物件によっては速度が遅いこともあるマンションの光回線。インターネットが遅くてイライラする、と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
本記事では、マンションの光回線が遅いときに考えられる要因と対処法を詳しく解説します。マンションで光回線を利用していて、通信速度を改善する方法が知りたい人は参考にしてみてください。

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また通信サービスだけでなく、ファイナンシャルプランナーの視点含めて固定費などの支出の見直しのガイドもしている。
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マンションの光回線が遅くなる要因には、配線方式や通信機器の問題などが挙げられます。ここでは6つの要因を解説するので、自宅マンションの光回線に当てはまるかどうかを確認してみましょう。
マンションの配線がVDSL方式の場合、ほかの配線方式よりも通信速度が遅い傾向があります。
マンションの配線方式は、光配線方式・LAN方式・VDSL方式の主に3つです。光配線方式は光ファイバーケーブルのみを使用するタイプで、最大1Gbps程度の通信速度が期待できます。
LAN方式は光ファイバーケーブルとLANケーブルを併用しており、理論上の最大通信速度は100Mbps程度です。ただし、LANケーブルの規格によっては最大通信速度1Gbpsにも対応できます。
VDSL方式は、光ファイバーケーブルと電話回線を併用する仕組みです。最大通信速度は100Mbpsで、光回線方式とLAN方式の10分の1程度しか速度が出ません。住んでいるマンションでVDSL方式が採用されている場合、光配線方式やLAN方式に比べて速度が遅いと感じるでしょう。
配線方式の確認・変更をしたい場合は、管理会社に問い合わせる必要があります。ただし配線方式を変更したくても、管理会社の許可が下りるとは限らないので注意しましょう。
回線の混雑も通信速度が遅くなる要因のひとつです。マンションでは1本の回線を複数人で共用するため、同じマンション内で同じ時間帯に通信する人が多いと、回線が混み合いやすくなります。とくに夜間や週末は在宅している人が多いため、混雑による速度低下が起こりやすいでしょう。
また、仕事やオンラインゲームなど大容量の通信を常時行っている人がいる場合も、通信速度に影響が出ることがあります。
LANケーブルやルーターなどの規格が古い、経年劣化していて不具合があるなども、通信速度が低下しやすい原因です。
LANケーブルにはいくつかの規格があり、カテゴリ5は最大通信速度が100Mbpsしか出ません。最大通信速度40Gbpsに対応しているカテゴリ8と比べると、大きな差があります。
また、第5世代・第6世代以外のルーターは通信面で性能が高くありません。第6世代の最大通信速度は9.6Gbps、第5世代は6.9Gbpsであるのに対し、第4世代は600Mbpsです。第4世代より前のルーターは、さらに遅い速度しか出ません。
通信に使用する周辺機器が速度低下を招いている可能性もあるため、各機器の規格や不具合の有無などを確認してみてください。
Wi-Fiの設置場所や使い方も通信速度に影響します。使用する端末がWi-Fiから遠い場合、壁・家電などの障害物が間にある場合は電波がさえぎられてしまうため、通信速度が遅くなりやすいでしょう。
また、接続している周波数帯が適切ではない場合もあります。周波数帯には2.4GHzと5.0GHzがあり、通信する状況に応じて切り替えが必要です。
2.4GHzは端末との距離が離れていても接続しやすく、障害物にも強いですが、ほかの機器の電波干渉によって接続が不安定になる傾向があります。一方の5.0GHzは電波の干渉は受けにくいものの、電波の届く距離が短く、障害物に弱いのが特徴です。
通信速度が遅いと感じた際は、Wi-Fiの設置場所に問題がないか、適切な周波数帯に接続できているかを確認してみましょう。
使用中のプロバイダに一時的な問題が起きていたり、提供されているサービスの質が悪かったりすることも、速度が低下している要因と考えられます。
プロバイダとは、回線とインターネットの接続サービスを提供する事業者のこと。通信の安定性にはプロバイダが大きく影響しています。
プロバイダの利用者が同じ地域に集中していて回線が混雑している、通信制限が設定されている、メンテナンス中であるなど、プロバイダが原因で通信速度が低下する理由はさまざまです。
速度低下の原因がプロバイダであり、一時的な問題による影響ではない場合、通信速度を改善するにはプロバイダの乗り換えを視野にいれる必要があるでしょう。
パソコンやスマホなど、インターネットに接続したい端末側に原因があり、速度が遅くなっている可能性も考えられます。例えば、古いOSは最新の接続方式に対応しておらず、十分な速度が出せないこともあるでしょう。
バージョンが古い、空き容量が少ない、CPU・HDDなどパソコンのスペックが低い場合などは、アップデートやデータの整理が必要です。古い端末を使用していてサクサク通信できない場合は、買い替えも検討しましょう。
マンションの光回線が遅いときは、通信する時間帯を工夫したり、接続方式を変えたりすることが有効です。それぞれの対処法を実践し、速度が改善するか確認してみましょう。
急ぎの用事でなければ、回線が混みにくい時間帯にネットを使いましょう。大勢の人がネットを使うタイミングは通信速度が低下しやすいので、快適に通信したいならネットを利用する時間帯を変えるのが得策です。
回線が混雑しやすい昼間や夜間は避けて、ネットを使う時間を早朝・夕方・深夜などにずらしてみてください。さまざまな時間帯に使用してみて、つながりにくい時間帯とつながりやすい時間帯をチェックしてみるのもおすすめです。
障害物や電波干渉によって速度が低下していると考えられる場合は、ルーターの置き場所を変えてみましょう。
家具や家電、水まわりなど電波の障害になるものから離れた場所を選び、なるべくルーターと端末を近づけてみてください。また、部屋全体に電波が届くよう、部屋の中心、かつ床から1~2m高い場所に置くのがおすすめです。
ルーターと端末の距離を縮めるのが難しい場合は、無線LAN中継器を使ってみましょう。無線LAN中継機を使うと、電波の届く範囲を広げられます。
1階にあるルーターの電波が2階に届きにくい場合や、ルーターから離れた部屋で通信がしたい場合でも、無線LAN中継器を設置すれば通信状態の改善が期待できるでしょう。
無線LAN中継器の詳しい使い方や選び方は、以下の記事を参考にしてみてください。
古い機器は高速通信に対応していないことがあるため、ルーターやLANケーブルを最新のものに交換するのも手です。
通信速度の問題を解消したいなら、ルーターは最大通信速度が6.9Gbpsの第5世代(Wi-Fi 5)以上、LANケーブルはカテゴリ6以上のものを選びましょう。
カテゴリ6のLANケーブルは通信速度が1Gbpsであり、データ伝達に用いる周波数の幅が
広いので、大量のデータを高速で通信できます。カテゴリ5eも1Gbpsですが、カテゴリ6のほうが送受信できるデータが多いため、より快適に通信できるでしょう。
なお、新しい機器を使っているのに速度が遅い場合は故障が疑われるので、メーカーや購入店に相談してみてください。
端末の劣化や不具合が考えられる場合は、端末を最適化してみましょう。
スペックが不足していたり、不具合が生じていたりすると、インターネットに接続しにくくなることがあります。端末に問題がある場合は、OSを最新のバージョンにアップデートする、不要なデータを削除して容量を軽くする、最新のWi-Fi規格に対応する端末に買い替えるなどの対処法を試してみてください。
また、接続不良を感じたときは、端末が故障している可能性もあります。インターネットに接続していないときも動作が遅ければ、端末側に問題があると考えられるでしょう。故障が疑われる場合は、メーカーや購入元に相談してみるのがおすすめです。
通信速度を改善したいときは接続方式を見直し、可能であればIPv6回線に切り替えてみましょう。
IPv6回線は、従来のIPv4回線よりもIPアドレスの数が多い接続方式です。IPv4回線のIPアドレスが約43億個であるのに対し、IPv6回線はIPアドレスが約340澗(かん)個あります。1澗は1兆×1兆×1兆と同等の値です。
IPv6回線はほぼ無限にIPアドレスを割り当てられるので、回線の混雑を回避できます。プロバイダによってはIPv4回線とIPv6回線の切り替えができるため、現在使用中のプロバイダでIPv6回線が使えるか確認してみてください。
IPv6回線が使えない場合は、IPv6回線を利用できるプロバイダへの乗り換えを検討してみましょう。なお、IPv4でしか利用できないインターネットコンテンツもあるので、IPv4 over IPv6に対応しているプロバイダがおすすめです。
IPv4 over IPv6は、基本的にIPv6回線で接続するものの、IPv4回線しか対応していないコンテンツの場合はIPv4回線に切り替わる接続方式です。
以下の記事では、 IPv6に対応しているプロバイダを紹介しています。IPv4 over IPv6についても解説しているので、乗り換え先を検討する際の参考にしてみてください。
回線の混雑が気になる場合は、独自回線や電力系の光回線の利用を検討しましょう。
ドコモ光などの光コラボレーションやフレッツ光は回線の利用者が多いため、混雑状況によっては通信が不安定になることも。その点、auひかりやNURO光は独自の回線を使用しているので、利用者の集中による混雑を避けやすい傾向があります。
また、eco光のような電力系回線は各電力会社独自の回線を使用しており、電力を供給できる範囲内に住んでいる人しか契約できません。利用者が比較的少ないため、電力系回線に乗り換えると混雑が解消される可能性があります。
通信速度を改善するために乗り換えを検討している人は、以下の記事も参考にしてみてください。人気の光回線サービスを比較し、戸建てとマンション別におすすめの光回線を選定しているため、光回線を選ぶ際に役立つでしょう。
マンションの光回線・ネット回線おすすめTOP5
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