絞りの調整が可能な35mmレンズを搭載したAndroidスマホ、nubia Z70 Ultra。メーカーは「瞬間を美しく捉え、驚くほど美しいリアルな画像を実現」と謳っています。ネット上の口コミでも「写真を撮るのが楽しくなる」「ゲームがサクサク」など評判ですが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のAndroidスマホとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Androidスマホ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
画面は6.85インチと大きな有機ELディスプレイで、明るく色鮮やかに表示されます。リフレッシュレートは最大144Hzに対応し、スムーズなスクロールが可能です。充電速度は速く、バッテリーは10時間45分持ったので、1回充電すれば1日中使えます。防水・防塵性能はIP68を備え、汗・雨による故障の心配も少なめです。
カメラ性能も高く、とくにポートレートをきれいに撮影できました。比較した商品の多くはボケ処理が不自然だったなか、自然なボケ感でした。昼夜問わずにくっきり撮影でき、ズーム撮影も鮮明です。しかし動画撮影時は手ブレ補正があまり利かず、動きがある場面だとカクつきやぼんやり感が気になりました。
AI機能の充実度も物足りません。翻訳電話・リアルタイム通訳機能を搭載しているものの、かこって検索・一緒に写る機能などには非対応です。おサイフケータイのFeliCaに対応していない点にも注意しましょう。NFCに対応しているので一部の電子決済は使えますが、PASMO・Suica・QUICPayなどは使えません。
比較したほかのハイエンドモデルに比べて機能やバッテリー持ちは控えめですが、その分手頃な価格で購入できます。ゲームや重いアプリをサクサク使える、コスパのよいAndroidスマホです。しかし動画撮影や電子決済にこだわりがある人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にnubia Z70 Ultraと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのAndroidスマホと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
nubia Z70 Ultraのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
nubia Z70 Ultraは、中国のスマートフォンメーカーのnubiaが手掛けたハイエンドスマホです。日本では2025年2月に発売されました。スマホの処理を荷うSoCにはSnapdragon 8 Eliteを備え、「スムーズなマルチタスクを実現し、驚異的なスピードで日常使用の体験を新しいレベルへ引き上げる」と謳っています。
望遠・超広角カメラも搭載したトリプルカメラ構成で、メインカメラには焦点距離35mmのレンズを搭載。物理可変絞りに対応し、取り込む明かりの量を示すF値を1.59~4.0の間で調整可能です。本体側面には二段シャッターボタンがついており、半押しでフォーカスを合わせ、深く押すとシャッターを切れます。
画面には解像度1.5Kの6.85インチAMOLEDディスプレイを搭載。アンダーディスプレイカメラを採用し、インカメラやスピーカーなどのないフルディスプレイを実現しました。本体は柔らかなスターダストマット仕上げで作られ、エレガントかつ高い耐久性を誇るとしています。なお、付属品は以下のとおりです。
<付属品>
今回はnubia Z70 Ultraを含む、人気のAndroidスマホを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のAndroidスマホを比較検証したところ、nubia Z70 Ultraには5つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
負荷をかけた際に熱がこもりにくかったのも強みです。15分間スマホに負荷をかけるアプリを使用してから温度を測定したところ、39.50℃を記録しました。
比較したベンチマークスコアが100万点を超える商品の多くは、温度が40℃以上に達したことをふまえると、発熱は抑えられているといえます。熱をあまり気にせずにゲームなどを楽しめるでしょう。
<ボケ感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
インカメラで撮影した被写体の肌は明るく、健康的でした。比較したなかには肌色がくすんで不健康そうに見えた商品があったことをふまえると、きれいに撮影できたといえます。色白で見栄えのする自撮りを撮影したい人によいでしょう。
しかしポートレートに比べて、インカメラではスキントーンが少し白く写る傾向がありました。モニターからは「肌が不自然に透き通って見えた」「全体的に白く見える」との指摘もあります。ポートレートのほうがモニターの評価は高く、「一眼レフカメラで撮影したかと思うほど、色のバランスがよい」と好評でした。
<スキントーン・肌の美しさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
屋内で撮影した写真は発色がよく、色鮮やかでした。比較したなかには全体的に発色が暗く、色味に鮮明さがない商品もあったのに対して、カステラの細かな色の違いまで写し出せています。モニターからは「食べ物がおいしそうに見える」と好評です。
しかし一部モニターからは「赤みの色合いが強すぎるように感じる」「淡い赤っぽい感じに見えた」との声も聞かれました。人によっては色味に不自然さを感じる可能性がありますが、発色に不満を感じたモニターはほとんどいなかったので、色鮮やかな写真撮影を楽しめるでしょう。
<発色についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
解像感は高く、細部までクリアに見えます。明るい屋外で撮影した写真は、遠くの背景までくっきり写っていました。建物の凹凸やシミ、木の花までしっかり再現できています。
比較したエントリーモデルの多くは写真を拡大すると輪郭がボヤけたなか、本商品はハイエンドモデルだけあって拡大しても粗さが気になりません。モニターのなかには「これがスマホで撮影できるなら、写真を撮る用としてほしい」と絶賛する人もいました。
<解像感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
明るいところと暗いところの光量バランスがよく、明暗差は良好です。夜景写真をチェックすると、遠くのビルまでしっかり見えました。モニターからは「微妙な明暗がとてもきれい」という意見も寄せられています。
しかし、太陽やライトなど明るいところが少し強調される傾向があり、一部のモニターからは白飛びが指摘されました。撮影時には、太陽やライトなどの明かりの強いものが画角に入らないよう注意するときれいな写真を撮りやすいでしょう。
昼夜問わず、ノイズはほとんど気になりません。モニターからは「不自然なノイズはなかった」「肉眼と変わらない」との声が多数寄せられました。比較したなかには夜空などの暗いところにひと目でわかるほどのノイズが入っていた商品もあったことをふまえると、暗所でもきれいな写真を撮りやすいといえます。
<明暗差・ノイズについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
モニターからは「写真を拡大してチェックしてもぼやけていなかった」「花びらや葉っぱ1枚1枚までくっきりと写し出されていた」と好評です。旅行やハイキングなどで遠くの風景まできれいに写せるでしょう。
<ズーム撮影についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
動きの滑らかさを示すリフレッシュレートが最大144Hzに対応しているのもよい点です。比較したハイエンドスマホの多くは120Hzでした。素早くスクロールしてもカクつきにくく、SNSやウェブサイトを快適に閲覧できるでしょう。
nubia Z70 Ultraにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
動画撮影のきれいさの評価はいまひとつです。被写体を歩きながら撮影した映像を見たモニターからは、「終始手ブレがあり、映像を集中して見にくかった」「画面酔いしそう」などの指摘があがっています。比較したハイエンドモデルの多くは滑らかで見やすい動画だったのに対し、手ブレ補正があまり利いていませんでした。
解像感の評価も伸び悩み、「細部が不明瞭」「そもそもピントが合っていない」などの厳しい声があがっています。「ピント調整がスムーズではなかった」「撮影中にピントを合わせ直している感じがあった」などの違和感も指摘されたので、滑らかで解像感の高い動画を撮りたい人にはやや不向きです。
<手ブレ補正・解像感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
夜間に撮影した動画は発色が少し乏しかったものの、日中の発色は悪くありません。「暗い部分の色の区別が難しい」「日光の当たっている部分は自然」などの声があがっています。比較した一部商品のように黄ばみや青みなどは指摘されなかったので、発色には違和感を抱きにくいでしょう。
明暗差がはっきりしており、光と影のバランスは良好です。少し白飛びが見られた程度で、見やすく映せていました。いつでもきれいな動画を撮影したい人には向きませんが、明るい場所でスマホをあまり動かさずに撮影するのであれば、動画の映りに不満は感じにくいもしれません。
<発色・明暗差についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方で、防水・防塵性能はIP68と高水準です。メーカーは「完全防水・防塵を実現し、高温や高圧の水にも耐えます」と謳っています。物理SIMによるデュアルSIMにも対応しているのも便利です。仕事用・プライベート用と電話番号を使い分けられます。
<AI機能の有無一覧>
取り扱い事業者 | SIMフリー |
---|---|
価格帯 | ハイエンド |
良い
気になる
OS | Android |
---|---|
SoC | Snapdragon 8 Elite |
充電端子 | Type-C |
画面解像度 | 2688×1216 |
最大画面リフレッシュレート | 144Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
5G対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 5000万画素 |
超広角カメラ画素数 | 5000万画素 |
望遠カメラ画素数 | 6400万画素 |
インカメラ画素数 | 1600万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
セキュリティ認証 | 指紋認証、顔認証 |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
デュアルSIMの種類 | SIMカードとeSIM利用 |
ベンチマークスコア | 約259万点 |
ストレステスト後の本体温度 | 39.5℃ |
かこって検索対応 | |
翻訳通話対応 | |
対面翻訳対応 | |
翻訳表示対応 | |
被写体削除加工対応 | |
傾き補正生成対応 | |
文字起こし対応 | |
ボイスレコーダー要約対応 | |
幅 | 7.71cm |
高さ | 16.43cm |
厚さ | 0.86cm |
本体重量 | 228g |
nubia Z70 Ultraは、nubiaの公式サイトにて販売しています。検証に使用した本体カラーブラックの価格は、メモリ12GB・ストレージ256GBのモデルが122,800円、メモリ16GB・512GBのモデルが139,800円です(※2025年4月時点)。公式サイトの特典として、充電器が付属します。
メモリ16GB・ストレージ512GBのモデルのみ、本体カラーはブラック・ストロー・スターレイナイトの全3色から選択可能です。スターレイナイトは価格も149,800円(※2025年4月時点)と少し高めなので注意してくださいね。
そのほかの取扱店舗は、Amazonの公式ストア、ヨドバシカメラ・ビックカメラなどの家電量販店です。よく利用しているサイトであれば、ポイントを使って安く購入できるでしょう。
最後に、nubia Z70 Ultraの気になる点をカバーする商品をご紹介します。
動画もきれいに撮影したいなら、Google Pixel 9 Pro XL。手ブレ補正の利きがよく、きれいで見やすい動画を撮影できました。写真の発色や解像感も申し分ありません。処理性能に優れており、3Dゲームも快適に遊べるレベルです。おサイフケータイやeSIM対応など便利機能が充実し、OS保証期間は7年ついています。
最新のAI機能を使いこなしたい人には、SAMSUNGのGalaxy S25 Ultra。かこって検索・リアルタイム翻訳などに対応し、ユーザーの知りたい情報をまとめて表示する「Now Brief」機能も搭載されています。写真・動画撮影のクオリティや処理性能も高めでした。動画像の撮影から重い3Dゲームまで快適にこなせるでしょう。
取り扱い事業者 | ドコモ、au、ソフトバンク、SIMフリー |
---|---|
価格帯 | ハイエンド |
良い
気になる
OS | Android |
---|---|
SoC | Google Tensor G4 |
充電端子 | Type-C |
画面解像度 | 2992×1344 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
5G対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 5000万画素 |
超広角カメラ画素数 | 4800万画素 |
望遠カメラ画素数 | 4800万画素 |
インカメラ画素数 | 4200万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 4K |
セキュリティ認証 | 指紋認証、顔認証 |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
デュアルSIMの種類 | SIMカードとeSIM利用 |
ベンチマークスコア | 約130万点 |
ストレステスト後の本体温度 | 39.7℃ |
かこって検索対応 | |
翻訳通話対応 | |
対面翻訳対応 | |
翻訳表示対応 | |
被写体削除加工対応 | |
傾き補正生成対応 | |
文字起こし対応 | |
ボイスレコーダー要約対応 | |
幅 | 7.66cm |
高さ | 16.28cm |
厚さ | 0.85cm |
本体重量 | 221g |
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取り扱い事業者 | ドコモ、au、ソフトバンク、SIMフリー |
---|---|
価格帯 | ハイエンド |
良い
気になる
OS | Android |
---|---|
SoC | Snapdragon 8 Elite for Galaxy |
充電端子 | Type-C |
画面解像度 | 3120×1440 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
5G対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 2億画素 |
超広角カメラ画素数 | 5000万画素 |
望遠カメラ画素数 | 5000万画素 |
インカメラ画素数 | 1200万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
セキュリティ認証 | 指紋認証、顔認証 |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
デュアルSIMの種類 | SIMカードとeSIM利用 |
ベンチマークスコア | 約230万点 |
ストレステスト後の本体温度 | 41.3℃ |
かこって検索対応 | |
翻訳通話対応 | |
対面翻訳対応 | |
翻訳表示対応 | |
被写体削除加工対応 | |
傾き補正生成対応 | |
文字起こし対応 | |
ボイスレコーダー要約対応 | |
幅 | 7.76cm |
高さ | 16.28cm |
厚さ | 0.82cm |
本体重量 | 218g |
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