大容量をアピールしている大型冷蔵庫、東芝 VEGETA GR-V550FK。ユーザーからも「たくさん収納できる」と評判です。しかし、口コミが少なく実際の使い勝手がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の大型冷蔵庫とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、大型冷蔵庫選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
冷凍庫に3日保管したマグロも同様に、質量に対して約1.148%のドリップが流出。比較したなかにはドリップ率を1%未満に抑えた商品もあったことを思うと、鮮度維持力に長けているとはいえません。生の肉・魚は長期間保管せず、早めに食べきりましょう。
「たくさん収納できる」との口コミに反し、比較したなかでは収納率が高いとはいえませんでした。容量は551Lに対する収納率は43.64%で、全体平均である45.10%(※執筆時点)を下回っています。冷蔵庫が大きいからといって食材を買い込みすぎると、入りきらない可能性があるので注意してください。
電気代の高さも難点。消費電力量から算出した年間の電気代は9,114円で、比較した商品の平均8,891円(※執筆時点)より高いとわかりました。節電を心がけている人には不向きといえます。
なお、野菜の鮮度保持力は優秀。1週間保管したきゅうりの水分を79%・24時間保管したほうれん草の水分を94%も保っていました。比較した商品の水分保持率の平均はきゅうりが77%・ほうれん草が84%(※執筆時点)だったことを思うと、野菜室にこだわりを持つ東芝らしい実力といえます。
野菜室が真ん中にあり、キャベツ・かぼちゃといった重めの野菜をかがまず出し入れできるのも利点。脱臭力も申し分なく、キムチを入れたあとのニオイ残りも気になりませんでした。とはいえ、比較したなかにはどの部屋も鮮度保持力に長けているうえに電気代も安い商品があったので、一旦別の冷蔵庫をチェックするとよいでしょう。
実際に東芝 VEGETA GR-V550FKと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ大型冷蔵庫と、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
東芝 VEGETA GR-V550FKの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
パナソニック
弱点が少ないベストバイ冷蔵庫。奥まで見える引き出しが魅力
三菱電機
鮮度維持力が魅力な一方、大家族には収納率がやや低い
パナソニック
幅広い人におすすめ。75.0cm幅なので搬入・設置に注意
日立グローバルライフソリューションズ
3段の冷凍室が管理しやすい。搬入・設置しやすい幅も魅力
型落ちモデルのGR-V550FHとの主な違いは、節電モードの種類。季節やそれぞれの家庭に合わせて、以下の2モードを選べるようになりました。
<節電モード>
今回は東芝 VEGETA GR-V550FKを含む大型冷蔵庫全7商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
実際に使った結果、気になった点が3つありました。購入に踏み切る前に、自分に合う商品なのか確認しましょう。
冷凍庫にマグロを3日間保管した際のドリップ率も1.15%と、ほかの商品の平均値1.07%(※執筆時)より多めでした。
なお、同時に比較したパナソニックの「NR-F659WPX」は、チルド室でも冷凍室でもドリップ率を少なく抑えており、鮮度維持力が高いといえます。肉や魚をまとめ買いする機会が多い人は、こちらも検討してみてはいかがでしょう。
口コミでは「たくさん収納できる」と評判でしたが、ほかの大型冷蔵庫と比較すると、容量のわりに収納スペースが少ないとわかりました。
体積に対して、実際に食品を収納できるスペースの目安から算出した実際に食品を収納率は43.64%。比較した商品の平均値45.10%(※執筆時点)を下回っており、たっぷり収納できるとはいえません。なお、食品収納容量は以下のとおりです。
冷蔵室の上から1段目・2段目の棚の高さを変えられたり、4か所あるドアポケットをいずれも動かせたりするのはメリット。しかし、見た目よりも収納力が低いので、たっぷり買い込みたい人には物足りないかもしれません。
なお、野菜室と冷凍室のケースを手前に引ける割合は7割程度でした。パナソニックの冷蔵庫は引き出しをほぼ100%引き出せたのに対し、奥に入れた食材を取り出しにくいといえます。
電気代の高さもネック。メーカー公称値の年間消費電力量から算出したところ、1年間にかかる電気代は9,114円でした。
比較した大型冷蔵庫の年間の電気代の平均は8,891円(※執筆時点)で、なかには7,000円台に抑えられるものも。電気代の安い冷蔵庫を探している人は、ほかの商品を検討してみてください。
東芝 VEGETA GR-V550FKを実際に試した結果、2つのよい点があるとわかりました。購入を考えている人はぜひ最後までチェックしてくださいね!
本商品は、野菜の鮮度を保つのが得意。きゅうり・ほうれん草を一定期間保管して、保管前後の重量の差から水分残存率を算出したところ、いずれも新鮮さをキープしていました。
きゅうりを1週間保管したときの水分残存率は79%で、比較した他社製品の平均77%(※執筆時点)を上回る結果に。また、ほうれん草を12時間保管したときの水分残存率も94%と、ほかの商品の平均の84%(※執筆時点)より高い数値を示しました。
フレッシュさを保つ秘密は、野菜室の高湿度冷気。収穫したてのみずみずしさ・おいしさを維持できるよう工夫しています。さらに、野菜室が真ん中にあるので重たい野菜もかがまずに出し入れ可能。毎日料理をする人や野菜をたくさん使う人におすすめです。
脱臭力が高いので、ニオイの強い食材を入れる機会が多い人にもおすすめ。実際にキムチを5分間入れ、取り出してから20分間脱臭した際のニオイ残りを臭気判定士の石川さんが確認した結果、「ほとんど気にならなかった」と好評でした。
比較したほかの商品には、20分間脱臭してもキムチのニオイをはっきり感じるものも。本商品は庫内にいやなニオイが残りにくいので、毎日気持ちよく使えるでしょう。
定格内容積 | 551L |
---|---|
幅 | 685mm |
奥行 | 699mm |
高さ | 1,833mm |
良い
気になる
食品の収納可能スペース | 383L |
---|---|
冷蔵室の定格内容積 | 281L |
冷蔵室の収納可能スペース | 213L |
野菜室の定格内容積 | 122L |
野菜室の収納可能スペース | 82L |
冷凍室の定格内容積 | 128L |
冷凍室の収納可能スペース | 81L |
製氷室の定格内容積 | 20L |
製氷室の収納可能スペース | 7L |
重量 | 112kg |
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
ドア数 | 6ドア |
ドア開閉タイプ | フレンチドア(観音開き) |
野菜室中央配置 | |
冷凍室中央配置 | |
脱臭機能 | |
製氷・冷凍機能 | 自動製氷、急速製氷、急速冷凍、解凍モード、独立製氷室 |
製氷皿取り外し洗い可能 | |
操作・アシスト機能 | 閉め忘れ防止 |
節電モードあり | |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 294kWh |
省エネ基準達成率 | 100% |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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パナソニックのNR-F659WPXは、食材の鮮度をしっかり保つ冷蔵庫です。チルド室で3日間保存したマグロのドリップ率は0.473%と低め。冷凍室で保存したマグロはチルド室よりドリップ量が増えたものの、目に見える傷みはありませんでした。
1週間保管後のきゅうりや12時間入れておいたほうれん草も、水分を80%近くキープ。野菜の鮮度維持力の高さが実証されました。
パナソニック独自の「ワンダフルオープン」により、引き出しをほぼ100%引けるのも利点。ケースの奥まで見えるので使い忘れを防げそうです。なお、幅・奥行きともに大きいので、設置スペースがあるかどうかは事前に確認しておきましょう。
東芝のGR-V600FZSは、電気代を抑えられるのが魅力。年間の電気代は7,812円と比較したなかでトップクラスに安く、節電したい人にぴったりといえます。Bluetoothスピーカーを搭載しているため、キッチンでテレビの音や音楽を聴けるのも利点です。
冷凍室で3日間保存したマグロの鮮度も良好で、ドリップ率を0.617%と低く抑えています。なお、チルド室の鮮度維持力はやや劣っていたため、1~2日以内に使い切れない食材は冷凍するとよいでしょう。
野菜室はケース全体の90%ほどが引き出せました。奥にしまった野菜も取り出しやすいですよ。野菜室の容量が89Lもあるので、大袋の野菜も楽々収納できるでしょう。
注目したいポイントは容量の大きさ。現在、子どもが生まれる直前や乳幼児がいる人は、10年後には子どもの食事量が大幅に増えている可能性があります。先々のことを考えて、50Lほど容量が大きいものを検討しましょう。
定格内容積 | 650L |
---|---|
食品の収納可能スペース | 460L |
冷蔵室の定格内容積 | 335L |
冷蔵室の収納可能スペース | 257L |
野菜室の定格内容積 | 135L |
野菜室の収納可能スペース | 97L |
冷凍室の定格内容積 | 156L |
冷凍室の収納可能スペース | 99L |
製氷室の定格内容積 | 24L |
製氷室の収納可能スペース | 7L |
冷凍室の割合 | 24% |
用途 | |
形状 | 縦型 |
幅 | 750mm |
奥行 | 745mm |
高さ | 1,828mm |
重量 | 120kg |
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
ドア数 | 6ドア |
ドア開閉タイプ | フレンチドア(観音開き) |
冷蔵室の棚数 | 4枚 |
ドアポケット数 | 8個 |
冷凍室数 | 1室 |
冷凍室内の引き出し数 | 不明 |
切り替え室の定格内容積 | 33L |
独立製氷室の定格内容積 | 24L |
野菜室あり | |
専用冷凍室あり | |
冷凍機能 | |
チルド室あり | |
野菜室中央配置 | |
冷凍室中央配置 | |
冷凍室下段配置 | |
自動霜取り機能 | |
脱臭機能 | |
除菌機能 | |
耐熱トップテーブル | 不明 |
ノンフロン | |
ウォーターサーバー付き | 不明 |
冷蔵・チルド機能 | パーシャル/チルド切り替え |
製氷・冷凍機能 | 自動製氷、急速製氷、急速冷凍、独立製氷室 |
製氷皿取り外し洗い可能 | |
ドア素材 | ガラスドア |
本体素材 | 不明 |
操作・アシスト機能 | スマホ連携、節電モニター、閉め忘れ防止 |
温度調節機能 | |
その他機能 | 不明 |
節電モードあり | |
稼動音 | 不明 |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 281kWh |
省エネ基準達成率 | 117% |
東京ゼロエミッションポイント対象 | |
電源方式 | AC電源 |
製造国 | 日本 |
特徴 | 不明 |
デザイン | |
使用人数 | 5人 |
洗濯機種類 | |
洗濯機容量 | |
風乾燥機能 |
定格内容積 | 600L |
---|---|
食品の収納可能スペース | 不明 |
冷蔵室の定格内容積 | 302L |
冷蔵室の収納可能スペース | 不明 |
野菜室の定格内容積 | 133L |
野菜室の収納可能スペース | 不明 |
冷凍室の定格内容積 | 143L |
冷凍室の収納可能スペース | 不明 |
製氷室の定格内容積 | 不明 |
製氷室の収納可能スペース | 不明 |
冷凍室の割合 | 23.8% |
用途 | |
形状 | 縦型 |
幅 | 685mm |
奥行 | 745mm |
高さ | 1833mm |
重量 | 130kg |
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
ドア数 | 6ドア |
ドア開閉タイプ | フレンチドア(観音開き) |
冷蔵室の棚数 | 4枚 |
ドアポケット数 | 6個 |
冷凍室数 | 2室 |
冷凍室内の引き出し数 | 不明 |
切り替え室の定格内容積 | 不明 |
独立製氷室の定格内容積 | 22L |
野菜室あり | |
専用冷凍室あり | |
冷凍機能 | |
チルド室あり | |
野菜室中央配置 | |
冷凍室中央配置 | |
冷凍室下段配置 | |
自動霜取り機能 | |
脱臭機能 | |
除菌機能 | |
耐熱トップテーブル | 不明 |
ノンフロン | |
ウォーターサーバー付き | |
冷蔵・チルド機能 | チルド室、パーシャル室、ラップなし保存 |
製氷・冷凍機能 | 自動製氷、急速製氷、急速冷凍、解凍モード、独立製氷室 |
製氷皿取り外し洗い可能 | |
ドア素材 | ガラスドア |
本体素材 | 不明 |
操作・アシスト機能 | スマホ連携、音声対話、閉め忘れ防止、タッチオープン |
温度調節機能 | |
その他機能 | 不明 |
節電モードあり | |
稼動音 | 不明 |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 252kWh/年 |
省エネ基準達成率 | 123% |
東京ゼロエミッションポイント対象 | |
電源方式 | AC電源 |
製造国 | 不明 |
特徴 | 不明 |
デザイン | |
使用人数 | 5人 |
洗濯機種類 | |
洗濯機容量 | |
風乾燥機能 |
東芝 冷蔵庫 VEGETA GR-V600FZSの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
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