紫外線・赤外線を99%以上カットすると謳う車用サンシェード、CAINZ(カインズ) 車内用フロントシェード L 普通自動車用。「太陽の光をカットできる」「とても使いやすい」と評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になる人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の車用サンシェードとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、車用サンシェード選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
カインズ 車内用フロントシェード L 普通自動車用は、手軽に車内のダッシュボードやシートの温度を下げたいすべての人におすすめです。実際に専門機器で遮熱率を測定したところ、75%と優秀な結果に。比較したなかには50%を下回る商品も複数あったなか、「太陽の光をカットできる」と評判どおりの性能でした。ダッシュボード・ハンドルの温度上昇を抑えられるでしょう。
設置も簡単で「とても使いやすい」という口コミにも一致。蛇腹式を採用しており、使うときは開いてサンバイザーに挟み込むだけで固定できました。落下が気になる人は付属する吸盤で補強も可能です。本体上部はルームミラーに干渉しにくい形状。比較した傘式の商品のように硬いパーツがないため、車内を傷つけにくいところもメリットです。
収納時のサイズはやや大きめ。比較したなかには同じ蛇腹式でも奥行が30cmほどの商品もありましたが、本商品は72cmと収納するのに幅をとる大きさでした。とはいえ、厚みは4cmほどと蛇腹式としては薄めでかさばらない点は魅力。ドアポケットには入らないものの、トランクや後部座席の足元部分に置いておくなら問題ないでしょう。
執筆時点での価格は税込398円(※公式サイト参照)と非常に手頃。車で気軽に寄りやすいカインズで手に入るところも魅力でした。「日焼け防止と断熱効果がある」と謳う実力は本物。この夏のドライブのお供に、車内に常備してみてはいかがでしょうか。
サンシェードは日差しを遮って、ダッシュボードやハンドルなどの表面温度を下げるのに効果的なアイテム。日よけのほかに目隠しシェードとしても活用でき、車中泊の際にも活躍します。
今回ご紹介する車内用フロントシェード L 普通自動車用は、ホームセンターのカインズがオリジナルで販売する商品です。執筆時点で税込398円(※公式サイト参照)という価格の安さながら、紫外線・赤外線をともに99.9%カット。日焼け防止と断熱効果があると謳っています。
本体の素材は、ポリエチレン・アルミニウム・ポリエステル。吸盤が2つ付属しますが、サンバイザーで挟み込むことでも取りつけが可能です。サイズ展開は3種類。今回検証で使用したLサイズのほかに、車の種類に合わせて選べるラインナップです。
<サイズ展開>
価格は執筆時点・公式サイト参照
なお、フロントのサンシェードでは車内全体の室温を下げる効果は期待できないことがわかっています。サンシェードをつけたからといって、スマホ・ライターなどの破損しやすい器具や、ペットや子どもを乗せたままにするのはNG。ダッシュボードや座席、ハンドルなどが高温になるのを防ぐひとつの手段として活用しましょう。
人気のカインズ 車内用フロントシェード Lを比較検証したところ、3つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
「日焼け防止と断熱効果がある」と謳うだけあって、本品の一番のメリットは遮熱性能の高さです。JIS L 1951法に準拠したうえで専門機器を使って遮熱率を実測すると、満足といえる基準の65%を軽々上回る、75%を記録しました。炎天下でも、ダッシュボード・座席・ハンドルの温度上昇を緩やかにできるといえます。屋外駐車場を日常的に使う人にもおすすめです。
比較した全商品の平均値は59.4%ほど(※執筆時点)ですが、比較したなかには50%を下回る商品も複数ありました。平均より群を抜いて遮熱性の高い本商品なら、口コミどおり太陽光をしっかり遮れますよ。
また、検証とは別に、遮光率の高いものと低いもので温度抑制効果を確認。その結果、遮熱率の低いサンシェード(遮熱率20%程度)を使った場合、ダッシュボードの温度は13.2℃も上昇しました。一方、遮熱率が高い商品(遮熱率75%程度)なら0.6℃上昇に抑えられており、遮熱率の高さによる温度抑制効果には大きな差がでる結果に。そのため、遮光率はより高いものを選ぶとよいでしょう。
サンシェードをしていないと、真夏の太陽光にさらされたシートやハンドルが非常に高温になります。遮熱率の高いサンシェードはこうした事態を防げるので、夏場の運転をより快適にするでしょう。
比較したサンシェードは主に蛇腹式・傘式・ポップアップ式・ロール式の4種類。本商品は蛇腹式で、取りつけは開いてサンバイザーで挟むだけの簡単な設計です。落下が気になる人は付属する2つの吸盤で補強できますよ。コツいらずで手軽につけられるのは魅力といえます。
本体上部のくぼみは、ルームミラーに干渉しないようにするための工夫。ミラーにぶつかって角度が変わるのを防ぎます。
比較した傘式・ポップアップ式のものは傘の柄やワイヤーによって取りつけるときに車内を傷つける恐れがあるものもありましたが、硬い素材のない本品は気を使わずに扱いやすいのもポイント。時間をかけずに取りつけ・取り外しができるでしょう。
折りたたみ時のサイズはやや大きめです。収納時のサイズをチェックすると、幅14.2×高さ72cmとコンパクトとはいえず。使わない間の置き場所を選びやすいといえます。比較した同じ蛇腹式の商品には収納時の高さが30cm程度の商品もあったのに対し、本品は縦に長いためドアポケットへの収納は難しいでしょう。
とはいえ、トランクへ収納したり後部座席に置いたりすればよいという人ならば、問題ありません。比較したなかには厚さが10cm以上あったものもありましたが、本品は厚さ4cmと薄めでかさばりにくいでしょう。
デメリットになるような気になる点はとくにありませんでした。mybestが自信を持っておすすめできる車用サンシェードなので、ぜひ購入を検討してみてください。
タイプ | 蛇腹式 |
---|---|
遮熱率(実測値) | 75% |
幅(使用時) | 145cm |
高さ(使用時) | 72cm |
良い
気になる
取り付け方法 | 吸盤 |
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対応車種(公称) | 普通車 |
特徴 | シンプル |
カインズ 車内用フロントシェード Lは気軽に購入できて納得の実力をもつ商品でしたが、ほかにもおすすめの車用サンシェードがあるのでご紹介します。
遮熱率78%と納得の遮熱性能を発揮した、大自工業の「meltec キルトシェードDX」。65%の遮熱率があれば優秀だといえるなか、よりフロントガラスからの熱を効果的に遮断可能です。普段屋外に駐車する人でも、ダッシュボードやハンドルが熱くなりすぎることを防げるでしょう。
取りつけは蛇腹式の本体を広げて、サンバイザーで押さえて固定するだけと手軽。一方で、蛇腹の特性上、たたんでも収納に幅を必要とするところはデメリット。ドアポケットに収納したい人には向かず、座席に置くかトランクに入れて保管してください。
とはいえ、遮熱性と簡便さを重視するのであれば、十分おすすめできる一品。誰でも簡単に設置でき、夏のドライブの快適さが増しますよ。
実測した遮熱率は59%と、普段使いにちょうどよい性能。通勤・通学などで1日中屋外に駐車する場合にはやや力不足ですが、買い物などの少しの時間なら十分ダッシュボード・ハンドルの熱上昇を抑えられるでしょう。
設置は蛇腹を広げて吸盤でフロントガラスにくっつけるだけとシンプル。柔らかい素材を使用しているため、ナビやダッシュボードに触れても傷つきにくいところもポイントです。車の外側からワンポイントのロゴが見えて気分があがりました。3COINSで購入できる手頃な価格も魅力で、家計にやさしい選択肢といえるでしょう
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