TCL　JAPAN　ELECTRONICS 4K液晶テレビ 50C635を検証レビュー！50インチテレビの選び方も紹介

2017年に日本市場を開拓した中国の大手電機メーカーTCLの「4K液晶テレビ 50C635」。従来よりも再現できる色の幅が広がる量子ドット層を液晶ディスプレイに採用。エンジンには「Algo エンジン」を搭載しています。

画質は明るさでメリハリがついている点はよかったものの、ノイズが出やすく解像感が落ちて見えることも。地デジや4K放送は2mほど距離をとって見れば問題ありませんが、近付くと顔が崩れて見えてしまったり、ぼやけてしまったりするのが気になる点。視野角は広く斜めから見ても色変化が少ないうえ、映り込みも目立ちませんでした。

音質の評価は良好で、シンプルなスピーカーながら音に厚みがあり聞き取りやすく、低音の厚みによる迫力は十分です。画面の横に広がっていく立体感もありました。

Google TVを搭載しているため、対応サービスも十分で使いやすく感じました。また、音声検索や作品の一括検索ができ非常に便利ですが、リモコンにAmazon Prime Videoのボタンがないのが不便に感じるでしょう。

2番組同時録画はできず、音声付き倍速再生には非対応。自動で低遅延に切り替わるゲームモードがあるものの60Hzまでの対応であるため、動きの激しいゲームをPS5でプレイする際にはなめらかさが足りなく感じるでしょう。

動作速度の検証では、アプリの起動が約5.5秒でやや遅かったものの、頻繁につけたり消したりしなければ気にならないレベルでした。