金利の低さやがん団信の上乗せ金利の低さ、手数料の低さが気になるイオン銀行 住宅ローン(手数料定率型)。実際に利用しないとわからず、迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、実際にイオン銀行 住宅ローン(手数料定率型)を徹底検証しました。固定金利住宅ローン19サービスの中で比較してわかったイオン銀行 住宅ローン(手数料定率型)の実力をレビューしていきます。固定金利住宅ローンの選び方も紹介しているので、検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
すべての検証は
マイベストが行っています
今回検証した「イオン銀行住宅ローン」の10年固定タイプは金利が1.390%と、検証商品の平均を下回る結果となりました。固定できる期間の種類は2年・3年・5年・7年・10年で、15年・20年といった比較的長めの期間については用意されていないので注意しましょう。
がん団信の上乗せ金利は0.1%と低めで、「全疾病団信住宅ローン」や「8疾病保障プラス付住宅ローン」といった、幅広い種類の病気をカバーする団信が複数用意されているのもうれしいポイントです。
手数料の算出方法は他の多くの銀行と同じく、「借入金額×2.2%」と設定されています。また、全額繰上返済の手数料は55,000円ですが、繰上返済手数料や固定金利再選択手数料は一切かかりません。お買い物時の5%オフなどのサービスを踏まえると、金利の低さだけでなく、日常的に受けられる特典も重視したい人にはおすすめの住宅ローンでしょう。
有効期間:ローン返済完了まで
割引対象金額:上限なし
マイベストが検証してわかったイオン銀行 住宅ローン(手数料定率型)の特徴は、ひとことでまとめると「金利は平均を下回る。イオングループでの買い物で5%の割引」です。
実際、たくさんある固定金利住宅ローンの中で、金利の低さやがん団信の上乗せ金利の低さ、手数料の低さはサービスによってどのくらい差があるのか気になりますよね。ここからは、イオン銀行 住宅ローン(手数料定率型)を含む固定金利住宅ローンの検証方法や、自分に合った固定金利住宅ローンを選ぶためのポイント、検証で高評価を獲得したサービスを紹介していきます。
今回は、イオン銀行 住宅ローン(手数料定率型)を含む固定金利住宅ローン19サービスを実際に利用して、比較検証を行いました。
以下のコンテンツで行われた具体的な比較検証のポイントはこちらです。
検証①:金利の低さ
検証②:がん団信の上乗せ金利の低さ
検証③:手数料の低さ
金利が低い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「検証した住宅ローンのなかで最も金利が低い商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
なお、デフォルトで表示される「おすすめ順」のランキングは、10年固定の金利の低さをもとに作成しています。
固定10年・固定15年・固定20年・全期間固定の住宅ローンについて、金利を公式サイトで調査。調査した金利を低いものほど高評価として点数付けを行いました。
がん団信の上乗せ金利が低い商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「検証した住宅ローンのなかで最もがん団信の上乗せ金利が低い商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
各商品の手数料を公式サイトで調査。調査したがん団信の上乗せ金利を低いものほど高評価として点数付けを行いました。
手数料が低い商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「検証した住宅ローンのなかで最も手数料が低い商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
各商品の手数料を公式サイトで調査。調査した手数料を低いものほど高評価として点数付けを行いました。
固定10年の適用金利 | 年1.560% |
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固定15年の適用金利 | |
固定20年の適用金利 | |
全期間固定の適用金利(35年) |
当初引き下げ期間 | 2年、3年、5年、7年、10年 |
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固定期間再選択手数料 | 0円 |
繰上返済手数料 | 55,000円 |
借換可能 | |
自社ATM利用手数料(平日) | 無料 |
自社ATM利用手数料(土日) | 無料 |
コンビニATM利用手数料 | 平日:110円(8:45〜18:00)、220円(0:00〜8:45・18:00〜24:00)/土・日・祝日:220円 |
申込可能な最低年収 | 100万円 |
申込可能な最低勤続年数 | 6か月(会社経営者・個人事業主は3年) |
申込可能な最長年数 | 35年 |
返済用口座の開設手続きが必要 | |
借入できる地域 | 東京都、神奈川県、大阪府 |
固定金利住宅ローンを選ぶ際に重要な「金利」。金利が低い銀行を選べば返済負担を軽減できるので、住宅ローン選びの最重要事項といえます。ただし、固定金利住宅ローンは、金利を固定する期間によって、同じ商品でも金利が異なります。ここでは金利を比較検討する際に重要な、固定する期間の選び方とその上での金利の見比べ方を解説します。
固定金利タイプの住宅ローンでは、金利を固定する期間をまず決める必要があります。具体的には、10年・15年・20年・全期間といった期間から選ぶことができます。
金利を固定する期間は、自分のライフプランにあわせて選びましょう。「子供が大学に入学する10年後までは何としても教育費を確保したい!」という人であれば、最初の10年間金利が固定される10年固定がおすすめです。
固定金利を選ぶ最大のメリットは、将来の返済額が決まり返済計画を立てやすくなることです。なお、固定する期間が短いほど金利は低く、固定する期間が長いほど金利は高い傾向にあります。10年と15年など近い期間でどちらにしようか迷う場合は、この金利の傾向を決め手とするのもよいでしょう。
最初に選択した固定期間が終わると、その後は自動的に変動金利へと切り替わります。もう一度固定期間を設定する場合は、再選択手数料がかかる場合があることは、事前に把握しておいてくださいね。
住宅ローンを申し込む銀行は、日常的に利用する頻度の高いメインバンクとして使うことを想定し選びましょう。
理由は、銀行のサービスを利用すればするほど住宅ローン金利の割引を受けられるため。たとえば「給与振込を行えば0.1%割引」など、所定の条件を満たすごとに少しずつ適用される金利が下がっていきます。
実際に適用される金利は、標準金利から割引される金利を差し引いて決まります。標準金利は他の銀行より高いものの、割引された結果他の銀行よりもお得になる場合も考えられます。「最大でどのくらいまで割引されるのか」という観点で各銀行の住宅ローンを比較しましょう。
固定金利住宅ローンを検討する際、住宅ローン金利だけを見比べるのは不十分。住宅ローンでは団信という保険に加入する必要があり、保障の手厚さに応じて金利が上乗せされます。以下では、加入するのがおすすめの団信と、上乗せ分を加味した金利比較の仕方を紹介します。
団信(団体信用生命保険)は「住宅ローン専用の生命保険」とも説明され、死亡時や保障の条件となる病気にかかったときなどに住宅ローンの支払いが免除されます。住宅ローンに申し込む人は必ず団信に加入する必要があります。
団信にはいくつか種類がありますが、日本人の死因第一位(※1)のがんに備えられる「がん団信」は付帯するのがおすすめ。一生のうちにがんと診断される確率は50%以上(※2)で、日本人の2人に1人近くがかかる病気です。がん団信では、基本的にがんと診断された時点で住宅ローン残高の支払いが免除されます。
一方、三大疾病や八大疾病をカバーした団信は保障が適用される条件が、がん団信より厳しいです。がん以外の病気は60日以上入院しないと団信の保障を受けられないことがほとんどですが、心疾患の平均入院日数は24.6日(※3)で保障条件を満たさない可能性が高いです。これらのデータより、がん以外の病気で保障の対象となる確率は低いと考えられます。
加えて三大疾病や八大疾病をカバーした団信の上乗せ金利ががん団信よりも高いことを踏まえると、がん団信は上乗せ金利が低く保障が適用されやすいコスパに優れた団信といえるでしょう。
1:厚生労働省「令和4年(2022)人口動態統計月報年計(概数)の概況」
2:国立がん研究センター「最新がん統計」
3:厚生労働省「令和2年(2020年)患者調査の概況」
住宅ローンを検討する際は、「住宅ローン金利」と「がん団信の上乗せ金利」をセットで考えることが肝心です。
理由は、がん団信の上乗せ金利を考慮しないと、本当にお得な銀行を見定められないため。住宅ローン金利がどんなに低くても、団信の上乗せ金利が高い場合には合計の金利が平均的な数字になることもあります。
「住宅ローン金利」と「団信の上乗せ金利」をあわせた金利が毎月の返済にかかわってくるので、それぞれを別々の観点で捉えることのないようにしましょう。
銀行ごとに手数料の差はありますが、金利の違いのほうがより大きな金額差につながるため、手数料の違いで選ぶことはおすすめできません。
平均的な住宅ローンの借入額4,500万円で試算すると、手数料の違いはせいぜい2万円程度だったのに対し、金利の違いによる返済額の差は約450万円にも及びます。
銀行によっては、「他の銀行よりも手数料が安く、初期費用を抑えられる」点をアピールしているところも。ですが、初期費用を気にしすぎるあまり、「手数料が安い銀行」を軸に住宅ローンを選ぶと最終的には損してしまうリスクがあるので気をつけましょう。
注文住宅の購入を控えている人は、分割融資に対応した銀行の住宅ローンに申し込みましょう。注文住宅の場合、土地を購入するとき、工事に着工するときなど複数のタイミングで小分けに支払いが発生するので、分割して融資を受けられるところかどうかが重要になります。
今回検証した商品のなかで分割融資に対応していたものは10個と、約半数が対応している結果になりました。注文住宅を検討している人は金利の低さを見る前に、「分割融資に対応した商品かどうか」をチェックするようにしましょう。
似た仕組みのローンに「つなぎ融資」があります。つなぎ融資は必要な資金を銀行から前借りし、後で住宅ローンと一本化する仕組みの融資です。住宅ローンが実行された後に、つなぎ融資を返済する手続が入るため、分割融資よりはやや手続の手間がかかるので注意しましょう。
固定金利住宅ローンの検証で上位を獲得したサービスをご紹介します。イオン銀行 住宅ローン(手数料定率型)以外にも、ぜひ以下のおすすめサービスも検討してみてくださいね。
固定10年の適用金利 | 年1.370% |
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固定15年の適用金利 | 年1.880% |
固定20年の適用金利 | 年2.120% |
全期間固定の適用金利(35年) | 年2.360% |
良い
気になる
当初引き下げ期間 | 2年、3年、5年、10年、15年、20年、30年、35年 |
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固定期間再選択手数料 | 0円 |
繰上返済手数料 | 33,000円 |
借換可能 | |
自社ATM利用手数料(平日) | |
自社ATM利用手数料(土日) | |
コンビニATM利用手数料 | 無料(月1回まで・2回目以降は利用金額3万円以上で無料)、165円(月2回目以降で、利用金額3万円未満の場合) |
申込可能な最低年収 | 200万円 |
申込可能な最低勤続年数 | |
申込可能な最長年数 | 35年 |
返済用口座の開設手続きが必要 | |
借入できる地域 | 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
PayPay銀行 住宅ローンを検証レビュー!固定金利住宅ローンの選び方も紹介
固定10年の適用金利 | 年1.740%(*1) |
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固定15年の適用金利 | 年2.210%(*2) |
固定20年の適用金利 | 年2.370%(*3) |
全期間固定の適用金利(35年) | 年3.050% |
良い
気になる
当初引き下げ期間 | 2年、3年、5年、10年、15年、20年、30年、35年 |
---|---|
固定期間再選択手数料 | 0円 |
繰上返済手数料 | 固定金利:33,000円、変動金利:無料 |
借換可能 | |
自社ATM利用手数料(平日) | |
自社ATM利用手数料(土日) | |
コンビニATM利用手数料 | 月10回まで無料 |
申込可能な最低年収 | 200万円 |
申込可能な最低勤続年数 | |
申込可能な最長年数 | 50年 |
返済用口座の開設手続きが必要 | |
借入できる地域 | 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
auじぶん銀行 住宅ローンを検証レビュー!固定金利住宅ローンの選び方も紹介
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