レスポンスが速く使いやすいと人気の、Google Pixel 6。「動作がなめらか」と評判です。しかし、「バッテリー持ちがよくない」「かなり発熱する」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、Google Pixel 6を含むAndroidスマホ全33商品を実際に使って、カメラ性能・処理性能・画面性能・バッテリー性能・熱のこもりにくさ・付加機能を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
結論からいうとGoogle Pixel 6は、処理性能に優れたスマホをミドル価格で購入したい人におすすめです。処理性能の指標となるベンチマークスコアは、平均を大きく上回る約73万点を記録。高性能でありながら、執筆時点で税込74,800円(公式サイト参照)とハイエンド機としては良心的な価格です。
口コミでは発熱問題が指摘されていましたが、検証では気になるほどの発熱も見られず。Googleが開発した高性能SoC「Google Tensor」を搭載しており、重いゲームも快適にプレイできるでしょう。
バッテリー持ちも良好で、6時間動画を見続けても電池は半分以上残りました。有機ELディスプレイを採用した画面も、「発色が鮮やかで見やすい」とモニターから好評です。防水性能はIPX8と高く、おサイフケータイも使えます。
カメラ性能も高く、モニター全員が「鮮やかできれい」と回答。暗所でも明暗差のバランスがよく、糸の細部までわかるほどの高解像度でした。ただしインカメラは全体的に暗くなるため、自撮り撮影をしたい人はご注意ください。
ストレージは128GBありますが、SDカードスロットがないのも気になるところ。写真や動画を多く撮る人はGoogleのクラウド機能などでカバーする必要があるでしょう。容量を気にせず使いたい人や、自撮りすることが多い人は、ほかの商品も検討してみてください。
Google Pixelシリーズは、Googleが展開している独自のAndroidスマホ。今回ご紹介するのは、2021年10月にGoogle Pixel 6 Proと同時発売されたGoogle Pixel 6です。
Pixelシリーズのなかではハイエンドモデルながら、価格は税込74,800円※と比較的手頃。キャリア版はauとソフトバンク、SIMフリー版はGoogleストアで販売されています。
執筆時点・公式サイト参照
Wi-Fi規格はWi-Fi 6、ネットワーク帯域は5Gに対応し、安定した高速通信が期待できるのもメリットです。発売日から3年間はアップデート保証もあるので、常に最新の機能を利用できますよ。
大きな特徴は、Pixel専用にはじめて開発された独自プロセッサの「Google Tensor」。上位モデルのGoogle Pixel 6 Proと同じものが使われており、前モデルよりパフォーマンスが80%向上しています。セキュリティチップの「Titan M2」と連携し、個人情報保護も強化されていますよ。
背面には5000万画素の広角カメラと、1200万画素の超広角カメラを搭載しています。メインの広角カメラには大型センサーが組み込まれており、取り込める光量が前モデルの1.5倍に。色鮮やかにくっきりと撮影できると謳われています。
写真に写り込んだ不要なものだけを消せる「消しゴムマジック」もGoogleならではの珍しい機能。ほかのスマホで撮影した写真にも使えるので、大切な思い出を自分好みの形でとっておけますよ。動いているものを鮮明に写す「モーションモード」もあり、ペット・子どもの撮影にも重宝するでしょう。
インターネット接続不要で55言語を翻訳できる機能も魅力のひとつ。チャットしている内容や撮影した標識などをリアルタイムで翻訳できるので、ビジネスや留学目的としてもおすすめです。
今回は、Google Pixel 6を含むAndroidスマホ全33商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、画面性能を検証します。
メーカーが公表しているスペックをもとに、ディスプレイ方式・HDR対応の有無・リフレッシュレート・解像度をチェック。また男女のモニター5人で実際に確認し、発色の美しさ・解像感の高さ・色の繊細な違いがわかるかも評価しました。
画面には、液晶より黒の再現力に優れた有機ELディスプレイを使用しています。明暗差を補正するHDR10にも対応し、鮮やかな色彩表現が期待できますよ。フルHDのため、拡大したときにきれいな画像を楽しめるのも利点です。
1秒間に画面が何回書き換わるかを示すリフレッシュレートは90Hzと高く、スクロール中の文字も十分見やすい仕様。60Hzほどの低価格スマホを使っている人は、その違いがすぐにわかるでしょう。
実際に画面を確認してみると、発色が鮮やかで繊細な色の違いも問題なく判別できました。解像度は「暗い部分が潰れて見える」という人もいましたがおおむね正確で、ざらつきのない映像を表現できています。
ディスプレイのロック解除は、画面内の指紋認証で簡単に行えます。おサイフケータイにも対応し、駅やお店でさっと会計を済ませたい人にもおすすめです。
音質面では、ステレオスピーカーが搭載されているのがメリット。コーデックはハイレゾ相当の高音質が期待できるLDACに対応し、解像度の高いクリアなサウンドを楽しめます。
ただしイヤホンジャックがないため、電車などで音楽を聞きたい人はBluetooth接続対応のイヤホンを用意しておきましょう。
続いて、処理性能を検証します。
性能を数値で公正に評価するため、ベンチマークアプリ「Antutuベンチマーク ver9.0」をインストールし、スコアを3回測定して処理性能を数量的に検証しました。
メインメモリも8GBと十分な容量が備わっていました。「ポケモンGO」などの3Dグラフィックゲームはもちろん「原神」といった本格的なゲームもカクつきなくプレイできるでしょう。
本体が熱くなりやすいかどうかも気になりますよね。そこで、外気温の影響を受けない26度の室内でSoCに15分間負荷を加え、発熱具合をチェックしました。
結果は最も熱い部分で41.6℃と、全体平均の約40℃を若干上回る程度。処理性能が低いモデルよりは発熱しやすいものの、ハイエンドモデルのなかでは良好な結果です。負荷の大きいゲームも長時間プレイしやすいといえます。
続いて、バッテリー性能を検証します。ここではバッテリーの持ちと充電速度について、次のように評価を行いました。
【バッテリー持ち】
YouTubeアプリの動画を満充電された状態で再生し、6時間後に充電が何%残っているかをチェック
<検証条件>
【充電速度】
電池残量がない状態で急速充電を行い、30分後に何%まで充電できているかを確認
<検証条件>
付属の充電器が65W以上に対応していた場合はそちらを使用
YouTube動画を6時間再生したあとでも、51%の電池をキープ。ほかの商品には70%残ったものもありましたが、全体平均と比べると同レベルでした。1日程度であれば、バッテリーを気にせず使い続けられるでしょう。
電池残量がない状態で急速充電を行ったところ、30分で40%をチャージできました。わずか18分で100%回復した商品もありましたが、全体的にみると30分充電しても40%未満の商品が半数以上。充電スピードはまずまず速いといえます。
最後に、カメラ性能を検証します。
撮影シーンによって仕上がりが異なるため、今回は通常・ズーム・暗所・インカメラ・動画の5つのシーンで撮影しました。撮った写真を男女5人のモニターが確認し、評価を行っています。
評価する際のポイントは、発色のよさ・ノイズの少なさ・解像感の3点。そのほか暗所では明暗差のバランス、インカメラでは逆光に対応できているか、動画では手ぶれが抑えられているかも評価に入れています。
通常モードで造花・刺し子糸・家のミニチュアを撮影したところ、とくに鮮やかな発色がモニターから高評価。「色の違いがはっきりわかる」「ノイズが少なく被写体がわかりやすい」など、くっきりした色彩表現に満足する声が多数あがりました。
刺し子糸のバーコードの数字までは確認できないものの、質感も伝わります。若干ノイズがある程度で、おおむねきれいな仕上がりです。
ズーム撮影でも、細かな部分が少しぼやけ気味なのが惜しい程度でした。色はしっかり再現できており、十分実用性はあるといえます。
動画も満足度が高く、窓際でも逆光の影響を受けずに撮影できました。被写体の顔もきれいに写り、ピントもしっかり合っています。手ぶれもほとんどないため、安定した動画撮影ができるでしょう。
一方、インカメラの性能はやや低め。「全体的に少し暗い」といったマイナスな声が多めでした。ざらつきがなく肌の質感をよく表現できており、逆光の影響もそこまで強くありませんが、自撮りにはやや不向きな印象です。
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最後にほかの魅力的な商品もご紹介します。
自撮りすることが多い人は、SAMSUNGのGalaxy S22をチェック。インカメラは肌質まで確認できるほど明るく鮮明で、背景まできれいに写し出せました。本体も小型なので、自撮り時の負担も少ないですよ。ベンチマークスコアは約90万点と非常に高く、処理性能重視の人にもぴったりです。
SAMSUNGのGalaxy S22 Ultraも、カメラ性能に優れた1台。自撮りしてみると、髪の毛や肌の細部まで明るくきれいに撮影できました。高性能SoCである「Snapdragon 8 gen 1」を搭載し、ベンチマークスコアは約94万点とトップクラスの高スコア。本格的な3Dグラフィックゲームにもおすすめです。
取り扱い事業者 | ドコモ、au |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | ドコモ系回線、au系回線 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 8GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 3,700mAh |
画面サイズ | 6.1インチ |
画面解像度 | 2340×1080 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 5,000万画素 |
超広角カメラ画素数 | 1200万画素 |
望遠カメラ画素数 | 1000万画素 |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 1,000万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
複数レンズ | 3眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX5、IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
防塵等級 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
デュアルSIMの種類 | 不明 |
SIMフリー対応 | 不明 |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
ディスプレイのアスペクト比 | 不明 |
ベンチマークスコア | 不明 |
かこって検索対応 | 不明 |
翻訳通話対応 | 不明 |
対面翻訳対応 | 不明 |
翻訳表示対応 | 不明 |
被写体削除加工対応 | 不明 |
傾き補正生成対応 | 不明 |
文字起こし対応 | 不明 |
ボイスレコーダー要約対応 | 不明 |
価格帯 | 不明 |
幅 | 7.1cm |
高さ | 14.6cm |
厚さ | 0.76cm |
本体重量 | 約168g |
付属品 | SIM取り出し用ピン、クイックスタートガイド、USBケーブル(CtoC) |
製造国 | 不明 |
対象 | 不明 |
特徴 | 処理性能が高い、バッテリー性能が高い |
SAMUSUNG Galaxy S22をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
取り扱い事業者 | ドコモ、au |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | ドコモ系回線、au回線 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
画面サイズ | 6.8インチ |
画面解像度 | 3088×1440 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 10,800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約1200万画素 |
望遠カメラ画素数 | 1000万画素 |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 4000万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
複数レンズ | 4眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX5、IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
SIMフリー対応 | 不明 |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
幅 | 7.8cm |
高さ | 16.3cm |
厚さ | 0.89cm |
本体重量 | 229g |
付属品 | SIM取り出し用ピン、Sペン、クイックスタートガイド、USBケーブル(CtoC) |
製造国 | 不明 |
対象 | 不明 |
特徴 | カメラ性能が高い |
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