低価格なのに動作が早く、SNSや動画も快適に楽しめると評判のAQUOS wish SH-M20。ネット上では画面のきれいさも好評ですが、一方で「充電がすぐになくなる」「カメラ性能が低い」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、AQUOS wish SH-M20を含むAndroidスマホ全33商品を実際に使って、カメラ性能・処理性能・画面性能・バッテリー性能・熱のこもりにくさ・付加機能を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
結論からいうとAQUOS wish SH-M20は、機能が充実した低価格スマホ。執筆時点で税込34,540円(公式サイト参照)と手頃ながら、デュアルSIM・おサイフケータイ・SDカードに対応。IP67の防水防塵設計のため、お風呂やアウトドアシーンでも使えます。
バッテリー性能も良好で、YouTube動画を6時間見ても全体平均と同レベルの約50%ほどの電池が残りました。負荷をかけた際に発熱しにくいのもメリットです。
ただし、ディスプレイは有機ELではなく液晶が採用されており、モニターからは「鮮やかさが足りない」「ざらつく」などの声も。カメラで撮影した写真も発色・解像度ともにいまひとつで、暗所ではライトの白飛びが目立ちました。動画も手ぶれしやすく、実用的とはいえません。
スマホの処理能力を示すベンチマークスコアも約29万点と低め。「カクつきが気になる」との口コミのとおり、3Dゲームをスムーズにプレイするには物足りない結果です。軽いゲームで遊ぶくらいなら十分ですが、もう少し予算を上げて、ほかの商品も検討してみてはいかがでしょうか。
シャープが提供する液晶テレビ・スマホブランドの、AQUOS。スマホ分野には4つのシリーズがあり、持ち運びやすさを重視した「zero」・リーズナブルな「wish」・ミドルレンジの「sense」・ハイエンドの「R」をメインに展開しています。高性能モデルから安価なタイプまでニーズに応じて選べますよ。
今回ご紹介するのは、wishシリーズのSH-M20。「シンプルで飾らないスマホ」をコンセプトに開発された、持ち心地のよさと飽きのこないデザインが魅力です。2022年1月にキャリアモデル、2月にSIMフリーモデルを発売し、キャリアモデルは、au・楽天モバイル・ワイモバイル・UQモバイルで販売されています。
学生さんや初心者の人でも使いやすいAQUOSのベーシックモデルで、5Gにも対応。デュアルSIM仕様のため、1台のスマホで2台持ちのように使えます。2つのSIMで同時に待ち受けして、片方ずつ通話や通信を行うことが可能ですよ。
おサイフケータイが使えるほか、決済アプリをすばやく起動させる「Payトリガー」機能も搭載。本体の指紋認証ボタンを長押しすることで、決済アプリを起動することができます。店舗での支払いの際にもたつかず、スピーディーに済ませられるのがメリットです。
防水・防塵・耐衝撃に対応し、環境を問わず長く使えるのもうれしいポイント。2年間で最大2回のOSバージョンアップもサポートされています。
サイズは約幅71×奥行8.9×高さ147mmで、重量は約162g。今回検証したAndroidスマホのなかではコンパクトで、手に負担がかかりにくい大きさです。
画面サイズは約5.7インチあり、「iPhone 13 mini」と「iPhone 13」の中間に位置するサイズ感ですよ。
握り心地のよさにもこだわって作られているのも注目ポイント。やさしい手触りのマットな質感に加えて、指がかりのよい側面形状を採用しています。本体には再生プラスチック材を35%使用し、環境にも配慮されていますよ。
カラーは、オリーブグリーン・アイボリー・チャコールの3種類。自然をモチーフにしたソフトな色合いで、年齢や性別を問わず持ちやすいでしょう。
今回は、AQUOS wish SH-M20を含むAndroidスマホ全33商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、画面性能を検証します。
ここでは、ディスプレイ方式やHDR対応の有無など、メーカーが公表しているスペックを調査。男女5人のモニターで、発色の美しさ・解像感の高さ・色の繊細な違いがわかるかの評価も行いました。
画面性能は、今回検証したほかの商品と比べるといまひとつです。多くの商品が黒の再現力に優れた有機ELディスプレイを搭載しているなか、本商品には液晶ディスプレイが採用されていました。
発色が少なく鮮やかさも物足りない印象で、実際に画面を見たモニターからは「色の幅が狭く淡い色が若干わかりにくい」といった声が多くあがっています。解像度もHD+(720×1520)と低めで、少々ざらつきも感じられました。
1秒間に画面が切り替わる回数を示すリフレッシュレートも60Hzと控えめ。スクロール中の文字がぼやけて見えることがあるため、90Hz以上の高リフレッシュレートのスマホをお使いの人は違和感を感じる可能性があるでしょう。
耐久性は、米国国防総省の調達基準であるMIL規格に対応。防水・防塵・耐衝撃・高温・氷結など、18項目の基準をクリアしています。とくに防水・防塵性能はIP67相当と高く、多少水に浸かったりホコリをかぶったりしても故障のリスクは低いでしょう。
画面のロックは、本体側面にある指紋センサーで解除可能。ただし下のほうに配置されているため、スムーズに指を当てられないのが惜しいところです。
ストレージ容量は64GBとほかの商品と比べるとやや小さめです。ただしSDカードに対応しているため、容量重視の人にも使いやすいでしょう。
そのほかのスペックは以下のとおりです。おサイフケータイや電話番号を2つ持てるデュアルSIMなど、替えの効かない部分もしっかりカバーされていますよ。
音質のスペックも確認したところ、音声データの変換方式であるコーデックはハイレゾ相当の高音質が期待できるLDACに対応していました。
しかし空間オーディオは非搭載で、スピーカーもモノラルタイプ。音の迫力や広がりを楽しみたい人には物足りない可能性があります。動画を視聴する際は、イヤホンを使うとよりはっきり聞こえますよ。
続いて、処理性能を検証します。
処理性能を数値化するベンチマークアプリ「Antutuベンチマーク ver9.0」でスコアを3回測定し、処理性能を数量的に評価しました。
スマホの処理性能を示すベンチマークスコアは約29万点と、ほかのエントリーモデルと同等の性能です。ただし全体平均の約50万点と比べると低く、「カクつきが気になる」との口コミがあったように処理性能は高いとはいえません。
「パズドラ」などの軽いゲームやサイト閲覧・SNS程度であればスムーズに使えますが、「ポケモンGO」「原神」といった3Dグラフィックゲームでは動作がカクカクする場合があります。
メインメモリは4GBと上位商品には及びませんが、SNSやWeb閲覧がメインの人には十分な性能といえます。
さらに、外気温の影響を受けない26℃の室内で一定時間負荷を加え、本体が発熱しやすいかについてもチェックしました。
結果、15分後の温度は35.8℃と低く、負荷をかけても発熱はほとんどなし。全体平均が約40℃、なかには50℃近くまで上昇した商品もあるなか、熱のこもりにくさはトップクラスの高評価を獲得しました。熱による劣化の心配も少ないでしょう。
続いて、バッテリー性能を検証します。バッテリーの持ちと充電速度について以下のとおり検証を行い、総合的に評価しました。
【バッテリー持ち】
YouTubeアプリの動画を満充電した状態で再生し、6時間後に何%残っているかを確認
<検証条件>
【充電速度】
電池残量がない状態で急速充電を行い、30分後に何%まで充電できているかをチェック
<検証条件>
付属の充電器が65W以上に対応していた場合はそちらを使用
YouTubeを6時間再生したあとのバッテリー残量は49%でした。口コミのなかには「バッテリー持ちがよくない」との声がありましたが、全体平均の約50%と同レベルで電池持ちは良好です。
サイトの閲覧やSNSのチェック程度であれば、電池切れを気にせずに丸一日使えるでしょう。
時間がないときでもある程度まで充電できますが、できるだけ余裕をもってチャージしておくのが安心ですよ。
最後に、カメラ性能を検証します。
通常・ズーム・暗所・インカメラ・動画の5つのモードで撮影を行い、男女5人のモニターで評価を行いました。
暗所では明暗差のバランスがよいか、インカメラでは逆光に対応できているか、動画では手ぶれをカットできているかもチェックしています。
口コミで指摘されていたとおり、総合的なカメラ性能はいまひとつ。造花や刺し子糸などを室内で撮影したところ、解像度の低さと暗い色の区別がつきにくい点が気になりました。モニターからも「繊細な色の違いがわかりにくい」「糸の色が同化して見える箇所がある」といった声が多くあがっています。
全体的にぼやけていて、造花の質感やバーコードの数字がわかりにくいのもネック。ノイズのざらついた感じが気になるという意見も目立ちました。
ズーム撮影した写真も、全体的に色がくすみ気味。細かな部分はある程度判別できましたが、アウトカメラの発色はやや物足りない印象です。
部屋を暗くして家のミニチュアをライトアップして撮影したところ、発光が強く白飛びが目立つ仕上がりに。家の窓枠は光で潰れてしまい、光が当たらない部分の刺し子糸も質感までは伝わりませんでした。ノイズが多く被写体が見にくいのも気になるところです。
暗所で撮影する場合は、カメラ機能の「夜間モード」を使用するとよいでしょう。
続けて、光を背にしてインカメラで自撮りしてみました。結果、逆光の影響はそれほどないものの、肌の質感がわかりにくいのが難点。発色のよさについても「鮮やか」「暗い」と意見が分かれました。
動画撮影では手ぶれがかなり大きく、「ガタガタして見にくい」との声があがるほど揺れたのが気になります。窓辺では逆光で被写体に影ができてしまい満足度は低め。写真撮影時と同様全体的に暗く、明るさが足りていない印象です。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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最後にほかの魅力的な商品もご紹介します。
重いゲームで遊ぶことが多いなら、SAMSUNGのGalaxy S22 Ultraをチェック。ベンチマークスコアは約94万点と検証トップクラスで、3Dゲームもサクサク遊べる性能です。カメラは鮮やかな発色と高い解像度で、被写体の質感がわかるほど繊細に描写できました。夜景も美しく仕上がります。
OPPO Reno7 Aは、カメラ性能・バッテリー持ちのよさが魅力の高コスパモデル。ハイエンド機には及ばないものの、処理性能も「モンスト」のような軽めのゲームには十分です。有機ELを採用した画面も美しく、用途を問わず快適に使えます。4万円台で買えるので、ぜひ検討してみてください。
取り扱い事業者 | ドコモ、au |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | ドコモ系回線、au回線 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
画面サイズ | 6.8インチ |
画面解像度 | 3088×1440 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 10,800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約1200万画素 |
望遠カメラ画素数 | 1000万画素 |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 4000万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
複数レンズ | 4眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX5、IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
SIMフリー対応 | 不明 |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
幅 | 7.8cm |
高さ | 16.3cm |
厚さ | 0.89cm |
本体重量 | 229g |
付属品 | SIM取り出し用ピン、Sペン、クイックスタートガイド、USBケーブル(CtoC) |
製造国 | 不明 |
対象 | 不明 |
特徴 | カメラ性能が高い |
SAMUSUNG Galaxy S22 Ultraをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
取り扱い事業者 | au、ワイモバイル、UQモバイル、楽天モバイル、SIMフリー |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | 不明 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
バッテリー容量 | 4,500mAh |
画面サイズ | 約6.4インチ |
画面解像度 | 2400×1080 |
最大画面リフレッシュレート | 90Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 4800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約800万画素 |
望遠カメラ画素数 | |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 約1600万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | FHD |
複数レンズ | 3眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
防塵等級 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | モノラル |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
デュアルSIMの種類 | 不明 |
SIMフリー対応 | |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
ディスプレイのアスペクト比 | 不明 |
ベンチマークスコア | 不明 |
かこって検索対応 | 不明 |
翻訳通話対応 | 不明 |
対面翻訳対応 | 不明 |
翻訳表示対応 | 不明 |
被写体削除加工対応 | 不明 |
傾き補正生成対応 | 不明 |
文字起こし対応 | 不明 |
ボイスレコーダー要約対応 | 不明 |
価格帯 | 不明 |
幅 | 7.34cm |
高さ | 15.97cm |
厚さ | 0.76cm |
本体重量 | 約175g |
付属品 | SIM取出し用ピン×1、保護フィルム(貼付済み)×1、保護ケース×1、クイックガイド×1、安全ガイド×1 |
製造国 | 中国 |
対象 | 不明 |
特徴 | 画面がきれい、バッテリー性能が高い |
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