カップ型マスクのおすすめ人気ランキング【2025年】

固体の粒子を防ぎたいなら、DS1～3を選びましょう。こちらの規格は、エアロゾルが発生する恐れのある、医療機関でも推奨される規格です。粉塵が発生する作業を行う場合にもおすすめ。

アルファベットにはそれぞれ意味があり、Dは「Disposable」の頭文字で、使い捨て式であることを表しています。Sは「Solid」の頭文字で、固体粒子を防げることを意味しています。

液体粒子は防げないので、オイルミストが発生する場所などでは、後述の「DL」規格を選んでください。

アルファベットの後ろの数字にも注目。数字が大きいほど細かい粒子を多く捕えられますが、その分呼吸がしにくくなります。性能の高さをとるか、呼吸のしやすさをとるかは、使うシーンよって選び分けましょう。

液体の粒子を防ぎたいなら、DL1〜DL3がおすすめ。Lは液体を意味する「Liquid」を表わし、オイルミスト（油煙）が発生する環境での作業に向いています。固体粒子も防げるので、液体粒子・固体粒子両方の発生が考えられる場合は、こちらを選ぶのがベターでしょう。

数字が大きくなるほど性能が高くなりますが、こちらもその分呼吸がしにくくなるので、用途や着用する時間によって区分を選んでください。

ウイルス対策のために使いたい人は、N95をチェック。粉塵をはじめ、くしゃみや咳などによる5μm以下の空気感染源を捕集し、体内への侵入を防ぐことも可能です。性能がD2規格に相当することから、医療機関での使用も推奨されています。プロの現場でも使用される、高性能な点が魅力。

NIOSH（ナイオッシュ/米国労働安全衛生研究所）の規格に合格しており、Nは 「Not resistant to oil」、つまり耐油性がないことを意味し「95」は試験粒子を95％以上捕集することを示しています。

N95マスクを選ぶときは必ず、「NIOSH認証品」と表記されたものを選んでください。なかには認証を受けていないものもあるため、購入前にしっかりチェックしてくださいね。液体の侵入を防ぎたい場合は、液体防護性のある商品を選びましょう。

暑い場所でマスクをつけたまま作業をするときは、排気のついたタイプがうってつけ。マスクの内側の熱を逃し、ムレや息苦しさ軽減します。作業時に保護めがねが曇ってしまう人にもおすすめですよ。

排気弁のないタイプに比べて見た目がゴツゴツしていますが、実用性・快適さを重視する人はぜひ手にとってみてください。少しでもスマートに着用したいなら、マスクと排気弁と色が同じものを選ぶとよいですよ。

人の多い場所につけて行くときや、ウイルス対策のために使うマスクを探しているなら、排気弁のついていない商品を選びましょう。マスク内の呼気が排気弁から外に漏れ出すことがなく、フィルターを通して排気されるのがメリットです。

もしも自分が感染していた場合、排気弁がついたものでは、ウイルス粒子を排出して周りの人を感染させてしまう恐れもあります。ウイルス飛沫対策などに使うなら他人にも配慮し、排気弁なしのカップ型マスクを選んでくださいね。

マスクのひもは大きく分けて、オーバーヘッドと耳にかけるタイプがあります。微粒子の吸入をしっかり防ぎたいなら、オーバーヘッドタイプを選びましょう。

ひもは1本より、2本ついているものがおすすめです。頭頂部と首の後ろの2点で固定できるため、より強い力でマスクを顔に密着させることができますよ。少しでも空気の漏れを防ぎたいなら。ぜひ注目してください。

耳にかけるタイプは、髪に跡をつけたくない人や、気軽につけ外しできるものを探している人にぴったり。ただし密着度は落ちるため、高い防塵性能を求めるならオーバーヘッドタイプを選んでください。軽作業や花粉対策に使うなら、耳掛けタイプでも十分効果を発揮するでしょう。

どちらのタイプも、サイズ調節できるかどうか慎重に確認してくださいね。カップ型マスクの効果を十分に発揮させるためには、顔にフィットさせることが最も大切です。

鼻にしっかり密着させたいなら、ノーズピースに注目してください。鼻の形にあわせて曲げることで、フィット感をアップさせるパーツです。漏れ込みを減らし、有害な物質の吸入を防ぐことが可能です。メーカーによっては、ノーズクリップと呼ばれています。

ノーズパッドがついているかも確認しましょう。マスクと鼻の隙間を最小に調整でき、メガネやゴーグルを曇りにくくするメリットもあります。後付けも可能なので、気に入ったマスクにノーズパッドがついていないときは、購入を検討するとよいでしょう。