




最新のAI機能やPixel 史上最高のカメラを備えたと謳うAndroidスマホ、Google Pixel 8 Pro。「もたつきなくサクサク動作する」「夜景もズームもきれいに撮影できる」と評判です。しかし、「バッテリー持ちはあまりよくない」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のAndroidスマホとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Androidスマホ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2024年07月までの情報です
Google Pixel 8 Proは、写真や動画をきれいに撮れる、高性能なAndroidスマホがほしい人におすすめです。比較したPixel 8・Pixel 8aやほかのハイエンドモデルのなかでもとくにカメラ性能が優秀。「夜景もズームもきれいに撮影できる」との評判どおり、シーンを問わず高発色・精細な写りを堪能できました。写真を見たモニターも「拡大してもぼやけず、実物そのままのよう」と絶賛しており、思い出を美しく残したい人にぴったりです。
動画撮影のクオリティも比較したなかでトップレベル。歩きながら被写体を追っても手ブレがしっかり補正されていました。動画の発色や解像度も写真と遜色ないほど高く、動きのある撮影にも活躍するでしょう。画面は有機EL・最大輝度は2,400nitと高性能で、日中の屋外でも画面を見やすいですよ。スクロールも引っかかりなく軽やかに動きました。
処理性能も高く、「Antutuベンチマーク ver10.6.2」で測定したスコアは約104万点と高評価。比較したPixel 8が100万点・Pixel 8aが約87万点と高スコアでしたが、それを上回る性能です。高負荷時にも本体はそれほど熱くならず、重い3Dゲームも問題なくプレイできるでしょう。「もたつきなくサクサク動作する」との評判が寄せられるのにも頷けます。
「バッテリー持ちはあまりよくない」との口コミに反し、バッテリー持ちも優秀。100%から20%まで減少するのにかかった時間は約17時間でした。Pixel 8を含めた多くのハイエンドモデルより長持ちするため、1日中使っても電池切れの心配は少ないでしょう。充電スピードも30分で44%まで回復するため、朝急いで充電したいときにも便利です。
そのほか、おサイフケータイやIP68の防水性能などの便利な機能も充実。執筆時点での公式価格は税込124,800円~と、Pixel 8シリーズのなかでは高額です。とはいえ気になる点がなく、比較した同価格帯の商品のなかでもとくにカメラ性能が高かったので、写真や動画のクオリティにこだわるならぜひ候補に入れて検討してみてくださいね。
Googleが自社ブランドとして展開しているAndroidスマホ、Google Pixel。コストを抑えたモデルから性能重視のモデルまで、さまざまなシリーズの商品を展開しています。
今回ご紹介するのは、最新のAI機能を搭載したシリーズ史上最高性能を謳う、Google Pixel 8 Proです。画面には6.7インチのSuper Actuaディスプレイを搭載。Pixel 史上最も明るいディスプレイといわれており、直射日光の下でも明るく鮮明な映像が期待できます。
サイズは高さ162.6×幅76.5×奥行き8.8mm、重量は213g。カラーはブルー系のBay・黒系のObsidian・ベージュ系のPorcelainの3種類が用意されています。丸みを帯びた柔らかなシルエットとマットな手触りが特徴の、持ち心地のよいデザインです。
公式サイトでは、専用のスマホケースも多く販売されているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。以下、細かなスペックをご紹介します。
<詳細情報>
Google Pixel 8シリーズは、Pixel 8 Proと同日に発売されたPixel 8と、2024年5月に発売されたPixel 8aの3種類を展開しています。
Pixel 8 Proは、6.7インチの大きなディスプレイを持ち、Pixel 8・Pixel 8aにない4,800万画素の望遠カメラを搭載しているのが特徴。被写体のブレやボケを軽減する「プロ設定」を備え、シーンに合わせた写真を撮りたい人におすすめです。
Pixel 8のディスプレイは6.2インチとひと回り小さく、片手で操作しやすいのが魅力。カメラ性能以外のスペックは大きく変わらず、「ベストテイク」「編集マジック」「音声消しゴムマジック」などのAI機能も備えています。
Pixel 8aもAI機能を備えていますが、Pixel 8 Pro・Pixel 8より使える機能が限られます。しかし、その分公式価格は税込72,600円(※執筆時点・128GB)と比較的手に取りやすい価格です。以下の検証では、3つの性能の違いも合わせて記載しているので、最後まで読んでみてくださいね。

8がフラグシップモデル・8aは廉価モデル・Proはプロモデルの立ち位置です。8・8aもかなりの高性能ですが、予算にこだわらずスペックを重視したい人は8 Proがおすすめですよ。
今回はGoogle Pixel 8 Proを含む、人気のAndroidスマホを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
Google Pixel 8 Proは、処理性能の高さだけでなく、高解像度のナチュラルな写真が撮影できるのが大きな魅力です。
以下、メリットについてご紹介します。
処理性能の高さは優秀です。「Antutuベンチマーク ver10.6.2」を使って処理性能を計測した結果、スコアは約104万点を記録しました。比較したPixel 8も約100万点・Pixel 8aも約87万点と高スコアでしたが、Pixel 8 Proはそれをさらに超えるスペックです。
スマホの頭脳にあたるSoCには、Googleが独自開発した「Google Tensor G3」を搭載しています。「もたつきなくサクサク動作する」との口コミどおり、サイト閲覧や高性能な動画だけでなく、3Dゲームも快適に遊べるでしょう。

SoCは自社開発のTensorを採用しているため、コスパのよさにもつながっているといえます。
高い処理性能がありながら、熱がこもりにくいのもよい点です。Antutuベンチマークアプリのストレステストで15分間SoCに負荷を加えても、本体温度は平均38.4℃にとどまりました。
検証の結果、SoCが高性能なものは発熱しやすい傾向があり、比較したハイエンドモデルも40℃を超える商品が多くありました。その点こちらはハイエンドモデルながら熱を抑えられている印象。長時間使用しても熱さを気にせず使用できますよ。
写真のきれいさは、比較したほかのハイエンドモデルよりもとくに勝るクオリティです。日中の建物を撮影したところ、解像感・明暗ともにバランスの取れた写真に仕上がりました。
建物は拡大してもぼやけず、壁の模様や汚れまでしっかり表現。発色も明るく鮮やかで、不自然さのない色味でした。明暗差もくっきりしており、モニターからは「影と空の雲、陽が当たる部分がはっきり分かれていて明暗差がよく出ている」「明るいなかでのグラデーションもわかりやすかった」との声があがっています。
なお、比較したPixel 8・Pixel 8aも解像感や明暗差のバランスは良好でした。Pixelシリーズは写真が美しく仕上がりやすいものが多く、思い出をきれいに残したい人にぴったりのスマホといえます。

Pixelシリーズはカメラ自体の性能だけでなくAIの巧みな処理によって、よりきれいに感じる仕上がりの写真が撮れます。もはやAIカメラ端末ともいえるでしょう。
食べ物の写真も、明るく自然な色味で表現されています。比較したほかの商品には色味の偏りが気になったものも複数あったなか、こちらは「現実感のある発色」「鮮やかできれい」とモニター全員から好評でした。
解像度も高く、表面の凹凸まではっきり見てとれるほど。比較したハイエンドモデルのなかにはぼんやりソフトな映りだったものもあったのに対し、カステラもドーナツもくっきり見え、おいしそうな仕上がりです。
<発色・解像感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ズーム撮影しても被写体のぼやけは気になりませんでした。ズームしていることを感じさせない画質のよさで、こちらもモニター全員が満足と回答。「細部までくっきり見え、実物そのままのよう」とのコメントも聞かれました。
比較したPixel 8・Pixel 8aも同様にズーム撮影で一定のクリアさを保てましたが、そのなかでもとくに本商品Proはハイクオリティな仕上がりでした。これなら細部まで映りにこだわりたい人にも満足できるでしょう。
<ズーム時のきれいさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
夜景の写真に入り込みがちなノイズや白飛びもほぼ見られません。陰になった暗い部分もぼやけやざらつきは気にならず、「遠くの景色も潰れずきれい」「白飛びも黒潰れもなく、はっきりと明暗差が表現されていた」とモニター全員から高評価を獲得しました。「夜景もズームもきれいに撮影できる」との評判にも頷けます。
Pixel 8や前モデルPixel 7 Proに搭載されていた夜景モードや天体写真モードがさらに進化しており、夜景や薄暗い室内などでもクリアに写せます。さらにPixel 8 Proならではの機能としてプロ設定を搭載。カメラのマニュアルモードのような細かな設定が行えるようになり、さまざまなシーンで思い通りの仕上がりを追求できるでしょう。
<ノイズの少なさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
自撮りやポートレートなど、人物の撮影に強いのも魅力です。ポートレートのぼやけ具合については、やや不自然との声もあるものの、「うまくボケが表現されている」「スマホでこのレベルなら満足」とのコメントが寄せられました。
比較したPixel 8・Pixel 8aやいくつかの商品では、電子処理感のある不自然なボケ感を指摘する声も多数。その点こちらは、スマホでの撮影にしては十分満足できるクオリティといえます。
<ボケ感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
スキントーンも忠実で、「肌の色がリアルできれい」「頬の色まで表現されている」とのモニターコメントが多く寄せられました。
比較したハイエンドモデルのなかには肌が青白く映り、健康的に見えにくい商品も。対してPixel 8シリーズはどれも大半のモニターから好評を得ており、少しでも顔色をよく見せたい人におすすめです。細かな加工をせずとも明るくナチュラルな質感に写りますよ。
<スキントーン・肌の美しさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
動画撮影時も手ブレ補正が強力に効いており、歩きながらでも終始なめらかに被写体を追えました。モニターからは「クオリティの高い映像だった」「ジンバルを使って撮影したかのよう」との声があがるほどです。
比較したところ手ブレ補正の性能は価格によって異なり、ミドルレンジよりもハイエンドのほうが補正がしっかり効いている傾向がありました。本商品もハイエンドモデルというだけあって補正力が高く、頻繁に動画撮影する人にも使いやすい印象です。
<手ブレ補正についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
動画撮影でも、発色のよさは写真撮影時と変わりません。解像度も高く、モニターからも「色バランスがよい」「遠くまでくっきり見える」と好評でした。比較した多くの商品で気になったざらつきもなく、クリアな映りをしっかりキープできています。
<動画の発色・解像感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
明暗差のバランスもよく取れており、夜景も自然に映りました。比較した多くの商品で気になった白飛びもなく、夜景の光も陰も見やすい映像に仕上がっています。
総じて写真・動画ともに高クオリティな仕上がりだったため、普段使いはもちろん旅行の思い出やSNS用の撮影なども満足できる映像を残せるでしょう。
<動画の明暗差についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
バッテリー持ちは比較したなかでもトップクラスの高評価。バッテリー残量の減り具合をチェックすると、100%から約17時間後に20%まで減少しました。
Pixel 8を含めたハイエンドモデルも13~15時間と長持ちしましたが、それを上回る持ちのよさです。「バッテリー持ちはあまりよくない」との口コミに反し、帰りが遅い日でも充電切れの心配は少ないといえます。
充電の速さも悪くなく、30分の充電で0%から37%まで回復しました。比較した全商品の平均約44%(※執筆時点)より若干少なめですが、それほど困ることはないでしょう。
画面性能もよく、鮮やかでクリアな映像を楽しめるのもメリットです。画面には、比較したほかのハイエンドモデルと同様の有機ELを採用。1インチあたりのピクセル(画素)数は489ppi・最大輝度は2,400nitと極めて高く、屋外でもはっきりした見やすさが期待できます。
1秒間で画面を書き換えられる回数を示すリフレッシュレートも最大120Hzと高スペック。スクロールしている最中でも文字がぼやけにくく、SNSやサイト閲覧もスルスルと楽しめるでしょう。なお、検証結果は以下のとおりです。
そのほかの付加機能も豊富にあり、買い替えで困ることが少ないのも利点です。おサイフケータイが使えるのはもちろん、防水性能もIP68と高く、水に濡れた程度では故障のリスクは少なめ。ロック解除では、指紋認証と顔認証が使えます。
またデュアルSIMにも対応しているため、1台で異なる携帯電話会社との契約が可能です。プライベートと仕事用で、スマホを2台持ちしたくない人にもよいでしょう。
以上の検証の結果、Google Pixel 8 Proは処理性能やカメラ性能から、バッテリーの持ちのよさまで優れた、優秀な商品であることがわかりました。
マイベストが自信を持っておすすめできるAndroidスマホなので、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
89,800円
(最安)
販売価格:89,800円
ポイント:0円相当
送料無料
(688件)
ここからは、Google Pixel 8 Pro以外のおすすめの商品をご紹介します。
Google Pixel 8は、8万円台でPixel 8 Proと同程度のスペックを発揮した1台です。Pixel 8 Proより約5万円ほど安価ながら処理性能は優秀。ベンチマークスコアは約100万点と比較したなかでもかなり高く、本格3Dゲームもサクサク遊べるほどのスペックでした。
写真は高発色な映りで、解像度も高評価。明暗差のバランスもよく、夜景の撮影にも向いているでしょう。動画撮影時の手ブレ補正も強力で、高い解像度のまま撮影できました。
バッテリー持ちも13時間以上と長く、1日中使える性能を備えています。充電時間も短く済むので、朝も充電しやすいですよ。コストを抑えたハイスペックモデルを使いたい人におすすめです。
Google Pixel 8 Proは、Googleストアのほか、ドコモ・au・ソフトバンクのオンラインショップおよび店頭で購入可能。Yahoo!ショッピングや楽天市場などの大手ECサイトでも販売されているうえ、中古品ならメルカリでも安く購入できる場合があります。気になる人は探してみてくださいね。
公式価格と対応バンドは以下のとおりです。
<公式価格>
執筆時点
<対応バンド>
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