AndroidからiPhoneに電話帳を移行するには？方法と移行できないときの対策を解説

Apple公式の「iOSに移行」を利用すれば、電話帳を移行できます。

移行する手順として、まずはAndroidと購入したiPhoneを近づけ、iPhoneの電源を入れてください。「クイックスタート」と表示されるので「手動で設定」をタップしましょう。

「App とデータ」が表示されたら、「Androidからデータを移行」を選択し、Android側で「iOSに移行」を開きます。iPhoneに「Androidから移行」と表示されるので「続ける」をタップすると、6桁か10桁のコードが表示されるので、Android側に入力しましょう。

コード入力後はiPhone側が一時的なWi-Fiネットワークを作成します。Androidで「続ける」をタップしてWi-Fiに接続し、「データを転送」と表示されるまで待ちましょう。表示後は、転送するコンテンツを選択して「続ける」をタップします。

iPhoneに読み込み状況を表すバーが表示されるので、バーが最後まで進んでからAndroid側で「完了」をタップしましょう。iPhoneで「続ける」をタップし、iOSデバイスの設定を行ってコンテンツがすべて転送されたか確認してください。

電話帳の移行が失敗しないためには、転送が終わるまで両方とも電話やほかのアプリを開かないようにしましょう。また、AndroidデバイスでSprint Connections Optimizer や Smart Network Switchなどのアプリの設定を無効にしてください。

Googleアカウントの同期を利用すれば、AndroidからiPhoneに簡単に移行可能です。

移行の手順として、まずはAndroidの設定から「ユーザーとアカウント」をタップし、自身のGoogleアカウントを選択して連絡先と連携してください。アカウントが複数存在する場合は、1つだけ選択してiPhoneに追加します。

次にiPhoneの設定から「アカウントとパスワード」をタップし、Googleアカウントを追加して連絡先を追加できるようにしましょう。GoogleアカウントからiPhoneにすべての連絡先が同期されれば、移行完了です。

Googleアカウントで電話帳を移行することで、GmailやGoogleカレンダーも同期して移行できます。ただし、インターネット上に連絡先を保管することになるので、不正アクセスされる可能性には気をつけてください。

キャリアの移行アプリなら、わからないところはキャリアの店頭スタッフに相談できるので安心して移行できます。au・ドコモ・ソフトバンクの3社とも無料の移行アプリを用意しているので、インストールして移行してみましょう。

例えば、ドコモのドコモデータコピーを利用する場合、まずAndroidとiPhoneの両方でキャリア移行のアプリをインストールします。「はじめる」をタップしてWi-FiをON、BluetoothをOFFにして「次へ」をタップしてください。

Androidは「コピー元」、iPhoneは「コピー先」を選択します。Androidでは、新しいスマートフォンをiPhoneに選択し、iPhoneでは、今までのスマートフォンをAndroidを選択しましょう。

iPhoneで「読み取り」をタップし、Android画面のQRコードにカメラを向けて読み取ります。iPhoneで「構成プロファイル」をインストールし、「ドコモデータコピーへ」「開く」の順番でタップしてください。

Androidで移行したいデータを選んで「次へ」をタップし、少し時間を置くと移行が完了します。

microSDカードとパソコンなら、スマホをWi-Fi接続せず移行可能です。

手順として、まずはAndroidの電話帳をマイクロSDカードに移動させます。マイクロSDカードを裏面にしてSIMトレイにセットし、Androidに挿入してください。

Androidを起動して、ホームから「アプリボタン」「連絡先」の順番でタップします。画面右上のメニューマークをタップし、「連絡先エクスポート」をタップしましょう。エクスポート先は「SDカード」を選択すると保存先が表示されるので、メモやスクリーンショットで控えてから「OK」を選択してください。

次は、エクスポートしたデータをパソコンに取り込む作業です。Androidに挿入していたmicroSDカードを取り出し、SDカード変換アダプターにセットします。SDカード変換アダプターをパソコンに差し込み、連絡先のデータをメールでiPhoneに送ってください。

iPhoneに届いたメールを開き、添付ファイルをタップします。「〇〇件すべての連絡先を追加」をタップし、「新規連絡先を作成」もしくは「連絡先と結合」のどちらかタップして完了です。

microSDカードとパソコンを利用する方法なら、電話帳以外もデータ移行できます。

同じサイズのSIMカードなら入れ替えるだけで移行可能です。

まずはAndroidで「電話帳」を開き、歯車のアイコンをタップしてください。次に 「連絡先のエクスポート」をタップして転送する連絡先を選択し、エクスポート先に「simカード」を選びます。Androidからsimカードを抜き、iPhoneに差し替えてください。 

差し替え後は、iPhoneの「設定」「連絡先」「SIMの連絡先を書き込む」の順にタップすれば、電話帳の移行が完了です。

ただし、AndroidのSIMカードを引き継がなければいけないので、別のSIMカードは利用できない点には注意してください。

Androidにデフォルトで入っている電話帳アプリのエクスポート機能で移行可能です。

移行する手順として、最初にAndroidから「電話帳」を開き、歯車のアイコンをタップします。次に、「連絡先のエクスポート」をタップして転送する連絡先を選択し、エクスポート先は「内部ストレージ」を選んでください。 保存した連絡先をiPhoneにメールで転送すると、連絡先はVCF形式でAndroidに保存されています。

ただし、iPhoneにメールで連絡先を送るので、一から電話帳に登録するのが手間に感じるかもしれません。

移行したデータが正しく表示されないときは、Googleアカウントに電話帳をインポートすれば解決する可能性があります。Androidスマホのなかには古いデータ形式を利用している場合があり、端末本体に電話帳が保存されていると正しく表示されません。

文字化けする場合は、まず電話帳をvcf形式で書き出し、Googleアカウントに連絡先を読み込ませます。そのあとiPhoneにGoogleアカウントを登録することで、文字化けが直るかもしれません。

一方、Googleアカウントに同期済みの電話帳があると、対策後に連絡先が二重で表示されてしまうので気をつけてください。