本コンテンツでは、ウォーターサーバーが雑菌だらけ、不衛生といわれる理由や、ウォーターサーバーの汚れを防ぐ掃除方法を解説します。クリーン機能やメンテナンスサービス付きの、おすすめのウォーターサーバーも紹介するので、いつでも清潔な水を楽しみたい人は参考にしてみてください。
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ウォーターサーバーの水は、サーバーの使い方や水の保存状況によっては、水道水よりも雑菌が多く含まれてしまう場合があります。
東京都生活文化局消費生活部の「ウォーターサーバーの安全性に関する調査」では、5つのウォーターサーバーの一般細菌の数を調査したところ、基準値よりも多くの一般細菌が発見されたものがありました。
一般細菌はさまざまな菌の総称で、一般的に雑菌と呼ばれており、水の汚染状況を判断するために用いられるものです。
水道水1mLあたりの一般細菌の基準値は100個ですが、5つのウォーターサーバーのうち3つで基準値以上の一般細菌が確認されています。ただし、一般細菌がまったく検出されなかったウォーターサーバーもありました。
上記の調査では、未開封のボトルの水の雑菌が多いのではなく、蛇口などの配管に付着した雑菌が水に入り込んでいるのではないかとも推測されています。ウォーターサーバーの使い方や管理している状態によって、水に含まれる雑菌の数が増える可能性があることも理解しておきましょう。
一般細菌の多くは人体に無害なものばかりですが、なかには病原性大腸菌などの人体に影響する菌もあります。そのため、高齢者や幼児など抵抗力の少ない人が、一般細菌が水道水の基準値よりも多く含まれる水を飲む際には注意が必要です。
ウォーターサーバーの水は、塩素によって殺菌されず、蛇口などから殺菌が入り込む可能性があります。ウォーターサーバーの水が不衛生だといわれる理由を、チェックしてみましょう。
ウォーターサーバーの水は、塩素が含まれていないため、雑菌が増えやすいのが一般的です。塩素には、水中に含まれる菌を浄化する作用があります。
水道水には塩素が含まれていることが多く、雑菌の消毒が可能です。ウォーターサーバーの水は、水道水よりも雑菌が増えやすい傾向にあることは把握しておきましょう。
ウォーターサーバーは蛇口がむき出しになっており、雑菌が付着してウォーターサーバーの内部にまで侵入する可能性があります。
蛇口を触ったり、蛇口を濡れたまま放置してほこりが付着したりすることで、雑菌が繁殖しやすくなる点に注意しましょう。蛇口付近は汚れやすく、雑菌が繁殖しやすいため、頻繁にメンテナンスをする必要があります。
ウォーターサーバーのボトル内に、ほこりや雑菌を含んだ空気が入り込むことで、水中で雑菌が繁殖してしまうケースもあります。
ウォーターサーバーのボトル内に空気が入る可能性があるのは、ボトルを交換するタイミングです。ウォーターサーバーのなかには、フィルターで空気中のほこりを除去してくれるものもあります。ウォーターサーバーを選ぶ際は、雑菌の繁殖を防ぐ機能にも着目してみましょう。
リターナルボトルは、何度も繰り返して使う性質上、雑菌が残りやすくなってしまいます。ボトルを再利用する際は除菌が行われていますが、雑菌を100%除去することは難しい点も理解しておきましょう。
リターナルボトルは地球環境に優しいメリットがあるものの、新品のボトルよりも雑菌が発生する可能性がある点には注意が必要です。
ウォーターサーバーの雑菌を繁殖させないためには、こまめなメンテナンスが必要です。また、ウォーターサーバーを選ぶ際は、衛生的に利用できるウォーターサーバーの機能や、メーカーのメンテナンスにも注目しましょう。
ウォーターサーバーの蛇口部分には雑菌が付着しやすいため、こまめに掃除しましょう。
ウォーターサーバーの蛇口の掃除方法は、まず、キッチンペーパーなどで水分や汚れを拭き取ります。蛇口の表面と内部をアルコールで拭き、最後に残ったアルコールをウォーターサーバーの水で洗い流しましょう。
メーカーによって掃除方法が異なる可能性があるため、推奨されている掃除方法に従ってください。
ボトルを交換する前に、乾いた清潔なふきんにアルコールを含ませて接続部を拭きます。除菌シートを利用する方法もおすすめです。
接続部の掃除方法も、メーカーによって違う可能性があるため、事前に説明書などで確認しましょう。
水の賞味期限は、RO水で3~6か月程度、天然水で6~12か月程度に設定しているメーカーが一般的です。
ただし、賞味期限は未開封の状態での期限を意味しています。開封後はできるだけ早く、2週間から1か月程度で飲み切るようにしましょう。
クリーン機能付きのウォーターサーバーを選ぶことで、水を清潔に維持しやすくなります。
ウォーターサーバーのクリーン機能とは、タンク内の水を70度程度に加熱し、殺菌する機能です。定期的にクリーン機能を利用すれば、ウォーターサーバーの水を清潔に維持できます。
クリーン機能を利用中は、3~4時間程度ウォーターサーバーを使用できなくなるのが一般的です。そのため、外出中や就寝中にクリーン機能を利用しましょう。
すべてのウォーターサーバーにクリーン機能がついているわけではありません。ウォーターサーバーを選ぶ際は、クリーン機能がついているかを判断材料のひとつにすることもおすすめです。
定期メンテナンスを実施しているメーカーのウォーターサーバーを選ぶことで、清潔さを維持できます。
定期メンテナンスでは、正常に機能しているか確認してくれるだけでなく、蛇口・タンク内・サーバー本体などの、清掃や消毒を行ってくれるのが一般的です。
メーカーによって違いはあるものの、数か月に一度、1年に一度程度の間隔で定期メンテナンスを受けられます。定期メンテナンスは、無料のメーカーと有料のメーカーがあるので、ウォーターサーバーを選ぶ際は事前に確認しておきましょう。
続いて、ウォーターサーバー内の水を清潔に維持できる、クリーン機能付きのウォーターサーバーを6つ紹介します。
cado×PREMIUM WATERウォーターサーバーは、加熱クリーンシステムが搭載されたウォーターサーバーです。温水タンク内の熱湯を冷水タンクにも循環させることで、タンク内の水を殺菌し、衛生面を維持します。
空気中のほこりや雑菌がタンク内の水に入り込むことで、ボトル内で雑菌が繁殖しやすくなりますが、cado×PREMIUM WATERウォーターサーバーは、ボトル内に空気が入りにくい構造になっている点も特徴です。
部屋が暗くなると自動的に温水タンクの電源が切れるエコモード、重いボトルも持ち上げる負担を抑えて交換できる下置きスタイル、スタイリッシュなデザインなどの魅力もあります。
Smartプラスは、特許を取得した技術でボトル内に入り込む空気をクリーンにし、温水を冷水に循環させてボトル内の水を殺菌できるウォーターサーバーです。
2つのクリーン機能により、定期メンテナンスが不要で、最後まできれいな水を楽しめます。
リビングや寝室に置いても音が気になりにくい静音設計、必要に応じて使い分けられるチャイルドロック、消費電力を最大60%カットするエコモードなどの機能が充実している点も魅力です。
うるのんのウォーターサーバー Grandeは、温水タンクの水を冷水タンクに循環することで殺菌処理を行います。
2週間以上クリーン機能を使用していないと、ランプが点滅してお知らせしてくれる機能も特徴です。2段階のチャイルドロックと、部屋が暗くなると温水機能がオフになるエコモードなど、機能も充実しています。
富士山の大自然のなかで磨き上げられた天然水を届けてくれるのも、うるのんの魅力です。
FRECIOUS Slatは、オートピュアキープシステムとフレッシュモードの2つのクリーン機能で、ウォーターサーバー内を清潔に維持してくれます。
オートピュアキープシステムは、タンク内の温水を循環することで、水を殺菌するシステムです。5日間ごとに自動的に作動します。
フレッシュモードは、温水をサーバー全体に行き渡らせることで、サーバー内を殺菌するシステムです。フレッシュモードは、30日ごとに自動で作動します。
FRECIOUS Slatは、自動でクリーン機能が作動するため、長期間メンテナンスを忘れてしまう心配がありません。
mini/tallは、サーバー内部に搭載されているUV-LEDライトで殺菌してくれるウォーターサーバーです。UV-LEDライトは殺菌効果のある紫外線を出すもので、特別な操作をしなくても衛生的な水を飲めます。
給水時に外の空気を取り込まない設計になっているため、空気中の雑菌が入り込む心配もありません。さらに、上部の貯水タンクは取り外し可能。汚れが見えやすく、気になったときにさっと汚れを拭き取れます。
tallは、冷水・温水・ECO冷水・ECO温水に加えて、再加熱・常温水の合計6段階の温度調節機能付きで、用途に合わせて水を選べるのも特徴のひとつ。ECO冷水は10~15度、ECO温水は70~75度を、最大約60%の電気代をカットしつつキープできる機能です。
アクアファブは、空気に含まれるほこりがサーバー内へ侵入するのを防ぐことができる、抗菌加工されたフィルターを搭載したウォーターサーバーです。
抗菌性と安全性の基準をクリアしたことを証明する、一般社団法人抗菌製品技術協議会のSIAAマークと一般社団法人繊維評価技術協議会のSEKマークも取得しています。
操作性に優れた設計と、グッドデザイン賞を受賞した美しいデザインも、アクアファブの魅力です。
メンテナンスサービスを受けてウォーターサーバーを清潔に維持できる、3つのメーカーもチェックしましょう。
シタカラでは、年に1度の定期メンテナンスが無料で、ウォーターサーバー本体を交換してくれます。
交換時には、タイプやカラーの変更、チャイルドロックの有無の変更も可能です。子どもの成長や、インテリアの変化などに応じて変更すれば、デザインや機能も含めて長く楽しみ続けられるでしょう。
回収後のウォーターサーバーは検品・分解・部品洗浄・内部洗浄殺菌など細かい工程を経て再利用されており、衛生面も安心です。
クリクラサーバーは、1年に1度の頻度で定期メンテナンスを行ってくれるメーカーです。定期メンテナンスでは、蛇口や水受け皿を交換し、ボトルの接続部やタンク内部を消毒、さらに外面の清掃と点検も行います。
メンテナンス費用は1年間で5,500円。メンテナンス自体は15分程度で完了します。
クリクラサーバーのウォーターサーバーは、高性能なフィルターを搭載しており、ボトル内に空気中のほこりや雑菌が入り込みにくいのも特徴です。
アルピナウォーター スタンダードサーバーは、無料で定期メンテナンスを行っています。スタンダードサーバーは2年に一度、ウォーターサーバー本体を交換できるので、清潔な水を飲み続けやすいのが特徴です。
アルピナウォーター スタンダードサーバー本体にも自動クリーニング機能があり、温水をサーバー内に循環させることで雑菌の繁殖を防ぎます。
以下のページでは、メンテナンスサービスのあるウォーターサーバーを複数比較しました。メンテナンスサービスの内容だけでなく、トータルコスト・おいしさ・交換のしやすさ・機能性などで比較しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ランキングには、絞り込み機能があります。「メンテナンスサービス」の項目から、希望するサービス内容を選択し、理想のウォーターサーバー選びに役立ててみましょう。
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