ニットやセーターなどを平らに置いて干す、平干しネット。デリケートな衣類の型崩れを防ぎながら乾かせるのはもちろん、靴下や下着といった小物類を並べて干したり、まくら・クッション・ぬいぐるみを天日干ししたりと、幅広い用途で役立ちます。しかし、いざ選ぼうとすると似た形状の商品が多く、なかには「耐久性が気になる」「たたみ方が難しい」などの口コミもあるため、どれがよいのか迷う人も多いのではないでしょうか。
今回は、失敗しない平干しネットの選び方を、クリーニング店の運営に携わりながら、雑誌やWebメディアで「洗濯ハカセ」としても活躍中の神崎健輔さんが解説。さらに、おすすめの平干しネットをAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの売れ筋から人気ランキング形式でご紹介します。機能や価格を比較してみて、ぜひ購入の際の参考にしてください!
有限会社白洋社(白洋社クリーニング) 部長 株式会社クラスタス CTO 実家の老舗クリーニング店では現在部長を務め、IT会社のCTO(最高技術責任者)の顔も持つ。宅配クリーニングサービス「Nexcy(ネクシー)」を開発し、全国から集配可能なクリーニング店の運営も行う。 「洗濯ハカセ」として雑誌やFacebook・ twitter・instagram等のSNSなどで家庭向けの洗濯のアドバイスを行い、勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。
専門家は選び方について監修しています。ランキングに掲載している商品は専門家が選定したものではなく、mybestが独自に集計・ランキング付けしたものです。
ニットなどの型崩れしやすい衣類を干すときは、平干しネットがあると便利です。また、ニット類を干す以外にも、小物類をピンチハンガーに干す手間を省きたいときや、まくらやクッションを天日干ししたいときなど、ひとつ持っておくとさまざまな用途で役立ちます。
ニットやセーターを干すときの型崩れを防ぐためにも、持っておきたいアイテムです。
平干しネットは、ニットを頻繁に洗う家庭はもちろん、型崩れを防ぎながら干したい人はぜひ持っておきたいアイテム。ニットの干し方として、平干しは理想的な方法です。干し方によってはニットが伸びてしまう可能性があるため、衣類を守るという意味でも平干しネットを使ったほうがよいでしょう。
一方で、干すスペースが足りないときは、ピンチハンガーを利用して平干しするのもありです。吊り下げた状態のピンチハンガーは上部が平面になるため、そこに衣類を平干し可能。ただし、ピンチに干したほかの衣類の乾きが悪くなるほか、ピンチハンガー1台につき1枚しか平干しできないというデメリットがあります。
下着や靴下などを置いて並べるだけで、手軽に洗濯物を干せますよ。
平干しネットは、ニットやセーターだけでなく、下着や靴下などの小物類を手早く干したいときにも便利です。並べるだけで干せるため、ピンチに挟む手間を省きたい人や、干す時間を短縮したい忙しい人にぴったり。ほかにも、まくら・クッション・ぬいぐるみといった、ピンチハンガーなどでは干しづらいものを天日干しするときにも活躍します。
ただし、濡れているものを乾かす場合は、ピンチハンガーに干したほうがよく乾く点に注意しましょう。平干しネットは置くだけで干せる便利なアイテムですが、靴下などの小物類を濡れた状態から乾かすのは、手軽さを優先したい人向けの使い方です。
使い方はもちろん自由なのですが、耐荷重以上に載せると破損することもあるので、ネットに置きすぎないよう注意してください。ただし、耐荷重を超えているかどうかの判断は難しいもの。水を吸収した衣類は重くなっているため、想定より1〜2枚減らすとよいでしょう。
平干しネットを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
省スペースで乾きやすい点が魅力。2段・3段と段数のあるものなら、セーターをまとめて洗うときも助かります。
どんな人にもおすすめなのが、省スペースで効率的に干せる吊り下げタイプ。吊り下げることで高さが出るため、低い場所に設置する据え置きタイプよりも乾きやすい点がメリットです。
外干しで乾き切らなかったときも、吊り下げタイプなら場所を取らずに部屋干しできるから便利。サーキュレーターや扇風機で風を送れば、より乾きやすい環境をつくれます。
大きめの衣類をゆったりと干したいときには、置いて使うタイプの平干しネットがあると便利です。脚があるものやネットだけのものなど、形状はさまざま。アーチ状の商品もあるので、用途に合わせて選びましょう。
大きめサイズなら、ニットワンピースなどもゆとりをもって干せるでしょう。
広々と干したい人には、据え置きタイプが向いています。ゆったりと干せるため、大きなものを重ねずに干したい人にもぴったり。ただし、比較的大きいサイズの商品が多く、設置する際には広いスペースが必要です。
据え置きタイプは、大きく分けて脚つきとネットのみの2種類。脚つきなら室内はもちろん外干しでも使いやすく、靴を洗って乾かすときにも活躍します。据え置きタイプは浴室だけでなくリビングなどでも使えますが、ネットのみだと何かに乗せる必要があるので、使用シーンが限られる点に注意してくださいね。
据え置きタイプは浴室で使うことも多いアイテムですが、浴室は湿気がたまりやすいため、そのままだと洗濯物が乾きにくいのがネックです。
浴槽に設置する場合は、しっかり水気をきってから干すのがポイント。浴室乾燥機などを併用するのもおすすめです。
風の通りがよく、低い位置に置いても乾きやすい形状です。
据え置きタイプのなかでも通気性のよいものがほしいなら、アーチ状のネットを候補に入れてみましょう。空間が生まれることで風がしっかりと通るため、平らな形状に比べて通気性が高く乾きやすい点が魅力です。また、脚がない分コンパクトに収納できます。
据え置きタイプを室内で使うときは、サーキュレーターなどで風を送り込み、乾きをよくするのもおすすめの方法です。低い位置に設置する据え置きタイプは、高い位置に設置する吊り下げタイプと比較すると乾きにくいのが難点。できるだけ風通しをよくすると、乾きやすさがアップします。
下着を隠しながら、風による吹き飛びも防止できて一石二鳥です!
人目が気になる下着類を干したい場合は、ファスナーで開閉するラウンドガードつきが活躍。周りをネットでカバーしてあるので中が見えにくく、下着を隠しながら干せて便利です。ネットの周囲だけをガードで覆ったものもありますが、ファスナーを開け閉めするタイプなら、風による吹き飛び防止にもなり一石二鳥です。
さらに、ラウンドガードに柄や模様が入ったものを選べば、目隠し効果がアップします。ガードの網目は粗いほうが通気性がよいため、色柄入りのなかでも目が粗いものを選ぶとよいでしょう。
密集を避け、間隔を空けて干せるように、広い面積のネットを用意しましょう。
日常的にたくさん干したい人は、想定より大きめのものを選ぶのがポイント。とくに、下着や靴下といった小物を並べて干す場合や、ぬいぐるみなどを天日干しする場合は、ネット上に干すものが密集しやすくなります。洗濯物同士の感覚は拳1個分ほど空いているのが理想なので、思っているよりも面積が広いものを選ぶのがベターです。
余裕をもって干したいのであれば、2個使って干すのもおすすめです。1つは目隠し可能なガードつきで下着類を、もう1つめはガードのないものを選んでニットを干すなど、用途によって2つのネットを使い分けるのもよいでしょう。
使用頻度が低い場合は、プチプラ品を存分に活用するのもひとつの方法です。
平干しネットは消耗品のため、買い替え前提でセリアやキャンドゥといった100均商品を選ぶのもひとつの手です。昨今では100均でも使い勝手がよい商品が増えており、お気に入りに出会える可能性もあります。とくにはじめて購入する場合、まずはお試しで100円の商品を使ってみてもよいでしょう。
一方で、長く使いたい人や毎日使い込みたい人は、吊り下げ部分の本数と幅を確認してください。紐の本数は基本的に4本以上あり、本数が多くなれば耐荷重量もアップします。紐の本数は5本以上、そして幅の太いものであれば、より長持ちする可能性が高いでしょう。
専門家は選び方について監修しています。ランキングに掲載している商品は専門家が選定したものではなく、mybestが独自に集計・ランキング付けしたものです。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||||
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タイプ | ネットの段数 | 吹き飛び防止の工夫 | 使用時幅 | 使用時奥行 | 使用時高さ | |||||
1 | KAKETE 物干しネット | ![]() | あらゆる洗濯物に対応のワイド仕様。防風バンドで衣類が飛ばない | 吊り下げタイプ | 3段 | バンド | 約77cm | 約61cm | 約78cm | |
2 | アストロ 平干しネット 1段|821-28 | ![]() | 風飛び防止のロック機能つき | 吊り下げタイプ | 1段 | ◯(ラウンドガード) | 全体:約直径48cm | 全体:約直径48cm | 全体:約高さ55cm/ネット部分:高さ11cm | |
2 | アストロ 平干しネット 2段 | ![]() | メッシュ素材で通気性良好。デリケートな衣類用に | 吊り下げタイプ | 2段 | 不明 | 78cm | 61cm | 65cm | |
2 | アストロ 平干しネット 下段ファスナー式 2段|730-21 | ![]() | 衣類からインテリアアイテムまで、種類を問わず干せる2段式 | 吊り下げタイプ | 2段 | ◯(ファスナー開閉式ラウンドガード) | 約直径61cm | 約直径61cm | 約高さ70cm/上段:高さ10cm/下段:高さ21cm | |
5 | ワークブーツ 平干しネット | ![]() | 型崩れしやすい衣類を広げて干せる。転落防止バンドつき | 吊り下げタイプ | 3段 | バンド | 約78cm | 約61cm | 約77cm | |
6 | Tongwey 物干しネット | ![]() | 1回でたくさんの洗濯物が干せる。衣類変形防止 | 吊り下げタイプ | 3段 | ラウンドガード | 70cm | 50cm | 104cm(1段:22cm) | |
7 | Plus One 平干しネット | ![]() | 落下を防ぐフックが付いた、通気性に優れるメッシュネット | 吊り下げタイプ | 1段 | バンド、ラウンドガード | 60cm | 40cm | 53cm(バンド含む)、1段当たりの高さ:15cm | |
8 | wetimes 平干しネット | ![]() | 型崩れを防ぐ平干しタイプ。防風フックつき | 吊り下げタイプ | 2段 | ラウンドガード、防風フック | 60cm | 40cm | 82cm(44cm+38cm) | |
9 | ダイヤ FLaundry|平干しネット お風呂用 | ![]() | 型崩れの気になるおしゃれ着をやさしく陰干し | 据え置きタイプ | 不明 | 75cm | 60cm | 不明 | ||
10 | RemarksJapan 平干しネット ハンガータイプ 3段 | ![]() | 型崩れ対策に◎未使用時はコンパクトに折畳み可能 | 吊り下げタイプ | 3段 | バンド | 76cm | 62cm | 75cm |
セーター・下着・靴下・枕・帽子・クッション・ぬいぐるみなどを、サッと置いてすぐ干せる2段式。通気性のよいメッシュ素材でできており、デリケートな衣類を干すのに役立ちます。フック部分が360度回転式&風飛び防止のロック機能付きで使いやすく、下部には収納ゴムバンドもついていますよ。
タイプ | 吊り下げタイプ |
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ネットの段数 | 2段 |
吹き飛び防止の工夫 | ◯(ファスナー開閉式ラウンドガード) |
使用時幅 | 約直径61cm |
使用時奥行 | 約直径61cm |
使用時高さ | 約高さ70cm/上段:高さ10cm/下段:高さ21cm |
型崩れやすいセーターやニット・ぬいぐるみなどを平干しすることができる平干しネットです。平らに置くことで、重力を感じさせることなく干せるので、伸びたり型崩れしたりハンガーの跡を残したりしません。風で飛ぶことがないよう、改良されたフックと滑り止めがついているのもうれしいですね。
タイプ | 吊り下げタイプ |
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ネットの段数 | 1段 |
吹き飛び防止の工夫 | バンド |
使用時幅 | 約78cm |
使用時奥行 | 約61cm |
使用時高さ | 約45cm |
ローズレッドの平干し洗濯ネット2個セットです。使わないときは、折りたたんでコンパクトに収納できて持ち運びやすいので、旅行・出張のときにも便利。スポンジパフ・化粧ブラシ・靴下・ヘアゴムなど小物の乾燥におすすめで、 防風フックとロック機能によって物干しをしっかりと留めることができますよ。
タイプ | 吊り下げタイプ |
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ネットの段数 | 1段 |
吹き飛び防止の工夫 | 不明 |
使用時幅 | 20cm(直径) |
使用時奥行 | 20cm(直径) |
使用時高さ | 縁高12cm(紐部分まで含むと30cm) |
型崩れしやすい衣類やかさばる小物類をまとめて収できる、3段タイプの平干しネットです。360度回転のフックデザインで、物干し竿にかけやすく、風に強いロック機能がついています。また、六角形の細かいメッシュ素材で作られており、優れた通気性と速乾性が備わっていますよ。
タイプ | 吊り下げタイプ |
---|---|
ネットの段数 | 3段 |
吹き飛び防止の工夫 | バンド |
使用時幅 | 約78cm |
使用時奥行 | 約61cm |
使用時高さ | 約77cm(バンド含む)、1段あたりの高さ:約17cm |
裏返しや脱水時間の追加で、乾きやすさをアップしましょう。
乾きムラができる場合は、干したあとに一度裏返しておくなどひと工夫するとよいでしょう。平干しネットと接している衣類の裏面や、生地が重なっている部分などは、1日で乾ききらないこともあります。気がついたときに裏返したり、重なっている部分をずらしたりするのが、乾きムラを避けるためのコツです。
乾きやすさをアップするため、生地によっては脱水時間を長くしてみるのもあり。デリケートな衣類を洗濯する際は脱水時間が1分程度と短く、衣類がより乾きにくくなります。アクリルのような化学繊維のセーターなら縮むことが少ないので、脱水時間を1〜2分追加しても問題ありません。
ただし、ウールのような天然繊維は、脱水時にも縮ませる要因が潜んでいる場合があります。縮んでしまうリスクを避けるため、脱水時間は短めの1分程度にとどめてください。
ニットを干す際は、濡れているうちに型崩れを直しておくことも大切です。ニットが縮むのは、毛が絡まり収縮を引き起こしやすくなっているケースがほとんど。洗濯機を使って洗うと、洗いや脱水によって型崩れしていることが多いため、形や大きさを整えてから干してくださいね。
たたむのが難しい人は薄くして収納するか、スペースがあるならそのままでもOKです。
吊り下げタイプの収納方法でよく見られる8の字たたみは、慣れないうちは難易度が高めのたたみ方。使うたびに8の字にたたむのは難しいという人は、薄い状態にして収納すればOKです。ムリしてたたまなくても邪魔になることはなく、コンパクトに収納できます。
もし、スペースが許すのであれば、吊り下げたままでも問題ありません。自宅の環境や生活スタイルに合わせて、快適に使える方法を選びましょう。
平干しネットを室内で使うなら、物干しスタンドと組み合わせるのもよい方法です。以下のコンテンツを参考に、干したいものの種類に合わせて、ぴったりの物干しを選びましょう。
1位: KAKETE|物干しネット
2位: アストロ|平干しネット 1段|821-28
2位: アストロ|平干しネット 2段
2位: アストロ|平干しネット 下段ファスナー式 2段|730-21
5位: ワークブーツ|平干しネット
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