画質と音質を自動調整するAI機能を搭載した40インチテレビ、シャープ AQUOS 4K液晶テレビ4T-C42FL1。ネット上では「画質も音もきれい」と評判です。しかし、「視野角が狭く、45度の角度がつくと白っぽく見える」「低音が弱く感じる」と気になる口コミも見られ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の40インチテレビとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、40インチテレビ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
シャープ AQUOS 4K液晶テレビ4T-C42FL1は、見たいテレビ番組が多い人におすすめです。比較した商品内では珍しく、チューナーを3つ搭載しています。番組を見ながら2番組同時裏録画ができるので、同じ時間帯に見たい番組が被ったときに便利です。早見・追っかけ再生・オートチャプターなど再生機能も充実しています。外付けHDDで録画・再生できるので、レコーダーを接続しなくて済むでしょう。
実際に映画を視聴すると、落ち着いた色合いで輪郭もしっかり表現できていました。素早い動きをなめらかに描写できたので、スポーツも見やすいでしょう。比較したなかにはノイズが気になる商品もあったのに対し、プレイ中の動きがくっきり見えました。地デジでは彩度不足な場面があったものの、見にくい映像ではありません。
音質はよく、男女の声ともにクリアです。音楽リスニング用としても完成度が高く、声や楽器が間近に迫ってくるような勢いがありました。口コミの指摘どおり低音の迫力は控えめではあるものの、音の広がりや響きは十分。比較したなかには音がのっぺりと聞こえた商品もありましたが、本商品は臨場感を味わえるでしょう。
Google TVを搭載し、複数のネット配信サービスを快適に視聴できます。リモコンからワンプッシュでネット配信サービスを起動でき、Androidからのミラーリングも可能です。しかし、iPhoneからのミラーリングはできません。また、視野角は狭く、口コミであったように角度がつくと画面全体が白っぽく見えました。
ECサイトの価格は6万円台(※2025年7月時点)。録画機能やネット機能が充実しており、画質・音質もよいため、テレビを正面から見ることが多い人には向いています。家族でテレビを囲んだり、ながら見したりしたい人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にシャープ AQUOS 4K液晶テレビ4T-C42FL1と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイの40インチテレビと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
AQUOS 4K液晶テレビ4T-C42FL1の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイのアイテムを見つけてみてくださいね!
AQUOSの4T-C42FL1は、国内家電メーカーのシャープから2023年6月に発売された4K液晶テレビです。画像処理エンジンには、100万以上の映像を学習したAIプロセッサーを備えたMedalist S4を採用。映像モードのAIオートでは、コンテンツに合わせて画質と音質を自動調整します。
Google TVを内蔵し、従来モデルにはなかったアプリ機能のAQUOSヘルスビューアーを新たに搭載。スマートウォッチ・体重計などのGoogle Fit対応機器と連携でき、測定した心拍数や体重といったデータを大画面で確認できます。また、AQUOSスクリーンタイムでは、テレビ番組や動画配信サービスの視聴時間を確認可能です。
本体の寸法はスタンドを含めて幅95.6×奥行24.6×高さ60.7cm。スタンドは回転式で、左右各15度に角度調整できます。付属のスタンド回転ロックネジを使うと、画面を正面に固定することも可能です。別売りの壁掛け金具(MH-451B・MH-451W)を用意すれば、壁掛け設置もできます。なお、付属品は以下のとおりです。
<付属品>
今回はシャープ AQUOS 4K液晶テレビ4T-C42FL1を含む、人気の40インチテレビを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気の40インチテレビを比較検証したところ、シャープ AQUOS 4K液晶テレビ4T-C42FL1には5つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
画質のよさの検証結果は良好です。実際にサッカーの試合を視聴したオーディオ・ビジュアル評論家/ライターの折原一也氏からは「カメラが動いても全体的にぼやけは気になりにくい」と評価されました。解像感が高く、プレイ中の動きがくっきり見えます。
比較した商品の半数ほどは動きに伴ってノイズが発生したのに対して、本商品はノイズがほとんどなく、動きをキレよく描写できていました。リプレイ中でも輪郭がくっきりしていたため、プレイを把握しやすいでしょう。
発色は自然で、芝の緑は落ち着いたあっさりした色味です。ユニフォームの赤と青は鮮やかに映り、バランスが取れていました。見やすい色合いで素早い動きをなめらかに描写できたので、スポーツを視聴することが多い人に向いています。
評価には含まれていませんが、本商品には環境センシング機能がついています。明るい部屋では明るい外光に負けないよう暗部を強調し、暗い部屋では階調をなめらかに調整。見やすい自然な映像に仕上げるとしています。
<リモコンのダイレクトボタン>
比較した商品内には独自のOSを搭載している商品もありましたが、本商品はGoogle TVを内蔵しており、Googleアカウントと連携するとスマホの視聴履歴やおすすめが反映されます。複数の動画配信サービスを横断して検索できるので、見たい作品を見つけやすいでしょう。Google アシスタントによる音声操作も可能です。
シャープ AQUOS 4K液晶テレビ4T-C42FL1にはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
視野角の評価は伸び悩んでいます。専門家がテレビを横斜め45度から見たところ、正面から見たときよりも肌色などの中間色が極端に白く見えました。少しでも角度がつくと画面全体が白っぽく見えるため、複数人でテレビを囲むと端の人が見にくく感じる可能性が高いといえます。
下斜め45度から見たときには、肌色がグレーがかった色に反転して見えました。解像感などの画質は変わらないものの、色味の変化が大きいため映像美は楽しみにくいでしょう。口コミに「視野角が狭く、45度の角度がつくと白っぽく見える」とあったとおりです。
画面の種類 | 4K液晶 |
---|---|
画面サイズ | 42V型 |
映像処理エンジン | Medalist S4 |
パネルの種類 | VA方式 |
総合出力 | 20W |
スピーカー数 | 2基 |
良い
気になる
本体幅 | 95.6cm |
---|---|
本体奥行 | 24.6cm |
本体高さ | 60.7cm |
重量 | 10.0kg |
自動録画機能 | |
Fire TV搭載 |
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シャープ AQUOS 4K液晶テレビ4T-C42FL1は、公式オンラインストアまたはAmazon・楽天市場などのECサイトにて購入できます。ヤマダ電機・ノジマなど家電量販店でも販売を確認できました。
公式サイトの価格は121,000円・ECサイトでは6万円台(※2025年7月時点)です。サイトによって価格は異なるので、どこで1番お得に購入できるかリサーチしてみてくださいね!
最後に、シャープ AQUOS 4K液晶テレビ4T-C42FL1の気になる点をカバーする商品をご紹介します。
斜めからでも画面が見やすかったのは、ソニー 4K液晶テレビKJ-43X75WL。視野角が広く、あらゆる角度から見ても色変化はほぼ見られませんでした。ネット動画は精細感に優れ、色味やコントラストのバランスもよく、映画らしい質感を再現しています。Google TVを搭載し、動画配信サービスへのアクセスもスムーズです。
高画質にこだわるなら、TVS REGZAの4K液晶レグザ 43M550Mに注目。地デジ・ネット動画の解像感が非常に高く、顔や衣装の細部までしっかり表現できていました。広い視野角を備え、斜めから見ても色味や明るさはほとんど変わりません。ネット機能・録画機能も充実しているので、リビング用テレビとしてもおすすめです。
画面の種類 | 4K液晶 |
---|---|
画面サイズ | 43V型 |
映像処理エンジン | 高画質プロセッサー「X1」、4K X-Reality PRO |
パネルの種類 | |
総合出力 | 20W |
スピーカー数 | 2基 |
良い
気になる
本体幅 | 97.2cm |
---|---|
本体奥行 | 26.6cm |
本体高さ | 56.7cm |
重量 | 9.5kg |
自動録画機能 | |
Fire TV搭載 |
SONY BRAVIA 4K液晶テレビ KJ-43X75WLを徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
画面の種類 | 4K液晶 |
---|---|
画面サイズ | 43V型 |
映像処理エンジン | レグザエンジンZR |
パネルの種類 | |
総合出力 | 20W |
スピーカー数 | 2基 |
良い
気になる
本体幅 | 96.2cm |
---|---|
本体奥行 | 19.6cm |
本体高さ | 58.4cm |
重量 | 9.0kg |
自動録画機能 | |
Fire TV搭載 |
TVS REGZA 4K液晶レグザ 43M550Mを徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
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