水道直結型で手間がかからないという声が多い水道水の浄水型ウォーターサーバー、ウォータースタンド アイコン。「給水型よりも手入れがラク」と評判ですが、一方で「お湯が少ししか出ない」といった口コミもあり、契約を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果わかったメリット・デメリットをご紹介します。
さらに、ピュアライフ・ハミングウォーター flowsなどほかの代表的な水道水の浄水型ウォーターサーバーとも比較。電気代や解約にかかる費用などもご紹介します。お湯が出ないときの対処法も調査したので、参考にしてみてください。
脱毛・病院クリニック・サブスクリプション・レンタル・買取業者などのサービス分野において、幅広いジャンルのコンテンツ制作に5,000本以上携わる。自身のモットーとして「選ぶのが難しいジャンルだからこそ、実際の検証や調査でしかわからない情報を届けること」を心掛け、情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
ウォータースタンド アイコンは、解約金なしの水道直結型サーバーを探している人におすすめ。比較したなかでも数少ない、使用年数にかかわらず解約金が発生しない商品です。そのため月30L飲んだ際の1〜2年使用時のトータルコストが控えめで、1年使用時は5,016円(全体平均6,490円)、2年使用時は5,291円(全体平均5,319円)と、比較した商品全体の平均額を下回りました。使用期間が3年未満なら、ほかよりコストを抑えられます。
比較した多くの商品と同じくUV照射による自動クリーン機能を搭載しており、洗うのはトレイのみです。トレイにはやや段差があるものの、凹凸が多い形状の商品と比べると手入れは簡単。水道直結型はタンクを掃除する必要がないので、「給水型よりも手入れがラク」との口コミにも納得です。
本体は凹凸が少なく、マットな質感に仕上げられています。ブラックとホワイトの2色から選択でき、どちらも部屋に馴染みやすいでしょう。「幅18×奥行き34cmの省底面設計」を謳っているとおりコンパクトで、設置に必要なゆとりの左右と背面それぞれ10cmを加味しても、スペースが限られているキッチン周りでも置きやすいといえます。
初回設置や、引越し時の工事は無料です。比較したほとんどのウォーターサーバーと同様に、通常使用状況での故障は無料修理あり。破損時には実費負担が必要ですが、経年劣化時は無料で本体を交換できます。
まとめると、3年未満であればコストを抑えて使いやすい水道直結型のウォーターサーバーです。ただし、停電時には使えない点には要注意。破損時には実費負担も発生します。災害時や、ペット・子どもなどによる破損が心配なら、ほかの商品を含めてチェックしてみてください。
検証した料金は、すべて小数点第一以下を四捨五入して算出しています。
<おすすめな人>
実際にウォータースタンド アイコンと比較検証を行ったサービスのなかで、総合評価1位を獲得した水道水の浄水型ウォーターサーバーと、各検証でNo.1を獲得した水道水の浄水型ウォーターサーバーをピックアップしました!
ウォータースタンド アイコンのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
ウォータースタンド アイコンは、2022年6月に発売された水道直結型のウォーターサーバー。ナノトラップフィルターを搭載したナノシリーズのひとつとして発売されました。
ナノトラップフィルターとは、静電気の力を使って浮遊物質・粒子性重金属やバクテリア・ウイルスのような微生物を99%以上除去する仕組みです。アイコンはJIS17項目+JWPAS4項目除去の機能を持ち、「ミネラルはそのままに、水の味と飲み心地を向上する」と謳っています。
全操作ロック機能のほか、温水の温度を約90・80・70℃から選択・注水量調節・常温水の出水といった機能も搭載。音声ガイダンスに従って自分でフィルター交換ができる点も特徴です。
なおウォータースタンド株式会社は、1969年設立の老舗企業。「おいしいお水が使い放題」にこだわり、水道直結ウォーターサーバーのレンタル事業を展開しています。
浄水機能に優れた商品を選びたい!と思う人は多いかと思いますが、今回検証したウォーターサーバーはどれも塩素を100%除去できました。塩素が原因のカルキ臭を感じず、水道水をそのまま飲むよりもおいしく飲めるのは確かです。
一方、「甘くてまろやかな水が好み」「特定のミネラルが含まれている水がいい」という人には、水道水を浄水するタイプは不向き。味にこだわる場合は、天然水ボトルが届く宅配タイプのウォーターサーバーを検討してみてくださいね。
今回は、ウォータースタンド アイコンを含む、人気の水道水の浄水型ウォーターサーバーを調査して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
ウォータースタンド アイコンについて調査したところ、よい点は主に4つ。解約金がかからずトータルコストが安い点や、手入れの手間が少ない点が特徴です。
ウォータースタンド アイコンには契約期間の縛りがなく、使用年数にかかわらず解約金はかかりません。比較したなかで、解約金0円のウォーターサーバーはごくわずかでした。
解約金が無料なので、月30L飲んだ際の1〜2年使用時のトータルコストは安めです。1年使用時は5,016円/月、2年使用時のは5,291円/月で、いずれも比較した全体平均を下回りました。たくさん使っても値段が変わらない(※)点はうれしいポイントです。
1日の使用料目安:10L
一方、月30L飲んだ際の3年使用時のトータルコストは5,382円/月で、全体平均4,858円/月よりも高め。一般的なウォーターサーバーの契約期間が2〜3年であり、解約金がかからないところもありました。そのため、電気代・サーバーレンタル代がやや高いウォータースタンド アイコンは、3年以上使用するとコストが高めです。
なお、トータルコストは、電気代・サーバーレンタル代・メンテナンス代・初期費用・水代・解約金を考慮して算出しています。ウォータースタンド アイコンはメンテナンスフリーなので、メンテナンス代は加算していません。
ウォータースタンド アイコンの日頃の手入れは簡単です。洗うのはトレイのみでOK。トレイはやや段差がある形状ではあるものの、凹凸が多いトレイの商品と比べると洗いやすいでしょう。
自動クリーン機能も搭載しており、内部のメンテナンスは不要です。未使用状態が6時間続くと、自動的にUVクリーン機能が作動。注水口をUV照射で除菌します。比較した多くの商品と同様、UV照射によるクリーン機能を備えている点はメリットです。
水道直結なので、タンクの掃除は必要ありません。「給水型よりも手入れがラク」との口コミどおり、とくにこれまで給水型サーバーでタンクを洗っていた人は、手入れのラクさを実感できるでしょう。
オプションで追加できる保証はないものの、通常のサービス内で対応可能な保証が充実しています。たとえば本体の故障時は、サービスの一環として無料で修理対応。今回比較したウォーターサーバーは、どの事業者も通常使用での故障は無料交換対象としていました。
初回設置・引越し・解約時の工事も無料で対応可能。とくに、解約後に本体を回収する際の水抜きや梱包を業者に任せられる点はメリットです。比較した多くのサーバーが、自分で水抜きをする手間がかかりました。こちらは解約時の手間が少なく、試しやすいでしょう。
ウォータースタンド アイコンの本体はマットな質感で、凹凸が少ない点が特徴です。ホワイト・ブラックのシンプルな2色は、どちらを選んでも部屋に馴染みやすいでしょう。
本体サイズは、幅18×奥行き37×高さ38.5cmとコンパクト。「幅18×奥行き34cmの省底面設計」を謳い、設置時のゆとりを加味してもスペースが限られるキッチン周りに置きやすいよう工夫しています。キッチンが広くない家庭でも取り入れやすいでしょう。
ウォータースタンド アイコンはコンパクトではあるものの、保温タンクがないため温水を出すには瞬間温水機能を使います。「お湯が少ししか出ない」との口コミどおり、冷水や常温水に比べると、温水は出水量が少なめです。
ウォータースタンド アイコンの気になる点は主に3つ。本体の移動ができない点や、停電・断水時は使用できない点が惜しいポイントです。
故障は無料修理サービスの対象ですが、破損は故意・過失を問わず実費負担が必要です。
比較した多くの業者が同条件を設定していましたが、月額に補償サポート代を含むクリクラは破損の原因によらずサーバー交換が無料でした。小さな子どもやペットがいる部屋で使う場合は、無償交換条件が広いサービスを検討してみてくださいね。
水道直結型のウォーターサーバーなので、一度工事で設置すると置き場所の移動はできません。設置場所を変えられない点は、水道直結型のサービスすべてに共通するデメリットです。模様替えをする機会が多い人は、水道水をタンクに入れて使う補充型ウォーターサーバーを検討してみてください。
ウォータースタンド アイコンは電気を使用するため、停電時には水が出なくなります。水道直結型なので、断水時にも使用できません。災害時の備蓄水としては使えない点には注意してください。なお、比較したほとんどの商品が停電時の出水はできませんでした。
断水・停電にも使えるウォーターサーバーがほしい場合は、ボトル式ウォーターサーバーを選びましょう。災害時・停電時の備蓄水として使いやすいウォーターサーバーは以下のコンテンツで詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
自動クリーン機能 |
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価格については、2025年03月08日時点の公式サイトを参照した標準価格が記載されています。
良い
気になる
タイプ | 水道直結 |
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幅 | 18cm |
奥行 | 37cm |
高さ | 38.5cm |
設置に必要な幅 | 38cm |
設置に必要な奥行 | 47cm |
本体重量 | 7.6kg |
冷水温度(公表値) | 5〜8℃ |
温水温度(公表値) | 約70・80・90℃ |
冷水温度(実測値) | 4.1〜7.9℃(通常モード) |
温水温度(実測値) | 69.5〜87.8℃(通常モード) |
常温水機能 | |
チャイルドロック機能 | |
省エネ機能 | |
省エネ機能の種類 | スリープモード |
その他の機能 | 注水量自動調節機能 |
卓上 | |
子育てプランあり | |
選べるプラン | 契約期間縛りなし |
最低契約期間 | 契約期間縛りなし |
初期費用 | 無料 |
解約金 | 無料 |
サーバーレンタル代 | 月額4,400円(最大3か月半額※2025年3月31日まで) |
支払方法 | 個人:クレジットカード/法人:クレジットカード、口座振替、銀行振込、コンビニ払いクレジットカード |
配送エリア | 離島・一部地域を除く全国 |
メンテナンスサービス | 無料(6か月ごとに交換フィルターのお届け) |
フィルターの種類 | 活性炭、ベーマイト、ポリプロピレン、セルロース、不織布 |
フィルター交換目安 | 6か月 |
フィルターの想定使用水量(1日あたり) | 10L |
冷水タンク容量 | 1L |
温水タンク容量 | |
出水方法 | ボタン式 |
サーバーの購入プランあり | |
給水タンクの容量 |
ウォータースタンド アイコンが向いていない人におすすめのウォーターサーバーを紹介します。
はじめてのウォーターサーバーなら、ウォータースタンドの「ピュアライフ」がおすすめです。アイコンと同じく解約金はかからず、とくに月30L飲んだ際の3年未満の短期使用時のトータルコストは比較したなかでも最安級でした。
日中はエコモード、夜間はスリープモードで消費電力を抑えられます。電気代は1か月あたり944円で、アイコンの1,144円よりも200円安く使えますよ。3年以上使う場合もリーズナブルな価格帯なので、使用年数で迷っている人もこれを選べばOKです。
アイコンと同じく、UV照射による自動クリーン機能付き。タンクはフタが全開になり、トレイにも凹凸がないので、手入れも簡単です。自分でメンテナンスをするのが苦手な人でも、手軽に利用しやすいでしょう。
故障時の無料交換に対応しており、解約時には水抜きから回収までのすべてを業者に任せられます。いたずら防止用のロック機能もあるので、小さな子どもやペットがいる家庭にもおすすめですよ。
停電時にも使えるものがほしいなら、コスモライフの「ハミングウォーター flows」がおすすめです。非常用電源を購入すれば、停電中でも内部のフィルターでろ過した水を飲めます。
ウォータースタンド アイコンと同じく、温水・冷水両方にチャイルドロックをかけられるので子どもがいる家庭でも使いやすいでしょう。再沸騰機能や省エネ機能も備えており、機能が充実している点が特徴です。
手入れのしやすさも優秀。タンクのフタは13.3×11cm程度開くため、手が大きい人でもラクに洗えますよ。有料オプション未加入でも故障時には無料で本体の交換が可能など、メンテナンスサポートも充実しています。
2人暮らしや家族にとっては少しコストが嵩みますが、備蓄水にぴったりなのは宅配型のウォーターサーバーです。定期的に水のボトルが届けられて家で保管する形式なので、停電時だけでなく水道が止まっても水を飲めますよ。
ウォータースタンド アイコンは、公式サイトから申込が可能です。公式サイト上部の「お申込み」から、必要事項を入力して申し込みましょう。申込には、住所と連絡先の入力が必要です。
ウォータースタンド アイコンに関するよくある質問とその回答を紹介します。
ウォーターサーバーには、水道に直接つないで使う水道直結型と、水をタンクに補給して使う補充型があります。手入れのしやすさ重視なら水道直結型、設置・移動のしやすさ重視なら補充型がおすすめです。
補充型は、ボトルに入った水が届く宅配型と、水道水を浄水して使う浄水型に分類されます。コストを抑えやすいのは浄水型ですが、宅配型にはボトルの水を備蓄水として活用できるというメリットも。使用水量が少ないなら、宅配型を選ぶのもよいでしょう。
水の味にこだわりたい人は、宅配型の天然水が飲めるサービスを要チェックです。浄水型やRO水のものと比べるとミネラル分を多く含むため、水の風味を感じやすいでしょう。
お湯が出ないときは、温水の設定がリセットされている可能性があります。再設定をして、お湯が出るか再度確認してみてくださいね。
<温水温度の再設定手順>
① 出水口の下にコップを置く
② 温水を3秒押し、中央の出水ボタンを押す
③ 常温の水が150mL程度出てくることを確認する
④ 再び温水を選択して、中央の出水ボタンを押す
⑤ 温水が出れば設定完了
解決しないときは、メーカーに問い合わせましょう。Web・電話の2つの方法で問い合わせ可能です。
<問い合わせ先>
フィルターの交換方法は、公式動画で解説されています。手順どおりフィルターを交換したら、新しいフィルターに水を通すフラッシングをしましょう。フラッシング工程では、まとまった量の水が出てきます。容器が水でいっぱいになったら、再度抽出ボタンを押すことで出水を中断可能です。
<フィルターの交換方法>
① 抽出口の下に大きめの容器を置く
② 本体上部のカバーを後方にスライドして開ける
③ フィルターカバーのプッシュボタンを押して開ける
④ フィルターを後方に押して接続部から外し、上に持ち上げて取り出す
⑤ 新しいフィルターのキャップを外して④と逆の手順でセットする
⑥ フィルターカバーと上部のカバーを閉める
⑦ 抽出ボタンを押してフラッシングを開始する
⑧ 表示が100%になったらフィルタの交換作業は完了
解約するときは、問い合わせフォームかカスタマーセンターへの電話で手続きを進めてください。解約にともなう撤去費用などは発生しません。
<問い合わせ先>
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