野菜の鮮度をキープできると評判のパナソニックのNR-F656WPX。しかしネット上にはあまり口コミがなく、「本当に食材の鮮度を保てるのか」「たくさん収納できるのか」と不安で、購入を迷っている方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、パナソニックのNR-F656WPXを含む大型冷蔵庫4商品を実際に使ってみて、鮮度保持力・収納のしやすさ・使いやすさを比較してレビューしたいと思います。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
パナソニックのNR-F656WPXは、特に収納しやすい冷蔵庫を探している方におすすめです。650Lの大容量モデルで収納力に優れています。最上段の奥行きを狭くすることにより、雑然としがちな最上段のスペースも整理しやすい点が高評価でした。
鮮度保持力の検証では、「微凍結パーシャル」の性能が秀逸。1週間経っても肉や魚の鮮度をキープできました。冷凍室の鮮度保持力はやや惜しかったものの、全体的な鮮度保持力は十分です。
650Lの大容量で食材をたっぷり保存できる、パナソニックのNR-F656WPX。幅750×奥行745×1,828mmと、横幅は狭く奥行を広くとっています。
食材のおいしさをキープするため、業務用に匹敵するレベルの「はやうま冷凍」機能を搭載。さらに食材の粗熱をスピーディにとる「はやうま冷却」で、忙しい生活をサポートします。
冷蔵室には約-3℃で食材を微凍結させる「微凍結パーシャル」も備えており、解凍いらずですぐに調理を始められます。
製氷機は手間が少ない自動タイプ。最速だと約80分で氷ができるので、消費が早い夏場も安心です。
Wシャキシャキ野菜室は密閉度を高めているのが特徴。センサーとモイスチャーコントロールフィルターで、野菜を保管するのに適した湿度を保ちます。
引き出しは全室フルオープン。冷蔵室の上部にコンプレッサーを配置し、使いやすさにもこだわっています。
収納量に応じて節電するエコナビがあるので、無駄な電力消費を減らせます。2021年の省エネ基準達成率は114%、年間消費電力は290kWhです。
専用アプリを使えばスマートフォンとの連携が可能。はやうま冷却などの時間設定や、冷蔵庫の使用状況などをスマホでいつでも確認できます。
カラーはフロスティロイヤルホワイト・ミスティスチールグレー・オニキスミラーの3色。ホワイトとグレーは「フロスト加工ガラスドア」を採用しており、指紋や汚れが目立ちにくい設計です。
より高級感を重視するなら、黒ベースの鏡面加工を施したオニキスミラーが最適。いずれも庫内のデザインまでこだわっています。
今回はパナソニックのNR-F656WPXを含む大型冷蔵庫全4商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:鮮度保持力
検証②:収納のしやすさ
検証③:使いやすさ
まずは、鮮度保持力の検証です。
冷蔵室(チルド室やパーシャルを含む)・野菜室・冷凍室で一定期間食材を保存し、重さやドリップ量をチェック。検証にあたり、千葉大学名誉教授・元内閣府食品安全委員会委員の石井克枝さんにアドバイスをいただきました。
肉や魚の鮮度保持力は問題ありません。
約-3℃で微凍結させる「微凍結パーシャル」で保存したマグロ・ひき肉・アジは、見た目の劣化がほとんど見られませんでした。鮮度をしっかりとキープしています。
野菜室の鮮度保持力はまずまずでした。
トマト・きゅうり・なすに関してはみずみずしさをキープ。一方でレタスやほうれん草といった葉野菜は、乾燥により葉っぱの部分が萎れてしまいました。
冷凍室の鮮度保持力は惜しい印象です。
冷凍した牛肉の表面が若干黒ずみ、ご飯も甘みが減る結果に。大幅な劣化はなかったものの、もう少し鮮度をキープしてほしいところです。
続いて、収納のしやすさの検証です。
冷蔵庫収納家である福田かずみさんに協力を依頼し、冷蔵室・野菜室・冷凍室それぞれの収納のしやすさを検証しました。
コンプレッサーが上部にあり、手が届きにくい最上段の奥行が狭い設計になっています。デッドスペースが少ないので、きれいに整頓できますよ。
手入れに重点をおいた設計ではありませんが、食材の出し入れは楽でした。
引き出しが全開になるワンダフルオープンで、奥に入れた食材まできちんと確認できます。食材が容量いっぱいに入っていても取り出せるため、ストレスなく使えますよ。
操作に関しては、専用アプリ「Cool Pantry」との連携に苦戦。ネットワーク接続で一度失敗してしまいました。
メーカーのHPで登録を行ってからアプリと連携するため、手順も多めです。便利な機能ですが、初期設定には手間がかかります。
パナソニックのNR-F656WPXは実力派の冷蔵庫ですが、最後に他のおすすめ商品もご紹介します。
とにかく大容量の冷蔵庫がほしい方には、三菱電機のMR-WX70Eが最適です。700Lの大容量モデルで、大家族やまとめ買い派にもぴったり。チルド室と氷温室で食材の仕分けができるのもポイントです。鮮度保持力も全体的に高いので、食材の味や風味をしっかりキープできますよ。
野菜室の機能を重視するなら、日立のR-HX60Nもおすすめです。野菜の呼吸を抑えて鮮度を保つ「新鮮スリープ野菜室」を搭載し、レタスのシャキシャキ感をキープ。収納力も高く、最上段まで無駄なく活用できます。汚れは目立ちますが、鏡面仕上げのドアが美しいデザインです。
冷蔵室の定格内容積 | 378L |
---|---|
野菜室の定格内容積 | 134L |
冷凍室の定格内容積 | 118L |
冷凍室の割合 | 不明 |
幅 | 800mm |
奥行 | 738mm |
高さ | 1821mm |
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
ドア数 | 6ドア |
ドア開閉タイプ | 観音開き(フレンチドア) |
冷凍室中央配置 | |
冷蔵・チルド機能 | パーシャル室、チルド室 |
製氷・冷凍機能 | 自動製氷、急速製氷、急速冷凍、解凍モード、独立製氷室、真ん中冷凍室 |
操作・アシスト機能 | タッチパネル操作、閉め忘れ防止、オートクローザー、節電モニター |
その他機能 | 脱臭 |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 310kWh |
省エネ基準達成率 | 110% |
特徴 | 不明 |
デザイン | 不明 |
定格内容積 | 602L |
---|---|
冷蔵室の定格内容積 | 308L |
野菜室の定格内容積 | 114L |
冷凍室の定格内容積 | 156L |
冷凍室の割合 | 25.9% |
幅 | 685mm |
奥行 | 738mm |
高さ | 1833mm |
重量 | 121kg |
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
ドア数 | 6ドア |
ドア開閉タイプ | フレンチドア |
野菜室あり | |
専用冷凍室あり | |
チルド室あり | |
野菜室中央配置 | 不明 |
冷凍室中央配置 | |
冷蔵・チルド機能 | パーシャル室、チルド室、ラップなし保存 |
製氷・冷凍機能 | 自動製氷、急速製氷、急速冷凍、独立製氷室、真ん中冷凍室 |
製氷皿取り外し洗い可能 | 不明 |
操作・アシスト機能 | 閉め忘れ防止 |
その他機能 | 脱臭 |
節電モードあり | |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 254kWh |
省エネ基準達成率 | 124% |
東京ゼロエミッションポイント対象 | |
特徴 | 不明 |
デザイン | 不明 |
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
年間をとおして電源を入れたままの冷蔵庫。どのくらいの電気代がかかっているのか、気になる人も多いのではないでしょうか。電気代があがっている影響もあり、少しでも節約したいと考えている人もいるでしょう。そこで今回は、冷蔵庫の電気代は1か月にいくらくらいかかるのか、節約するコツはあるのか解説します。電...
冷蔵庫
日々の生活に欠かせない冷蔵庫。壊れてから購入を検討すると生活に支障が出てしまうので、買い替えるタイミングが気になっている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、冷蔵庫の寿命についてわかりやすく解説します。冷蔵庫の買い替えのサインや長持ちする使い方もあわせて紹介するので、ぜひ最後までチェック...
冷蔵庫