調光ロールスクリーンのおすすめ人気ランキング【2025年】

日中強い日差しが入ったり、視線が気になったりする高さまでを遮るような使い方をしたい人は、スライド式を選びましょう。前後の生地の重なり具合で光量を調整するスライド式は、好みの高さまでで下ろすのを止めた状態で、スクリーンの重なり具合を変えられます。できるだけ外の景色もクリアにしたい場所におすすめです。

立体式は、やわらかい光を取り入れられるレースを全面にして使いたい人向きといえます。前後2枚のシースルー生地の間に、不透明生地のスラット（羽根）を挟み込んだ構造で、ブラインドのように不透明生地を立てたり寝かせたりするのが特徴です。完全に寝かせることで、シースルー部分だけにできます。

いずれも、シースルー生地の透過性が重要です。例えばメッシュ生地なら、隙間から景観がクリアに見えるものの、視界を遮るには物足りない可能性があります。プライバシーを守りたい場合は、薄手の編物であるボイル生地のように、ぼかしが効く生地のものが狙い目です。

調光ロールスクリーンの購入者の口コミでは、「夜になると室内の光が外に漏れる」「人影が透けて見える」といった声も見られます。調光ロールスクリーンは、遮光性能が高いものを選んでも、シースルー生地でしっかり採光できるため、夜間の使用シーンも想定して遮光等級が高いものを選ぶのがおすすめです。

遮光性能は「遮光等級」という基準で表示されており、1級・2級・3級の3段階に分かれています。1級は遮光率99.99%以上で、昼間でもしっかりと遮光し、隙間がなければ室内はかなり暗い印象になります。夜間に漏れる光も少なく、人影が写る可能性は低いでしょう。

2級は遮光率99.80%以上で、明るさをしっかりと抑えられる印象です。3級は遮光率99.40%以上で、直射日光を和らげる程度といえます。人間の目はわずかな光でも感じ取り補正するため、3級から等級なしの商品では、かなり明るい・光が漏れると感じる可能性が高いので注意してください。

壁や天井に穴を開けずにロールスクリーンを設置したいなら、突っ張り式かカーテンレール式を選んでください。突っ張り式は、突っ張り棒の要領で窓枠の内側に固定する方法です。カーテンレール式は、既存のカーテンレールに取り付け金具のブラケットを取り付け、ロールスクリーンを吊り下げます。

とくに突っ張り式では、左右に数センチ程度の隙間ができる場合があるので、遮光性の高さを求める人は留意しましょう。ロールスクリーンの収納ボックスを窓枠の内側に収める構造のぶん、ロールスクリーン自体の幅は窓よりもやや小さくなるためです。

カーテンレール式では、自宅のカーテンレールに取り付けられるかを確認して購入しましょう。基本的に、中に空洞があるレールでないと金具が取り付けられないので、商品の説明も確認のうえ、自宅のカーテンレールをチェックしてください。

壁にネジで金具を取り付ける「正面付け」や「天井付け」のタイプは、突っ張り式やカーテンレール式よりも耐荷重が大きく、商品展開がぐっと広がります。大きめサイズや厚手の遮光タイプ、電動式なども選びやすく、機能性・デザイン性を重視したい人の候補になるでしょう。

正面付けとは、窓枠の外側の壁にブラケットを取り付けて設置する方法です。窓枠より大きいスクリーンですっぽり覆うようになるため、隙間からの光漏れが少なく、遮光性や断熱性を重視する人におすすめです。

天井付けは、窓枠内の上部や天井にブラケットを取り付ける方法。見た目がすっきり仕上がりやすく、圧迫感が気になる人に向いています。

部屋をすっきりとした印象にしたい場合は、コードレスタイプがおすすめです。上げ下げするコードがないため、スクリーンまわりがすっきりします。小さな子どもが引っかかったり、巻きついたりする心配もなく、安全性が高い点も魅力です。

コードレスタイプには、スクリーンの下部の引き具を手動で上下させるタイプや、リモコンで操作できる電動タイプがあります。手動タイプは価格が手頃で導入しやすく、電動タイプはボタン1つで上げ下げできるので、高窓や大きな掃き出し窓など、手が届きにくい場所でもスムーズに使えるのが特徴です。

電動式には、リモコンやスマホ、壁スイッチで操作できるものがあります。壁スイッチは設置工事が必要なので、手軽に導入したい人は、リモコンやスマホで操作できるものが狙い目です。

調光ロールスクリーンのスタンダードな操作方法はチェーン式です。調光ロールスクリーンは、前後2枚の生地の重なりを調整するため、チェーンの輪を繰って前後の生地を調整できるチェーン式は微調整しやすいタイプといえます。設置場所や使う人に合わせて、使い勝手や安全性に配慮されたものを選びましょう。

例えば、チェーンの位置を左右どちらにも付け替えられるタイプなら、家具の配置や利き手に合わせて柔軟に対応できます。とくにロールスクリーンの周りに家具がある場合、取り付け位置によっては上げ下げしづらくストレスになるので重要なポイントです。

チェーンの長さにも注目してください。短かすぎると引きづらく、長すぎると垂れ下がって見た目が悪くなるほか、絡まるリスクもあります。なかにはオーダー時に好みの長さを指定できる商品もあるため、チェックしてください。

そのほか小さな子どもがいる家庭では、セーフティコネクター付きのチェーンがおすすめです。一定の力が加わるとチェーンが外れる構造になっていて、引っかかって転倒したり、調光ロールスクリーンが引っ張られて落下したりするリスクを軽減できます。