切り花を美しい状態で長持ちさせる効果が期待できる、切り花延命剤。切り花がすぐ枯れることを防ぎ、花をきれいに飾り続けるのに役立ちます。しかし、粉末タイプや液体タイプなど種類が豊富で、成分や価格も異なるため、どれを選ぶべきか悩みますよね。
そこで今回は、切り花延命剤のおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。コンテンツの後半では、切り花延命剤はどこで売っているのかや、自作・代用ができるかなども解説。ぜひ最後までチェックしてください。
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切り花の寿命は季節や花の種類によって異なります。水道水のみだと春や秋で1週間程度、夏は3~5日、冬は2週間ほどが目安。切り花延命剤でどれくらい延命できるかは商品や状況によって変わりますが、水のみの場合より数日~数週間程度長持ちしたという声もあります。
切り花延命剤には、水を清潔に保つための抗菌剤や防腐剤などが含まれているのが一般的。しかし切り花延命剤を使用した場合でも、定期的な水換えは必要なので注意しましょう。なかには切り花を長持ちさせるだけでなく、成長を促す成分が配合された商品もあるので、目的に応じて選んでください。
切り花延命剤を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
切り花延命剤は、液体と粉末の2タイプにわかれています。それぞれの特徴を説明するので、使いやすさや利用シーンに合わせて、適したタイプの切り花延命剤を選びましょう。
ただし液体タイプは、保管方法に要注意。長期間置いておくと変色したり、沈殿物や浮遊物が発生したりする場合があります。品質には問題ないとしているメーカーもありますが、気になる人は商品のパッケージにある注意事項を守って保管しましょう。
切り花を活ける機会が少ない人は、粉末タイプがぴったり。個包装の商品もあり、必要な分だけ新鮮な状態で使用できます。液体タイプに見られやすい長期保管による変色なども発生しにくいため、使わない期間が続いても保管しやすいでしょう。
ただし粉末タイプは、使用する際に手間がかかることがあるのが難点。花瓶に入れる前に水に溶かすものは、水換え作業の時間が増える可能性があります。できるだけ水換え作業の手間を減らしたい人は、粉末タイプのなかでもそのまま花瓶に入れられる商品をチェックしましょう。
切り花延命剤は、商品によって含まれている成分が異なります。成分によってもたらされる効果も違うため、重視したいポイントに合わせて成分を選びましょう。
切り花の鮮やかな色を保ちたいなら、栄養剤入りを選びましょう。サッカロースやグルコースなどの栄養剤が含まれた切り花延命剤には、花の色を長持ちさせる効果が期待できます。花が長く鮮やかに咲いていることで香りも維持できるので、花の色と香りを長く楽しみたいなら試してください。
水の腐敗や雑菌の繁殖を防ぐには、抗菌剤・殺菌剤入りの切り花延命剤をチョイス。主に硝酸銀や酢酸銀などが、抗菌剤・殺菌剤として配合されます。バクテリアの繁殖を抑制することで、茎の水を吸い上げるための管がバクテリアによってふさがれず、花が早く枯れるのを防ぐ仕組みです。
切り花が安定して水を吸い上げられるようにしたいなら、界面活性剤入りがおすすめ。銀イオンなどの界面活性剤には、水の表面張力を下げて流れをよくする効果があります。水の流れがよくなることで花がより多くの水を吸い上げられ、長く元気に咲き続けられるようになりますよ。
切り花延命剤を購入する際は、容量にも注目しましょう。切り花延命剤は希釈して使用しますが、希釈の割合は商品によって変わり、花瓶の大きさや数によっても使用量が異なります。1個購入したら何回使えるのかを計算して、自分が使う量と比較して決めるとよいでしょう。
たくさん使用したい人は大容量のボトルタイプか、希釈割合が高いものがうってつけ。切り花延命剤の希釈割合は、10~100倍前後と幅広い数値です。希釈割合が高いほど、1本で使用できる回数が増えるため、多数の切り花を活けている人や大きな花瓶を使用している人は要チェックですよ。
頻繁に切り花延命剤を使用しないなら、粉末タイプで1回分ずつ小分けされた「美咲」のような商品もおすすめ。使用量を毎回軽量する手間がなく、長期保存もしやすいので便利です。友人に切り花をプレゼントするときなどにあわせて渡せば、より喜んでもらえるでしょう。
切り花延命剤を使用するときは、手持ちの花器の素材に使えるかも確認しましょう。切り花延命剤の多くは銀を成分に含むため、花器の素材によっては使用できない場合があります。お気に入りの花器を薬剤から守るために、使えるものと使えないものを把握しておきましょう。
たとえば真鍮・銅・ステンレスなどの金属製の花器は、切り花延命剤によって腐食する可能性があるため要注意。特に仏花器は金属製のものが多いため、仏花を活けるときは金属製の花器でも使える商品を購入しましょう。また陶器やガラス製は、切り花延命剤が使える場合が多いといえます。
切り花延命剤は、花の種類によって使い分けるのもおすすめ。基本的に切り花延命剤はどの花にも使用できますが、バラやキクにはより効果的な商品も販売されています。通常の切り花延命剤より1.2~1.5倍ほど長持ちするといわれる商品もあるので、バラやキクを活けるならチェックしてください。
バラは花首が折れやすく、折れると枯れてしまいやすいのが特徴。バラ専用の切り花延命剤を使用すれば、花首が折れにくくなる効果が期待できます。また、キクに特化した切り花延命剤には、通常の水より約2倍の延命効果が期待できる商品もあります。花の種類に適した薬剤を選びましょう。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||
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主要成分 | 形状 | 内容量 | |||||
1 | フジ日本精糖 キープフラワー | ![]() | 40年以上のロングセラー!手間いらずで切り花をきれいに保つ | 糖類、有機酸、有機酸塩、防腐剤 | 液体 | 500mL | |
2 | 住友化学園芸 花工場|花工場切花ロングライフ液 | ![]() | 1度希釈液をつくったら水をつぎ足すだけでOK | トレハロース | 液体タイプ | 480mL | |
3 | ハイポネックスジャパン ハイポネックス|水あげ名人 | ![]() | 金属製も含め幅広い素材の花器に使える | 糖類、抗菌剤、界面活性剤など | 液体タイプ | 600mL | |
4 | 花ごころ 高濃度フルボ酸活力液 | ![]() | 保肥力を高め根張りを良くする活力液 | 防腐剤、有機物の発酵液 | 液体 | 200mL | |
5 | クリザール・ジャパン クリザールフラワーフード|GS002128 | ![]() | 水揚げを促進させて水と栄養をしっかり花に届ける | 糖類、抗菌剤、有機酸 | 液体タイプ | 1000mL | |
6 | アース製薬 アースガーデン|切り花名人 仏花専用 | ![]() | プッシュするだけで計量できる花延命剤 | 糖類、抗菌剤、無機イオン | 液体タイプ | 100mL | |
7 | アイメディア お花が長生きする栄養剤 ポンプ式|1008536 | ![]() | ワンプッシュの手軽さが魅力!アレンジにも使える | 多糖類、防腐剤、ph調整剤 | 液体タイプ | 300mL | |
8 | パレス化学 華の精|kz01193 | ![]() | 切り花の生理作用を研究してつくられたこだわりの1本 | 栄養剤、抗菌剤・殺菌剤 | 液体 | 1800mL | |
9 | 美咲 切り花延命剤 | ![]() | 花の香りも長持ちさせて魅力を引き出す | 抗菌剤・殺菌剤、糖類、無機イオン | 液体 | 10mL×100袋 | |
10 | アース製薬 アースガーデン|イキイキ切花延命剤 | ![]() | キクを長持ちさせたい人必見!菌の繫殖を抑制 | 水、糖類、抗菌剤、金属イオン | 液体タイプ | 230mL |
切り花延命剤は100均でも購入可能です。ダイソーでは小分けの液体タイプの商品、ワッツではボトルの液体タイプが販売されています(2023年4月現在)。メーカー品と同等の成分が含まれていますが、量が少ないためお試しで使いたい人におすすめ。頻繁に使用するならメーカー品を選びましょう。
ブドウ糖は、果糖ブドウ糖が含まれているサイダーでも代用可能です。ただし炭酸が切り花を傷める可能性があるため、水4に対して炭酸の抜けたサイダー1の割合で使用しましょう。糖類は水を腐らせるバクテリアなどのエサにもなるため、塩素系漂白剤と併用するのがおすすめです。
花を長持ちさせることも重要ですが、より美しく飾るために花器にもこだわってみましょう。以下のコンテンツでは、花瓶や一輪挿しのおすすめ人気ランキングとその選び方を紹介しているので、あわせてチェックしてください。
1位: フジ日本精糖|キープフラワー
2位: 住友化学園芸|花工場|花工場切花ロングライフ液
3位: ハイポネックスジャパン|ハイポネックス|水あげ名人
4位: 花ごころ|高濃度フルボ酸活力液
5位: クリザール・ジャパン|クリザールフラワーフード|GS002128
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