
月々の返済額はいくらがベスト?住宅ローンの相場や注意点を解説!
マイホームの購入は一生に一度の大きな買い物。だからこそ、住宅ローンはどれくらい借りたらよいか・いくら返済するのが適正なのか不安に感じますよね。マイホームの購入を検討し始めるとき、誰もが直面する問題です。
そこで今回は、住宅ローンの月々の返済額について、相場や注意点を徹底的に解説します。住宅ローンとうまく付き合っていくコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。夢のマイホーム実現に向けて、正しい知識を身につけましょう。

法人向けの資産相談業務やグループ企業の経営管理、分散金融市場における資産運用事業を手がける。その他、大手のビジネス系メディア「マネー現代:講談社」「ITmediaビジネスオンライン」「四季報オンライン」等で執筆も行っている。 OKOSUMO(公式サイト):https://okosumo.com/ Twitter:https://twitter.com/full_tangent

大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
住宅ローンの返済額は、月々いくらが適正?
住宅ローンの返済額には「審査上の基準」と「実際の生活に則した基準」の2つの考え方があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
審査上の基準は、返済額が年収の20~30%以内に収まること

たとえば年収が500万円の場合、返済比率を25%とすると年間の返済額は約125万円。そこから逆算すると、適正な毎月の返済金額・借入可能額は以下のとおりです。
<毎月の返済額・借入可能額の目安>
- 毎月の返済額:約10万円
- 借入可能額:約3,400万円
上記で計算した場合、住宅ローンの返済額は月々10万円程度が適正ですので、約3,400万円ほどを借入れの目安として検討してみてください。
なお、年収は税金が引かれる前の総支給額で審査されるのが一般的。もし購入を検討している物件の価格に届かない場合は、連帯保証人やペアローンを検討するとよいでしょう。
借り入れの際は、維持費の考慮も忘れずに

たとえばマンションの場合、毎月のローンの返済とは別に管理費や修繕積立金で2万円ほどかかるのが一般的で、築年数が経過していくと値上がりしていく可能性があります。また、火災保険は住宅ローンを契約する際に融資金で5年分を一括で支払っているケースが多く、満期が来て更新するまで支払いの必要性や金銭的負担を感じにくいので注意しましょう。
こういった維持費や固定費は、購入する物件や年収によって金額にかなり幅があるため、一概にいくらとはいえません。各市町村の公式サイトを参照するか、住宅販売業者の営業担当におおよその金額を聞いておくとよいですよ。
住宅ローンと上手く付き合うコツは?
ここでは、住宅ローンとうまく付き合うための5つのポイントを紹介します。
どの程度リスクを許容できるかで金利形態を選ぶ

住宅ローンは変動金利・固定金利(選択型)・固定金利(全期間固定型)およびフラット35の大きく3つに分かれます。金利形態を選ぶ際は、どの程度リスクを許容できるかで判断するとよいでしょう。
一般的に金利は、固定する期間が長いほど高めに設定されています。
- 変動金利:金利は低め。市場の金利に連動して、半年に1回金利の見直しをする
- 固定金利(選択型):金利はやや低め。10・5・3年単位で金利の見直しをする
- 固定金利(全期間固定型)およびフラット35:金利は高め。契約時の金利が完済までずっと続く
市場の金利が今後上昇するなら固定期間の長い商品が、しばらく金利の上昇が見込めないなら変動金利がお得といえます。
しかし、市場金利の動きを正確に予測することはできません。そのため「金利がやや高くても安定を重視したい」のか、「金利が上がるリスクがあっても、金利の低さを重視したい」のか、安定感と低金利どちらを優先したいかで決めればよいでしょう。

足元ではインフレや世界的な利上げが発生していることから、日本でも金利上昇を予想する声が出始めています。
毎月返済していけるか心配なら返済期間は長めに契約する

住宅ローンは返済期間が短いほど支払う利息が低くなりますが、毎月の返済額は高くなります。もし毎月の返済に余裕がなさそうなら、返済期間は35年以上の長めの期間で契約するのがよいでしょう。理由は、契約後に期間を短くすることはできても延ばすことはできないからです。
たとえば、2,300万円の住宅ローンを金利0.6%で組む場合、25年ローンでは月々8万円程度必要ですが、35年ローンでは月々6万円程度の返済で済みます。
そのため契約時点で期間を短く設定するよりも、長めに組んでおいて、余裕があったら繰り上げ返済で期間を短くするのが得策といえます。
元利均等?元金均等?返済方式は基本気にしなくてOK

住宅ローンは元金(借りているお金)と利息をどう返済するかによって「元利均等返済」と「元金均等返済」の2種類に分かれます。一般的に、借入金額・返済期間・金利が同じ場合、元金均等返済のほうが支払う利息が小さくなるといわれていますが、実際には返済方式を気にする必要はありません。
理由は、現在ほとんどの商品が元利均等返済で、元金均等返済を選べるのはフラット35とごく一部の住宅ローンのみだからです。そもそも候補に挙がることが少ないため、基本的には元利均等返済で問題ないといえるでしょう。
繰り上げ返済する際は「毎月の返済額」「総返済額」のどちらを抑えたいかによって方法を変える

繰り上げ返済する際は、毎月の返済額・総返済額のどちらを抑えたいかによって適正な方法を選択しましょう。
繰り上げ返済は、大きく以下の2種類に分かれます。
- 返済額軽減型:返済期間を変えず、毎月の返済額を抑える
- 期間短縮型:毎月の返済額は変えず、返済期間を短くする
毎月の返済負担を抑えたいのであれば返済額軽減型を、支払う利息を抑えたい人や早めに住宅ローンを完済したい人は期間短縮型を選ぶとよいですよ。
物件を購入する際は住宅ローン控除を受けられるか確認

住宅ローンを組む際は、住宅ローン控除を受けられるかどうかを事前に確認しておきましょう。住宅ローン控除とは、新築住宅で最大13年間、中古住宅で10年間、年末の住宅ローン残高の0.7%を所得税から直接差引ける制度のことです(参照:国土交通省)。
住宅ローン控除は節税効果が高く、受けられるかどうかによって家計の負担が大きく変わります。控除を受けるには、年収や借入金額だけでなく、購入する物件にもさまざまな条件がつくので注意。とくに中古物件は、耐震構造上の基準をクリアできないケースがあるので事前に確認しておきましょう。
物件が控除の条件をクリアしているかどうかを自分で判断するのは難しいので、仲介している業者・住宅メーカーの営業担当者に直接聞くのがよいでしょう。
借入・返済の目安を理解したら、次は住宅ローン選び!
マイホーム購入と同じく、住宅ローンの契約は一生に一度の大きな決断です。そのため、事前に返済計画を立てることがとても重要といえます。毎月の返済額だけでなく、今後どうやって住宅ローンと付き合っていけばよいかも考えられるとよいでしょう。ぜひ、夢のマイホーム購入を実現してください。
そうしたら、次はいよいよ住宅ローン選びです。マイベストでは、専門家監修のもと、ネットで人気の住宅ローンを元銀行員が徹底的に検証し、最もおすすめの住宅ローンを決定しました。
以下のコンテンツでは、住宅ローンの選び方も紹介しているのでぜひ参考にしてください。
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