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Xiaomi 12T Proをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

急速充電に対応し、カメラはXiaomiのスマートフォンのなかでもとくに高い解像度を誇ると謳うandoroidスマホ、Xiaomi 12T Pro。インターネット上ではよい評判を多く見かける一方で、「写真が白飛びする」「充電があまり持たない」などの口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?


今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。


  • カメラ性能
  • 処理性能
  • 画面性能
  • バッテリー性能
  • 熱のこもりにくさ
  • 付加機能

さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のandoroidスマホとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いました。andoroidスマホ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2024年11月29日更新
高山健次
ガイド
元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当
高山健次

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。

高山健次のプロフィール
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本コンテンツに記載の検証結果は2024年03月までの情報です

目次

はじめに結論!バッテリー性能重視ならコレ!あっという間にフル充電でき、3Dゲームも楽しめる

Xiaomi
12T Pro

61,800円

12T Pro
Xiaomi 12T Proは、バッテリー性能が高いハイエンドスマホがほしい人におすすめです。実際に充電すると、わずか約24分で満充電が完了。比較したほかの商品には、30分で50%に満たないものがあったなか、驚異のスピードを発揮しました。「充電があまり持たない」との口コミに反して持ちもよく、YouTubeを6時間再生後でも残量は63%。24か月のバッテリー無料交換保証もついています。

処理性能も高評価です。ベンチマークアプリでスコアを3回計測すると、平均約105万点と高い数値を記録。熱を持ちやすいのは難点ですが、高負荷の3Dゲームもサクサク楽しめるでしょう。最大120Hzのリフレッシュレートを備え、画面の動きがなめらかなのも利点。画面を見た5名のモニターからは、「発色が強く鮮やか」など満足の声が寄せられました。


カメラ性能も良好です。とくにインカメラは解像感が非常に高く、髪の毛1本1本までくっきり写りました。色も鮮やかで自撮りをよくする人にぴったりです。動画撮影も輪郭までぼやけることなく、鮮明な映像が撮れました。手ブレ補正機能も備え、比較したエントリーモデルとの差は明確です。


一方で2憶画素を謳うメインカメラは、解像感に対するモニター満足度が低め。通常撮影では、「発色が強すぎる」「解像感はかなり低い」との声があがりました。3m先の花瓶をズーム撮影した際も、ノイズが目立ち色彩の表現もいまひとつ。「白飛びする」との口コミに反し暗所撮影には強かったものの、比較した上位商品にはあと一歩及びませんでした。


防水性能がIPX5と「防滴」レベルである点も気がかりです。比較したなかには、水没に耐え得るIPX8を備えていたものもありました。急速充電に対応かつバッテリーの持ちもよい本品。おさいふケータイ対応なのも便利ですが、カメラ性能がより高く水回りでも使いやすいものがほしいなら、上位商品も検討してみてください。

Xiaomi 12T Proとは?

Xiaomi 12T Proとは?

今回ご紹介するXiaomi 12T Proは、「神ジューデン」と謳う急速充電に対応したスマートフォン。付属する120Wの電源アダプターを利用すれば、わずか約19分でバッテリーを2%から100%に充電できるとアピールしています。5,000mAhと大容量なので持ちのよさも期待できますよ。


安全性も考えられており、ポートとバッテリーを保護する42の安全機能と、9個の温度センサーを内蔵。これにより800回の充電サイクルでも、バッテリー容量の80%を確保できると謳っています。購入後24か月以内なら、無料でバッテリーを交換できるのもうれしい点です。


販売元のXiaomi(シャオミ)は、テレビや掃除機・季節家電などを販売する中国の総合家電メーカー。なかでもスマートフォンは世界各国で高い人気を誇ります。ハイエンドシリーズの「Xiaomi」、エントリーシリーズの「Redmi」の2つを展開中です。

日本発売日は2022年12月。2億画素のメインカメラを搭載したハイエンドモデル

日本発売日は2022年12月。2億画素のメインカメラを搭載したハイエンドモデル
出典:mi.com
日本では、2022年12月にソフトバンクから発売されました。ストレージは、SIMフリーのグローバル版が128GB・キャリアモデルのソフトバンク版が256GBです。Soc(各種の処理機能が集約されたチップ)は、ハイエンド市場向けとされる「Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1」。圧倒的な処理性能の速さをアピールしています。

アウトカメラは全部で3つあり、メインカメラの画素数は2億画素。広い範囲を撮影できる800万画素の「超広角カメラ」、接写に便利な200万画素の「マクロカメラ」も装備しています。インカメラの画素数は、2000万画素です。メインカメラには、光学式手ブレ補正機能も搭載していますよ。


画面サイズは6.7インチと大きく、iPhone 15 Pro Maxと同じくらいの寸法です。CrystalRes 有機EL(AMOLED)ディスプレイを採用し、687億色を表現できるのも特徴。1秒間の画面の切り替わり回数を表すリフレッシュレートは、120Hzと高めの設計です。


  1. 価格|グローバル版:税込109,800円(※1)、ソフトバンク版:税込108,000円 (※2)
  2. 日本発売日|2022年12月16日
  3. キャリア|ソフトバンク
  4. SoC|Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1
  5. 画面サイズ|6.7インチ
  6. バッテリー容量|5,000mAh
  7. ストレージ(ROM)|グローバル版:128GB、ソフトバンク版:256GB
  8. メインメモリ(RAM)|8GB
  9. パネル種類|有機EL
  10. メインカメラ画素数|2億画素
  11. インカメラ画素数|2000万画素
  12. 画面解像度|2712×1220
  13. 画面リフレッシュレート|120Hz
  14. 耐水・防水機能|IPX5(IP53)
  15. 認証機能|顔認証・画面内指紋認証
1 執筆時点・Xiaomi公式サイト参照
執筆時点・ソフトバンク公式サイト参照

背面の3Dガラスが高級感を演出。カラーはブルー・ブラックの2種類

背面の3Dガラスが高級感を演出。カラーはブルー・ブラックの2種類
出典:mi.com

デザインにもこだわりがあります。背面には3Dガラスを採用し、プレミアム感を演出。太陽や照明の光が反射するのを抑える、アンチグレア仕上げ加工も施しています。また、カメラを頑丈なメタル素材で保護しているのもポイントです。


カラーはブルー・ブラックの2色から選べます。本体サイズは高さ163×幅76×奥行8.8mmで、重量は205gです。

実際に使ってみてわかったXiaomi 12T Proの本当の実力!

今回は、Xiaomi 12T Proを含むAndroidスマホ全48商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。

具体的な検証内容は以下のとおりです。

  1. カメラ性能
  2. 処理性能
  3. 画面性能
  4. バッテリー性能
  5. 熱のこもりにくさ
  6. 付加機能

アウトカメラはズームが苦手。インカメラは高性能で自撮りにおすすめ

アウトカメラはズームが苦手。インカメラは高性能で自撮りにおすすめ

まずは、カメラ性能の検証です。


下記の5種類の方法で写真・動画を実際に撮影。そのデータを5名のモニターがチェックし、解像感やノイズの少なさ・発色のよさなどから評価を行いました。


撮影方法

  • 通常撮影
  • ズーム撮影
  • 暗所撮影
  • インカメラ撮影
  • 動画撮影

通常撮影は発色がかなり鮮やか。解像感は少し低い

通常撮影は発色がかなり鮮やか。解像感は少し低い

総合的なカメラ性能は良好です。通常撮影では、鮮やかな発色で濃淡がはっきりした写真を撮れました。ざらつきのないなめらかな仕上がりで、ノイズもほぼ見られません。


ただ解像感については、モニターから「少し粗い」「バーコードがややぼやけている」などマイナスなコメントが。比較したほかの商品には、拡大しても細かい部分までくっきり写し出したものがあったことを思うと、少し物足りません。


スマホ画面で見返す程度なら十分ですが、「2億画素超高解像度」の謳い文句に惹かれている人は、満足できない可能性があるでしょう。


通常撮影についてのモニターコメント

  1. 「発色はきれいだが鮮やかすぎて不自然な印象を受ける。拡大すればさすがにノイズがわかる。机全体に薄い斑点のように広がっている」
  2. 「自然の色味に近い発色。ノイズはほぼ感じられない。解像感においては、バーコードはややぼやけているように感じる」
  3. 「暗いところの主張が激しめの発色。濃い色の描き分けができていない印象。解像度は少し粗いが許容範囲」
  4. 「よい。最も色の濃淡を感じた。明るさを強調している影響もあるかも。解像度はかなり低い」
  5. 「発色も濃淡もかなりはっきりしている。ノイズは見られないが、解像度はかなり低い」
コメントは一部抜粋

ズーム撮影は解像感の低さがネック。色の表現も乏しい

ズーム撮影は解像感の低さがネック。色の表現も乏しい
ズーム撮影はあまりきれいに撮れず、評価はいまひとつ。3m先の花瓶を撮影したところ、解像感が低いうえ色彩の表現が物足りませんでした。通常撮影ではほとんど気にならなかったノイズも目につきます。

比較した商品内でも光学ズーム機能を搭載したものは、離れた場所からでも鮮明に撮影できました。対して本品は、望遠レンズを装備していません。月を撮ったり、運動会などのイベントで遠方の被写体を撮ったりするのには、あまり向かないでしょう。

ナイトモード搭載で、暗所でもきれいに撮れる。夜景の撮影にも

ナイトモード搭載で、暗所でもきれいに撮れる。夜景の撮影にも
暗所撮影では、明暗のバランスがよい点がモニターから好評。「明るいところと暗いところがはっきり分かれている」とポジティブなコメントが相次ぎました。ノイズの少なさもポイントのひとつといえます。

解像感については、低いと感じたモニターがいる一方で、「かなり高い。拡大しても、JANや造花の細部まで写せている」と支持する声も。通常撮影より粗さは気にならないでしょう。


比較した結果、ミドルレンジ以上の機種にはナイトモードが搭載され、暗所撮影に強いことがわかりました。ハイエンドモデルの本品もナイトモードを搭載。「白飛びする」との口コミに反し、夜景やイルミネーションなど光るものもきれいに写せそうです。


暗所撮影についてのモニターコメント

  1. 「明暗バランスがよく、かなり自然に近い状態に見える。適度に暗色の色を拾わず、一方で暖色は暗所のなかでも微妙な色の違いも表現できている」
  2. 「明るい・暗い部分のコントラストがきれい。暗い部分の端に少しノイズを感じるが、全体的にきれい。解像感も高く映っている」
  3. 明るいところと暗いところがはっきりと分かれていて、きれいと感じるバランス。暗い部分がすこしざらついているが、そこまで気にならない」
  4. 「照射箇所と暗部の対比が強く表現されている。ノイズ処理のレベルも高い。通常撮影同様に解像感はとても低い」
  5. 「明暗がはっきりしていてかなりバランスがいい。暗いところに少しノイズがあるように思うが、個人的には許容範囲。通常の撮影同様に解像度は低い」
コメントは一部抜粋

インカメラの性能は優秀。解像感が高く細部まで鮮明

インカメラの性能は優秀。解像感が高く細部まで鮮明
インカメラはかなり写りがよく、モニター5名全員が「満足」と回答。アウトカメラでは厳しい声が聞かれた解像感も、インカメラでは細部まで鮮明でした。「被写体の髪の毛の1本1本がくっきり写っている」など、絶賛する声が多数あがっています。

色味のバランスもよく、照明の逆光もしっかり抑えられていました。インカメラの画素数は2000万画素。比較した同じハイエンドモデルのなかには1000万画素程度の商品も多くあったことを思うと、十分な高さといえます。自撮りすることが多い人にぴったりです


インカメラ撮影についてのモニターコメント

  1. 「被写体や背景も含めて、色味のバランスが整っている。被写体の髪の毛1本1本や、すぐ後ろの植物などがくっきりしていて解像感も高い。許容範囲だが、照明の光そのものは抑えきれておらずやや飛び気味」
  2. 「明るくて、被写体・背景ともに比較的はっきり映っている。逆光もかなり抑えられている」
  3. すこし暗い部分が強調されているように感じるが、色はきれい。画像の粒が細かく、はっきりと映る。輪郭もきれいに描画できている」
  4. 発色がよい。ただし通常カメラより明るさで調整しているように見える。解像度が高く、逆光もほどよく調整されている」
  5. 「メインカメラでの撮影同様きれいに映っていると思う。通常撮影よりインカメラのほうがはっきりと写っている気がする。逆光もきちんと調整されほどよい」
コメントは一部抜粋

動画撮影も高評価。輪郭がくっきり映りブレも少ない

動画撮影も高評価。輪郭がくっきり映りブレも少ない
出典:mi.com

動画撮影の評価も非常に優秀。手ブレ補正機能を搭載しているだけあり、安定感のある動画を撮れました。解像感も高く、モニターからは「物の輪郭がはっきり映り、服の質感も伝わる」との声が寄せられています。


多彩な色に対応できて鮮やかなのも魅力のひとつ。動画全体をとおして、ノイズもかなり抑えられていました。


比較した結果、写真ではスマホの価格帯による差はそれほどなかったものの、動画の美しさは本品を含むハイエンドモデルが圧倒的。写真がメインならエントリーモデルもよいですが、SNS用などに動画を頻繁に撮るならハイエンドモデルを選ぶことをおすすめします。


動画撮影についてのモニターコメント

  1. 「レンジが広いのか、多彩な色に対応できており発色が鮮やか。全体をとおして目立つノイズもなかった。このぐらいブレるかな程度の手ブレで許容できる」
  2. 動画全体をとおしてきれいに映っている。冒頭から最後まではっきり映り続け解像感は高い。手ブレはほぼ感じられない」
  3. 解像感は高く、ものの輪郭ははっきりしている。服の質感もしっかり映っている。手元の細かいブレは少しあるが、大きな上下運動などのブレは軽減されている
  4. 「逆光補正や明るさ補正も自然な仕上がり。一部焦点ズレのようなノイズはあったが、ほぼ抑えられている。手ブレも少なめ。最高水準に次ぐレベル」
  5. しっかり表現された発色だが、少々暗い部分の色が強い気がする。インカメラの静止画撮影と同様、解像感が高くきれいに撮れている。手ブレはきちんと補正や調整がされている」
コメントは一部抜粋

有機ELディスプレイ採用で、画面性能も上々。色の表現も繊細

有機ELディスプレイ採用で、画面性能も上々。色の表現も繊細
続いて、画面性能の検証です。

まずモニターが商品のスペックをチェックし、HDR対応の有無や解像度・リフレッシュレートなどから点数づけを行います。続いてモニター男女5名が実際の画面を見て、発色の美しさや解像感の高さなどからおすすめ度をスコア化。総合的に評価を行いました。

リフレッシュレート120Hzで、素早い動きにも対応可

リフレッシュレート120Hzで、素早い動きにも対応可
画面性能は高評価を獲得。リフレッシュレートは最大120Hzと高い点が強みです。1秒間に120枚画面が入れ替わることを示します。

比較した結果、リフレッシュレートが90Hz以上あでば、スクロール中も文字がくっきり映ることがわかりました。本品であれば、スクロール時もなめらかな画面表示が期待できます詳細は以下のとおりです。


  1. ディスプレイタイプ|有機EL
  2. HDR|HDR10対応
  3. リフレッシュレート|最大120Hz(要設定)
  4. 解像度|FHD以上QHD未満

比較した約3割はディスプレイタイプが液晶だったなか、本品は残像が発生しにくいといわれる有機EL(AMOLED)を採用。加えて、明暗差を補正する技術のHDR10にも対応し、より一層深みを増した映像を堪能できるでしょう。

モニター全員が発色のよさを絶賛。解像感も高い

モニター全員が発色のよさを絶賛。解像感も高い

実際に画面を確認した5名のモニターからは、「きれい」とのコメントが相次ぎ全員が「満足」と回答。発色が美しくコントラストがはっきりとしている一方で、色が薄いところまで丁寧に表現されており、明暗のバランスがとてもよいといえます。


多彩な暖色のニュアンスも見事に再現し、繊細な色の表現も得意。解像感も十分で、拡大してもぼやけたりノイズが入ったりすることはほとんどありません。


とはいえ比較した結果、画面のきれいさはハイエンドモデルとエントリーモデルでそれほど差はないことがわかりました。画面のきれいさは申し分ない本品ですが、低価格帯モデルでも不満に感じる可能性は少ないでしょう。


発色のきれいさについてのモニターコメント

  1. 「発色強めで鮮やか。透明感もあってとくに紅葉のコントラストがきれい。細かいところまでくっきりしていて、解像度も高い。微妙な色のニュアンスの違いもしっかり表現されている」
  2. 「ほかの商品よりも発色が強いが、薄い色の発色も非常にきれい。夕焼けの微妙な色の違いや濃淡がきちんと表現されている」
  3. 「明度が高い。明るいのに彩度が高すぎず見やすい。最大限拡大したときにも、ノイズが少なく境界線がくっきりとして見える。色の幅の種類が多く、とくに暖色の幅が多い」
  4. 「彩度は高くありつつも、全体的に色が喧嘩しないような発色具合でよかった。とくに明るい部分の表現が繊細。水面に空の色が反射している部分で、色の違いがきれいに出ていた」
コメントは一部抜粋

処理性能はトップクラス。高負荷のゲームも快適に楽しめる

処理性能はトップクラス。高負荷のゲームも快適に楽しめる

次は、処理性能の検証です。ベンチマークアプリ「Antutuベンチマーク ver9.0」を使って、スコアを3回計測。平均スコアを算出し、点数が高いものほど処理性能が高いものとしました。


検証したところ、平均スコアは約105万点とトップクラスのハイスコアを記録。比較した全商品の平均約59.6万点(※執筆時点)を優に上回る結果です。なかには30万点程度にとどまり、高負荷のゲームにあまり向かない商品もありました。


その点本品は、SoCに「Snapdragon 8+ Gen 1」を採用しており処理能力が高め。「パズドラ」などの軽いゲームはもちろん、「ポケモンGO」などの3Dグラフィックゲームもサクサク快適にプレイできそうです。

充電速度はかなり速い。熱くなりやすいのが難点

充電速度はかなり速い。熱くなりやすいのが難点
続いて、バッテリー性能・熱のこもりにくさの検証です。

バッテリー性能は、YouTube動画を6時間連続再生したあとバッテリーの残量を確認。また充電速度は、電池残量がない状態で急速充電器に接続し、30分後に何%まで充電できているかを確認しました。


熱のこもりにくさの検証では、Antutuベンチマークアプリのストレステストで15分間スマホに負荷をかけます。サーマルカメラを使って本体を撮影し、温度が低いものほど高評価としました。

約24分で充電100%に。バッテリー持ちも問題なし

約24分で充電100%に。バッテリー持ちも問題なし
バッテリー性能も比較した商品内でトップレベル。「神ジューデン」とアピールされているとおり、満充電までわずか約24分と充電スピードは驚くべき速さでした。メーカー公称値を少し上回ったものの、比較した大半の商品は30分間で50%も充電できなかったことを思うと、群を抜いています。朝身支度をしている間に充電が完了するでしょう。

「5,000mAhの大容量」と謳うだけあって、バッテリー持ちも良好です。YouTubeを6時間再生した後のバッテリー残量は63%と、高評価の基準とした60%をクリア。「充電があまり持たない」との口コミを覆しました。


比較した同じハイエンドモデルの機種には、電力の消費が大きいぶん電池があまり持たないものが多かったなか、本品は十分に持続するのが大きな魅力。外出先でもバッテリー切れを気にせず、動画を楽しめるでしょう。

15分間の負荷で45.9℃まで発熱。熱はこもりやすい

15分間の負荷で45.9℃まで発熱。熱はこもりやすい
一方、熱がこもりやすいのは難点です。アプリを使って15分間負荷をかけると、スマホは45.9℃に上昇。比較したなかでも、ハイエンドモデルの機種は熱がこもりやすい傾向がありました。独自の冷却システムを搭載していると謳う本品ですが、長時間負荷をかけると熱くなりやすいといえます。


比較したなかには高い処理性能を備えながらも、表面温度を40℃以下に抑えた商品も。負荷の高いゲームを長時間する人は、熱のこもりにくさにも着目しましょう。

付加機能は充実。おサイフケータイ・ステレオスピーカーに対応

付加機能は充実。おサイフケータイ・ステレオスピーカーに対応

最後は、付加機能の検証です。耐久性や音質・付加機能の有無を確認したところ、ほしい機能がしっかり備わり高評価を獲得。おサイフケータイに対応しており、キャッシュレス派の人に重宝しますよ。詳細は以下のとおりです。


  1. おサイフケータイ|◯
  2. SD|×
  3. イヤホンジャック|×
  4. 生体認証|画面内指紋認証
  5. デュアルSIM|◯(nanoSIM・eSIM利用可能)
  6. モード切り替え|◯
  7. 除菌|×
  8. 専用スタイラス|×

画面ロックの解除方法が「画面内指紋認証」という点も強みです。指を液晶部分に乗せるだけでよいので、比較した指紋認証の商品のようにいちいち指を大きく動かす必要がありません。コンビニなどで電子決済をする際もスムーズに済ませられそうです。


SDカードスロット・イヤホンジャックは非搭載。比較した大多数の商品と同様にアルコール除菌も不可です。専用スタイラス(画面をタッチするためのペン形の筆記用具)も付属していませんでしたが、特段不自由はないでしょう。

耐久性はいまひとつ。水に弱いのがネック

耐久性はいまひとつ。水に弱いのがネック

音質の評価も上々です。比較したなかには、スピーカーが1つだけの「モノラルスピーカー」の商品が多かったなか、本品は2つ搭載した「ステレオスピーカー」。立体音響技術のDolby Atmosを採用している点でも評価を伸ばしました。


Bluetoothコーデックは、最高伝送速度が990kbpsとされるLDACに対応。日本オーディオ協会が規定する「Hi-Res Audio」および「Hi-Res Audio Wireless」の基準をクリアしているだけあって、ワイヤレスでも臨場感のあるサウンドを楽しめそうです。


耐久性においては、「Corning®Gorilla®Glass 5」の液晶ガラスを採用している点は加点となったものの、防水防塵等級が「IP53」で防滴レベルだったのがネック。頑丈さの指標となるMIL規格をクリアしているかも不明なので、扱いには十分に気をつけてくださいね。

Xiaomi 12T Proの価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

  1. 1

    61,182円

    (最安)

    販売価格:61,800円

    ポイント:618円相当

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    電器販売
    4.39

    (37件)

  2. 2

    67,151円

    (+5,969円)

    販売価格:67,767円

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    販売価格:67,769円

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Xiaomi 12T Proはどこで売っている?

Xiaomi 12T Proはどこで売っている?
出典:amazon.co.jp

Xiaomi 12T Proのキャリアモデルは、ソフトバンクのみで購入可能です。ソフトバンク版のストレージは256GBで、機種代は税込108,000円(※1)、48回の分割払いで税込2,250円/月(※1)です。一括投げ売りキャンペーンなどセールでお得に買えることも多いので、店頭で確認してみるとよいでしょう。


SIMフリーのグローバル版は、Xiaomi公式オンラインストアや格安SIMフリー事業者から購入可能。ストレージは128GBで、価格は税込109,800円です(※2)。中古品も多く出ているので、少しでも価格を抑えたい人は各事業者の最安値を見比べるなどして探してみましょう。


なお2022年発売の商品のため、ケースは店頭に置いていない可能性があります。Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでは販売の確認がとれたので、本体を購入する際はそちらもチェックしてみてください。

1 執筆時点・ソフトバンク公式サイト参照
2 執筆時点・Xiaomi公式サイト参照

カメラ性能重視の人には、こちらもおすすめ

最後に、カメラがより高性能で高い防水性能を備えていた商品をご紹介します。

どれを買うか悩んだら、SAMSUNGのGalaxy S23 Ultraをチェックしてみてください。約2億画素を謳うアウトカメラを搭載。撮影した画像は、明暗に関係なく細部までくっきりと写り色も鮮やかでした。処理性能が高いうえ、熱がこもりにくいのも利点。長時間快適にゲームを楽しめそうです。


ズーム撮影をよくする人には、GooglePixel 8 Proが向いています5倍の光学ズームが可能な望遠レンズを搭載しているのが強み。運動会などで遠くにいる子どもも鮮明に撮れるでしょう。また、IP68の高い防水性能に加え、強化ガラスを装備しているのも魅力。耐久性も十分ですよ。

Samsung
Galaxy S23 UltraSM-S918

Galaxy S23 Ultra 1
Galaxy S23 Ultra 2
Galaxy S23 Ultra 3
Galaxy S23 Ultra 4
Galaxy S23 Ultra 5
Galaxy S23 Ultra 6
Galaxy S23 Ultra 7
最安価格
87,980円
最安価格
87,980円
CPUSnapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy
取り扱い事業者ドコモ、au、SIMフリー
OSAndroid
Dolby Atmos
対応バンドドコモ系回線、au回線
対応OSAndroid
SoCSnapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy
aptX
充電端子Type-C
リフレッシュレート120hz
冷却機能
メインメモリ(RAM)12GB
ストレージ(ROM)256GB、512GB、1TB
バッテリー容量5,000mAh
画面サイズ6.8インチ
画面サイズ6.8インチ
RAM12GB
画面解像度3088×1440
ROM256GB
最大画面リフレッシュレート120hz
バッテリー容量5000mAh
ディスプレイ種類有機EL
Bluetooth機能
急速充電可能
5G対応
テザリング対応
NFC対応
カメラ画素数2億画素
ハイレゾ対応(Ldac)
メインカメラ(広角)画素数約2億画素
超広角カメラ画素数約1200万画素
解像度QHD+(3216×1440)
望遠カメラ画素数約1000万画素
深度カメラ画素数
インカメラ画素数約1200万画素
最大ビデオ撮影解像度UHD 8K
複数レンズ4眼
本体サイズ高さ163.4×幅78.1×厚さ8.9mm
スローモーション撮影可能
本体重量234g
夜景補正対応
手ぶれ補正対応
防水機能(IPX5、IPX8)
防水等級IPX5、IPX8
防塵機能
セキュリティ認証顔認証、画面内指紋認証
おサイフケータイ対応
ワイヤレス充電対応
急速充電対応
MHL対応不明
ワンセグ・フルセグ対応
ハイレゾ対応
イヤホンジャック対応
スピーカーステレオ
SDカード対応
eSIM対応
デュアルSIM対応
SIMフリー対応不明
SIMサイズnanoSIM
GPS機能不明
折りたたみ可能
専用スタイラスペン対応不明
複数アプリ同時表示数不明
サブディスプレイサイズ不明
スマイルシャッター対応不明
手のひらシャッター対応不明
折りたたみスタイル不明
ディスプレイ比率不明
7.81cm
高さ16.34cm
厚さ0.89cm
本体重量約234g
付属品S ペン SC07、SIM 取り出しツール、USB ケーブル(C to C)、クイックスタートガイド、データ移行用試供品取扱説明書
製造国不明
対象不明
特徴カメラ性能が高い
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Galaxy S23 Ultra

Galaxy S23 Ultraをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

Google
Pixel 8 Pro

最安価格
107,095円
取り扱い事業者ドコモ、au、ソフトバンク、SIMフリー
OSAndroid
対応バンドドコモ系回線、au系回線、ソフトバンク系回線
SoCGoogle Tensor G3
充電端子Type-C
メインメモリ(RAM)12GB
ストレージ(ROM)128GB、256GB、512GB
バッテリー容量5,050mAh
画面サイズ6.7インチ
画面解像度4K(3840×2160)
最大画面リフレッシュレート120Hz
ディスプレイ種類有機EL
Bluetooth機能
5G対応
テザリング対応
NFC対応
メインカメラ(広角)画素数5000万画素
超広角カメラ画素数4800万画素
望遠カメラ画素数4800万画素
深度カメラ画素数不明
インカメラ画素数1050万画素
最大ビデオ撮影解像度4K
複数レンズ3眼
スローモーション撮影可能
夜景補正対応
手ぶれ補正対応
防水機能
防水等級IPX8
防塵機能
防塵等級IP6X
セキュリティ認証指紋認証、顔認証
おサイフケータイ対応
ワイヤレス充電対応
急速充電対応
MHL対応不明
ワンセグ・フルセグ対応
ハイレゾ対応
イヤホンジャック対応
スピーカーステレオ
SDカード対応
eSIM対応
デュアルSIM対応
デュアルSIMの種類SIMカードとeSIM利用
SIMフリー対応
SIMサイズnanoSIM
GPS機能
折りたたみ可能
専用スタイラスペン対応
複数アプリ同時表示数1
サブディスプレイサイズ不明
スマイルシャッター対応
手のひらシャッター対応
折りたたみスタイル不明
ディスプレイ比率縦長
ディスプレイのアスペクト比20:9
ベンチマークスコア約104万点
かこって検索対応
翻訳通話対応
対面翻訳対応
翻訳表示対応
被写体削除加工対応
傾き補正生成対応
文字起こし対応
ボイスレコーダー要約対応
価格帯ハイエンド
7.65cm
高さ16.26cm
厚さ0.88cm
本体重量213g
付属品USB-Cケーブル(USB 2.0)、クイックスイッチアダプター、SIMツール
製造国アメリカ
対象シニア
特徴カメラ性能が高い、画面がきれい
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