メンズ就活スーツのおすすめ人気ランキング

カラーは黒か濃紺、柄の入らない無地がメンズ就活スーツの定番です。現在日本では、8割以上の就活生が黒を選んでいます。悪目立ちを避け、万人受けを狙うなら黒を選ぶとよいでしょう。派手な印象を与えないためにも、光沢のない生地をチョイスしてください。

「就活=黒色無地のスーツ」が定着した昨今では、黒を選ぶリスクはほとんどありません。ただし本来ブラックスーツは、冠婚葬祭のみに着るのが常識とされています。とくに海外では喪服をイメージする人が多いため、外資系を志す人は黒無地を避けるのがおすすめです。

ダークグレーもNGではありませんが、カジュアルな印象を与える可能性があります。保守的な面接官がいる企業では、避けたほうが無難でしょう。マスコミ・アパレル・美容など流行に敏感な業界を志望するなら、あえてグレー系を選んで個性を発揮するのもありですよ。

ジャケットはシングルが定番です。ダブルジャケットは重厚感があるぶん尊大なイメージを抱く人もいるため、就活ではNGと心得ましょう。シングルジャケットには2つボタン・3つボタンがあるので、業界・社風に合わせてチョイスしてください。

迷ったときは、2つボタンを選んでおくのがおすすめです。最もオーソドックスなスタイルで、胸元が縦長に開くためすっきりとした印象に仕上がります。学生らしい爽やかさや、聡明でシャープなイメージをアピールできますよ。

金融・医療など堅めの業種を志望するなら、3つボタンを検討してもよいでしょう。クラシカルなスタイルで、誠実さが求められるシーンに向いています。ただし着こなしが難しいため、じっくり試着したうえで古臭くみえないもの選んでくださいね。

シングルジャケットに合わせるパンツは、スマートにみえるノータックがおすすめです。すっきりしたシルエットで、颯爽とした印象を与えられます。ぴったりすぎると動きにくいことがあるため、ほんの少しゆとりのあるサイズを選ぶとよいでしょう。

一方、下半身が大きめな人や動きやすさを求める人は、タックパンツも検討してみてください。最近はシルエットがきれいなワンタック・ツータックパンツも販売されています。お尻周りが窮屈になりやすいぽっちゃり体型の人や、太ももが張ったアスリート体型の人は要チェックですよ。

パンツの裾はシングル仕上げを選びましょう。軽やかでありながら、就活にふさわしいフォーマルな印象を与えられます。裾を折り返したダブル仕上げはスタイリッシュですが、カジュアルでスポーティな雰囲気なので避けた方が無難です。

裾丈は、靴の甲に触れるくらいの「ハーフクッション」がトレンド。試着するときは実際に使うベルトと靴を準備して、正しい姿勢で計測しましょう。

通販で購入する場合は手持ちのスラックスを測り、就活スーツに適した長さを調べてください。ECショップのなかには、裾上げサービスを実施しているところもあります。上手に利用して、洗練された着こなしを目指してくださいね。

窮屈さを感じずガンガン活動したい人には、ストレッチ機能のある就活スーツがおすすめです。伸縮性のある生地を採用し、肩や膝などの動きを妨げないのがメリット。生地の突っ張りが少ないため、体の疲れも感じにくいでしょう。

シワになりにくいのもストレッチスーツの特徴です。授業やデスクワークのあとに面接を受けるときも、すっきりした印象で臨めますよ。

就活する学生には、スーツの素材はポリエステル100％か、ポリエステルにウール・ポリウレタンなど合わせた混紡生地がおすすめです。ビジネスシーンではウールスーツが主流ですが、雨に当たると縮みやすく、手入れに手間がかかることから就活にはあまり向きません。

ポリエステル素材は耐久性が高いうえ、しわがつきにくいのが特徴。水分が浸透しにくく速乾性があるため、汗だくになったり急な雨に降られたりしてもすぐに乾きます。価格も比較的リーズナブルなため、短期間だけ着用する就活生にぴったりといえるでしょう。

ただし中途採用を希望する社会人の場合、ポリエステル100%だと安見えしてしまう可能性があります。年齢やキャリアに釣り合うよう、ウール素材のスーツも検討してみてください。保温性や吸湿性にこだわるなら、新卒生がウールを選ぶのもあり。就職したあとも長く着用できますよ。

手入れを簡単にすませたいなら、ウォッシャブルスーツを選びましょう。連日のように就活していると、どうしても汗や汚れが付着します。自宅の洗濯機で洗えるウォッシャブルタイプなら、いつも清潔なスーツを着用できます。

クリーニングに出す回数が減らせるのも魅力です。交通費などで出費がかさむなか、少しでもコストが削減できるのはうれしいですね。なかには、シャワーで流すだけできれいにできるスーツもあります。バスルームでお手入れすれば翌朝には乾いてしまうため、遠距離就活でホテル泊するときにもぴったりでしょう。

ビシッとした風合いを保ちたい人は、撥水・防汚機能や防しわ加工にも注目してください。自宅で落とせるのは水溶性の汚れがメインなので、定期的にドライクリーニングに出して油溶性の汚れもクリーンアップしましょう。