風情たっぷりな音色を奏でられる楽器、アコーディオン。手風琴という別名でも親しまれており、メロディだけでなく伴奏も演奏できます。しかし、鍵盤式・クロマチック式などの種類や左手の伴奏ボタンの仕様、価格などが商品によって異なるため、どれを選ぶべきか迷いますよね。
そこで今回は、アコーディオンのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。アコーディオンが初心者にとって難しい楽器なのかどうかについても解説。ぜひ本コンテンツを参考に、お気に入りのアコーディオンを見つけてください。
演奏活動をしながら、音楽教室での指導を行う音楽指導専門家として活動。音楽教室「ヨシオカ楽器」を営む実家に生まれ、楽器に囲まれた環境を生かし、3歳からさまざま楽器に触れ基礎を学ぶ。広島大学在学中にはバンド関係の楽器や、音響に関しての知識を身につける。現在は楽曲のアレンジを提供したり、演奏会などを行う他「上田流尺八」に所属し、伝統文化の継承を目指しながら、和楽器での現代POPsのアレンジなども行う。
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
アコーディオンは、蛇腹を伸縮させつつ、左右のボタンもしくは鍵盤を操作して演奏する楽器です。右手でメロディを演奏しながら、左手で伴奏ができるため、1台で音の重なりを楽しめます。さらに、手に持って演奏しながら、歌ったり踊ったりすることも可能。現在では、タンゴなどのダンスミュージックに加え、ジャズ・ロック・クラシックなどにも幅広く使われています。
アコーディオンは、弾きながら蛇腹を動かす必要がある・左手の手元が見えないといった難しい点が多々あり、初心者にとっては難易度が高く感じることが多いかもしれません。ただし、アコーディオンにはさまざまな種類があり、初心者でもとっつきやすい構造のものや、子どもや女性でも演奏しやすい小さめのものもあります。自分のレベルにあったものを選べば、初心者でも楽しめるでしょう。
高価なイメージのあるアコーディオンですが、1万円以下のものから600万円を超えるものまでさまざまです。機能が限定された小さめのモデルや子ども向けのモデルならば、5,000円ほどで購入できるものもあります。
本格的な演奏に使うなら、10〜20万円程度のアコーディオンが最低ライン。なるべく安価にアコーディオンを手に入れたい場合は、中古品を検討してみるのもひとつの選択肢です。
100万円を超える高級機種は品質が高く音色も優れており、まさに一生ものとして使えますが、初心者にとっては重くて扱いづらく感じられる可能性も。アコーディオンの演奏に慣れ、一生使えるよいものを手にしたいと考えるようになったら、高級機種を検討してみるのがよいでしょう。
アコーディオンを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
アコーディオンには、ピアノ同様の鍵盤を備えたものもあれば、ボタンのみで演奏するものもあります。それぞれの特徴をチェックし、演奏したいジャンルや自分にとっての扱いやすさで選んでみましょう。
ピアノなどの演奏に慣れているなら、左手側がボタン・右手側が鍵盤になっている鍵盤式が弾きやすいでしょう。鍵盤のサイズはピアノより少し小さめな傾向があるものの、ピアノに近い感覚で弾けるため扱いやすいところが大きな魅力です。
鍵盤式はどんなフレーズでも直感的に弾きやすく、ジャンル問わずさまざまな曲を演奏したい場合にうってつけです。日本人アコーディオン奏者として有名なcoba氏も鍵盤式を使っていますよ。
ただし、ボタン式用に作られたミュゼットなどの楽曲は、鍵盤式で弾くと違和感を感じることも。また、鍵盤式はボタン式よりも音域が狭い傾向があるため、幅広い音域を演奏したい場合にはあまり向きません。
より音域が広いアコーディオンを選びたい場合は、左手側・右手側ともにボタンになっているクロマチックボタン式がよいでしょう。右手側のボタンが半音ずつ並んでおり、オクターブや半音階の演奏がしやすく、とくにミュゼットやシャンソンにはよくマッチします。
また、ボタン式は手が小さくても弾きやすいという点も魅力。日本の有名アコーディオン奏者である小春氏も、オクターブを弾く際に指が届くことをボタン式の魅力として挙げています。
ただし、日本ではクロマチックボタン式の奏者が少ないため、教本の種類も少なめです。鍵盤式と比較すると、なかなか上達するための情報が得づらい楽器だといえるでしょう。ピンとくる教本が見つからない場合は、海外製の教本を使うのも手ですよ。
ダンスミュージックを演奏するなら、ダイアトニックボタン式もよい選択肢でしょう。蛇腹を押すときと引くときで違う音が出る仕組みで、商品ごとにキーが決まっています。左手側・右手側ともにボタンになっていますが、ボタンの数はクロマチックボタン式よりかなり少なめ。迫力ある音量で軽快な音色が出せるので、とくにダンスミュージックの演奏に取り入れられることが多いです。
運指が簡単な傾向があり、音色もメリハリをつけやすく、鋭いリズムを刻みたいときにもうってつけ。また、ボタンが少ないぶん小型・軽量で、持ち運びやすいというメリットもあります。
ただし、ダイアトニックボタン式は演奏上の制約が多く、半音階や転調などを含んだ難しい楽曲を軽やかに弾くのは困難な傾向があります。ダイアトニックボタン式ならではの音色や奏法が好みな人には向いていますが、いろいろな曲を弾きたい人には不向きといえるでしょう。
アコーディオンの左手側にある伴奏用ボタンの仕様は、スタンダードベースとフリーベースに分かれます。それぞれの特徴や音色を比べ、自分好みの仕様をチョイスしましょう。
シンプルな操作で演奏したい場合は、スタンダードベースのアコーディオンがおすすめです。スタンダードベースならひとつのボタンを押すだけで和音を奏でられるため、比較的楽に伴奏できます。その反面、和音しか出せないので、ピアノのように複雑なフレーズを左手で演奏するのは難しいことが多いでしょう。
子どもやお年寄り用に軽量で小さめのアコーディオンを選びたい場合や、特定のキーの楽曲のみを演奏する場合は、24ベース(左手側ボタンの数が24個)以下のアコーディオンで十分。ただし、上達を目指したい場合は24ベース以下だと物足りなく感じられることもあります。
いろいろな楽曲にチャレンジしてみたいなら、最低でも32ベース以上のものがおすすめ。さらに本格的な演奏がしたい場合は、60ベース以上あるものがよいでしょう。72ベース以上のものはディミニッシュコードが演奏できるので、ジャズを弾く場合に向いています。
シンプルな和音だけでなく複雑なフレーズも奏でたいなら、フリーベースのアコーディオンがよいでしょう。フリーベースは、左手側のすべてのボタンが単音になっているのが特徴。奏でたい音を自由に選べるので、演奏の自由度が高くなります。
フリーベースは音域が広く、スタンダードベースでは演奏できないフレーズ・コードも演奏できるので、ジャズやクラシックにもってこい。ただし、楽曲によってはスタンダードベースのほうがスムーズに演奏できる場合もあります。
なかには、フリーベースとスタンダードベース、2タイプの切り替えができるアコーディオンも。演奏の幅をより広げたいなら、チェックしてみてください。
アコーディオンは、蛇腹を伸び縮みさせることで内部にあるリード(金属の板)に空気を送り、振動させて音を出す仕組み。リードの枚数・組み合わせによって音色が変わるため、搭載しているリードの種類もチェックしましょう。
アコーディオンに搭載されているリードは、M(中音域)・L(Mの1オクターブ下)・H(Mの1オクターブ上)の3種類。安価な機種ではM2枚の「MM」やM1枚・L1枚の「ML」が主流で、グレードが上がると3〜4枚のリードを搭載した「MML」・「MMML」・「HMML」といった機種も出てきます。なかには、スイッチでリードの組み合わせを変えられるものもありますよ。
たとえば、ヨーデルなどにマッチする民族音楽的な音を出したいなら「MM」、パイプオルガンのような重厚な音を出したいなら「HML」がおすすめ。好みの音色が出せるリードの種類を選びましょう。
音色の幅を広げたいなら、電子アコーディオンも検討してみるとよいでしょう。電子アコーディオンとは、シンセサイザーのように音源を鳴らすタイプのアコーディオンのこと。蛇腹の動きを感知して音を鳴らすので、アナログのアコーディオンに近い感覚で使えます。
電子アコーディオンなら音色の切り替えが簡単なので、さまざまな国のアコーディオンの特徴ある音色を再現可能。アコーディオン系の音色以外に、オーケストラ・ギター・ベースなどの音も奏でられます。エフェクターも搭載されているので、音作りまで楽しめますよ。
さらに、電子アコーディオンはオーディオアウトプット端子搭載で、アナログのアコーディオンよりきれいな音を出力できるところも魅力。とくにライブなどで使いたい場合にはうってつけです。USBメモリーへの録音もできるので、演奏を聴き返して練習したいときにも役立ちます。
子どもがはじめて触れるアコーディオンを選ぶなら、おもちゃのアコーディオンがおすすめです。コンパクトかつ構造がシンプルで扱いやすいため、3歳ほどの小さな子どもでも楽しくアコーディオンに触れられるでしょう。
購入の際は、重さにも注目。目安として700~800gくらいのアコーディオンであれば、子どももストレスなく弾きやすいでしょう。子ども用なら鍵盤式は17鍵、ボタン式は多くても13ボタン程度で十分。高機能になるほど重くなりがちなので、あまりよくばりすぎないように選んでみてくださいね。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||
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種類 | ベースの種類 | ボタンの数 | |||||
1 | トンボ楽器製作所 ピアノ式アコーディオン|GT-60B | ![]() | 経験値を問わず扱いやすい、鍵盤型のお手頃モデル | 鍵盤式 | スタンダードベース | 60ボタン | |
2 | ローランド V-Accordion FR-1XB|FR-1XB-BK | ![]() | スピーカーを内蔵し外部PA不要で演奏を楽しめる | ボタン式 | 72ベース | 62ボタン(右手) | |
3 | ローランド V-Accordion FR-1X|FR-1x | ![]() | 多彩な音色を装備する、小さくて軽量なデジタルアコーディオン | 鍵盤式 | スタンダードベース、フリーベース | 72 | |
4 | ローランド V-Accordion FR-4XB|FR-4xb | ![]() | 伝統とデジタル技術の融合で多彩な音色を実現 | ボタン式 | スタンダードベース、フリーベース | 120 | |
5 | トンボ楽器製作所 アルト・アコーディオン|TB-32A | ![]() | さまざまな役割を担える合奏用アルトアコーディオン | 鍵盤式 | 不明 | 32鍵盤 | |
6 | トンボ楽器製作所 ソプラノ・アコーディオン|TB-32S | ![]() | 澄んだ美しい音色のソプラノ音域ピアノ式タイプ | 鍵盤式 | 不明 | 32鍵盤 | |
7 | Zwindy キッズアコーディオン | ![]() | 心地よいまろやかなサウンド | 鍵盤式 | 8ベース | 不明 | |
8 | HOHNER Nova III 96|09090207i | ![]() | 早いパッセージやコードの押さえに有効なボタン式 | ボタン式 | 96ベース | 72(44)ボタン | |
9 | HOHNER HOHNER XS | ![]() | 軽量かつ耐久性のあるプラスチック製 | ボタン式 | 不明 | 21ボタン | |
10 | HOHNER Bravo II 48 | ![]() | 子どもの演奏に適したBravoシリーズ最小モデル | 鍵盤式 | 48ベース | 26鍵盤 |
約6.5Kgと小型・軽量ながらスピーカーを内蔵し、外部PA不要で1台で演奏を楽しめるので、年齢・性別を問わず幅広くおすすめできます。FR-7X同等のPBM音源や高精度のベローズ・センサーを採用し、本格的なアコーディオン音色、オーケストラ音色も多数内蔵。アコーディオン入門者にも適したモデルです。
種類 | ボタン式 |
---|---|
ベースの種類 | 72ベース |
ボタンの数 | 62ボタン(右手) |
26鍵盤・72ベースを装備し、小型ながらアンプとスピーカーを内蔵したデジタルアコーディオンです。PBM音源でリアルな音を再現し、16種類のアコーディオンサウンドのほか、16種類のオーケストラサウンドを搭載するという多彩さも魅力。USBメモリー端子を装備し、オーディオファイルを再生しながら演奏することも可能です。
種類 | 鍵盤式 |
---|---|
ベースの種類 | スタンダードベース、フリーベース |
ボタンの数 | 72 |
アコーディオンは、中古でも入手可能です。中古のアコーディオンは、谷口楽器・ワタナベ楽器のような専門店や、ヤフオク・メルカリなどのフリマサイト、ハードオフなどのリサイクルショップで購入できます。
中古のアコーディオンは新品より安い価格で購入できる点が魅力。たとえば、ローランドのFR-4Xの場合、中古のほうが新品より5万円ほど安く手に入れられます。また、中古品を探していると、すでに新品では販売されていない過去のレアなアコーディオンに出会えることもありますよ。
ただし、中古品には保証がついていないことが多いため要注意。楽器店やリサイクルショップで販売されているものの場合は保証つきの場合もありますが、同じ店でも商品によって保証期間が異なることもあるため、あらかじめよく確認しておきましょう。
アコーディオンの上達を早めたいなら、教室に通うのがおすすめです。アコーディオンは1人でも練習できますが、独学では正しい弾き方をなかなか身につけにくいもの。教室に通えば間違ったところを指摘してもらえるので、より早く上達できますよ。
アコーディオン教室は全国各地にあるので、まずは通いやすい場所の教室を探してみましょう。時間や場所の制約により教室に通えない場合は、ウェブレッスンを受けられる教室を選ぶのも手です。自分に合う教室を見つけて、いろいろな音楽を演奏できる技術を身につけてくださいね。
アコーディオンを練習する際には、譜面台や楽譜ファイルも用意しておくとよいでしょう。譜面台はよい姿勢で練習するために、楽譜ファイルは楽譜を管理するために必要なアイテムです。以下のコンテンツでそれぞれ詳しくご紹介しているので、チェックしてみてくださいね。
1位: トンボ楽器製作所|ピアノ式アコーディオン|GT-60B
2位: ローランド|V-Accordion FR-1XB|FR-1XB-BK
3位: ローランド|V-Accordion FR-1X|FR-1x
4位: ローランド|V-Accordion FR-4XB|FR-4xb
5位: トンボ楽器製作所|アルト・アコーディオン|TB-32A
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