家を買いたいけれど4,000万円のローンを返せるか心配、と思う人は多いのではないでしょうか?「頭金って必要なの?」「年収ってどれくらい必要?」など、疑問が多すぎてなかなか踏み出せないですよね。
そこで今回は、4,000万円の住宅ローンを組むのに必要な年収や、毎月の返済金額について徹底的に解説します。
さらに、今回は4,000万円の住宅ローンと付き合うための秘訣も紹介しています。この記事で、しっかり正しい知識を身につけてくださいね。

法人向けの資産相談業務やグループ企業の経営管理、分散金融市場における資産運用事業を手がける。その他、大手のビジネス系メディア「マネー現代:講談社」「ITmediaビジネスオンライン」「四季報オンライン」等で執筆も行っている。 OKOSUMO(公式サイト):https://okosumo.com/ Twitter:https://twitter.com/full_tangent

大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
4,000万円の住宅ローンを組むには、590万円が年収の目安といえます。
審査基準は銀行によってまちまちですが、年間の返済金額(返済比率)が年収の20~30%以内に収まるのが理想です。仮に4,000万円を35年間で返済した場合、毎月の返済額が約12万円なので、逆算すると年収は590万円ほど必要ということになります。
収入や家族形態によって適した契約方法が異なるので、一概にどちらがいいとはいえません。単純に収入を合算したいだけなら連帯保証人、「購入する家に名義を持ちたい」「住宅ローン控除を二人で受けたい」なら連帯債務がよいといえるでしょう。
年間の返済額を年収の30%以内に収めるのはあくまで審査上の目安であって、実際は維持費も考慮して返済計画を立てるのがベターです。家族構成やマイカーの有無など、家庭によって必要な経費はまちまちですが、毎月の手取りから返済額と経費を差し引いても無理がないかどうかで判断するとよいでしょう。
仮に、年収500万円の人が4,000万円のローンを35年で組んだ場合、年収に占める年間の返済額の割合は約29%です。審査の基準はクリアしていますが、ここから税金や社会保険料が引かれることを考えると少しギリギリのラインといえます。
もちろん、決して生活ができないということではありません。しかし、維持費や急な出費に備え、毎月の返済とは別にコツコツと貯蓄しておくのがよいでしょう。
年収600万円の場合、返済比率は約24%です。理想とされている返済比率20~30%をクリアしており、かつ手取りの年収で計算してもある程度ゆとりがあるので、適正な年収帯といえるでしょう。
年収700万円の場合は返済比率が約21%でした。収入上の審査基準はクリアしている年収帯といってよいでしょう。
ただし年収700万円の場合、年収600万円の人にくらべ所得税が上がります(参照:国税庁-所得税の税率)。年収600万円と比べて、生活の負担が大きく楽になるとも限らないので、その点は注意が必要です。
ここまで読んで「4,000万円のローンを抱えて生活をうまくやっていけるか心配」と思った人も多いのではないでしょうか。ここでは住宅ローンとうまく付き合っていきための6つのコツを紹介します。
仮に、1割(400万円)を頭金として出した場合、返済額・返済期間は以下のようになります。
理解が深まったら、次はいよいよ住宅ローン選びです。mybestでは、専門家監修のもと、ネットで人気の住宅ローン57商品を元銀行員が徹底的に検証し、最もおすすめの住宅ローンを決定しました。
住宅ローンの選び方についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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