世界的なカメラメーカーのライカと共同開発した3つのカメラを搭載し、「昼も夜も、心躍る撮影体験を」と謳うAndroidスマホ、Xiaomi 14T。ネット上では「性能もコスパもよい」と評判です。しかし「写真が少し暗め」「バッテリー消費が早い」など気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の9個の観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のAndroidスマホとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。Androidスマホ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
Xiaomi 14Tは、予算を抑えつつスペックには妥協したくない人におすすめ。日本国内ではau・UQモバイルでしか新品が販売されていませんが、価格は57,300円(※2025年2月時点)です。ミドルレンジモデルでありながら、処理性能は比較した10万円するハイエンドモデルにも匹敵します。ベンチマークスコアは約131万点を記録し、日常的な操作をサクサクこなせるのはもちろん、3Dゲームも楽しめるレベルでした。
カメラの性能は高く、あらゆる環境できれいに撮影できます。写真をチェックしたモニターからはとくに解像感の高さが絶賛され、口コミに反して発色も自然でした。ポートレートのボケ感には好みが分かれたものの、夜景・ズーム撮影はくっきり鮮明。動画撮影時には手ブレがしっかり補正され、「見やすい」と好評でした。
画面は6.67インチと大きく、明るく滑らかに表示されます。バッテリー残量を気にせずに1日中使えるのも魅力です。バッテリー残量が20%まで減るのに15時間49分かかりました。比較したなかには15時間以下の商品も多かったので、口コミに反してバッテリーの消費はゆるやかといえます。充電速度も速く、30分間で50%まで充電できました。
防水・おサイフケータイなどの便利な機能もそろっています。デュアルSIMに対応し、仕事用・プライベート用で電話番号の使い分けが可能です。比較したミドルレンジモデルの多くが非搭載だったAI機能にも対応しています。かこって検索やリアルタイム翻訳など、今までにない新しい使い方ができて便利ですよ。
処理性能・カメラ性能・画面性能などの基本スペックが優れていながら、負荷をかけた際の発熱も抑えられていました。コスパ重視な人にとっては第1候補となるでしょう。とはいえ、購入販路が限られているのは気がかりです。高性能なスマホを手軽に入手したい人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
Xiaomi 14Tは、中国の電子機器メーカーのXiaomiが手掛けたミドルレンジモデルのスマートフォン。日本での発売日は2024年12月12日です。ライカと共同開発したトリプルカメラシステムを採用し、焦点距離は15~100mmをカバー。近くから遠くまで美しく撮影できるよう設計されています。
6.67インチのフラットディスプレイを採用し、解像度は2,712×1,220に対応。高性能・低消費電力・快適な操作性を実現するために、MediaTek Dimensity 8300-Ultraを内蔵しています。写真編集や文字起こしなどのAI機能も使用可能です。生体認証は画面内指紋センサー・顔認証に対応しています。
本体のサイズは幅7.51×高さ16.05×厚さ0.795cm・重さは193gです。カラーは、チタングレー・チタンブルー・レモングリーンの3色展開。レモングリーンのみレザー調に仕上げられており、ほかの2つはつややかなメタリック調です。充電端子はUSB Type-Cで、イヤホンジャックは非搭載。なお、付属品は以下のとおりです。
<付属品>
今回はXiaomi 14Tを含む、人気のAndroidスマホを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のAndroidスマホを比較検証したところ、Xiaomi 14Tには8つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
建物の壁面などに違和感はなく、空の色のグラデーションが自然な発色で再現されました。ミドルレンジモデルでありながら発色のよさのモニター評価は、比較したハイエンドモデルに匹敵するレベルです。「写真が少し暗め」という口コミは払拭できたといえます。
<発色についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<解像感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<スキントーン・肌の美しさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<ボケ感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ズーム撮影した写真は色鮮やかで、細部まで鮮明です。モニター10人全員が好印象を抱き、「色のバランスがよく細部まで鮮明で、文句のない写真」「ズームして撮ったとは思えない」と絶賛しました。
比較したミドルレンジモデルのなかには望遠レンズを搭載していないものも多かったのに対し、本商品は5,000万画素の望遠カメラを搭載しています。ズーム撮影することが多い人におすすめです。
<ズーム時のきれいさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<明暗差・ノイズの少なさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<手ブレ補正・解像感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
日中の屋外では太陽、夜景ではライトの光が少し白飛びしましたが、雰囲気を損なわずにしっかり記録できました。「暗い部分を潰れずに描写できている」「若干光がフォーカスされているが、明暗のバランスが悪い感じはしない」という意見が寄せられています。昼夜や屋内外などの環境を問わず、きれいな動画を撮れました。
<発色・明暗差についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
バッテリー性能は申し分なく、充電切れを心配せずに1日中使えます。実使用を再現するPC Markというソフトを使ったところ、バッテリー残量が100%から20%まで減るのに15時間49分かかりました。比較した商品の約半数が15時間以下だったので、「バッテリー消費が早い」という口コミは払拭できたといえます。
67Wの急速充電に対応しているのもうれしいポイント。充電を30分間行うと50%まで回復し、素早く充電できました。比較した半数以上の商品が29~50%だったなか、十分なスピードです。もし充電し忘れても、お出かけ前などのすき間時間でしっかり充電できますよ。
動きの滑らかさを示すリフレッシュレートは最大144Hzです。比較したハイエンドモデル・ミドルレンジモデルともにほとんどが120Hz以下でした。スクロール中のカクつきが気になりにくく、ウェブサイトやSNSを快適に閲覧できるでしょう。
耐久性に優れる作りなのも強みです。防水・防塵性能はIP68に対応し、短時間の水没や汗や雨による故障リスクは低め。しかし、OSアップデートの保証期間は明示されていません。過去の適用から当てはめると3~4年程度と推察されるので、長く使いたい人は注意しましょう。
リアルタイム通訳に対応し、外国語とのやりとりをその場で翻訳可能。海外旅行することが多い人には心強いでしょう。オンラインミーティングや動画などの音声を字幕に変換して翻訳することもできますよ。
AIによる文章の要約・校正・翻訳や文字起こし機能を搭載しているのも便利です。評価には含みませんが、画像・動画編集機能がついており、不要な映り込みを消したり、ショート動画を作成したりできます。
Xiaomi 14Tにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
日本国内で新品を取り扱っているのは、au・UQモバイルのみ(※2025年2月時点)です。上位モデルのXiaomi 14T Proはソフトバンク・IIJmio・mineoなどさまざまなキャリアで取り扱っていたのに対し、販路がかなり限られます。
au・UQモバイルともに、オンラインショップであれば回線契約をせずに機種だけを購入できますが、ドコモ・楽天モバイル・ソフトバンクなどのキャリアにこだわりがある人は手を伸ばしにくいでしょう。
Xiaomi 14Tは、日本国内ではau・UQモバイルでのみ新品が販売されています。機種のみの価格はどちらも57,300円(※2025年2月時点)です。他社から回線を切り替える(MNP)場合は割引を受けられ、より安く購入できます。
予算を抑えたい人は、「スマホトクするプログラム」にも注目です。購入後13~25か月目までに機種を返却して査定を受けるなどの条件があるものの、実質負担額を抑えられます。各サイトでは料金プランのシミュレーションが行えるので、ぜひ活用してみてくださいね!
予算8万以下で性能にこだわるなら、Google Pixel 8a。ミドルレンジの価格帯にしては珍しくAI機能を使用できます。処理性能を示すベンチマークスコアは約87万点と高く、カメラ・バッテリー性能も申し分ありません。au・ドコモ・ソフトバンクでの取り扱いがあり、GoogleストアではSIMフリーモデルを購入できます。
とにかくハイスペックなものがほしいなら、SAMSUNG Galaxy S24 Ultra。ベンチマークスコアは約189万点と非常に高く、高グラフィックのゲームを快適に遊べます。カメラ性能も優れ、ズーム撮影でも解像感の高い写真が撮れました。ドコモ・auをはじめ、家電量販店でもSIMフリーが販売されており販路が広いのも魅力です。
取り扱い事業者 | ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル、SIMフリー、J:COMモバイル |
---|---|
価格帯 | ミドルレンジ |
良い
気になる
OS | Android |
---|---|
SoC | Google Tensor G3 |
充電端子 | Type-C |
画面解像度 | 2400×1080 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
5G対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 6400万画素 |
超広角カメラ画素数 | 1300万画素 |
望遠カメラ画素数 | |
インカメラ画素数 | 1300万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 4K |
セキュリティ認証 | 顔認証、画面内指紋認証 |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
デュアルSIMの種類 | SIMカードとeSIM利用 |
ベンチマークスコア | 約87万点 |
ストレステスト後の本体温度 | 38.3℃ |
かこって検索対応 | |
翻訳通話対応 | |
対面翻訳対応 | |
翻訳表示対応 | |
被写体削除加工対応 | |
傾き補正生成対応 | |
文字起こし対応 | |
ボイスレコーダー要約対応 | |
幅 | 7.27cm |
高さ | 15.21cm |
厚さ | 0.89cm |
本体重量 | 189g |
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取り扱い事業者 | ドコモ、au、SIMフリー |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | 不明 |
SoC | Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy |
充電端子 | Type-C |
メインメモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 5000mAh |
画面サイズ | 6.8インチ |
画面解像度 | Quad HD+(3120×1440) |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | 不明 |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 20000万画素 |
超広角カメラ画素数 | 1200万画素 |
望遠カメラ画素数 | 5000万画素 |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 1200万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
複数レンズ | 4眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | 不明 |
防水機能 | |
防水等級 | IPX8 |
防塵機能 | |
防塵等級 | IP6X |
セキュリティ認証 | 指紋認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | 不明 |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
デュアルSIMの種類 | SIMカードとeSIM利用、eSIM2枚利用 |
SIMフリー対応 | |
SIMサイズ | nanoSIM、内蔵SIM |
GPS機能 | |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | |
ディスプレイ比率 | 縦長 |
ベンチマークスコア | 約189万点 |
かこって検索対応 | |
翻訳通話対応 | |
対面翻訳対応 | |
翻訳表示対応 | |
被写体削除加工対応 | |
傾き補正生成対応 | |
文字起こし対応 | |
ボイスレコーダー要約対応 | |
価格帯 | ハイエンド |
幅 | 7.9cm |
高さ | 16.23cm |
厚さ | 0.86cm |
本体重量 | 約233g |
付属品 | 不明 |
製造国 | 不明 |
対象 | 不明 |
特徴 | カメラ性能が高い |
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