【徹底比較】筆ペンのおすすめ人気ランキング15選

【徹底比較】筆ペンのおすすめ人気ランキング15選

手軽に筆文字が書け、手紙や年賀状から冠婚葬祭やビジネスシーンにも活躍する筆ペン。完美王やぺんてる筆など人気の商品もあり、数ある筆ペンの中でも、本当に優秀でおすすめの商品は一体どれなのでしょう?3名の文房具のスぺシャリストに取材して検証しました!


今回はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位の筆ペン15商品を比較して、最もおすすめの筆ペンを決定したいと思います。


比較検証は以下の3点について行いました。

  1. 書き心地
  2. インクのノリ・濃淡
  3. 太さ

果たしてどの商品が最強のベストバイ商品なのでしょうか? 筆ペンの選び方のポイントもご説明しますので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。

  • 2020年03月10日更新
  • 315,935 views

検証のポイント

売れ筋の筆ペン15商品を全て集めて、徹底的に比較検証しました
  • 書き心地

    検証① 書き心地

    まずは「書き心地」を検証します。コシの強さは適切か、キレイな文字を書くことができるのか、初心者と上級者どちらに向いているのかなどを専門家3名が実際に使ってチェックし、A+~Dの5段階で評価しました。

  • インクのノリ・濃淡

    検証② インクのノリ・濃淡

    次に検証するのは「インクのノリ・濃淡」です。インクが擦れてしまわないか、筆の運び方に合った濃淡が出るかなどを、A+~Dの5段階で評価しました。

  • 太さ

    検証③ 太さ

    最後に、文字を書いたときの「太さ」も確認します。太さの強弱がつけられるのか、太さの表記と実際の太さが一致しているかなどをそれぞれ確かめ、どのようなシーンへの使用に適しているか検証しました。

  • すべての検証はmybest社内で行っています

    自社施設
    No.1

    ぺんてる筆ペン 中字

    200円(税込)

    総合評価

    5.00
    • 書き心地: 5.0
    • インクのノリ・濃淡: 5.0

    初心者もプロも納得の書き心地!"最強の筆ペン"の異名は伊達じゃないmybestおすすめのマストバイ筆ペン

    「ぺんてる ぺんてる筆 <中字>」は、まさに筆ペン界のレジェンド的存在。柔らかくもコシがあるコントロールしやすい穂先により、書道経験者も納得できる筆らしい書き心地を再現。かといって初心者にとって使いにくいということではなく、文字に自信がない方でも味のある文字が書けてしまいます。


    濃淡をつけやすい黒々としたインクは、かすれ具合まで本物の筆で書いたかのよう。トメ・ハネ・ハライも表現しやすく使いこなすことができれば最強、mybestが自信をもっておすすめするマストバイ筆ペンです!

    文字の太さ中字
    No.2

    呉竹美文字 完美王

    200円(税込)

    総合評価

    4.50
    • 書き心地: 4.0
    • インクのノリ・濃淡: 5.0

    高性能なインクフロー。いつまでも一定の濃さで書き続けられる初心者にも上級者にも嬉しい1本

    「呉竹 美文字 完美王」は、本物の筆のような柔らかい穂先ながら、初心者の方にも使いやすい形を極めています。変形しないボディを採用することにより、どんな場所をどんな力加減で握っても大丈夫。それでいて従来の筆ペンと形状は変わらないため、違和感はありません。


    またインクフローがよく、いつまでも黒々とした適量のインクで書き続けられるのも高ポイント。雑念が入らず、常に軽快な筆記をサポートしてくれる筆ペンです。

    文字の太さ中字
    No.3

    ぺんてるきらり

    560円(税込)

    総合評価

    4.00
    • 書き心地: 4.0
    • インクのノリ・濃淡: 4.0

    美文字を叶える本格派筆ペン。コンパクトサイズで持ち運び用にもおすすめ

    携帯用に便利なコンパクトサイズながらも、筆ペンとしてはかなり本格派。まとまりがよくクセのない高品質な穂先により、文字に自信がない方でも味のある字が書けると、書き心地部門でA評価を獲得しました。


    さらに普通の筆記具のように持てるため、毛筆タイプへの入門筆ペンにぴったり。もちろん、どこにいても筆でキレイな文字を書きたい、という美文字重視の方にもおすすめできる1本です。

    文字の太さ-
    No.4

    パイロット新毛筆 中字

    438円(税込)

    総合評価

    4.00
    • 書き心地: 4.0
    • インクのノリ・濃淡: 4.0

    コシのある毛筆タイプ。意図しない太さになりにくく、書道経験者にも初心者にもおすすめ

    書道経験者向けであることは間違いない毛筆タイプですが、コシがあるため軟筆タイプに慣れている方でもコントロールしやすいです。意図しない太さになりにくく、持ち方によっては中字と呼べる細さの文字が書けます。まるで墨汁で書いたようだと、インク乗り・太さ部門でもA評価となりました。
    文字の太さ中字
    No.5

    三菱鉛筆筆ペン 新毛筆

    148円(税込)

    総合評価

    4.00
    • 書き心地: 3.0
    • インクのノリ・濃淡: 5.0

    発色の悪いインクが足を引っ張った。小筆感覚で扱える本格派筆ペン

    若干の青みが感じられる薄めのインクにより、評価を下げてしまったのが「あかしや 新毛筆」。しかしコシのある毛筆タイプで、穂先の動きはスムーズ。太さの強弱もつけやすく、筆に慣れている方にとっては小筆感覚で扱えます。
    文字の太さ細字~太字
    No.6

    パイロットカラー筆ペン 筆まかせ

    148円(税込)

    総合評価

    3.50
    • 書き心地: 4.0
    • インクのノリ・濃淡: 3.0

    細い文字でもしっかり強弱を表現。ボールペンのような見た目と書き心地で、初心者におすすめ

    ボールペンに近い形状で、初心者でも違和感なく使える1本。極細タイプですが太さの強弱はしっかり付き、味がある細文字を書くことができます。しかしはっきりとした文字は書けるものの色が若干薄く、カラーペンに近い印象です。
    文字の太さ極細
    No.7

    ぺんてる筆文字サインペン

    94円(税込)

    総合評価

    3.00
    • 書き心地: 3.0
    • インクのノリ・濃淡: 3.0

    サインペン感覚で文字でも絵でもOK。強弱がしっかり付いて初心者でも扱いやすい

    サインペンのような持ち心地と書き心地。毛筆ならではのダイナミックさはありませんが、コシがあるペン先により小さな文字でもしっかりとした強弱を付けられます。年賀状に使いたい初心者には文句なしの1本。筆記具としても優れているため、アイディアスケッチへの使用にも最適です。
    文字の太さ中字
    No.8

    呉竹くれ竹万年毛筆 卓上(8号)/ブリスター

    464円(税込)

    総合評価

    3.00
    • 書き心地: 3.0
    • インクのノリ・濃淡: 3.0

    スペアインク&穂先でずっと使える!筆としてもペンとしても完成度が高いが、インクの薄さがネックに…

    穂先やインクの交換ができ、いつまでも使い続けられるのが「呉竹 くれ竹万年毛筆 卓上(8号)/ブリスター」のメリットです。筆としての完成度が高いだけでなくウエイトバランスもいいため、筆に慣れていない人でもコントロールが容易。ただしインクがやや薄く擦れもでやすいので、総合評価はBでした。
    文字の太さ細字
    No.9

    あかしや新毛筆

    170円(税込)

    総合評価

    3.00
    • 書き心地: 4.0
    • インクのノリ・濃淡: 2.0

    発色の悪いインクが足を引っ張った。小筆感覚で扱える本格派筆ペン

    若干の青みが感じられる薄めのインクにより、評価を下げてしまったのが「あかしや 新毛筆」。しかしコシのある毛筆タイプで、穂先の動きはスムーズ。太さの強弱もつけやすく、筆に慣れている方にとっては小筆感覚で扱えます。
    文字の太さ小筆
    No.10

    プラチナ万年筆筆ぺん 双筆 跳ね小筆

    460円(税込)

    総合評価

    2.50
    • 書き心地: 2.0
    • インクのノリ・濃淡: 3.0

    太さの強弱がつけにくい。日常使いもできる初心者向けの極太サインペン

    毛のような滑らかさはなく、もはや極太のサインペン。太さの強弱は付けにくいですがその分安定した太さで書けるため、初心者にとっては扱いやすい1本です。日常使いのペンとしても使いやすいでしょう。
    文字の太さ小筆
    No.11

    トンボ鉛筆筆之助 慶弔ツインS

    158円(税込)

    総合評価

    2.50
    • 書き心地: 2.0
    • インクのノリ・濃淡: 3.0

    いわば2色使えるサインペン…。安定した細字は書けるけど、筆ペンほど自由に強弱はつけられない

    筆ペンというよりむしろ細字のサインペン。筆のように太さの強弱をつけたいと思っている方は、自由度のなさに戸惑いを感じるでしょう。1本でうす墨と墨の2色を使えるのは大きなメリットですが、それ以外の魅力はあまり感じません。
    文字の太さ細字
    No.12

    ゼブラ筆サイン 中字

    103円(税込)

    総合評価

    2.00
    • 書き心地: 2.0
    • インクのノリ・濃淡: 2.0

    悪い意味でサインペン感覚。太さの強弱がつけにくくインクも擦れる

    筆サインという名前ですが、筆ペン要素はほとんど感じられません。サインペンとしてなら若干ペン先の柔らかさがあるもの、太さの強弱もほぼつかず、早書きするとインクの擦れも気になります。
    文字の太さ中字
    No.13

    ゼブラ筆ペン 軟筆<細字>

    199円(税込)

    総合評価

    2.00
    • 書き心地: 1.0
    • インクのノリ・濃淡: 3.0

    音が鳴らなければA判定だったかも…。フェルトペンから次のステップに進みたい人に最適なコントロール性の高さ

    フェルトペンの進化系筆ペン。細字から太字まで強弱がつけやすく、初心者でも簡単にコントロールできます。しかし書くたびにキュキュッという耳障りな音が鳴るのがマイナスとなり、13位のランクインとなりました。
    文字の太さ細字
    No.14

    ゼブラゼブラ 筆ペン 太・細 両用 FD-501

    335円(税込)

    総合評価

    2.00
    • 書き心地: 1.0
    • インクのノリ・濃淡: 3.0

    キュッキュッという不快な音が響き渡る。インクのノリはよく初心者でも使いやすい細・太両用ペンだっただけにD判定は残念

    筆を動かすたびに、発泡スチロールを擦ったときのようなキュッキュッという耳障りな音が鳴ってしまいます。1本で太字と細字の両方使用できるうえにコシが強く、初心者でも扱いやすいですが、書き心地はD評価を獲得する結果となりました。
    文字の太さ細字・太字
    No.15

    あかしや彩 Sai

    206円(税込)

    総合評価

    1.00
    • 書き心地: 1.0
    • インクのノリ・濃淡: 1.0

    画材としては使えるが、文字を書く筆ペンとしてはD評価。細すぎるうえにインクの色も薄すぎる

    長く細い穂先は水墨画や水彩画を描いたりするのにはぴったりですが、ボディも極細なためコントロールは大変。インクの色も薄すぎて、細字用に購入するにしても使い心地がいいとは言えません。

    文字の太さ極細

    人気筆ペンの検証結果比較表

    文房具のスぺシャリストが検証協力!

    文房具のスぺシャリストが検証協力!
    <左:ボールペンライター 納富 廉邦さん>
    筆記具から文房具・財布・鞄といったモノ全般からガジェット・IT系、さらにはエンターテインメント系などまで、さまざまなフィールドで執筆するフリーライター。朝日新聞・夕刊フジ・日経トレンディネット・AllAboutなどに連載中。

    <中央:文房具ライター きだて たくさん>
    最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。近著に「愛しき駄文具」「この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議」など。

    <右:文房具ユーザー 他故 壁氏さん>
    文房具トークユニット「ブング・ジャム」の子煩悩を担当。2018年現在、株式会社モリイチ京橋店のHP「森市文具概論」において、「ブンボーグ・メモリーズ」を連載中。

    筆ペンの選び方

    比較検証に入る前に、まずは筆ペンを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。

    ① 書き心地で選ぶ

    筆ペンの穂先は、大きく分けて「硬筆タイプ」「軟筆タイプ」「毛筆タイプ」の3種類。同じタイプでも商品によって書き心地のよさが全く異なります。


    用途やレベルに合ったタイプかどうかはもちろん、穂先の性能やコシの強さは適切か確認してたうえで、最適な筆ペンを選んでいきましょう。

    初心者におすすめの「硬筆タイプ」

    初心者におすすめの「硬筆タイプ」
    芯材が硬くサインペンに近い書き心地の硬筆タイプは、筆ペンを使う機会が「年に1度くらい」という初心者にぴったりなタイプです。一定の太さで書きやすいだけでなく、比較的簡単にハネ・ハライのしっかりとした筆文字を書くことができます。

    のし袋やハガキへの宛名書き使用にもおすすめ。繊細なハライを表現しやすく、マンガの背景や効果を描く際に使用する方も多いです。

    太い線を書きやすい「軟筆タイプ」

    太い線を書きやすい「軟筆タイプ」
    硬筆タイプよりも筆の書き心地に近いのが、柔らかいスポンジのような穂先をした「軟筆タイプ」。硬筆タイプ同様サインペンのような書き心地ではありますが、ハネやハライをしっかり表現するためには練習がやや必要です。

    しかし硬筆タイプに比べて太い線も書きやすいため、大判封筒の宛名書きなどにも最適。また黒く塗りつぶすベタ塗りに使用する方も多く、画材としても重宝されます。

    筆に近い書き心地の「毛筆タイプ」

    筆に近い書き心地の「毛筆タイプ」

    最も筆に近い書き心地の「毛筆タイプ」は、書道経験者におすすめのタイプです。線の強弱やハネ・ハライなど多彩な表現が可能。ただしサインペンの書き心地とは異なるため、初心者だと思うように扱えないかもしれません。


    しかしあえて大袈裟に強弱を付け、「ヘタウマ」な文字を書くために使用するのもひとつの手。黒以外のカラーインクも市販されているので、絵手紙用に購入するのもいいでしょう。

    ② インクで選ぶ

    「インクの種類」と「インクのノリ・濃淡」も、筆ペン選びで欠かすことができない重要なチェックポイントです。

    伸びと発色がいい「染料インク」、滲みにくく耐光性・耐水性も抜群な「顔料インク」

    伸びと発色がいい「染料インク」、滲みにくく耐光性・耐水性も抜群な「顔料インク」
    筆ペンに使用されているインクは、主に「染料インク」「顔料インク」の2種類。染料インクは、墨汁に近い伸びと発色の良さがある反面、にじみやすく色褪せしやすいという難点があります。とはいえハガキやのし袋などに文字を書くくらいであれば、染料インクでも問題ありません。

    一方、画材として筆ペンを使用する場合にもぴったりな顔料インクは速乾性が高いため滲みにくく溶剤にも溶けにくいですが、商品数の選択肢が少ないのが難点です。使用シーンや用途に合わせてどちらのインクを選ぶのか見極めてくださいね。

    インクのノリと濃淡もチェック

    インクのノリと濃淡もチェック
    インクのノリがよく、思い通りの濃淡を出すことができる商品こそが、高品質で使いやすい筆ペンです。しかしなかなか確認できない部分でもあるため、実際に試し書きができる文具店に行き、名前・アルファベット・数字などの普段書きなれた文字を書いてチェックしておくのが得策です。

    また筆ペンの中には、お通夜や葬式などの弔事にも使える薄墨タイプもあります。薄墨単独の商品もありますが、緊急で用意する場合や薄墨専用の筆ペンをお探しの方でない限りは、普段使いと両用できる薄墨付属タイプを選んだほうが汎用性が高いです。

    ③ 太さで選ぶ

    太さで選ぶ
    筆ペンの多くは「細字」「中字」「太字」など、太さによる種類分けがされています。宛名書きや写経用、画材として使うなら「細字」日常使いには「中字」書初め等大きくダイナミックな文字を書く際には「太字」など、使用シーンをイメージしたうえで適切な太さを選択しましょう。

    しかし、表記されている太さはあくまでも目安。穂先の硬さや長さ、インクの出やすさ、そして書く人のクセや技術が影響します。同じ商品でも万人が同じように使えるわけではないため、試し書きをしてから購入することをおすすめします。

    売れ筋の人気筆ペン全15商品を徹底比較!

    筆ペンの検証
    ここからは、Amazon・楽天・価格.comなどで売れ筋上位の筆ペン15商品を全て購入し、どれが最も優れた筆ペンなのか検証していきます。

    上記の選び方のポイントを踏まえて、検証項目は以下の3項目としました。

    検証①:書き心地

    検証②:インクのノリ・濃淡

    検証③:太さ

    今回検証した商品

    1. ぺんてる|筆ペン 中字
    2. 呉竹|美文字 完美王
    3. ぺんてる|きらり
    4. パイロット|新毛筆 中字
    5. 三菱鉛筆|筆ペン 新毛筆
    6. パイロット|カラー筆ペン 筆まかせ
    7. ぺんてる|筆文字サインペン
    8. 呉竹|くれ竹万年毛筆 卓上(8号)/ブリスター
    9. あかしや|新毛筆
    10. プラチナ万年筆|筆ぺん 双筆 跳ね小筆
    11. トンボ鉛筆|筆之助 慶弔ツインS
    12. ゼブラ|筆サイン 中字
    13. ゼブラ|筆ペン 軟筆<細字>
    14. ゼブラ|ゼブラ 筆ペン 太・細 両用 FD-501
    15. あかしや|彩 Sai

    検証① 書き心地

    書き心地

    まずは「書き心地」を検証します。


    コシの強さは適切か、キレイな文字を書くことができるのか、初心者と上級者どちらに向いているのかなどを専門家3名が実際に使ってチェックし、A+~Dの5段階で評価しました。

    【検証結果ハイライト】毛筆タイプでもコシがあると初心者でもコントロールしやすい!

    【検証結果ハイライト】毛筆タイプでもコシがあると初心者でもコントロールしやすい!

    唯一A+評価を獲得したのが、「ぺんてる ぺんてる筆 <中字>」です。上級者向きの毛筆タイプでも、適度なコシがあるため初心者でもコントロールしやすいという結論に。コシのない毛筆タイプはなめらかに書けるものの、よっぽど筆に慣れている方でないと扱いが難しい傾向にありました。


    硬筆タイプや軟筆タイプでは、書いたときに音が鳴るものや、穂先に弾力がなくハネ・トメ・ハライの表現がうまくいかないサインペンまがいの商品はマイナス評価に。筆ペンと言いながらもサインペンの書き心地に近い商品は、あえて購入する価値はありません。

    他故壁氏
    文房具ユーザー
    他故壁氏さんのコメント

    「ぺんてる ぺんてる筆 <中字>」は手にしたら自然にコントロールできてしまいます。下手字を味に変えてくれるのではないかという安心感もあり、やわらかい軸を押してインクを出す動作が苦に感じなければコレを選びますね。


    「ゼブラ 筆ペン 軟筆<細字>」と「ゼブラ 筆ペン 太・細<両用>」は黒板をひっかいたときや、発泡スチロールを擦ったときのような音が出ます。私は高周波音が苦手なので使いたくないですね。

    検証② インクのノリ・濃淡

    インクのノリ・濃淡

    次に検証するのは「インクのノリ・濃淡」です。


    インクが擦れてしまわないか、筆の運び方に合った濃淡が出るかなどを、A+~Dの5段階で評価しました。

    【検証結果ハイライト】インクフローが安定した定番メーカーが◎。特にロングセラー商品なら間違いない!

    【検証結果ハイライト】インクフローが安定した定番メーカーが◎。特にロングセラー商品なら間違いない!
    三菱・パイロット・呉竹・ぺんてるの商品が、インクのノリ・濃淡部門でハイスコアを獲得。定番メーカーだとインクの質はもちろんインクフローが安定している場合が多いため、嫌な擦れが出ず思い通りの濃淡で筆記ができます。


    中でもロングセラー商品である「三菱鉛筆 筆ペン 新毛筆」「呉竹 美文字 完美王」「ぺんてる ぺんてる筆 <中字>」の3商品が、最高評価のA+に輝きました。

    きだてたく
    文房具ライター
    きだてたくさんのコメント

    「三菱鉛筆 筆ペン 新毛筆」は真っ黒でいいですね!書きようによっては濃淡も出せるので、表書きから水墨画まで幅広く使えそうです。


    「呉竹 美文字 完美王」も黒々としたいい色です。インクフローが安定しているので擦れず、いつまでも同じポテンシャルで書き続けられますね。

    検証③ 太さ

    太さ

    最後に、文字を書いたときの「太さ」も確認します。


    太さの強弱がつけられるのか、太さの表記と実際の太さが一致しているかなどをそれぞれ確かめ、どのようなシーンへの使用に適しているか検証しました。

    【検証結果ハイライト】毛筆タイプなら太さのズレはそれほどない。しかし軟筆タイプと硬筆タイプは要注意…

    【検証結果ハイライト】毛筆タイプなら太さのズレはそれほどない。しかし軟筆タイプと硬筆タイプは要注意…

    同じ中字表記の毛筆タイプの中でも、正しく中字を表現していると評価されたのが、「呉竹 美文字 完美王」。細字の「呉竹 万年毛筆」も、手紙を書く際に適した本来の筆そのものの細字です。


    毛筆タイプの場合、力のコントロールさえできれば太さの強弱を付けるのは容易です。表記と実際の太さに、大きな差がでるものはありませんでした。


    しかし硬筆タイプや軟筆タイプは、商品によってかなりのばらつきがあります。特に「ゼブラ 筆ペン 軟筆<細字>」のように、穂先の柔らかい軟筆タイプだと強弱はつけやすい反面、太字かと思うほどの太さになってしまいました。

    納富廉邦
    ボールペンライター
    納富廉邦さんのコメント

    「ゼブラ 筆ペン 太・細<両用>」の太字側は、太いとは言え若干細めです。細字側は宛名書きに向いている太さですね。


    「あかしや 新毛筆」は毛筆タイプの中でも太めですが、書けば書くほど整う穂先を使用しているので、とても書きやすいです。

    筆ペンの持ち方や書き方のコツ

    さて、お気に入りの筆ペンを見つけたら、今度は実際に文字を書いてみましょう。持ち方と書き方のポイントを簡単にご紹介します!

    筆と同じように立てて持つ

    筆ペンは、親指・人差し指・中指で軽く握り使用します。基本的なペンの持ち方とほぼ同じですが、筆ペンは立てて持つのがポイントです。立てて持つことによって、字の太さをコントロールしやすく、トメ・ハネ・ハライの表現がしやすくなります。
    普段から筆ペンを使わない人は力が入りすぎることが多いので、軽く持つことを意識しましょう。また、疲れにくい持ち方をするためには姿勢を正すことも重要ですよ。

    線の細太は紙との接地面積で調節する

    細い線と太い線の強弱がはっきりすると、ぐっと筆ペンらしさ、筆文字らしさが際立ちます。

    細い線は筆先だけを使って書きましょう。細い線がいまいち上手く書けないという場合は、筆が寝てしまっているか、あるいは必要以上に筆を紙に押し付けてしまっていることが原因。力を抜いて柔らかく軽く、筆先だけが触れるように意識してください。

    逆に太い線は筆先だけでなく筆全体を紙に押し当てるようにしましょう。そうすることで紙と筆との接地面積が増え、自然と線が太くなります。

    お手本や見本を参考に練習あるのみ

    なかなか筆ペンで上手く文字が書けないとお悩みの方は、いきなり本番で試すのではなくまずは練習してみてください。通販では筆ペン用の練習本も多く販売されていますし、そこまでお金をかけたくないという人は、ネット上で無料公開されている練習用見本やお手本を利用しても良いでしょう。

    シャープペンやボールペンなども、初めから上手く書けたわけではなかったはず。だからこそ、地道にこつこつ練習すれば、上手くなること間違いなしです!

    文字にこだわるなら本物の毛筆も!

    手軽で便利な筆ペン。ちょっとした用途には重宝しますが、やっぱり墨と筆を使うとあらたまった気持ちになりますよね。ここぞ!のときのため、書道筆や書道セットをそろえておくのもおすすめですよ。

    筆ペンの売れ筋ランキングもチェック!

    なおご参考までに、筆ペンのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご覧ください。

    まとめ

    今回は文房具のプロ3名にご協力いただき、筆ペンを徹底的に比較・検証しました。


    見事「ぺんてる ぺんてる筆 <中字>」がナンバーワンに輝きましたが、用途を限定したら下位商品のほうが使いやすいということも。ぜひこの記事を参考に、あなたのmybest筆ペンを探してみてくださいね!


    取材/文:近藤奈緒、写真:川島勇輝

    プロが愛用するおすすめの筆ペン

    最後に、プロの愛用するおすすめの筆ペンをご紹介します。
    専門家の
    マイベスト
    専門家の
    マイベスト

    呉竹くれ竹筆ぺん 二本立かぶら 55号

    DF150-55B

    183円 (税込)

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