




高画質と迫力あるサウンドが売りの65インチテレビ、パナソニック VIERA 4K有機ELテレビ TV-65Z90A。ネット上では「映像がとてもきれい」と評判です。一方で、「操作のレスポンスが遅い」という口コミも存在するため、購入するか迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の65インチテレビとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、65インチテレビ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年10月までの情報です
目次
パナソニック VIERA 4K有機ELテレビ TV-65Z90Aは、地デジ・ネット動画を高精細な映像で楽しみたい人におすすめです。実際にネット動画を視聴したところ、細部までリアルな質感表現が印象的。モニターからも「肌の質感やシワまで鮮明」「舞い上がる粉塵も捉えられるほど」と満足する声が相次ぎました。比較したほかの商品で気になった黒潰れもなく、メリハリのある色彩も堪能できますよ。
地デジのワイドショーでも、自然な発色や細かな描写がモニターから好印象。人の肌やスタジオのセットの色味・陰影の表現力が高く、肉眼で見ているような臨場感がありました。サッカーの試合でも選手やボールの激しい動きに残像感は少なく、モニターからは「背番号やボールを目で追いやすい」との声も。ユニフォームや芝の色合いも自然でした。
テレビのスピーカーとしては音質も高水準です。会話がクリアに聞き取りやすく、ライブ映像でもボーカルの歌声が伸びやかに響きました。映画内でも音の移動感がしっかりと伝わり、モニターからは「機体が目の前を飛んでいるかのよう」と絶賛する声も。楽器の音の分離感・低音の迫力はあと一歩でしたが、幅広いコンテンツを豊かなサウンドで楽しめますよ。
視野角が広く、斜めから見たときに画質が落ちにくいのもメリット。大人数でテレビを囲んでも、端の人まできれいに見えるでしょう。「操作のレスポンスが遅い」との口コミに反し、動作もスピーディ。本体は4.07秒・YouTubeはわずか1.92秒で立ち上がりました。比較した多くの商品でYouTubeの起動に2~3秒以上かかっていたなか、タイムラグは気になりにくいといえます。
一方、色域の広さや白輝度のスコアが伸び悩み、映画の再現性はいまひとつ。比較したほとんどの商品と同様に、制作者の意図した映像を再現するには物足りない性能です。とはいえ、色の正確さに優れており、日常使いには十分。美しい映像とクリアな音質で地デジやネット動画を楽しみたい人は、ぜひ検討してくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
パナソニックは、大阪に本社を構える大手電機メーカー。4K液晶・有機ELテレビの「ビエラ」シリーズでは、スタンダード・ハイグレード・プレミアムモデルまで幅広いスペックの商品をラインナップしています。
今回ご紹介する4K有機ELテレビ TV-65Z90Aは、高輝度なディスプレイと臨場感のあるサウンドを売りにしたハイグレードモデル。AI技術を搭載したエンジンで画質を最適化し、「ビエラ史上最高の映像体験が堪能できる」と謳っています。
大迫力サウンドを生み出す独自の「360立体音響サウンドシステム」や、立体音響技術「ドルビーアトモス」に対応。テレビ本体のスピーカーだけで、映画館のような立体音響を楽しめる設計です。セリフやBGM・足音が強調されるゲーム向けの音声モード(RPG・FPSの2種類)も備わっており、ゲームを大画面で楽しみたい人にもよいでしょう。
Fire TVを内蔵しているため、ネットワークにつなげばネット動画を視聴できます。4K動画にも対応し、きれいな映像で動画を楽しめるのもポイント。アプリストアではネット動画・音楽配信・ゲームなど多彩なアプリをインストールでき、話題のコンテンツを楽しめます。
付属のリモコンにはショートカットボタンがついており、YouTube・Amazon Prime Video・Netflixなどの主要な動画配信サービスにはワンプッシュでアクセス可能。リモコンのAlexaボタンを押して話しかけるだけで、テレビの操作はもちろん、エアコンや照明など対応のスマートホーム家電も操作できますよ。
Apple AirPlay 2やミラーリング機能も搭載しており、iOS・Androidともにスマホの画面を映し出せるのも魅力。Zoomアプリにも対応しているので、別売りのWebカメラを接続すれば大画面でのオンライン会議も可能です。離れて暮らす家族や友人とのリモート通話にも活躍するでしょう。
今回はパナソニック VIERA 4K有機ELテレビ TV-65Z90Aを含む、人気の65インチテレビを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気の65インチテレビを比較検証したところ、パナソニック VIERA 4K有機ELテレビ TV-65Z90Aには6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
ネット配信の映画を再生したところ、色彩豊かで細部までリアルな映像を楽しめました。圧縮によるノイズを軽減する「ネット動画ノイズリダクション」を搭載しているためか、解像感の高さは非常に優秀。視聴したモニターからも「肌の質感やシワまで鮮明」「舞い上がる粉塵も捉えられるほど」と絶賛する声があがっています。
コントラストがしっかり効いており、映像のメリハリも申し分ありません。比較したなかには暗いシーンで黒潰れが気になった商品もあったのに対し、こちらは深みのある黒が一層リアリティさを引き立てています。迫力のある映像を堪能できるので、ネット動画を視聴することが多い人におすすめですよ。
コメントは一部抜粋
地デジのワイドショーでも映像に美しさを感じられました。比較した商品には人物の肌色やスタジオのセットが不自然な色味に映ったものもあったなか、全体的に自然な発色が好印象。モニターからも「ナチュラルな色合いで見やすい」「鮮やかな色味でも派手過ぎず、見ていて疲れない」との声が寄せられています。
精細感も高く、肌の質感や服のシワなどの細かなところまで忠実に再現できていました。テロップにも目立つノイズはなく、白飛びや黒つぶれも気になりません。スタジオのセットにも奥行きや立体感があり、肉眼で見ているような臨場感を味わえますよ。
コメントは一部抜粋
スポーツ番組の画質も良好。地デジでサッカーの試合を視聴したところ、選手やボールの激しい動きをなめらかに捉えられました。比較したほかの商品で気になった残像感は少なく、モニターからも「選手の背番号やボールを目で追いやすい」「リプレイではボールの回転もはっきり見える」と好評です。
発色もよく、ユニフォームの色や芝の青さが自然に再現されていたのも魅力。「もう少しくっきり色味が出てほしい」と感じたモニターもいたものの、違和感を覚えるほどではありません。スタジアムの雰囲気が十分に伝わる映像だったので、スポーツ中継をよく見る人にも満足できるでしょう。
コメントは一部抜粋
映画では、音の移動感やパワフルさを味わえたのがよいところ。モニターからは「ジェット機の轟音がしっかりと効いていた」「機体が目の前を飛んでいるかのようなリアルな音」との声が多数寄せられました。やや迫力が物足りないと感じた人もいましたが、映画鑑賞にも十分活躍するでしょう。
ライブ映像では、低音から高音までバランスのよい音質を楽しめました。楽器の分離感や低音の厚みには欠けるものの、ボーカルの声が伸びやかに響きます。画面サイズ以上の音の広がりとはいかないまでも、テレビのスピーカーとしては十分な性能。さまざまなコンテンツを豊かなサウンドで楽しめるでしょう。
コメントは一部抜粋
視野角の広さは比較したなかでもトップレベルでした。斜め45度から見たときのコントラスト比は10,000:1と非常に高く、斜めから見たときに画質が落ちにくいのがメリット。斜めから見ると画面が白っぽくなりやすい商品もあったのに対し、数人でテレビを囲んだとき、端に座ってもきれいに見えますよ。
「操作のレスポンスが遅い」との口コミに反し、動作速度もスピーディです。実際に操作をすると、本体の起動にかかった時間はわずか4.07秒。全体平均の4.14秒(※2024年11月時点)よりも速く起動でき、待たされる感覚はそれほどないといえます。
YouTubeの起動時間は1.92秒・Netflixの起動時間は2.13秒と、ネット配信サービスにも素早くアクセス可能です。比較した多くの商品でどちらも3秒以上かかっていたなか、タイムラグが気にならず快適に使えるでしょう。
パナソニック VIERA 4K有機ELテレビ TV-65Z90Aにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
映画の再現性の評価は伸び悩みました。映画視聴を想定して画質をチェックしたところ、白輝度は363cd/m2と若干低めな結果に。黒輝度は0cd/m2と階調がはっきり出るレベルでしたが、より高コントラストだった商品に比べてメリハリ感が物足りない可能性があります。
BT.2020の色域カバー率も76.8%とそれほど広くなく、80%以上だった商品に比べると色彩表現に劣るスコアでした。制作者の意図した映像を忠実に再現できるとはいい難いでしょう。
とはいえ、比較したほとんどの商品が同様の結果だったため、本品が特別気になるというわけではありません。色の正確さには秀でていたため、自然な色味で作品の世界に没入したい人は、ぜひ購入を検討してくださいね。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
238,000円
(最安)
販売価格:238,000円
ポイント:0円相当
送料別
239,315円
(+1,315円)
販売価格:241,510円
ポイント:2,195円相当
送料別
239,950円
(+1,950円)
販売価格:239,950円
ポイント:0円相当
送料無料
(3,784件)
248,690円
(+10,690円)
販売価格:248,690円
ポイント:0円相当
送料無料
(8,975件)
249,800円
(+11,800円)
販売価格:249,800円
ポイント:0円相当
送料無料
(10,032件)
249,800円
(+11,800円)
販売価格:249,800円
ポイント:0円相当
送料無料
(40,499件)
252,008円
(+14,008円)
販売価格:254,320円
ポイント:2,312円相当
送料別
259,510円
(+21,510円)
販売価格:259,510円
ポイント:0円相当
送料無料
(668件)
269,800円
(+31,800円)
販売価格:269,800円
ポイント:0円相当
送料別
270,298円
(+32,298円)
販売価格:270,298円
ポイント:0円相当
送料無料
275,600円
(+37,600円)
販売価格:275,600円
ポイント:0円相当
送料別
285,200円
(+47,200円)
販売価格:285,200円
ポイント:0円相当
送料無料
(3,832件)
325,019円
(+87,019円)
販売価格:328,000円
ポイント:2,981円相当
送料別
328,000円
(+90,000円)
販売価格:328,000円
ポイント:0円相当
送料無料
(24,125件)
348,000円
(+110,000円)
販売価格:348,000円
ポイント:0円相当
送料無料
382,515円
(+144,515円)
販売価格:382,515円
ポイント:0円相当
送料無料
486,413円
(+248,413円)
販売価格:490,875円
ポイント:4,462円相当
送料無料
530,634円
(+292,634円)
販売価格:535,502円
ポイント:4,868円相当
送料無料
ここからは、パナソニック VIERA 4K有機ELテレビ TV-65Z90A以外のおすすめ商品をご紹介します。
TVS REGZAのX9900M series 65X9900Mは、映像も音もとにかくハイクオリティな1台がほしい人におすすめです。画質は非常に美しく、どのコンテンツでも鮮やかな発色と高精細な映像を堪能できました。激しい動きにも残像感は一切なく、地上波番組も4Kと感じるほどのなめらかさです。
音質も立体的で、耳の後ろまで回り込んでくるような音の広がりが魅力。人の声が聞き取りやすいうえ、些細な音まで忠実に再現していました。まるで映画のなかに入ったかのような感覚を味わえるので、テレビ用のスピーカーがなくてもおうちでミニシアターを楽しめるでしょう。
パナソニック VIERA 4K有機ELテレビ TV-65Z90Aは、公式サイトのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入可能です。
公式サイトでの価格は376,200円(※2024年11月時点)。取扱店舗によって値段が異なるので、購入前に比較するとよいでしょう。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
Hisenseの「55U8N」は、最新のMini LED技術と量子ドット技術を組み合わせることで、有機ELに迫る高画質を実現した4Kテレビです。「有機ELは価格が高いけれど、高画質なテレビがほしい」という人にとって、注目のモデルといえるでしょう。今回は、55U8Nが持つ映像技術や音響性能につい...
液晶テレビ・有機ELテレビ
寝室や書斎のセカンドテレビや、一人暮らしのメインテレビに最適な32型テレビ。東芝のテレビ事業がハイセンスに買収されたことにより、東芝のREGZAとハイセンス、どちらがいいのかと迷う人もいますよね。今回は、REGZAの「32V35N」とハイセンスの「32A4N」を、画質・音質・使い勝手・コスパと...
液晶テレビ・有機ELテレビ
REGZAのフラッグシップモデルである「Z870N」と「Z870M」は、高画質な映像体験を求めるユーザーに人気の4Kテレビです。しかし、「NとMで何が違うの?」「どちらを選ぶべき?」と、具体的な違いがわからず迷っている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、最新モデルのZ870Nと前モデル...
液晶テレビ・有機ELテレビ
朝のニュース番組や夜のリラックスタイムなど、毎日のように使用するテレビ。視聴できない・音が聞こえないなどのトラブルが起こると不便なので、壊れる前に買い替えたいと考える人もいるでしょう。しかし、テレビの耐用年数がどのくらいなのかわからないという人は多いのではないでしょうか。そこで今回は、液晶テレ...
液晶テレビ・有機ELテレビ
東芝REGZAの4Kテレビ「Z670R」と「Z670N」は、高画質と機能性で人気のモデルです。新しいテレビの購入を検討する際、最新モデルのZ670Rと、価格が魅力的な前モデルZ670Nのどちらを選ぶべきか、迷う人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、REGZA Z670RとZ670Nのスペ...
液晶テレビ・有機ELテレビ