「コンパクトでも主役級の機能」と謳う折りたたみスマホ、ZTE nubia Flip2。前モデルのLibero Flipよりもサブディスプレイが大型化しており、口コミでは「サブディスプレイが便利」「バッテリーはハードにゲームしない限りは1日持つ」と評判です。しかし、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の折りたたみスマホとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。折りたたみスマホ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
ZTE nubia Flip2は、できるだけ安く折りたたみスマホを手に入れたい人におすすめ。Y!mobile限定で販売されており、価格は一括購入だと85,680円・機種返却プログラムの「新トクするサポート」だと19,680円(※2025年2月時点)です。比較したほとんどの商品が10万円以上だったなか、格安で購入できます。処理性能は高いとはいえませんが、SNS・サイト閲覧などの日常的な操作は快適にこなせるレベルでした。
手軽に写真を撮れるのも魅力です。閉じたままアウトカメラを起動し、プレビューを見ながら自撮りできます。実際に室内や逆光下で撮影した写真は、解像感が高く色鮮やかでした。しかしズーム・暗所での撮影には苦戦し、動画の手ブレ補正の効きもいまひとつ。カメラ性能は比較した上位商品におよびません。
画面表示は色鮮やかかつ滑らかで、視認性・操作性に優れています。サブディスプレイは前モデルのLibero Flipより大きくなり、使い勝手も向上。閉じたままでも約3インチのサブディスプレイからチャット・SNSなどすべてのアプリを使用できます。広げると約6.9インチの大画面で、通常のスマホ同様の操作が可能です。
バッテリー持ちも良好でした。バッテリー残量が100%から20%になるまでに12時間37分かかったので、こまめに充電する手間はかかりません。おサイフケータイ・デュアルSIM対応など、便利な機能も充実しています。ただし防水性能はIPX2と低いので、水濡れ・水没しないよう気をつけましょう。
高負荷な状態が15分続くと少し発熱したので、使いすぎにも要注意です。格安で購入でき、日常使用には十分な性能を備えたコスパのよい折りたたみスマホですが、ゲームを楽しみたい人や動画像の写りにこだわる人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にZTE nubia Flip2と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイの折りたたみスマホと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
ZTE nubia Flip2の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイのアイテムを見つけてみてくださいね!
nubia Flip2は、中国のスマートフォンメーカーであるZTEから2025年1月に発売されたフリップ型(縦開き)の折りたたみスマホです。「主役級の高機能サブディスプレイ」を謳っており、約3インチと大型のサブディスプレイから撮影・動画視聴などあらゆる操作を行えます。
広げたときのメインディスプレイは6.9インチ。2つのアプリを同時に起動して上下に分けて表示できるので、動画を見ながらチャットをするなどのマルチタスクが可能です。アプリの配置は上下に入れ替えられ、拡大倍率は3段階で調整できます。2025年3月以降には、通訳・自動文字起こしなどのAI機能も実装予定です。
本体を60~110度の範囲で折り曲げれば自立します。カメラ起動時は画面にプレビューが表示されるので、写りを確認しながらの撮影が可能です。生体認証は、顔・指紋認証に対応。カラーは、ホワイト・ブラック・ブルーの3色から選べます。付属品はSIM取り出しツール(試供品)・クリアケース(試供品)の2点です。
今回はZTE nubia Flip2を含む、人気の折りたたみスマホを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気の折りたたみスマホを比較検証したところ、ZTE nubia Flip2には8つのよい点がありました。1つずつメリットを解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
「新トクするサポート」には25か月目以降に機種の回収・査定完了などの条件があるものの、価格がネックで折りたたみスマホの購入をためらっていた人にはうってつけ。2万円以下なので、折りたたみスマホを使ったことがない人でも手を伸ばしやすいでしょう。
コスパは申し分なく、普段使いに十分な処理性能を備えていました。AnTuTuベンチマークアプリで測定したところ、ベンチマークスコアは632,150点を記録。比較した上位商品には100万点を超えるものもありましたが、本商品でも日常的に使うなかで不便に感じることは少ないでしょう。
スマホの処理を司るSoCには、折りたたみスマホ用にチューニングされたMediaTek Dimensity 7300Xを搭載。高グラフィックな3Dゲームはカクつく可能性がありますが、SNS・サイト閲覧・カメラ撮影などは快適に行えます。
待ち受けの面はオープン時同様にいくつも設定でき、使いたいアプリへスピーディにアクセス可能。1つ目の面にはSNS、2つ目の面にはニュースアプリなど、自由に配置できます。壁紙を自由に変更して自分好みのカスタマイズを楽しめるのもうれしいポイント。時計のデザインもテーマによって変更できます。
なお、折りたたみ時のサイズは幅76×高さ87×厚さ15.8mm・重量は191gと、コンパクトかつ軽量です。手のひらに収まりやすいので片手持ちで操作しやすく、カバンやポケットにもすっぽり入れられます。
縦折り型折りたたみスマホのほとんどが、サブディスプレイは横長の比率でしたが、このスマホは縦長の比率です。オープン時のスマホのコンパクト版といえる形状で、操作がしやすかったのも特徴的でした。
<自撮り撮影についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
室内での写真撮影も得意です。刺繍糸や造花の彩度を損なわず、色鮮やかに写し出せました。写真を見たモニター10名中9名が「きれいに撮影できている」と回答しており、比較した10万円を超える上位商品とも遜色のない評価です。
「写真全体に目立ったノイズは見当たらない」「どの被写体も鮮明で、画質が非常に優れている」など、好意的な意見が相次ぎました。約5,000万画素のメインカメラを搭載しているだけあって、解像感の高さも申し分ありません。刺繍糸の1本1本や造花の輪郭などの細部までくっきりと写っています。
<室内撮影についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
しかし防水性能は低いので、水濡れには注意しましょう。比較した上位商品はIPX8に対応していたなか、本商品の防水・防塵性能はIP42です。雨天時に使用したり、水中に落としたりすると故障するリスクがあります。
ZTE nubia Flip2にはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入後に後悔しないためにも、しっかりリサーチしておきましょう。
カメラ性能は低くはありませんが、撮影環境を少し選びます。暗所での撮影に苦戦し、写真を見たモニターからは「明暗差のバランスが明るさに偏っている」「暗い部分が補正されていなくて、ほぼ見えない」など厳しい声があがっています。
ノイズはあまり目立たず、解像感もよいものの、クリアに写っているのはライトの光が届く範囲でした。写真の大部分にライトの光が届かず暗くなっており、ライト自体は白飛びしています。比較した上位商品ではライトの光がグラデーションのように広範囲へ届いていたことをふまえると、暗がりでの撮影には不向きです。
<暗所撮影についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較した一部の上位商品は望遠レンズを搭載していましたが、本商品には望遠レンズがついていません。ズーム撮影することが多い人には向かないでしょう。
<ズーム撮影についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
しかし発色や解像感は悪くありません。前モデルのLibero Flipは被写体の輪郭がぼやけていたのに対して、輪郭がくっきりしていました。動画撮影するときには手持ちせず、机の上などに自立させて行うとよさそうです。
<動画撮影についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
折りたたみスタイル | 縦開き(フリップ) |
---|
良い
気になる
SoC | MediaTek Dimensity 7300X |
---|---|
充電端子 | Type-C |
バッテリー容量 | 4300mAh |
画面解像度 | FHD+(2790×1188)/サブ:422×682 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
5G対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 5000万画素 |
超広角カメラ画素数 | |
望遠カメラ画素数 | |
インカメラ画素数 | 3200万画素 |
セキュリティ認証 | 指紋認証、顔認証 |
ワイヤレス充電対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | 不明 |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
専用スタイラスペン対応 | |
複数アプリ同時表示数 | 2つ |
サブディスプレイサイズ | 3インチ |
スマイルシャッター対応 | |
手のひらシャッター対応 | |
ディスプレイ比率 | 縦長 |
幅 | オープン:約7.6cm |
高さ | オープン:約17cm/クローズ:約8.7cm |
厚さ | オープン:0.75cm/クローズ:約1.58cm |
ZTE nubia Flip2は、日本国内ではY!mobile(ワイモバイル)でのみ販売されています。機種代金一括購入の場合の価格は85,680円です。48回払いの「新トクするサポート」を利用すると、条件付きではあるものの19,680円で購入できます(※価格はすべて2025年2月時点)。ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。
最後に、ZTE nubia Flip2より処理性能やカメラ性能が優れた商品をご紹介します。
ハイスペックな折りたたみスマホであらゆる撮影を楽しみたいなら、モトローラのrazr 50 ultra。カメラ性能が高く、明るい場所でも暗い場所でも鮮明な写真が撮れ、動画撮影時には手ブレ補正が効いていました。ベンチマークスコアは約123万点と高く、バッテリーは16時間持ったので、ゲームや撮影などで1日中使い倒せます。
複数人で自撮りすることが多い人は、SAMSUNGのGalaxy Z Flip6。超広角カメラを搭載しており、広い画角で撮影できます。オートズーム機能があり、自動で画角が調整されるのも便利です。動画撮影では、解像感の高い映像を撮影できました。ベンチマークスコアは約137万点を記録し、3Dゲームをサクサク遊べるレベルです。
折りたたみスタイル | 縦開き(フリップ) |
---|
良い
気になる
SoC | Snapdragon 8s Gen 3 Mobile Platform |
---|---|
充電端子 | Type-C |
バッテリー容量 | 4000mAh |
画面解像度 | メインディスプレイ:FHD(2640×1080)、アウトディスプレイ:1272×1080 |
最大画面リフレッシュレート | 165Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
5G対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 5000万画素 |
超広角カメラ画素数 | |
望遠カメラ画素数 | 5000万画素 |
インカメラ画素数 | 3200万画素 |
セキュリティ認証 | 指紋認証、顔認証 |
ワイヤレス充電対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
専用スタイラスペン対応 | |
複数アプリ同時表示数 | 2つ |
サブディスプレイサイズ | 4インチ |
スマイルシャッター対応 | |
手のひらシャッター対応 | |
ディスプレイ比率 | 縦長 |
幅 | 7.399cm(オープン時) |
高さ | 17.142cm(オープン時) |
厚さ | 0.709cm(オープン時) |
motorola razr 50 Ultraを徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
折りたたみスタイル | 縦開き(フリップ) |
---|
良い
気になる
SoC | Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy |
---|---|
充電端子 | Type-C |
バッテリー容量 | 4000mAh |
画面解像度 | メインディスプレイ:FHD+(2640×1080)/サブディスプレイ:720×748 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
5G対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 5000万画素 |
超広角カメラ画素数 | 1200万画素 |
望遠カメラ画素数 | |
インカメラ画素数 | 1000万画素 |
セキュリティ認証 | 指紋認証、顔認証 |
ワイヤレス充電対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
専用スタイラスペン対応 | |
複数アプリ同時表示数 | 3つ(フロート表示機能を使うと3以上) |
サブディスプレイサイズ | 3.4インチ |
スマイルシャッター対応 | |
手のひらシャッター対応 | |
ディスプレイ比率 | 縦長 |
幅 | 7.19cm |
高さ | 16.51cm |
厚さ | 0.69cm |
SAMSUNG Galaxy Z Flip6を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になる点は?
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