塗装作業に欠かせない塗装刷毛。住宅・家具・車など、さまざまな場所の刷毛塗りに使えます。しかし、塗装用刷毛は水性・油性用や万能刷毛、筋交タイプや平タイプなど種類が豊富。プロ仕様のものと初心者向けとでは使いやすさも違うので、どれを選ぼうか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、塗装刷毛のおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。初心者向けに、塗装刷毛を使ってムラなく仕上げるための塗り方のコツや、使用後の洗い方と保存方法も解説。ローラーとの使い分けにも触れるので、ぜひ参考にしてみてください。
夫・子ども2人の4人暮らし。14年前に一戸建てを購入。既製品の家具のやデザインに飽きて、試しに収納家具を作ってみたことからDIYに目覚める。独学で家具などの木工小物作りやガーデニングなどセルフリノベーションをしながらそのときどきのライフスタイルに合わせて家族の居心地のよい家作りをしている。DIY記事執筆や監修、ハンドメイドイベントなどに出店。Instagramにてインテリアや木工作品など紹介しています。
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
塗装刷毛とは、その名のとおり塗料やニスを塗るための刷毛のこと。木やプラスチックの柄に柔らかい毛が取りつけられたもので、柄の形状や毛の長さなどの違いによって多くの種類に分けられます。使用する塗料や塗装する場所の材質・状態などに応じて、適した仕様の刷毛を選択することが大切です。
塗装に刷毛を使うメリットは、狭い場所への塗装や細かい塗装作業がしやすい点。木製家具の柱や窓枠などの細い部分、車・バイクのホイールのように凹凸がある部分にも、細い刷毛を使えばしっかり塗装できます。反対に大きめの刷毛があれば、ある程度広い場所にも効率的に塗装可能です。
一方、床や壁などのフラットかつ広い範囲への塗装には、塗装用ローラーのほうが適任。塗装面の状態によって刷毛とローラーを使い分けられるように準備しておくと、幅広いシーンできれいに塗装を仕上げられるでしょう。
塗装刷毛を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
塗装刷毛は塗料に適したものを選ぶ必要があります。水性・油性塗料用やニス用、汎用性の高い万能タイプなど、それぞれ確認しておきましょう。
一般的な塗料は水性と油性に分類されますが、刷毛にも水性専用・油性専用品があります。それぞれの塗料に適した毛材を採用しているので、使う塗料に合わせて刷毛を選びましょう。
水性専用の刷毛は化学繊維の合成毛を採用しており、毛当たりの柔らかさと毛丈の均一さが特徴。ナイロンをはじめとする化学繊維の毛は塗料離れがよく、水性塗料の塗装に適しています。
一方、油性専用の刷毛では獣毛を採用。豚毛・馬毛・山羊毛が一般的で、茶色・黒色の見た目をしています。化学繊維と比べて獣毛は毛が硬くコシがあり、粘り気のある油性塗料をスムーズに塗装可能。金属製品の凹凸に耐える耐久性も魅力です。
ニスを塗るために使うなら、ニス用刷毛をチョイス。ニスは薄くのばすように塗るため、ニス用刷毛は毛が短めです。また毛先が細かく、刷毛跡が残りにくい点も特徴といえます。
なお、ニス用刷毛にも水性用と油性用があり、水性ニスならナイロン製の毛、油性ニスなら山羊毛のものがベター。塗料と同様に化学繊維・獣毛を選び分ければ、作業をスムーズに進めてきれいに仕上げられます。
いろいろな塗料に使える汎用性の高い刷毛がほしいなら、万能刷毛に注目。コシのある天然毛と柔らかい合成毛とを組み合わせた混毛を採用したものが多く、水性・油性の両方の塗料に対応できます。
ただし、同時に水性塗料と油性塗料に使うのは避けましょう。水性と油性の塗料が混ざると、固まらなくなったり耐久性が落ちたりするリスクがあります。塗り分けるときは別の刷毛を使うか、前の塗料をしっかり落としてから使いましょう。
刷毛の形状には、筋交い・平・寸胴の3つのタイプがあります。塗装する場所や塗料の特徴に合わせて、適した形状を選びましょう。
狭い場所や凹凸のある場所への塗装には、筋交い(すじかい)刷毛がおすすめ。筋交い刷毛は毛の向きに対して柄が斜めに設計されており、柄を立てなくても毛先を塗装面に当てやすいのが特徴です。家具の角や窓枠、凹凸のある車やバイクのホイールなどの塗装には、筋交い刷毛を使うとよいでしょう。
一方で広範囲の塗装には、筋交い刷毛よりも平刷毛のほうが使いやすいこともあります。床・壁・天井のような面積のある場所を対象とする場合は、次の平刷毛をチェックしてみてください。
広い面を塗っていくには、平タイプの刷毛が適しています。ベタバケとも呼ばれ、幅広な特徴を活かして広範囲を効率的に塗れるのがポイント。床・壁・天井に加え、車やバイクの下回りなど塗る面積が広い場合は、平刷毛を選んでください。
一方、細かい箇所の塗装には不向き。いろいろな場所に塗装する作業があるなら、平刷毛と筋交い刷毛の両方を準備しておくと効率的に作業できるでしょう。
高粘度の塗料をスムーズに塗りたいなら寸胴刷毛をチェック。厚みのある平タイプのような形状で、毛量が多いのが特徴です。一度に多くの塗料を含み、コシの強い毛材部分が粘度の高い塗料もスムーズに広げます。寸胴刷毛を選ぶときは、幅だけでなく厚み(玉厚)にも注目して選びましょう。
ただし、現在は寸胴刷毛の代わりに別の刷毛やローラーを使う人が多め。あまり一般的ではなくなってきたため、商品数が少ない点は覚えておきましょう。
細かい溝などををきれいに塗りたいなら隅切り用を選びましょう。隅切りとは、狭所の隅をきれいに塗り分ける工程を指す塗装用語のこと。8号や10号の仕上げ用刷毛が一般的で、小さいものでは5号も用いられます。溝など塗装する面の細かさでサイズを決めてください。
入隅・出隅をきれいに塗るなら、ダメ込み用刷毛をチョイス。壁同士の境界や段差によってできる凹みを入隅、逆に凸の部分を出隅と呼びます。広い面をローラーで塗装し、残った細やかな部分をダメ込み用刷毛で仕上げるのが一般的です。5~20号と幅広いサイズがあるので作業に応じて選びましょう。
作業する場所の大きさや細かさに合わせて、刷毛のサイズを決めましょう。刷毛のサイズは柄の横幅で表現されるケースが多く、単位はmmや号が用いられます。号表示では関東・関西で少しサイズが異なる場合もありますが、最近では関東の基準に統一されつつあることを覚えておきましょう。
よく使う刷毛のサイズは、30mm・55mm・70mmあたり。号表示では10号・20号・25号のものが該当します。刷毛は大きければよいわけではなく、細かい場所には小さめの刷毛がベター。作業をイメージしながら、いくつかのサイズをそろえておくとよいでしょう。便利なセット品もあるので、チェックしてみてください。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||||
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形状 | タイプ | 毛材 | サイズ | 本数 | 種類 | |||||
1 | ハンディ・クラウン 多用途用刷毛 化繊タイプ | ![]() | 便利な万能タイプの3サイズセット。 | 筋交いタイプ | 万能刷毛 | 化繊100% | 30mm、50mm、70mm(3本セット) | 3本 | ハケ | |
2 | ハンディ・クラウン 大塚刷毛|ラスター刷毛 #356 | ![]() | 強いコシが自慢の特殊加工豚毛仕様 | 平タイプ | 不明 | 豚毛 | 1インチ | 1本 | ハケ | |
3 | ハンディ・クラウン ホビーペイント|1184180010 | ![]() | 塗装から接着剤・FRPの塗布まで対応可能 | 平タイプ | 不明 | 豚毛 | 1インチ | 1本 | ハケ | |
4 | 河合刷毛ブラシ工業 ハケ市 白毛筋違サクラメジタン|176605 | ![]() | 塗装作業の効率アップに!含みがよい柔らかなヤギ毛を使用 | 筋交いタイプ | 油性 | ヤギ毛 | 15mm | 10本 | ハケ | |
5 | ハンディ・クラウン なめらか工作用刷毛|SS-10 | ![]() | 毛材には毛が固まりにくい化学繊維を使用 | 平タイプ | 不明 | PBT | 10mm、15mm、24mm、30mm | 1本 | ハケ | |
6 | 大塚刷毛製造 速乾水性ニス用刷毛 | ![]() | 速乾水性ニスでも刷毛目を立てずに仕上げやすい | 筋交いタイプ | 水性 | 山羊毛 | 20号 | 1本 | ハケ | |
7 | 高翔産業 TSシリーズ TS チャンピオン刷毛|240-12 | ![]() | やわらかく塗料の含みが良好。繊細な作業に役立つ | 平 | 不明 | 羊毛 | 全長:25mm | 1本 | ハケ | |
8 | アサヒペン お得用多用途用ハケ|OT-3P | ![]() | 水性・油性両用のサイズ違いのお得なセット | 筋交いタイプ | 万能刷毛 | 山羊毛、化学繊維 | 30mm、50mm、70mm(3本セット) | 3本 | ハケ | |
9 | Morydovs ペイント刷毛 木製ハンドル 水性・油性塗料兼用 | ![]() | 楽に扱える優れた感触が特徴。水性・油性を兼用できる | 平 | 万能刷毛 | 化学繊維 | 12×1.2/13×1.5/14×2.0/15×2.5/15×3.0/15×4.0/15×4.5/16×5.0/15×5.5cm | 9本 | ハケ | |
10 | 大塚刷毛製造 大塚刷毛|彩光 | ![]() | 耐久性のある山羊尾を使用した、合成樹脂塗料用刷毛 | 筋違 | 合成樹脂塗料用 | ヤギ毛 | 40mm | 1本 | ハケ |
刷毛で塗装する場合、毛材の生え際を塗面に平行に当てて塗るのがきれいに仕上げるコツ。刷毛は親指と人差し指で挟み、ペンを握るように固定しましょう。毛先に近い位置ではなく、少し高めの位置を持つと作業がスムーズにできます。
刷毛塗りは事前準備も重要。塗装中に後れ毛が離れてしまうときれいに仕上がりません。購入直後の刷毛はそのまま使わず、しっかりほぐしてから使いましょう。試し塗りで適切な塗料の量を把握しつつ、後れ毛を事前に取り除いておくとベターです。また、塗装面の汚れをあらかじめ取り除いておくと、ムラを軽減できます。
刷毛目の消し方は、サンドペーパーで磨いて再度塗り直す方法がおすすめ。刷毛塗りは塗膜を均一にするのが難しいため、最初はきれいに仕上げられない場合もあるでしょう。あまり気にせずに、塗り直しながらきれいに仕上げてください。
使用後の刷毛洗いは、まず刷毛に残った塗料の除去から始めます。新聞紙などの上でヘラを使い、塗料を絞り出してください。そのあと水性塗料は水洗い、溶剤塗料は専用うすめ液・中性洗剤・水の順で刷毛を洗浄し、ウエス(汚れを拭き取るために使用する布)で水分を取り除きます。
洗浄時に使うヘラは、柔らかい材質のものにしてください。ステンレスなど金属製のヘラは硬く鋭いので、当てたときに毛を切断してしまうことも。木・ゴム・プラスチックなどのヘラを使うと、強めの力を掛けても毛の負担になりにくいでしょう。
乾燥は風通しのよい場所で行い、毛材の劣化を避けるために直射日光を避けてください。保存するときは、毛先を上向きにすることが重要。下向きにしていると、根本に残った塗料が毛先まで下りて全体が固まってしまうこともあります。また、使用頻度によっては刷毛入れを用意するのも効果的です。
刷毛が固まってしまった場合、うすめ液などに漬けておくと改善します。固まり具合によっては元の毛質には戻らない点、長時間漬けると毛を傷めてしまうリスクが高い点には要注意。買い替えたほうがよいケースもあるため、あくまで手段のひとつとして覚えておいてください。
塗装に欠かせない塗料・ニスにもこだわってみましょう。種類が多いので、理想の仕上がりが目指せるぴったりなものを探してみてください。以下のコンテンツでご紹介していますので、ぜひチェックしましょう。
1位: ハンディ・クラウン|多用途用刷毛 化繊タイプ
2位: ハンディ・クラウン|大塚刷毛|ラスター刷毛 #356
3位: ハンディ・クラウン|ホビーペイント|1184180010
4位: 河合刷毛ブラシ工業|ハケ市 白毛筋違サクラメジタン|176605
5位: ハンディ・クラウン|なめらか工作用刷毛|SS-10
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