変温動物の爬虫類の飼育に欠かせない爬虫類用ヒーター。トカゲ・カメ・ヘビなどの種類に合ったヒーター選びが大切です。しかし、保温球・セラミックヒーター・パネルヒーターなど種類が多く、どれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、爬虫類用ヒーターのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。気になる電気代・火事の対策や代用品についても解説していますよ。本記事を参考に、ご家庭に合った爬虫類用ヒーターを見つけてくださいね。
生体販売・トリマー・トレーナー・新規事業開発・成田空港内ペットホテル開業に伴うプロジェクトリーダー等を経験し、現在は大手ペット専門学校講師、海外製ペット用品の開発・販売、ペット関連プロモーション事業にも従事。トリマー兼トレーナーとして動物保護活動にも取り組む。
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爬虫類は外気温によって体温が左右される変温動物のため、爬虫類用ヒーターは欠かせません。爬虫類の適温に合わせて、ケージ内の温度を一定に保つ必要があります。
暖かい春・夏でも、気温が爬虫類の適温より低い時間帯はヒーターが必要です。適温より高い時間帯はヒーターを止めて、冷房などで室温を調整しましょう。例えば、ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の適温は日中25〜30℃・夜間20℃、ギリシャリクガメは日中20〜26℃・夜間16〜20℃です。
留守中・夜間など、常に温度管理ができないときのために爬虫類用サーモスタットを併用しましょう。夏場の冷房などで爬虫類のケージ内の温度が下がりすぎないよう、設定温度に合わせてヒーターの電源管理を行うアイテムです。温度変化の激しい春の日中でも、温度の上がりすぎ防止に役立ちます。
以下の記事ではサーモスタットの選び方について紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
ヒーターと聞くと冬だけ使うイメージがありますが、冷房を効かせていると夏場でも必要になることがあります。なかでも、梅雨時は雨で気温が下がりやすいので注意が必要です。
爬虫類はとてもデリケートな動物で、適した温度・湿度・通気性を保っていないといけません。大切なペットの命を守るために、飼育環境はしっかり整えてあげましょう。
爬虫類用ヒーターを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「2つのポイント」をご紹介します。
爬虫類用ヒーターのタイプは、ケージ内の空間を暖める暖房の役割を持つタイプと、床暖房のような役割を持つタイプの2種類。まずは暖房タイプのヒーターとして、保温球・セラミックヒーター・暖突の特徴をご紹介します。爬虫類の種類や飼育スタイルに合わせて選びましょう。
爬虫類の生息地域の環境に近づけたい場合は、赤外線を照射する保温球がおすすめ。ケージ内でソケットに取り付けて使用します。昼用・夜用・昼夜兼用など種類が豊富なので、爬虫類の生息地域の環境に近づけやすいのが特徴です。
保温球にはケージ内の一部を集中的に暖める「集光型」と、ケージ全体を暖める「散光型」があります。例えば、昼行性の爬虫類のバスキング(日光浴)や、ケージ内に温度勾配をつけたい場合は、昼用の集光型保温球がぴったりです。
保温球のW数は、45cm幅のケージには30〜50W・60cm幅には50〜75W・90cm幅以上なら100Wを目安に選択します。温度調節機能はないため、温度計・サーモスタットを利用して生体の適温になるよう調整が必要。また、保温球は寿命が短い消耗品のため、4〜6か月を目安に交換しましょう。
保温球の表面は高温になるため、接触するとやけどを負う・水がかかると割れる危険があります。爬虫類への霧吹きや水を飛ばす生体には注意しましょう。さらに、アクリル製のケージは保温球の熱で溶ける可能性があるため、ガラス製・木製のケージでの使用に適しています。
保温球はもっとも定番のヒーターで、ほとんどの爬虫類に使用できるのが特徴。迷ったときは保温球を選んでおけば間違いないでしょう。
設置方法にはクリップタイプや吊り下げタイプなどがあり、照射したい場所に向けて一や角度を調整するだけで簡単に取り付けられます。爬虫類がいつも好んでいる場所やコンセントの近くなど、飼育環境に応じて適切な位置に設置しましょう。
夜行性の爬虫類には、セラミックヒーターがぴったり。光を発さずに赤外線を照射して保温するため、警戒心の強い個体・目が悪い生体にもうってつけです。ケージ外の上部に置くタイプと、電球のような形状でケージ内のソケットに取り付けるタイプがあります。
ケージ内の空気全体を保温したい場合はケージ外の上部に置くタイプ、ケージ内に温度勾配をつけたい場合は電球型タイプを選びましょう。セラミックヒーターの本体は高温になるため、やけどに注意が必要です。ケージ外の上部に置くタイプなら、生体のやけどのリスクを減らせます。
また、保温球よりも寿命が長いため、交換の手間をかけたくない人にもおすすめ。さらに、多少の水滴がついても割れることはほとんどありません。保温球よりも高価ですが、寿命の長さと破損・やけどのリスクの少なさを考えると、コスパのよいアイテムといえるでしょう。
小さなお子さんがいるご家庭など、保温球の安全面を心配する人はセラミックヒーターがおすすめです。保温球は剥き出しの電球のような形状なので、万が一割れてしまったり、お子さんが触れてしまったりした場合は危険が伴います。
滅多にない事故なので過剰な心配は不要ですが、お子さん・ペットの安全に配慮したいならセラミックヒーターを視野に入れてみるとよいでしょう。
床暖房のような役割をもつパネルヒーターは、ケージの底まで暖められない場合の併用におすすめ。単体では、爬虫類の腹部を温めるために使用します。薄いシート状のパネルをケージの外側の、底面・側面・天井に貼り付けるため、コード穴が開いていないケージでも手軽に取り付け可能です。
パネルヒーターは、消化を促すためにお腹を温めるヒョウモントカゲモドキ(レオパ)・ヘビにぴったり。ただし、ケージの3分の1〜半分程度の床面積にとどめて温度勾配をつけ、全面には敷かないようにしましょう。熱からの逃げ場がなくなるほか、室温の低い冬場などは低温やけどの危険があります。
また、パネルヒーターの上には、爬虫類用の隠れ家の「ウェットシェルター」を置かないように注意しましょう。湿度の高いウェットシェルター内が暖められることで、蒸し風呂のような状態になってしまい危険です。
爬虫類は木や岩に登っていることもあるため、床面から離れた暮らしをする生体ならパネルヒーターを併用しましょう。ケージが大きくて上から照射するだけは保温が足りない場合や、上からも下からも保温が必要な生体にもおすすめです。
また、床面にしかいない爬虫類であれば、併用ではなく単体の使用も可能です。パネルヒーターはメンテナンスが楽で見栄えもよいため、飼い主さんからも人気のタイプ。保温球などを使用したくない人にも向いています。
電気代の安さと空間の保温力で選ぶなら、みどり商会の「暖突」をチェックしましょう。32Wの暖突Mサイズで100Wの保温球とほぼ同じ熱効率を持ち、電気代を約3分の1に抑えられます。ケージ内の天井に取り付け、赤外線を下に放射することで広い空間を暖めますよ。
また、表面が高温にならないので、保温球・電球型のセラミックヒーターでは、巻きついてやけどを負うリスクのあるトカゲ・ヘビにうってつけです。霧吹きも可能なため、湿度が必要な爬虫類や、上部からの暖めが効果的なカメにも適しています。
高さが低いケージでは熱からの逃げ場がなくなるリスクがあり、温度の上がりすぎに注意が必要です。暖突の場合、サーモスタットは誤動作の原因となるため、温度計を使用しましょう。また、高さのあるケージでは、底まで熱が届かない可能性もあるので、購入前に要チェックです。
暖突は小動物専門の会社が作っているため製品の信頼度が高いという特徴があります。ニッチながらも定番で人気の商品なので、気になる人は選択肢に入れてみてください。
ペットショップの店頭には並んでいないことも多いので、購入するならネット通販でチェックしてみるとよいでしょう。
日中・夜間で適温の異なる爬虫類のヒーターには、温度調節機能が欠かせません。飼い主の生活スタイルに合わせて、手動で温度設定ができるタイプ・自動で温度を管理できるタイプ、どちらかを選びましょう。
爬虫類の適温に合わせて細かく温度管理をしたい場合は、温度設定可能タイプが適しています。日中・夜間で適温が異なる爬虫類のために、季節・時間帯の室温に合わせて温度を変更できるのが特徴です。
ただし、留守中・夜間など、温度管理ができないときはサーモスタットを併用しましょう。設定温度よりも高い・低い場合にヒーターの電源管理を行うことで、自動的に適温を保ちます。
手軽に温度管理をしたい場合は、自動温度管理タイプがうってつけ。設定温度よりも温度が上がらないように調節されるため、適温を保てます。留守の時間が長い人向けのタイプですが、日中・夜間で適温の異なる爬虫類へ使用する場合は、設定温度の変更を忘れないようにしましょう。
また、PTC(自己温度制御)式を採用したヒーターなら、電気代の節約にもぴったり。電源の入切で温度を調整するサーモスタットとは異なり、カーボンパネルによって一定の温度を保つ方式のため、消費電力を抑えられます。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||||
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ヒーター形状 | 幅 | 奥行 | 高さ | 消費電力 | サーモスタット付き | |||||
1 | ジェックス EXOTERRA ヒーティングトップ | ![]() | ケージ内の空気をじっくり温める上部式 | 上部式パネルヒーター | 幅15.5cm | 奥行10cm | 高さ2.8cm | 16W | 不明 | |
2 | ジェックス レプタイルヒート | ![]() | 6層構造で効率よくケージを温める | パネルヒーター | 幅14.5cm | 奥行16cm | 不明 | 6W | 不明 | |
3 | yomaxer パネルヒーター | ![]() | 折りたたみが可能で持ち運びや収納に便利 | パネルヒーター | 22cm | 42cm | 不明 | 不明 | ||
4 | みどり商会 暖突 | ![]() | 巻き付きによる火傷のリスクを軽減する上部式 | 上部式パネルヒーター | 幅20.4cm | 奥行2.1cm | 高さ25.4cm | 32W | 不明 | |
5 | 三晃商会 パネルウォーマー|E52 | ![]() | 自動温度制御機構つきでサーモスタットなしでも使える | パネルヒーター | 15.5cm | 不明 | 24cm | 14W | 不明 | |
6 | みどり商会 ナラベルト | ![]() | 細長いヒーターで複数のケージを一気に保温 | ベルトヒーター | 幅7cm | 不明 | 長さ85cm | 不明 | 不明 | |
7 | Diestord 爬虫類シートヒーター | ![]() | 水槽下部や横側にも設置可能な薄型タイプ | パネルヒーター | 28cm | 42cm | 不明 | 不明 | ||
8 | Bonheur マルチパネルヒーター | ![]() | 飼育専用温湿度計つきのパネルヒーター | パネルヒーター | 22cm | 25cm | 不明 | 15W | 不明 | |
9 | sunmond マルチパネルヒーター | ![]() | ペットや環境に合わせて温度調節が可能 | パネルヒーター | 42cm | 28cm | 不明 | 不明 | ||
10 | PROKTH Allystyle ヒーター 爬虫類・両生類用 | ![]() | ヒーターも景色の一部に!おしゃれなカモフラ柄 | ヒーターマット | 10cm | 20cm | 0.5cm | 不明 | 不明 |
温度により電気抵抗値が変化するPTC自動温度制御を利用しており、外付けのサーモスタットを使わずに温度を保てるヒーターです。ヒューズや作動ランプもついていて、万が一の事故への備えもされています。ヒーター表面は約25~45℃の範囲で自由に設定ができるので、ペットの好みや性質に合わせて環境を整えられますよ。
ヒーター形状 | パネルヒーター |
---|---|
幅 | 15.5cm |
奥行 | 不明 |
高さ | 24cm |
消費電力 | 14W |
サーモスタット付き | 不明 |
ヒーターの使用にあたって、絶対に気をつけたいのが火事。特にアクリル製・プラスチック製のケージは熱に弱く溶けやすいため、表面が高温になる保温球・セラミックヒーター・パネルヒーターの使用は避けるようにしましょう。
また、パネルヒーターの下に断熱材を使用する場合は、ヒーターを密閉しないことが大切。ゆるやかに温度が上がり続け、プラスチックケージに穴が開いてしまったというケースもあります。さらに、パネルヒーターのフィルムに圧力がかかると漏電の恐れも。ケージの足で踏まないように設置しましょう。
爬虫類用ヒーターの火事を防ぐためには、サーモスタットの使用がおすすめです。熱暴走など、ヒーターの異常時に警報で知らせる商品もあります。ただし、暖突など商品によっては、外部サーモスタットの取り付けを禁止している場合もあるため、必ずヒーターの取扱説明書を確認しましょう。
爬虫類用ヒーターは、変温動物である爬虫類の適温に対応できるように設計されているため、人間用ヒーターなどで代用するのは原則避けるようにしましょう。ただし、爬虫類用ヒーターが故障した場合や、停電・災害などの緊急時には段ボール・カイロなどで代用できますよ。
段ボール・発泡スチロール・エアーパッキンなどは断熱性能が高いため、ケージを覆うことで保温可能です。また、カイロ・湯たんぽを入れてケージ内から保温もできます。ただし、カイロ・湯たんぽに直接触れると低温やけどのリスクもあるため、タオルなどの布で包んでから入れましょう。
室内のエアコンが使用できる場合は、エアコンで室温を上げるのも効果的です。一方、暖房は空気が乾燥しやすいため、加湿器を併用してケージ内の湿度にも気をつけましょう。
爬虫類用ヒーターのほかにも、爬虫類の飼育に必要なアイテムはたくさんあるので、ぜひ以下の記事もチェックしてみてくださいね。
1位: ジェックス|EXOTERRA ヒーティングトップ
2位: ジェックス|レプタイルヒート
3位: yomaxer|パネルヒーター
4位: みどり商会|暖突
5位: 三晃商会|パネルウォーマー|E52
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