充実の機能でコスパがよいと人気の、moto g52j 5G。インターネット上では「アプリもサクサク動く」と評判です。しかし、「重い」「音質がよくない」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、moto g52j 5Gを含むAndroidスマホ全33商品を実際に使って、カメラ性能・処理性能・画面性能・バッテリー性能・熱のこもりにくさ・付加機能を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
モトローラのmoto g52j 5Gは、価格の安さと機能性を両立したアイテム。税込39,800円(執筆時点・公式サイト参照)とお手頃ながら、おサイフケータイ・SDカードスロット・IP68の高い防水性能など、日常使いに便利な機能が豊富に備わっています。
ベンチマークスコアは約39万点を記録。「アプリもサクサク動く」との口コミのとおり、「モンスト」などの軽いゲームには十分な処理能力です。本体も熱くなりにくく、ゲームや動画も長時間快適に楽しめるでしょう。本格的な3Dゲームだとカクつく可能性がある程度で、普段使いでは困りません。
画面の解像度も高く、繊細な色の違いもはっきり確認できました。リフレッシュレートも120Hzと高速で、画面表示もなめらかですよ。しかしディスプレイは、多くの商品に採用されている有機ELではなく液晶を採用。鮮やかさや視野角の広さは、上位商品には及びませんでした。
明るい場所でのカメラ性能は良好で、撮影した写真は発色がよくクリアです。しかし、暗所では明暗差のバランスが弱く暗い仕上がりに。動画も手ぶれが大きいため、撮影シーンを選びます。充電スピードも全体平均(執筆時点)より遅く、30分の充電で23%に留まりました。
総合的に見ると、低価格で必要な機能が備わっており、シンプルに使いたい人にはぴったりです。処理性能やカメラのクオリティなど高いパフォーマンスを重視するなら、ほかの商品も検討してみてください。
モトローラは、中国のLenovo傘下にあるスマホメーカー。5万円以下のリーズナブルな商品が多く、選択肢が豊富な「moto g family」・エントリーモデルの「moto e family」・高性能タイプの「edge family」の3シリーズを中心に展開しています。
今回はmoto g familyシリーズから、2022年6月に発売されたモトローラ初の日本オリジナルモデル、moto g52j 5Gをピックアップ。キャリアモデルはありませんが、公式サイト・ECサイト・家電量販店などでSIMフリーモデルが販売されています。
4万円を切る低価格ながら、モトローラ製品初となるFeliCa機能や、IP68相当の防水・防塵機能を搭載。日常の使いやすさにこだわって設計されています。FeliCaは、モバイルSuica・モバイルPASMO・モバイルWAON・nanaco・iD・QUICPayなど、主要な電子マネーに対応していますよ。
背面には、メイン・超広角・マクロのトリプルカメラシステムを内蔵。画素数はそれぞれ5,000万・800万・200万あり、低光量でも明るく鮮明に撮影できると謳われています。前面には1,300万画素のフロントカメラも備わり、自撮りすることが多い人にも重宝するでしょう。
サイズは約幅76.8×厚さ9.1(最薄部)×高さ171mmで、重量は約206g。「重い」という口コミのとおり、今回検証したほかの商品と比べると、大きめかつずっしりしています。
ディスプレイは中央上部にインカメラがついたパンチホール式です。6.8インチあるトップクラスの大画面により、映画やゲームの世界観にもどっぷり浸れるでしょう。
カラーは、インクブラック・パールホワイトの2種類から選べます。背面が少し湾曲した特徴的なデザインで、ほかのAndroidスマホと差別化したい人にもおすすめですよ。
今回は、moto g52j 5Gを含むAndroidスマホ全33商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、画面性能を検証します。
ディスプレイ方式やリフレッシュレートなど、画面のきれいさにかかわるスペックをメーカーごとに調査。発色の美しさ・解像感の高さ・色の繊細な違いがわかるかを、男女5人のモニターで評価しました。
総合的な画面性能は、まずまずの結果です。解像度はフルHD(2,460x1,080)に対応し、雲のグラデーションや遠くにいる人もはっきり確認できました。1秒間に画面が切り替わる回数を示すリフレッシュレートも120Hzと高速で、スクロール中の画面の動きもなめらかです。
しかし、ディスプレイには液晶を採用し、現在のトレンドである有機ELには非対応。正面からの解像度は高いものの、視野角が狭いせいか、モニターからは「画面からずれると見にくい」「暗い部分がつぶれ気味」との声が聞かれました。発色も、ほかの商品と比べると少しあっさりした印象です。
日本向けモデルと謳われているだけあり、機能面はハイエンドモデルに引けを取らない優秀さです。防水・防塵性能は最高等級のIP68相当を備え、ホコリや水滴が気になるアウトドアシーンでもハードに使えます。
ロック解除は指紋と顔認証に対応し、セキュリティ面にも配慮。おサイフケータイ・デュアルSIM・イヤホンジャックなど、使い勝手を左右する機能はほぼカバーされていました。
本体側面にはAIアシスタント専用ボタンを搭載し、Googleアシスタントを簡単に呼び出せるのもほかにはないポイントです。
ストレージ容量は128GB。microSDカードを挿入すれば、最大1TBまで拡張することが可能です。写真や動画を多く撮る人にも重宝するでしょう。
音質面もリサーチしたところ、空間オーディオ技術の「Dolby Atmos」が採用されていました。コーデックもハイレゾ並みの高音質で再生できるLDACに対応しています。
ただし、スピーカーはモノラルタイプ。「音質がよくない」との口コミのとおり、ステレオスピーカーよりも音の広がりを感じにくいのがネックです。LDACや空間オーディオが使えるイヤホンやヘッドセットで聞くと、より臨場感あるサウンドを楽しめるでしょう。
続いて、処理性能を検証します。
Androidスマホの性能を数値で公正に評価するため、処理性能を数値化するベンチマークアプリ「Antutuベンチマーク ver9.0」をインストールし、スコアを計3回測定して評価しました。
ベンチマークスコアは最高で約39.3万点を記録。今回検証した全商品の平均約50.9万点(執筆時点)を下回り、高評価には届きませんでした。重いゲームを何とか動かせるレベルで、「原神」のような本格的な3Dグラフィックゲームには力不足といえます。
ただし動画鑑賞や、「モンスターストライク」「ディズニーツムツム」のような軽いゲームであれば問題なく遊べるでしょう。
システムの動きを左右するSoCには、Qualcomm社の「Snapdragon 695 5G」を使用しています。2022年に発売された多数のスマホに採用されているチップセットです。
メインメモリは6GBと、ほかのミドルレンジモデルと同等の容量。ネット閲覧や動画視聴など、普段使いには十分な性能といえます。
本体が発熱しやすいかどうかも使い勝手に関わる重要な要素です。そこで外気温の影響を受けない26℃の室内で15分間負荷を加え、サーマルカメラで表面温度をチェックしました。
結果、最も高い箇所で40.8℃を記録。50℃を超える商品もあったなか、全体平均の40.9℃(執筆時点)と同レベルに抑えられていました。使い続けても熱くなりにくいので、ゲームや動画視聴も長時間快適に楽しめますよ。
続いて、バッテリー性能を検証します。バッテリー持ちと充電速度を次のとおりチェックしました。
【バッテリー持ち】
満充電の状態で動画を再生し、6時間後に何%残っているかで評価
<検証条件>
【充電速度】
充電がゼロの状態で急速充電器に接続し、30分後に何%まで充電できているかで評価
<検証条件>
付属の充電器が65W以上に対応していた場合はそちらを使用
YouTubeを6時間再生したあとのバッテリー残量は41%でした。全体平均の53%(執筆時点)は下回ってしまいましたが、それでも十分な量が残っています。
メールやサイト閲覧など基本的な使用であれば、途中で充電しなくても1日中使えるでしょう。
最後に、カメラ性能を検証します。
造花・刺し子糸・家のミニチュア・女性を被写体とし、通常・ズーム・暗所・インカメラ・動画の5パターンで撮影。その後男女5人のモニターで、発色のよさ・ノイズの少なさ・解像感などをチェックしました。
通常モードで造花・刺し子糸・家のミニチュアを撮影したところ、「鮮やかで見やすい」との声が多く発色は好評です。解像度については「細かい箇所がつぶれ気味」という意見もありましたが、ノイズが少なくおおむねくっきり表現できていました。
ズーム撮影では、やや白っぽくなること以外は解像感もよく、クリアに撮影できています。
一方、ミニチュアをライトアップした暗所撮影では、明暗のコントラストが弱く、全体的に暗めな仕上がりに。暗い部分の被写体が見にくく、解像度に物足りなさを感じました。
ノイズに関しては若干くすみが気になる程度ですが、全体的にもう少し明るさがほしいところです。
インカメラの評価は上々です。光を背にして自撮り撮影したところ、逆光が気にならない発色のよい写真が撮れました。モニターからも「肌の血色がよく見える」「顔の細かいニュアンスまで表現できている」と好評です。光が少しぼやけ気味ですが、解像度は高く見やすく仕上がりました。
同じ室内の動画撮影では、手ぶれの強さをモニター全員が指摘し、クオリティはいまひとつ。被写体にピントが合って見える一方でざらつきも感じられ、解像度もあまり高くありませんでした。ノイズも賛否両論で、やや物足りない印象です。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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最後に、総合的なバランスに優れたほかのおすすめ商品もご紹介します。
SAMSUNGのGalaxy S22 Ultraは、とにかく高い処理性能が強みです。SoCには高性能な「Snapdragon 8 gen 1」を搭載し、ベンチマークスコアも約94万点とトップクラスの高得点を獲得。重い3Dゲームもサクサク動くでしょう。カメラ性能も優秀で、暗所でもバランスのよい写真を残せますよ。
価格にこだわる人には、OPPOのReno7 Aがおすすめです。4万円台と手頃ですが、バッテリーや画面性能は優秀。カメラ性能にも注力しており、暗所でもバランスの取れたクリアな写真に仕上がりました。ベンチマークスコアは約39万点あり、軽いゲームなら快適にプレイできます。
取り扱い事業者 | ドコモ、au |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | ドコモ系回線、au回線 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
画面サイズ | 6.8インチ |
画面解像度 | 3088×1440 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 10,800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約1200万画素 |
望遠カメラ画素数 | 1000万画素 |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 4000万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
複数レンズ | 4眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX5、IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
SIMフリー対応 | 不明 |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
幅 | 7.8cm |
高さ | 16.3cm |
厚さ | 0.89cm |
本体重量 | 229g |
付属品 | SIM取り出し用ピン、Sペン、クイックスタートガイド、USBケーブル(CtoC) |
製造国 | 不明 |
対象 | 不明 |
特徴 | カメラ性能が高い |
SAMUSUNG Galaxy S22 Ultraをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
取り扱い事業者 | au、ワイモバイル、UQモバイル、楽天モバイル、SIMフリー |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | 不明 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
バッテリー容量 | 4,500mAh |
画面サイズ | 約6.4インチ |
画面解像度 | 2400×1080 |
最大画面リフレッシュレート | 90Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 4800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約800万画素 |
望遠カメラ画素数 | |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 約1600万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | FHD |
複数レンズ | 3眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
防塵等級 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | モノラル |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
デュアルSIMの種類 | 不明 |
SIMフリー対応 | |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
ディスプレイのアスペクト比 | 不明 |
ベンチマークスコア | 不明 |
かこって検索対応 | 不明 |
翻訳通話対応 | 不明 |
対面翻訳対応 | 不明 |
翻訳表示対応 | 不明 |
被写体削除加工対応 | 不明 |
傾き補正生成対応 | 不明 |
文字起こし対応 | 不明 |
ボイスレコーダー要約対応 | 不明 |
価格帯 | 不明 |
幅 | 7.34cm |
高さ | 15.97cm |
厚さ | 0.76cm |
本体重量 | 約175g |
付属品 | SIM取出し用ピン×1、保護フィルム(貼付済み)×1、保護ケース×1、クイックガイド×1、安全ガイド×1 |
製造国 | 中国 |
対象 | 不明 |
特徴 | 画面がきれい、バッテリー性能が高い |
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