
すべての手続きがWEBで完結する変動金利住宅ローン、住信SBIネット銀行 住宅ローン(WEB申込コース・当初引下げプラン)。「全疾病保障が付いてこの金利なのは魅力」という口コミがあり評判です。一方、他社と比較した金利や手数料の低さがわからないため、利用するか迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証しました。
さらに、主要な変動金利住宅ローンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。借入条件や審査に必要な書類も調査しましたので、変動金利住宅ローン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年09月までの情報です
目次
上乗せ金利不要の全疾病保障があり、がんを含む特定の疾病での就業不能が12か月続くと、住宅ローンの残高が全額免除されます。なお、がんと診断された時点で返済を100%免除される「3大疾病100プラン」には、50歳以下なら上乗せ金利年0.20%で加入可能。しかし、金利は比較した各銀行の平均年0.15%より高めです。
金利変動リスクが気になる人にもおすすめです。5年ルール・125%ルールがあり、将来の大幅な金利変動リスクに備えられます。将来金利が急上昇しても、返済額が大幅に増える心配はありません。金利変動のリスクが気になる人は、5年ルール・125%ルールがある住宅ローンを検討するのがよいでしょう。
住信SBIネット銀行の手数料が優遇されることもメリット。住宅ローン利用をはじめとした条件を満たすと、ステージプログラムのスマプロランクが上がる仕様です。スマプロランクを活用すれば、取引状況に応じてATM手数料・他行振込手数料の無料回数がアップ。住宅ローンを組むなら、普段使いの口座として利用してはいかがでしょうか。
「全疾病保障が付いてこの金利なのは魅力」という口コミのように、上乗せ金利なしで、がんを含む3大疾病やほかの病気に備えられることはよい点。しかし、金利が高いため返済負担は抑えられません。比較したなかにはがん団信を上乗せしても金利が低い住宅ローンがあったので、まずはほかを検討することをおすすめします。
<おすすめではない人>
<おすすめな人>
武蔵野銀行
がん保障の金利上乗せなし。返済負担は小さめ
三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資して設立した、住信SBIネット銀行。2023年度のネット銀行新規住宅ローンの実行額No.1(※)を獲得しています。
住信SBIネット銀行調べ。ネット銀行とは、ソニー銀行・auじぶん銀行・PayPay銀行・大和ネクスト銀行・楽天銀行・GMOあおぞらネット銀行・みんなの銀行のこと
ローンの返済期間は最長50年。対面相談コースとWEB申し込みコースがあり、今回はWEB申し込みコース・変動金利の当初引下げプランを検証しました。
変動金利の当初引下げプランと通期引下げプランの違いは、適用金利を決定する際に基準金利から引き下げられる引き下げ幅と期間です。通期引き下げプランは借入期間中の金利引下げが一律であるのに対して、当初引き下げプランは借入当初に設定した固定期間、金利が大きく引下げられます。
なお、当初引き下げプランの「当初」とは、変動金利の場合、借入れから60か月後の6月または12月(いずれか早いほう)の返済日までの期間のことです。
今回は、住信SBIネット銀行 住宅ローン(WEB申込コース・当初引下げプラン)を含む各変動金利住宅ローンを実際に調査して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
各変動金利住宅ローンを比較検証したところ、住信SBIネット銀行 住宅ローン(WEB申込コース・当初引下げプラン)には気になる点が1つありました。利用を検討している人は、しっかり確認しておきましょう。
頭金を物件価格の20%以上用意する場合、金利は年0.698%に引き下がります。とはいえ、そもそもの金利が年0.50~0.60%台である商品が多かったので、あまりお得感はありません。
手数料の算出方法は借入額の2.2%で、比較したほとんどの銀行と同程度でした。手数料がかかるのは初回のみで、返済総額に影響があるのは金利の低さ。返済期間が長い住宅ローンは、手数料よりも金利の低さ重視で選ぶほうがおすすめですよ。
住信SBIネット銀行 住宅ローン(WEB申込コース・当初引下げプラン)には気になる点がある反面、よい点も3つありました。利用を考えている人は、ぜひチェックしてください。
がんや3大疾病、その他の病気やケガで働けなくなった際の保障が充実している「スゴ団信」。通常の団信に加えて全疾病保障が基本付帯しています。がんを含む特定の疾病での就業不能状態が12か月継続すると、住宅ローンが全額免除に。就業不能期間中も最長12か月間、ローン返済額相当の保険金が支払われますよ。
上乗せ金利なしでも全疾病保障が付帯しているため、「全疾病保障が付いてこの金利は魅力的」という口コミがあるのも納得です。幅広いリスクに備えたい人にとっては有力な選択肢でしょう。
がんと診断された時点で一定の額の返済が免除されるプランとして、3大疾病50プランと3大疾病プラン100があります。12か月継続などの要件がないので、保障の手厚さは全疾病保障よりも3大疾病特約のほうが上です。
3大疾病100プランは、がんと診断された場合に住宅ローン残高が100%免除。50歳以下は金利年0.20%、50歳以上は年0.40%で上乗せできます。ただし、他社と比較した全体平均である年0.15%よりは高めの設定です。
一方、3大疾病50プランでは、がんと診断されると住宅ローンが50%免除されます。上乗せ金利は50歳以下なら0%で、50歳以上は年0.25%。50歳以下の人にとっては、負担なく保障をプラスできます。
より心強さを重視する人は3大疾病100プランを、上乗せ金利を抑えたいなら3大疾病50プランを検討するとよいでしょう。
5年ルールとは、金利の変動にかかわらず5年間は返済額が一定になるルール。125%ルールは、現在の返済額から1.25倍以上に上がることはないというルールです。大幅な返済額の上昇を避けたい人は、検討の価値がありますよ。
スマプロランクの活用次第で、ATM手数料や振込手数料が月最大20回も無料になります。住宅ローンを利用するなら、住信SBIネット銀行をメインバンクにしましょう。
| 5年ルール/125%ルールあり |
|---|
良い
気になる
| 適用金利 | 年0.948% |
|---|---|
| 手数料 | 借入金額×2.2% |
| 保証料 | |
| 環境配慮型住宅の割引 | |
| 申込可能な年齢 | 満18歳~満65歳 |
| 年収条件 | |
| 勤続年数の条件 | |
| 最長借り入れ期間 | 50年以内 |
| 親子リレー返済可能 | |
| ペアローン可能 | |
| 団信の基本保障 | 3大疾病保障、全疾病保障、死亡保障、高度障害保障、リビングニーズ特約、就業不能状態を保障、重度ガン保険金前払特約、先進医療特約(50歳以下のみ) |
| 団信の特約 | 住宅ローン残高100%保障 |
| がん団信の上乗せ金利 | 年0.20% |
| ワイド団信あり | |
| ペアローン団信あり | |
| 繰り上げ返済の手数料 | 無料 |
| 返済額の減額可能 | |
| 金利タイプ変更手数料 | 無料 |
| 借り換え利用可能 | |
| Web契約可能 | |
| 自社ATM利用手数料 | |
| コンビニATM利用手数料 | 0円 |
| 返済用口座の開設手続きが必要 |
以下の条件にすべて該当する人は、住宅ローンに申し込めます。
<申し込み条件>
また、担保提供者として申し込みできるのは、申し込み本人から見た以下の続柄で18歳以上の人です。
<担保提供者として申し込める人>
本審査の申し込み時は、以下の書類を準備しましょう。
<審査で必要な書類>
住宅ローンの審査は慎重に行われるため、厳しいと感じる人が多いでしょう。ここでは、審査に落ちる理由で特に多い6つをご紹介します。
最後に、金利が低いおすすめ変動金利住宅ローンをご紹介します。
SBI新生銀行は、金利もがん団信の上乗せ金利も低め。金利は年0.590%と比較した各銀行の平均以下でした。また、がん団信の上乗せ金利も全体平均(年0.15%)より低い年0.10%で、がん団信に加入しても返済負担が重くなりすぎません。団信でがんにも備えたい人は、ぜひ検討してみてください。
がん団信に加入しないなら、三菱UFJ銀行がおすすめ。金利は年0.595%と低く、5年・125%ルールがある地銀やメガバンクから選びたい人の有力候補です。一方、がん団信の上乗せ金利は0.30%と全体平均(年0.15%)より高め。上乗せ金利ゼロの一般団信で十分な人であれば、返済総額を抑えられます。
| 5年ルール/125%ルールあり |
|---|
良い
気になる
| 適用金利 | 年0.660% |
|---|---|
| 手数料 | 借入金額×2.2% |
| 保証料 | |
| 環境配慮型住宅の割引 | 年0.01% |
| 申込可能な年齢 | 20歳~65歳以下 |
| 年収条件 | 前年度税込年収が300万円以上 |
| 勤続年数の条件 | 自営業:業歴2年以上 |
| 最長借り入れ期間 | 変動金利:50年(35年超は新規のみ選択でき、年0.1%金利上乗せ)、固定金利:35年 |
| 親子リレー返済可能 | |
| ペアローン可能 | |
| 団信の基本保障 | 死亡・高度障害保障、所定の要介護状態 |
| 団信の特約 | 死亡・高度障害保障、がん保障、リビング・ニーズ保障 |
| がん団信の上乗せ金利 | 年0.10% |
| ワイド団信あり | |
| ペアローン団信あり | |
| 繰り上げ返済の手数料 | 無料 |
| 返済額の減額可能 | |
| 金利タイプ変更手数料 | 5,500円 |
| 借り換え利用可能 | |
| Web契約可能 | |
| 自社ATM利用手数料 | |
| コンビニATM利用手数料 | スタンダードステージ:月5回0円(以降110円)/シルバーステージ以上:0円 |
| 返済用口座の開設手続きが必要 |
| 5年ルール/125%ルールあり |
|---|
良い
気になる
| 適用金利 | 年0.670%(*1) |
|---|---|
| 手数料 | 借入金額×2.2%(*2) |
| 保証料 | |
| 環境配慮型住宅の割引 | |
| 申込可能な年齢 | 18歳~70歳の誕生日まで |
| 年収条件 | 200万円以上 |
| 勤続年数の条件 | 満1年以上 |
| 最長借り入れ期間 | 35年以内 |
| 親子リレー返済可能 | |
| ペアローン可能 | |
| 団信の基本保障 | 死亡・高度障害保障 |
| 団信の特約 | 3大疾病保障:住宅ローン残高50%保障/7大疾病保障:住宅ローン残高100%保障/全疾病保障:住宅ローン残高100%保障/保険料支払型:全疾病保障(住宅ローン残高100%保障)、総合先進医療特約、女性疾病特約(オプション) |
| がん団信の上乗せ金利 | 年0.30% |
| ワイド団信あり | |
| ペアローン団信あり | |
| 繰り上げ返済の手数料 | 一部繰上返済:無料(オンライン)、16,500円(窓口)、 全額繰上返済:16,500円(オンライン)、33,000円(窓口) |
| 返済額の減額可能 | |
| 金利タイプ変更手数料 | インターネット:無料/テレビ窓口、店頭窓口:11,000円 |
| 借り換え利用可能 | |
| Web契約可能 | |
| 自社ATM利用手数料 | 8:45~21:00:0円/その他の時間帯:110円 |
| コンビニATM利用手数料 | 0~330円(日時により異なる) |
| 返済用口座の開設手続きが必要 |
本注釈においては事業者からの情報提供を含みます
本サイトは情報提供が目的であり、個別の金融商品に関する契約締結の代理や媒介、斡旋、推奨、勧誘を行うものではありません。本サイト掲載の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切の責任を負いません。
マイホームを購入する際に検討する住宅ローン。申し込まないことには住宅購入が進まないものの、住宅ローンの選び方や種類の違いがわからない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、住宅ローンの組み方や金利タイプによる違いを解説します。諸費用を想定することなど、住宅ローンを組む際に見落としたくない注...
住宅ローン
住宅ローンを組む際に悩むことも多い金利タイプ。変動金利と固定金利の違いや、どちらを選べばお得なのかわからない人も多いでしょう。本記事では、金利タイプごとのメリット・デメリットを解説します。どちらのほうが利用者数は多いのか、今後の金利動向など紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
住宅ローン
「自営業は住宅ローンを組むのが難しい」という話を聞いたことはないでしょうか。これからマイホームを購入しようと思っている自営業者にとっては、大きな不安の種になっているでしょう。「そもそも本当に借りるのが難しいの?」「どうやったら借りられるの?」など、疑問はつきないですよね。そこで今回は、自営業者...
住宅ローン
住宅ローンは毎月決まった金額を返済するのが基本ですが、ボーナス月に追加で返済を行う「ボーナス払い」を併用する方法があります。ボーナス払いを利用することで支払期間を短縮できるなどのメリットがありますが、本当に得になるのか、デメリットはあるか、と迷っている人も多いのではないでしょうか。本記事では、...
住宅ローン
住宅ローンを組むには団信への加入が必須条件になっていることが多く、健康診断の結果は非常に重要といえます。診断内容によってはローンの審査に影響するため不安を感じる人もいるでしょう。本記事では、住宅ローンを組む最中に健康診断で異常が認められた際の対処法を解説します。健康診断で引っかかってしまった人...
住宅ローン
住宅を購入する際、多くの人が利用する住宅ローン。年収450万円の場合いくらまで借入れが可能か、月々の返済額はどのくらいか気になる人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、年収450万円の場合の住宅ローンの借入額や、無理なく返せる金額を解説します。年収450万円の場合の借入プランシミュレーショ...
住宅ローン
住宅を購入する際、多くの人が利用する住宅ローン。年収400万円の場合いくらまで借りられるか、月々の返済額はいくらくらいか気になる人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、年収400万円の場合の住宅ローンの借入額や無理なく返済できる金額を解説します。年収400万円の場合の借入プランシミュレーシ...
住宅ローン
住宅ローンを借りるときに避けられない本審査。ローンの申し込みの流れや、借り入れできる条件がわからず、自分にできるか心配な人も多いでしょう。そこで今回は、ローンの申し込みの流れや本審査に落ちる原因を徹底的に解説します。審査にとおりやすくなるコツや、おすすめの住宅ローンも紹介しているので、ぜひ参考...
住宅ローン
住宅ローンを組むときにそろえなければいけない必要書類。住宅ローンに新規で申し込みするときや借り換えをするときなどにどんな書類があるか、また、どうやって取りそろえるのか知りたい人もいるでしょう。そこで今回は、住宅ローンに必要な書類を新規や借り換えなど状況に合わせて解説します。また必要書類のチェッ...
住宅ローン
購入した住宅を担保として金融機関から融資を受けられる住宅ローン。本来は住宅購入額にあわせて融資額が確定しますが、ほかの支払いに充てるための資金として多めに借りられるのか、疑問に思う人もいるかもしれません。そこで今回は、借り入れ額を多く借りる方法やオーバーローンを詳しく解説します。おすすめの住宅...
住宅ローン
お得な金利で住宅ローンの借り入れができるネット銀行(ネットバンク)。ネット銀行で住宅ローンの借り入れや借り換えを検討しているものの、どれくらい金利が低いのか、どのようなメリット・デメリットがあるのか知りたい人もいるでしょう。本コンテンツでは、ネット銀行の住宅ローンの概要やメリット・デメリットを...
住宅ローン
フラット35は住宅購入の際に利用できる住宅ローンです。数ある住宅ローンのなかからフラット35を選ぶメリットがわからず、利用を迷っている人も多いのではないでしょうか。「フラット35はやばい」「やめたほうがいい」などの口コミをみると、不安に感じてしまいますよね。そこで今回は、フラット35のメリット...
住宅ローン
退職後に家がほしい、年齢にあった家作りをしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。住宅ローンは借り入れする金額が高く返済期間が長いため、年齢を重ねるごとに審査のハードルが上がってきます。定年を迎えた60歳からでも住宅ローンを借りられるのか気になりますよね。そこで今回は、60歳から住宅ロー...
住宅ローン
クレジットカードやローンの滞納・債務整理が原因で登録されるブラックリスト。一度リストに載ると住宅ローンが組めないのではと不安な人もいるでしょう。本コンテンツでは、自分がブラックリストに記載されているか確認する方法や、ブラックリスト掲載者の住宅ローンの審査対策、審査に落ちたときの対応などを解説し...
住宅ローン
マイホーム購入の際に利用する、住宅ローン。いざローンを組むとなると、どのくらいの年収が必要なのか、月々の返済額はいくらが妥当なのかなど気になる人も少なくないはずです。そこで今回は、2,000万円の住宅ローンを組む際の年収の目安や返済額を解説します。さらに年収別・年齢別の返済シミュレーションや住...
住宅ローン