自宅の水道水が臭いと感じたことはある人はいないでしょうか。原因や対処法がわからなければ、怖くて飲めないという人も多いでしょう。
そこで今回は、水道水が臭い原因や対処法について解説します。水道水のにおいに悩んでいる人は参考にしてみてください。
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ここでは、水道水のにおいが臭いと感じる7つの原因と対処法を紹介します。
水道水には殺菌消毒のために微量の塩素が使用されているため、独特のカルキ臭がすることがあります。
水道水に含まれる塩素は摂取しても人体に影響はありませんが、カルキ臭が飲み水や料理の味に影響を及ぼすことがあるため、気になる人は対策をとりましょう。
水道水のカルキ臭を軽減する対策には、煮沸や汲み置きをする、レモン汁や活性炭を入れるなどの方法があります。
【煮沸する方法】
煮沸する場合は、やかんの蓋を開けたまま10分程度沸かし続けてください。煮沸して塩素を除去した水は菌が繁殖しやすいため、早めに使い切りましょう。
【汲み置きする方法】
汲み置きする場合は、ペットボトルなどに水道水を入れ、直射日光のあたる場所で半日程度塩素を揮発させます。
【レモン汁を使う方法】
レモン汁を使う場合は、水道水1Lにつき2~3滴たらしましょう。レモン汁のビタミンCが水道水に含まれる塩素を中和し、カルキ臭を軽減します。
【活性炭を使う方法】
活性炭を使う場合は、水道水1Lに対して約150gの活性炭を入れて12時間程度置きましょう。性炭の表面に空いている無数の穴でカルキ臭の原因である残留塩素を吸収することが可能です。
水道水に含まれる塩素は人体に無害ですが、カルキ臭が気になる場合は上記の対策を試してみてください。
カビ臭さの原因は藻類が体内で作る臭気物質です。臭気物質が原因のカビ臭さは通常の浄水処理で除去することが難しく、水道水に残ってしまう場合があります。
カビ臭さがあっても水道水の安全性に問題はありませんが、においが気になる場合は、しっかりと煮沸したあとによく冷やして使用してください。なお、煮沸すると水道水中の塩素が除去され菌が繁殖しやすくなるため、煮沸した水道水は早めに使い切りましょう。
水道管の中に水が長時間とどまっていた場合、サビのにおいが水道水からする場合があります。
長時間留守にしたあとや朝1番は、特にサビのにおいを感じやすいでしょう。また、水道管が老朽化により錆びて、水道水にサビのにおいが移る場合もあります。サビのにおいがする場合は、水道水を使い始めの2~3分間流し続けることで、においの軽減が可能です。
しばらく水道水を使用してもサビのにおいが改善しない場合は、地域の水道局に問い合わせましょう。
樹脂や溶剤のにおいは、通常半年程度で消えるといわれていますが、においがする間は毎朝数分間水道水を流し続けましょう。半年程度経ってもにおいが消えない場合は別の原因が考えられるため、専門業者や水道局に相談してください。
なお、樹脂や溶剤のにおいがする水道水を飲んでも、健康への影響はないといわれています。
配水管工事が行われたあとに油臭がする場合、工事の際に使用された油やグリスのにおいが配水管に残っていることが考えられます。水道水を使用するうちににおいは改善されるでしょう。
マンションの場合、受水槽に油が混入しているケースや、ほかの部屋から流された油のにおいがするケースがあります。ほかの部屋から流された油のにおいは排水溝に水を流すことで軽減されていくでしょう。
油のにおいが長期間続くようであれば受水槽が原因であることが考えられるため、管理会社や水道局などに相談しましょう。
どぶや下水のにおいがする場合は、ただちに水道水の使用を中止し、すぐに水道局へ連絡しましょう。
古いタイプのマンションでは、水道水を受水槽に貯めてから各住戸に給水する「高置水槽方式」が採用されている場合が多いです。受水槽の管理はマンション所有者の責任で行うことになっているため、点検や清掃が不十分な場合、藻が発生したり、ゴミがたまったりしているケースがあります。
マンションの水道水から藻類のにおいがする場合、健康への影響がないとは言い切れないため、早めに管理会社に連絡をしましょう。
水道水が臭うときは我慢せず水道局に相談しましょう。
水道水から変なにおいがする場合は、どんなにおいであっても飲まないことをおすすめします。前述の対策を講じても改善しない場合は、地域の水道局に問い合わせましょう。
住んでいる都道府県+水道局で検索すると、地域の水道局のページにアクセスできます。サイト内の問い合わせページから問い合わせが可能です。
手軽に美味しい水を飲みたい人にはウォーターサーバーがおすすめです。ここでは、ウォーターサーバーのおすすめポイントを4つ紹介します。
ウォーターサーバーを利用すれば、水道水よりも安定して安全安心な「天然水」や「RO水」を飲むことができます。
天然水とは、特定の水源から採水され、沈殿・ろ過・加熱殺菌など、必要最低限の処理だけが行われた水のことです。天然水にはマグネシウムやカルシウムなど、天然のミネラルが含まれているため、水本来の味わいが感じられます。
RO水とは、水道水や天然水をRO膜でろ過した水のことです。RO膜は、0.0001ミクロンの超微細なフィルターであるため、水に含まれる不純物だけでなくミネラルなどの成分も除去されてしまいます。そのため、人工的にミネラルを添加して販売されているRO水が多いです。
水道水も基本的に安全ですが、しっかりとろ過や殺菌などの処理が行われた天然水やRO水であれば、より安全に使用できるでしょう。
多くのウォーターサーバーには、自動でサーバー内の雑菌の繁殖を抑える「クリーン機能」が搭載されているため、安心して使い続けることが可能です。
ウォーターサーバーには冷水タンクと温水タンクが備わっており、いつでも適温の温水や冷水を注水できるようになっています。クリーン機能とは、一定時間おきに温水タンク内のお湯を冷水タンク内に循環させ、熱殺菌をすることでタンク内の雑菌の繁殖を抑える機能です。
クリーン機能搭載の機種を選べば、より衛生的にウォーターサーバーを使用できます。
除菌機能がないウォーターサーバーの場合、業者が定期的にサーバーのメンテナンスをしてくれるケースがほとんどです。
業者によるメンテナンスでは、ウォーターサーバーの内部をくまなくにきれいにしてくれるほか、さまざまな部品の交換も行ってくれるため、清潔にウォーターサーバーを使い続けることができます。
業者によるメンテナンスの頻度は、1年に1回、3年に1回など、会社によって異なるため、ウォーターサーバーの衛生が気になる人は、頻繁にメンテナンスをしてくれる会社を選びましょう。
より手間なく使うなら、水道水ウォーターサーバーがおすすめです。
ウォーターサーバーには大きく分けて、「宅配型ウォーターサーバー」「浄水型ウォーターサーバー」「水道水ウォーターサーバー」の3つがあります。
宅配型ウォーターサーバーは、水の入ったボトル(水ボトル)を配達してもらい、水ボトルをウォーターサーバー本体に取り付けて使用するタイプのウォーターサーバーです。
宅配型ウォーターサーバーでは、水を買いに行く手間が省けるメリットがありますが、重たい水ボトルを交換のたびに胸より高い位置まで持ち上げなければならないため、負担に感じる人もいます。
浄水型ウォーターサーバーは、本体内のタンクに水道水を補充して使用するウォーターサーバーです。水ボトルを購入する必要がない点がメリットですが、水道水の補充が面倒と感じる人もいるでしょう。
水道水ウォーターサーバーは、水道管を分岐させ、ウォーターサーバーと直接繋ぐ給水方式のウォーターサーバーです。サーバー設置の際、初期工事が必要ですが、工事後は自動的に水が補充されるため、手間なく使用できます。
サーバー内のフィルターで水道水の不純物を取り除くため、いつでも安全安心な水が使用可能です。ただし、水栓の形状によっては分岐部品を取り付けできず、水道水ウォーターサーバーが利用できない場合があります。
水道水ウォーターサーバーに向ている人は、「水代を気にせずにウォーターサーバーを利用したい人」「ボトル交換を負担に感じる人」「省スペースでウォーターサーバー利用したい人」です。
水道水ウォーターサーバーは水道水を利用するため、メーカーから水ボトルを購入する必要がありません。水代が気になる人にはうれしいポイントでしょう。重たい水ボトルの交換も必要ないため、ボトルの交換を負担に感じる人も気軽に利用できます。
また、水道水ウォーターサーバーはコンパクトな卓上タイプなども選択できるため、省スペースでウォーターサーバーを利用したいと考えている人にもおすすめです。
水道水ウォーターサーバーの種類が多く、迷うときには以下のページをチェックしましょう。売れ筋上位の水道水ウォーターサーバーを比較して、最もおすすめの水道水ウォーターサーバーを決定しました。
ウォーターサーバーの選び方のポイントも解説しているので、水道水ウォーターサーバーを選ぶ際の参考にしてみてください。
水道水は、においの原因を取り除けば安全に飲める場合が多いです。それでも安全性が気になる人は、ウォーターサーバーの利用を検討しましょう。
以下のページでは、人気のウォーターサーバー・宅配水比較して、最もおすすめのウォーターサーバーを決定しました。失敗しないためのウォーターサーバーの選び方や、よくある疑問についても解説しているので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。
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