こし器のおすすめ人気ランキング【2025年】

ゆでた野菜など食材の裏ごしが主目的なら、裏ごし器がおすすめです。網を張った丸い形状が一般的で、柔らかくしたかぼちゃ・さつまいもなどがなめらかに仕上がります。茶碗蒸しやプリンの卵液をこしたり、粉をふるったりと、別の使い方も可能です。

裏ごし器には、家庭で広く使われるステンレス製のほか、希少な馬毛が使われた高級品もあります。より本格的な調理ツールをそろえたいといったこだわりがなければ、ステンレス製の裏ごし器で十分でしょう。

野菜やフルーツを大量に裏ごししたい場合には、ムーラン（フードミル）もおすすめです。ハンドルを回すタイプの裏ごし器のため、へらでこす作業よりも負担が減らせますよ。

なお、離乳食のために裏ごし器を使うなら、離乳食向けの調理器具セットも選択肢のひとつです。以下のコンテンツで詳しく紹介しているので、離乳食作りに必要な調理ツールをまとめてそろえたい人は、ぜひチェックしてみてください。

雑味のない本格的なスープ作りをしたいなら、スープこし器が欠かせません。スープこし器はシノワ（シノア）ともいわれ、ムラなくこせる円錐型のデザインが一般的。食材をつぶしながらこすことができるものもあり、細かい網目がダマや繊維をキャッチしてスープの口当たりをなめらかにします。

スープこし器は出汁をとったり、ソース・茶碗蒸し・プリン・卵焼きを作ったりする際にも便利です。鰹節や煮干しの細かな粉、混ざり切らなかった卵の白身・カラザなどをきれいに取り除けます。仕上がりの美しさや食感にこだわりたい人は、スープこし器を検討してみましょう。

味噌汁作り専用のこし器をが欲しいなら、味噌こし器をチョイスしましょう。長めの取っ手に深型の網がついており、鍋の中で味噌を溶かす際に便利です。味噌の溶け残りや豆・麹の粒をなくせるので、なめらかな味噌汁を味わえます。

味噌こし器を選ぶ際には、フックや専用スプーンの有無に注目しましょう。網部分にフックがあれば鍋に掛けられるため、手を放しても鍋に沈む心配がありません。また、こし器のサイズに合った専用スプーンがあれば、味噌を溶かす作業がよりスムーズです。

カリッとした揚げ物を味わいたいなら、油こし器を検討してみましょう。油こし器を使えば、揚げ物をまとめて引き上げられるうえ、余分な油を落とせます。

形はさまざまですが、多くの場合バスケット型や楕円形の網に、持ち手がついたフォルムです。大きめの網目から余分な油が流れるので、サクサクとした食感を保ちやすいですよ。

なお、使い終わった油をこして保存したい場合には、オイルポットが向いています。以下のコンテンツでは、使い終わった油の保存におすすめのオイルポットを紹介。揚げ物をおいしく食べる工夫のひとつとして、ぜひ参考にしてみてください。

幅広い用途に使えるこし器を選びたい人には、万能こし器がおすすめです。出汁をこす、裏ごしする、水や油を切る、粉をふるうなど、多目的に使えます。1つの鍋で2種類以上の食材を茹で分けできる商品や、味噌溶きに使えるものもありますよ。

形状やサイズはメーカーによって異なるものの、味噌こし器やザルの形状に近いものが多くあります。こし器の用途が絞り切れない人や、キッチンの収納スペースを圧迫したくない人は、万能こし器を1つ持っておくと重宝するでしょう。

こし器選びでは、素材も重要。18-8以上のステンレス素材のものを選べば、さびにくく長く使えるでしょう。こし器の素材として一般的なステンレスにも幅広い種類があり、さびにくさが異なります。

キッチンツールで使われる主なステンレスは、13-0や18-0、18-8など。13-0は約13％、18-0は約18％のクロムを、18-8は約18％のクロムと約8％のニッケルを含むものです。ニッケルを含むほうが高価になりやすいものの、耐食性が上がります。

なおステンレスのなかには、18-8よりも頑丈な18-10・18-12も。さびにくく、長く使えるこし器を選ぶなら、ニッケルをより多く含む18-8以上のステンレスに注目してみてください。

より丈夫なこし器を選ぶなら、綾織り加工の商品に注目しましょう。こし器で一般的な平織りに比べ、強度やこした際のなめらかさに期待できます。

平織りは縦・横の線が1本ずつ交差する織り方、綾織りは縦・横の線が2本間隔で交差する織り方です。綾織りでは平織りに比べて太い線を使って加工できるため、丈夫に仕上がります。

ただし、綾織り加工のこし器はそれほど多くありません。一部のスープこし器などに限られるので、用途がぴったり合う場合は候補のひとつに入れてみてください。

洗いやすさを重視する人には、パンチング加工のこし器がおすすめです。板に穴を開けるパンチング加工の商品は、汚れが網目に挟まりにくいので、手入れの負担を抑えらえます。

金属の線を織ったメッシュタイプのこし器は、細かなカスが網目に入り込みやすい点がデメリット。使い込むうちに、網目のほつれや型崩れが起こる可能性もあります。扱いやすいものを選ぶなら、パンチング加工が向いているでしょう。

ただし、パンチング加工のこし器には目の粗いタイプが多いため、なめらかさが物足りない場合も。細かく裏ごしするより、味噌をこすシーンなどでの利用がおすすめです。