャッシュバック、PS5のレンタルが3年間実質無料の3つの特典からひとつを選択可能です。さらに他社の解約金を最大2万円まで還元してくれるほか、利用開始から最大2か月は契約解除料・工事費の残債もかかりません。

auひかりでは、Webから新規契約で最大2万円相当のau PAY残高をもらえます。他社から乗り換える場合は解約金を最大3万円まで還元してくれるので、契約期間を気にせず乗り換え可能です。

時期によっては、さらにお得なキャンペーンが実施されていることもあるので、契約前には各公式サイトで最新情報をチェックしておきましょう。

NURO光とauひかりを契約する際は、初期費用として事務手数料と工事費がかかります。

事務手数料（新規登録料）は3,300円で共通です。どの回線タイプやプランを選んでも、事務手数料は変わりません。

工事費はどちらも特典により、実質無料になります。

NURO光の工事費は44,000円です。3年契約の場合は36回、2年契約および契約期間なしの場合は24回の分割で支払います。3年または2年契約の場合は、工事費の支払いが終わるまで毎月の分割代金と同額の割引を受けられるため、工事費が実質無料です。

auひかりは戸建てタイプで41,250円、マンションタイプで33,000円の工事費がかかります。申込み特典により、35か月または23か月に渡って月額料金が割引されます。トータルで工事費相当の割引を受けられるため、auひかりも工事費が実質無料です。

ただし、auひかりで工事費実質無料の特典を利用するためには、auひかり電話を申し込む必要があります。NURO光と違い、ネットだけの申込みでは工事費が実質無料にならないことを覚えておきましょう。

NURO光もauひかりも解約時に契約解除料・工事費の残債・撤去工事費がかかる可能性があります。解約時にかかる費用は、auひかりよりNURO光のほうが低めの設定といえるでしょう。

契約解除料は契約期間やプランによって異なります。

【NURO光の契約解除料】

• NURO 光（3年契約）：3,850円
• NURO 光（2年契約）：3,740円
• NURO光 for マンション（3年契約）：528円
• NURO光 for マンション（2年契約）：363円

【auひかりの契約解除料】

• auひかりホーム ずっとギガ得プラン（3年）：4,730円
• auひかりホーム ギガ得プラン（2年）：4,460円
• auひかりマンション お得プラン：2,730円
• auひかりマンション お得プランA：2,290円

戸建てタイプ・マンションタイプともに、契約解除料はNURO光が安めに設定されています。

契約解除料がかかるのは「契約満了月の当月、翌月、翌々月の3か月」以外の月に解約した場合のみです。上記のタイミングで解約した場合は、NURO光もauひかりも契約解除料がかかりません。

どちらも工事費の支払いが終わる前に解約すると、工事費の残債を一括請求されます。工事費が実質無料になる特典も、解約時点で終了となるので注意してください。

設備の撤去を要する場合は、撤去工事費もかかります。撤去工事費はNURO光が11,000円、auひかりが31,680円。撤去工事は任意ですが、実施する場合の工事費はNURO光のほうが割安です。

プロバイダの自由度が高いのはauひかりです。@nifty、@T COM、ASAHIネット、au one net、BIGLOBE、DTI、So-netの7つから、任意のプロバイダを選べます。

どのプロバイダを選んでも、月額料金や最大通信速度は同じです。自分の好きなプロバイダを選びましょう。

NURO光のプロバイダはSo-netのみです。auひかりと違い、ほかのプロバイダは選べません。