【徹底比較】ミニ冷蔵庫のおすすめ人気ランキング【2025年】

パナソニックから販売されている1ドア冷蔵庫「NR-A80D-W」。容量は75Lで、奥行のある庫内が特徴です。右上には1から強まで冷却力を変えられるつまみがついており、簡単に庫内の温度を調節できます。

収納力の検証では今回の商品のなかで最も高い評価を獲得。庫内には525mLのペットボトルが21本、2Lのペットボトルが7本収納できました。ドアポケットには2Lのペットボトルが3本収納できるほどの幅があり、庫内の下段には525mLのペットボトルが2列分収納できるほどの奥行がありました。

冷却力の検証では、2時間30分で缶ビールの温度が6℃に達したものの、冷却スピードが早いとはいえず惜しいポイントとなりました。2時間30分後には4.6℃に冷えていたため時間に余裕を持って入れておけばしっかりと冷やせるでしょう。稼動中の動作音も気にならず、背面からかすかに聞こえてくる程度でした。

製氷室の下には霜受けトレーがついており、庫内が水浸しになる事態を防ぐことができますが、その分スペースを取られるため入れるものが限られてしまいそうです。それでも、中についているプラスチック製の仕切り板の位置を調節することで、高さのあるものでも十分に収納できるでしょう。

日立から販売されている1ドア冷蔵庫「Chiiil」。「好きだから、冷やす。」というコンセプトのもと、インテリアショップACTUSとのコラボレーションにより開発されました。豊富なカラー展開とマットな質感が特徴で、自宅の家具や寄せたい雰囲気に合わせてコーディネートできます。

収納力の検証では、525mLのペットボトルが19本、2Lのペットボトルが8本収納できました。奥行はさほどないものの、入れるものによって仕切りの幅を変えられ取り外しも可能なため、缶ビールからワインボトルまで柔軟に収納できそうです。

冷却力の検証では、缶ビールが3時間の時点で6.3℃、3時間30の時点で缶ビールが5.6℃となり、まずまずの結果に。冷却速度が早いとは言えませんが、チョコレートなど冷やしすぎたくない軽食を入れておくにはぴったりでしょう。冷却力は3段階で調節できるほか、8〜16℃の冷やしすぎない温度帯で保存できるセラーにも設定が可能です。

静音性も優秀で、稼動音は全く聞こえないという結果に。キッチンだけでなく、リビングや寝室にも置いておきやすいよう、空間との調和性を重視した工夫が施されている一台です。

シンプルな機能でリーズナブルな商品を数多く開発・販売しているアイリスオーヤマの「IRJD-9A-W」。容量は93Lと大きめで、自動で点灯する庫内灯と下段に透明のプラスチックケースがついています。

今回の検証で他社を上回った点は、「奥行のある庫内」と「静音性の高さ」でした。庫内の2段目は525mLのペットボトルが3列入るほどの広さ。下段のドアポケットには2Lのペットボトルを3本ほど収納でき、開閉の際に本体ががたつくこともありませんでした。

また、静音性の検証では今回の検証のなかでも一番小さい37.3dBとなり、優秀な結果を残しました。かなり耳を近づけてもかすかに聞こえる程度の音量なので、性能は申し分ないといってよいでしょう。

冷却力の検証では、約3時間30分で缶ビールが飲み頃の温度になりました。3時間経過した時点で6.4℃にまで下がったため、時間がかかるとはいえ、余裕を持って入れておけばしっかりと冷やすことができそうです。寝室などに置くには大きいと感じるかもしれませんが、調理用の食材を入れておけるので、二台目の冷蔵庫として活躍することでしょう。

総合家電メーカーのハイアールが販売している「JR-N40H」。容量は40Lで、右上には庫内の冷却力を調節できるつまみがついています。

冷却力の検証では、2時間経過した時点で飲み頃の基準温度に達し、缶ビールが5.5℃まで冷えていました。また、運転音は43.6dB。大きいとは感じませんでしたが、正面でドアを開閉している際かすかに動作音が聞き取れるほどでした。

庫内の広さに関しては、一長一短があるという結果に。上段の奥行はあるものの、下段の奥行が狭いため、入れるものによってはドアが閉まらなくなってしまいます。下段は525mLのペットボトルが1列入るほどの広さなので、軽食をすぐに取り出せる場所として活躍するでしょう。

使い勝手に関しては、ドアポケットの押さえがやや不安定なこと、開閉の際にペットボトルの重さに耐えきれず、本体が若干がたつくことが懸念点として挙げられました。2Lのペットボトルを収納できた本数が5本と多かったため、高さのある飲み物をメインに入れたい人におすすめできる商品です。

中国に本拠地を置く家電メーカー、ハイセンスが販売している「HR-A42JWS」。容量は42Lで、ステンレス素材が用いられたデザインは、インテリアにもなじみそうです。

収納力の検証では、2Lのペットボトルが3本、525mLのペットボトルが15本ほど入れられ、ドアの上部のポケットには350mLの缶ビールをすっぽりと入れることができました。ドアの押さえが細く不安定ですが、取り出しはしやすいため重さや高さがあまりないものを入れるのに適しているといえるでしょう。

冷却時は、2時間30分の時点で缶ビールが6℃まで冷え、運転時の動作音は41.1dBとなりました。こちらもハイアールの製品と同じく、耳をすませば聞こえる程度の音量で、音量はほとんど気になりませんでした。

高さが510mmと通常の40L台の1ドア冷蔵庫よりも若干高く、横幅がない分庫内の奥行も十分あるように感じられます。製氷室の下には果物を入れられ、ドアポケットと下段を埋めた状態でもドアの開閉を難なく行うことができたため、収納に困らない商品といえるでしょう。

A&Rから販売されている「AR-BC46-NW」は、冷却力の調節ができるつまみ付き。容量は46Lで、ドアの内側には2段構造のポケットがついています。

7段階調節ができる分、冷却力の性能は優秀でした。今回の検証では2時間経過した時点で缶ビールが6℃に冷えたため、性能は全商品のなかでも高評価となりました。また、30分経過した時点では、庫内の温度が8.6℃にまで下がっていたため、冬場はとくに冷えやすくなると期待できるでしょう。静音性の検証では38.5dBという結果を残しました。

一方、収納力は一部懸念が残る結果に。ドアポケットの押さえが太くしっかりしている印象ですが、出っ張っているため庫内の下段に幅のあるものは入れることができません。2Lのペットボトルが2本、525mLのペットボトルは16本入りましたが、525mLのペットボトルは上段のドアポケットに引っかかってしまいました。

とはいえ冷却力は十分なので、お酒や飲み物をメインに冷やしたいと考えている人におすすめです。

東芝から販売されている「GR-HB40PA」は、容量38Lの1ドア冷蔵庫。容量は比較的小さめですが、2段のドアポケットと2枚の仕切り板が特徴。受注生産品で静音性に優れた独自のインバーター機能を搭載しています。

収納力は、525mLのペットボトルが5本、ドアポケットに4本入ります。ただし、仕切り板を取らなければ入らないため収納時はやや不便と感じてしまうかもしれません。ドアポケットの押さえがしっかりしており、ちょっとした調味料や500mLの缶ビールもいれられました。奥行はありませんが、下段にはヨーグルトや豆腐などの軽食、上段にはキムチなど背の低い食品を入れられるスペースがあります。

冷却力の検証では、4時間後の缶ビールの温度が13.1℃となり触っても冷えているとは感じませんでした。常温の状態が23℃だったため、冷える速度は遅いと言ってよいでしょう。静音性は39.6d Bと非常に優れており、稼動音は全く聞こえないという結果に。自室やベッドサイドに置いていても気になることはなさそうです。

冷却性能は期待できないため、お酒やデザートを入れるよりも豆腐や果物など、常温でも保存のきく食材の保存におすすめです。

アイリスオーヤマから販売されている「PRC-B051D-W」。容量は46Lで冷却力の調節ができるつまみもついています。

庫内は、525mLのペットボトルが13本、2Lペットボトルが4本入るほどの広さ。一見しただけではわかりませんが、上段の奥がやや傾斜になっており、ペットボトルを横に入れると手前に転がってしまいます。しかし、2Lのペットボトルが1本入るほどの広さがあるので、比較的大きめのヨーグルトやゼリーなどの軽食は十分に入れることができますよ。

ドアポケットの押さえがやや不安定で位置も低いため、525mLのペットボトルを入れた状態でドアを開けたときにペットボトルが落ちてしまいました。ドアの下段には350mLの缶ビールなど、背が低いものを入れるのに向いているでしょう。

缶ビールが適温になるまでには3時間ほどかかりましたが、2時間の時点では庫内が2.9℃にまで下がっていたため、軽食などは十分に冷やすことができそうです。また、静音性の検証結果は44.2dBで、収納している際に若干音が聞こえた程度でした。

アクアの「AQR-8G-S」は、容量75Lの1ドア冷蔵庫。仕切り板が2枚ついており、入れる食材によって仕切りの調節が可能です。また、冷却力は「弱冷」から「強冷」まで8段階に分かれており、調節できる幅も広いといえます。

収納力は、庫内は525mLのペットボトルが20本、2Lが6本入るほどの広さでした。庫内には段差がなく、仕切り板を変えることで庫内を自由にレイアウトできます。しかし、仕切り板がプラスチック製のため、重いものの載せすぎには要注意。2Lのペットボトルや背の高いものは、つくりがしっかりしているドアポケットに入れることを推奨します。

製氷室のカバーが透明なので、霜がついたときにはすぐに気づくことができます。霜用の受け皿もついているため、ついた霜が溶けてしまったとき、庫内が水浸しになってしまう事態も防ぐことができますよ。

冷却時には3時間30分の時点で缶ビールが5.8℃になり、冷却スピードは速いとはいえない結果になりました。また、静音性の検証では、52.4dBと1m以上離れた場所に座っていても音が聞こえるほど目立ちました。静かさはいまひとつの結果でしたが、レイアウトしやすい庫内がポイントの商品です。

ヤマダ電機のオリジナルブランドであるヤマダセレクトの1ドア冷蔵庫「YRZC05H1」には、冷却力を7段階で調整できるつまみと製氷室、2段構造のドアポケットがついています。

今回の検証では、缶ビールを2時間30分の時点で5.8℃にまで冷やせました。製氷室にもカバーがついているため、製氷したいときには比較的早く凍らすことができるでしょう。

ドア上部についているポケットは小さいものの、その分下のポケットには背の高い飲み物が入れやすいため、ドア部分の収納力はあるといってよいでしょう。また、庫内には525mLのペットボトルを16本、2Lのペットボトルを3本収納することができました。仕切り棚はスチール製の金網でできており、取り外しも簡単で庫内のレイアウトはしやすいといえます。

しかし、静音性の検証では、47.7dBと運転音が目立つ結果になりました。収納力や冷却力は他社に大きく差が出るほど評価が下がらなかったものの、寝室に置くには動作音が気になってしまうかもしれません。

テレビや家電、パソコンの仕入れなどをメインに行っているMOA STOREが販売している「JR046ML01」。特徴は、ドアポケットの収納のしやすさです。庫内には8段階調節のつまみとガラス製の棚がついています。

収納力の検証では、525mLのペットボトルを12本、2Lペットボトルを3本収納することができました。ドアポケットには525mLのペットボトルが2本しか入りませんでしたが、上部についている小さいポケットは350mLの缶ビールを入れるのに丁度いいといえます。製氷室の下もスペースが空いており、果物などの軽食を入れることはできますが、下段は奥行があまりないため、ドアポケットに食品を入れる際には注意が必要です。

静音性の検証では44.1dBと気にならない程度の運転音でしたが、冷却力の検証では、3時間30分の時点で缶ビールの温度が6℃とまずまずの結果になりました。

棚はガラス製で、サッと拭けて簡単に取り外せるため、お手入れは比較的しやすいといえるでしょう。

アイリスオーヤマが販売しているミニ冷蔵庫「IRSD-5A-W」。ドアには3つのポケットがついており、6段階の温度調節機能も搭載されています。

冷却力の検証では、3時間30分の時点で缶ビールが5.9℃まで冷えました。結果はまずまずですが、こちらも3時間の時点で6.5℃まで下がっていたため、時間を置けばしっかり冷えるといってよいでしょう。動作音を測った際の音量は45.1dBで、耳をすまして聞こえる程度だったため寝室や自室でも使うことができそうです。

庫内には比較的奥行があり、下段にはペットボトルを2列に並べて収納できました。また、ドアポケットの押さえの部分が太く、入れたものをしっかりと支えてくれそうな安心感があります。仕切り棚は金網のようなタイプで、取り外しは難なく行うことができました。

庫内の収納力は、525mLのペットボトルが16本、2Lが2本というまずまずの結果に。他社との違いはそこまで見られませんでしたが、2Lのペットボトルはドア上部のポケットに当たってしまい、ドアポケットにしまうことはできませんでした。