古くから愛されてきた土瓶。しかし、「急須は家にあるけれど、土瓶は旅館くらいでしか見ない」という人も多いのではないでしょうか。確かにどちらも茶器としてよく使われますが、実は本来、急須と土瓶は用途の異なるアイテム。目的に応じて使い分けることで、さらに味わい深くお茶を楽しめます。
今回は、土瓶のおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。直火で使えるものや、2Lの大容量タイプもランクインしていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
日本茶インストラクター。日本茶・ハーブ緑茶・かわいい急須の専門店CHA-ICHI WORKS(チャイチワークス)代表。雑誌、メディアにて基礎から楽しみ方まで「難しくない日本茶」を紹介。
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
選び方に入る前に、まずは混同されやすい、急須と土瓶の違いを確認しておきましょう。
大きな違いは持ち手のつくりです。急須は横向きに棒状の持ち手が生えるようになっていますが、土瓶はフタのあたりから、上向きに弦状の持ち手がついているのが特徴。大容量でも持ちやすい形状といえます。
また、急須は湯温70~80℃で淹れる日本茶向けに作られている一方、土瓶は本来、直火にかけて使うものです。そのため、熱湯の中で煎じる番茶や中国茶、漢方薬などに適しているのも特徴的。
ただ、土瓶の形状をしていても直火NGな商品もあります。この場合、持ち手は土瓶でも用途は急須となりますので、注意しましょう。
土瓶を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
土瓶は急須よりもサイズのバリエーションが豊富です。どのサイズを選ぶべきかを検討してみましょう。
日本茶については茶碗なら60mL、湯呑みなら100mL程度が1杯の目安です。このため、容量については、これを基準に一度で作りたいお茶の量を考えてサイズを選ぶのがポイント。
家族4人で飲むなら300~400mL程度のサイズがあれば十分ですが、会議や法事など大人数が集まるときに使う予定なら大容量だと便利です。また、時間を置いても変化しづらいお茶を大量に作り置きするなら、2L程度の容量があってもよいでしょう。
なお、大容量サイズのメリットとしては、お湯の中で茶葉がよく回転してくれるという点が挙げられます。お湯の対流で茶葉がしっかり開き、おいしく淹れることができますよ。
とくに大人数用や、作り置きに便利な大容量サイズについては、その重さも気にしておきたいところ。土瓶は陶器や磁器でできているため、アルマイトやステンレスなどの一般的なヤカンよりは重くなっています。
土瓶だけでも1kg程度ある場合、容量いっぱいまで湯を入れると2~3kgほどの重さになることも。片手でも問題なく注ぐことができるか検討しましょう。
「土瓶」という名前でも、製品によって対応する熱源が異なります。用途に合わせて選ぶようにしましょう。
陶器製の土瓶は耐熱性が高く、直火にかけられるものが多いのが特徴。そのため、熱湯の中で茶葉を回転させたい場合や土瓶蒸しを作るときは、萬古焼や常滑焼、美濃焼といった陶器製を選びましょう。ただし、すべてが直火対応の製品とは限りませんので購入時に確認してください。
陶器の土瓶については火にかけたときに出る遠赤外線効果により、短時間で茶葉を抽出できるのも魅力です。火にかけるということは、熱湯に近いお湯になります。熱湯で淹れることに適した茶葉(ほうじ茶、番茶)などを淹れるのにおすすめです。
なお、陶器は吸水性の高さから2つ注意したいことがあります。1つめは淹れたもののニオイが移りやすいこと。複数種のお茶を時間を空けずに作るのはおすすめしません。
2つめは、漂白剤を使うのはNGであること。陶器が薬剤を吸ってしまい、使えなくなる恐れがあります。茶渋や水垢は気になるところなので、食器用洗剤は使っても大丈夫ですが、浸け置きせず素早く洗い流しましょう。
磁器製の土瓶は、陶器と比べるとニオイ移りが少なく、洗いやすいという特徴があります。ただし、持ち手がつる状の土瓶型でも、急須と同じ扱いになる点には注意。磁器は急激な温度変化に弱く、直火にかけることはできないため、お湯を注ぎ入れて使う必要がありますよ。
とはいえ、急須よりは大容量の商品が多い土瓶ですから、大勢の来客時に大量の日本茶を作りたいときなどには向いています。また、小ぶりサイズで急須ほど横幅をとらないものもありますので、作業中のテーブルにお茶をストックしておきたいときにもおすすめです。
直火NGな磁器製品の中にも、電子レンジには対応しているものがあります。作り置きを温め直したいときには役立ちますね。
気を付けたいのはIHヒーターです。火とIHは熱源が異なるため、直火OKの土瓶であってもIHにかけることはできません。IH対応の土瓶もありますが、直火のみOKの土瓶と比べると高額になりがちだということは押さえておきましょう。
お客さんにお茶を振舞うときに使うなら、お茶碗との相性も考慮したいところ。自分用や注いだ後にすぐ下げてしまうならよいですが、チグハグなものを卓上に並べて見せるのは少し不格好です。手持ちの茶碗を見ながら、質感や色のバランスをチェックするとよいでしょう。
相性に悩んだら、土瓶と茶碗のセットの商品もしくは同柄で茶碗まで展開されている商品を選ぶのがおすすめですよ。
お茶や漢方を煎じる以外の用途で、土瓶を使う場合の選び方も見ておきましょう。
土瓶蒸しを家庭で楽しみたい場合も、お茶を淹れるための土瓶で作ることができます。ただし、いくつか選ぶポイントがあります。
まずは直火にかけられることを確認。土瓶型でも、直火NGのものは割れてしまう恐れがあるため避けましょう。サイズは200~300mL程度が目安です。土瓶蒸しは1人1つで食べる料理ですから、具材の大きさを鑑みても大容量サイズで作るものではありません。
また、お茶とは違って具材が入る土瓶蒸し用は、洗いやすい丸型がおすすめです。さらにフタが大きいものだと、より一層使い勝手がよくなります。
土瓶の種類の一つに「千代香(じょか)」があります。平べったい形をした千代香は、焼酎のお湯割りを作る際におすすめ。
通常、焼酎のお湯割りは焼酎とお湯をそれぞれコップに注ぎ入れます。それに対し、千代香のお湯割りは、水と焼酎で割ったものを入れて火にかけるという流れ。
千代香で作るお湯割りは、遠火やとろ火で温めることで焼酎の香りがふんわりと立ち上り、味もまろやかになるとされています。焼酎好きなら一度試してみましょう。とくに芋焼酎におすすめです。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |
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本体素材 | |||||
1 | ロロ SALIU|土瓶急須 祥|30561 | ![]() | 洗練された印象を持ちつつも、カジュアルに使える | 磁器 | |
2 | 西海陶器 波佐見焼 | ![]() | 目の細かいステンレス茶こしでお手入れ簡単 | 磁器 | |
3 | スズ木 サマーテック IHケトル | ![]() | 食卓に合せやすいモノトーンカラー | 陶器 | |
4 | スズ木 萬古焼 土瓶 | ![]() | 4~5人用のお茶を一度につくれる大きめサイズ | 陶器 | |
5 | 白山家具 染付濃十草土瓶|msg5843 | ![]() | 大胆に引いた線が特徴的な十草模様の土瓶 | 陶器 | |
6 | 白山陶器 S-line ティー土瓶 | ![]() | 広めの口縁で洗いやすい、グッドデザイン賞受賞商品 | 白磁器 | |
7 | アイトー 翠|土瓶 | ![]() | 自然の色からインスパイアされた釉薬。560mLとたっぷり容量 | 陶器 | |
8 | ウチダ和漢薬 亀甲土瓶 | ![]() | 漢方薬の専門会社が作った本格土瓶 | 不明 | |
9 | Wollet セラミックケトル | ![]() | 握る部分が際立つ持ち手のデザインに注目 | セラミック | |
10 | 健康綜合開発 けんこう土瓶 | ![]() | 持ち手を脱着できるからお手入れ簡単 | セラミック粘土 |
1位: ロロ|SALIU|土瓶急須 祥|30561
2位: 西海陶器|波佐見焼
3位: スズ木|サマーテック IHケトル
4位: スズ木|萬古焼 土瓶
5位: 白山家具|染付濃十草土瓶|msg5843
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