




従来モデルより本体・ケースともに20%以上小型化した完全ワイヤレスイヤホン、ソニー WF-C510。ネット上では「音にクセがなく、聴き疲れしない」「バッテリーが長持ち」と評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の完全ワイヤレスイヤホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、完全ワイヤレスイヤホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
| 連続再生時間 (イヤホンのみ) | 11時間 |
|---|---|
| 連続再生時間 (充電ケース込み) | 22時間 |
| イヤホン形状 | カナル型 |
| おすすめの音楽ジャンル | アニソン、YouTube(トーク系動画など)、オーディオブック・ポッドキャスト |
音質はソニーらしく、低音から高音までバランスが良好。各音域が主張しすぎず、「音にクセがない」との評判どおり聴き疲れにくい印象です。重低音の迫力・高音域の伸びは控えめで、中高音域は音数が増えるとのっぺり感が出るなど物足りなさがあるものの、どんなジャンルの楽曲も一定のクオリティで鳴らせます。
全体的に解像感が高く、女性ボーカル・声がメインのコンテンツや動画視聴とはとくに相性がよいでしょう。音質を好みに合わせやすいのもよい点です。比較したソニーの上位モデルWF-1000XM5同様に、選択式パーソナライズ機能を搭載。自由型・選択型イコライザー機能もあり、低音・高音を強調するなど微調整できます。
職場や街中などで長時間つけっぱなしにできるのも強み。外音の取り込みレベルは20段階に切り替えられ、周囲の音と音楽の両方を同時に聴けます。また、イヤホン単体での連続再生時間は11時間と、比較した商品には5時間程度のものもあったなか長め。生活防水のIPX4に対応しているので、小雨や汗を気にせず使えます。
公式サイトで9,900円(※2024年12月時点)と手軽な価格帯ながら、音質・機能性を兼ね備えた高コスパなアイテムです。しかしノイズキャンセリング機能はなく、騒音環境下で通話すると声が埋もれがちだったのが惜しいところ。周囲の騒音を気にせず音楽視聴・通話したいなら、ほかの商品も検討してはいかがでしょうか。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にソニー WF-C510と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイの完全ワイヤレスイヤホンと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
ソニー WF-C510の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
パナソニック
ジャンルを問わないクリアな音質を求める人に!機能性も充実
オーディオテクニカ
ケース込みで最長65時間の連続再生が可能。芯のある重低音も魅力
今回ご紹介するWF-C510は、大手家電メーカーのソニーから2024年9月13日に発売された完全ワイヤレスイヤホンです。密閉型完全ワイヤレスイヤホンとしては、メーカー史上最小サイズ(※2024年8月27日時点)。耳への干渉を軽減するデザインで、快適な装着感にこだわっています。
前モデルのWF-C500より本体サイズは約21%小型化・重量は約0.8g軽量化し、ケースも約23%小さくなりました。コンパクトながら、圧縮された音源をよい音にカバーする独自技術のDSEEや、前モデルのWF-C500にはなかった外音取り込みモード(ASM)を搭載。イヤホンを装着したまま周囲の音を取り込めます。
同時に2台の機器と接続できるマルチポイント・8台までの機器とペアリングできるマルチペアリングにも対応。カラーは、検証で使用したブルーのほかに、イエロー・ブラック・ホワイトの4色展開です。付属品は、3サイズのハイブリットイヤーピース・充電ケースで、USB Type-Cケーブルは同封しません。
音質がよい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「どの音域も満遍なく聴こえ、音の迫力、解像度ともに高水準でどんな楽曲でもクリアかつ表現力豊かに再現できるもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
使い勝手のよい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「基本的な機能に加え、ノイズキャンセリング機能やマルチポイント接続などの実用的な機能に対応しているもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
連続再生時間に優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「充電しなくてもイヤホンだけで1日中使えるうえ、ケース込みで3日間使い続けられるもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
マイク性能が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「女性・男性の声もノイズに負けないうえ、ハキハキと聞こえる性能をもったもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
ノイズキャンセリング性能が高い商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「あらゆるノイズをカットしたうえで、聞こえるべき音は聞こえ、外音のうるさい環境でも音楽が楽しめる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
すべての検証は
マイベストが行っています
人気の完全ワイヤレスイヤホンを比較検証したところ、ソニー WF-C510には7つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
エルゴノミック・サーフェス・デザインを採用し、耳の複雑な凹凸にも干渉しにくいよう設計されているのも特徴。耳が小さく一般的なイヤホンがなかなか入らない人にもフィットしやすい形状です。耳から飛び出す部分が少ない分装着感が安定しやすいので、疲れにくさにも期待できます。
付属のハイブリッドイヤーピースはSS・M・LLサイズが各2個あるので、自分に合うサイズを選択可能。カラーはブルー・イエロー・ブラック・ホワイトの全4色から選べます。ケースは約31gなので、カバンやポケットに入れて持ち運びやすいでしょう。

中高音域は音数が増えるとのっぺりするものの、声の抑揚や質感をクリアに表現。高音域はやや伸びやかさに欠けますが、埋もれることなく鳴っていました。比較した上位商品のように重低音の迫力や、突き抜けるような高音を楽しめないのが惜しいところですが、曲全体のバランスがよく一体感があり、聴き心地は良好です。
しかし音全体はやや平面的で、臨場感が高いとはいえません。比較したなかには音に包まれるような感覚のものもありましたが、本商品は表現の幅があまり広くなく、その場だけで音が鳴っているような印象です。
クラシックやライブ音源などよりも、ボーカルがある程度前に出てくるアニソン・女性ボーカルとの親和性が高いでしょう。オーディオブックやポッドキャストといった、声がメインのコンテンツ・動画視聴にも向いています。
また、比較したソニーの上位モデルWF-1000XM5同様、ファインド・ユア・イコライザーという選択式のパーソナライズ機能も搭載。アプリ上で気に入った音を順番に選ぶだけで音質を調節できます。音楽に詳しくなくても直感的に自分好みのサウンドに合わせやすいですよ。
加えて、空間オーディオの360 Reality Audioにも対応。専用アプリを使って耳の形やヘッドホンの特性を最適化でき、メーカーは「360度に広がる音に包まれているように聴こえる」と謳っています。機能を使いこなすことで、自分の理想の音を追求できるでしょう。
充電時間の公称値は約1.5時間。5分間の充電で最大約60分再生できるクイック充電に対応しており、すき間時間でサッと充電できます。ハードに使用してもバッテリー切れで困る心配は少ないでしょう。
防水性能はIPX4と、多少の水しぶきがかかっても故障のリスクを抑えられるのもメリット。スポーツシーンでも使いやすく、突然の雨にも対応できます。ほかの製品と比較しても同程度の防水性能を有しており、日常生活を送るうえで支障はありません。
比較したところ、同価格帯の商品はノイズキャンセリング機能が搭載されていないものが多く、こちらも同様。周囲の騒音をシャットアウトして音楽に没入したい人よりも、BGM的に音楽を流し聴きしたい人向きです。
| 連続再生時間 (イヤホンのみ) | 11時間 |
|---|---|
| 連続再生時間 (充電ケース込み) | 22時間 |
| イヤホン形状 | カナル型 |
| おすすめの音楽ジャンル | アニソン、YouTube(トーク系動画など)、オーディオブック・ポッドキャスト |
良い
気になる
| ワイヤレス充電対応 | |
|---|---|
| Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
| 対応コーデック | SBC、AAC |
| ドライバー構成 | ダイナミック型 |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 操作方法 | ボタン式 |
| 空間オーディオ機能 | |
| 外音取り込み機能 | |
| 選択式イコライザー機能 | |
| 自由調整式イコライザー機能 | |
| 再生/停止操作可能 | |
| 曲のスキップ操作可能 | |
| 音量調整操作可能 |
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ソニー WF-C510は、東京・大阪など全国5か所にある直営店「ソニーストア」で販売中。店舗はこちらからチェックできます。
自宅からショッピングしたいなら、公式オンラインショップ「ソニーストア」が便利。オンライン・店舗ともに3年間の長期保証が無料で受けられるうえ、補償範囲を広げた有料の保障にも加入できます。
ほかにも、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonなどの大手ECショップでも販売の確認が取れました。よく使うサイトがある人は、検索してみてはいかがでしょうか。
音質にも機能にも妥協したくないなら、SONY WF-1000XM5に注目。高音は伸びやかに響き、ボーカルの抑揚や息継ぎなどが細やかに聴き取れます。音の定位感にも優れ、音に包まれるような臨場感でした。ノイズキャンセリング機能や声を発すると外音取り込みモードに切り替わる機能があり、使い勝手のよさも備えています。
予算を1万円以内に抑えたいなら、EarFun Air Pro 4がぴったりです。低音・中音には芯があり、まとまりのあるサウンドでノリよく音楽を楽しめます。パーソナライズ機能で自分好みの音に合わせられるうえ、ノイズキャンセリング・着脱検知など機能面も充実。マイクを通しても人の声が聴きとりやすく、通話品質も良好でした。
| 連続再生時間 (イヤホンのみ) | 12時間 |
|---|---|
| 連続再生時間 (充電ケース込み) | 36時間 |
| イヤホン形状 | カナル型 |
| おすすめの音楽ジャンル | 不明 |
良い
気になる
| ワイヤレス充電対応 | |
|---|---|
| Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
| 対応コーデック | SBC、AAC、 LDAC、 LC3 |
| ドライバー構成 | ダイナミック型 |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 操作方法 | タッチ式 |
| 空間オーディオ機能 | |
| 外音取り込み機能 | |
| 選択式イコライザー機能 | |
| 自由調整式イコライザー機能 | |
| 再生/停止操作可能 | |
| 曲のスキップ操作可能 | |
| 音量調整操作可能 |
SONY WF-1000XM5を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
本注釈においては事業者からの情報提供を含みます
| 連続再生時間 (イヤホンのみ) | 11時間 |
|---|---|
| 連続再生時間 (充電ケース込み) | 52時間 |
| イヤホン形状 | カナル型 |
| おすすめの音楽ジャンル | 不明 |
良い
気になる
| ワイヤレス充電対応 | |
|---|---|
| Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.4 |
| 対応コーデック | SBC、aptX Adaptive、aptX Lossless、LDAC、AAC |
| ドライバー構成 | ダイナミック型 |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 操作方法 | タッチ式 |
| 空間オーディオ機能 | |
| 外音取り込み機能 | |
| 選択式イコライザー機能 | |
| 自由調整式イコライザー機能 | |
| 再生/停止操作可能 | |
| 曲のスキップ操作可能 | |
| 音量調整操作可能 |
EarFun Air Pro 4を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
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