寝室や書斎のセカンドテレビや、一人暮らしのメインテレビに最適な32型テレビ。東芝のテレビ事業がハイセンスに買収されたことにより、東芝のREGZAとハイセンス、どちらがいいのかと迷う人もいますよね。
今回は、REGZAの「32V35N」とハイセンスの「32A4N」を、画質・音質・使い勝手・コスパといった多角的な視点から徹底的に比較します。それぞれの特長をくわしく解説するので、テレビ選びの参考としてくださいね。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
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結論からいうと、画質や録画機能を重視するならREGZA 32V35N、コストを抑えたいならハイセンス 32A4Nがおすすめです。
REGZA 32V35Nは、レグザエンジンHRによる緻密な映像処理で、色彩豊かな美しい映像を楽しめるのが魅力。「おまかせ録画」や「LINEから録画予約」など、便利な機能も豊富に搭載されています。
ハイセンス 32A4Nは、REGZAより少し安く買えるのがメリットです。機能はREGZAのほうが充実していますが、基本的な機能はそろっているため、予算を抑えたい人に向いています。寝室や子ども部屋用など、2台目のテレビがほしい人も手に取りやすいですよ。
ほかの32型テレビも気になる人は、下記コンテンツをチェックしましょう。実際に商品で映像を見て、画質や音質などを比較検証しています。
ここからは、画質・音質・録画機能・スマート機能の4つのポイントで、両モデルをくわしく比較します。どちらが自分の視聴スタイルに合うか、チェックしてくださいね。
画質面は、両モデルで大きく異なります。REGZAは、長年培ってきた映像処理技術の結晶である「レグザエンジン」を搭載。このエンジンが地上波放送などの映像に含まれるノイズを効果的に除去し、自然で美しい色彩を再現します。
ハイセンスは、画面全体を均一に照らす直下型LEDバックライトと、黒の表現力に優れたVAパネルを採用。これにより、映像のコントラストが高まり、とくに映画などの暗いシーンで奥行きのある映像を楽しめます。
<画質で選ぶなら>
なお、両モデルとも解像度はHD(1366×768)で、4KやHDRには対応していません。32型というサイズでは十分な画質ですが、より高精細な映像を求める場合は上位モデルの検討が必要です。
ニュースやドラマのセリフの聞き取りやすさを重視するなら、REGZAの「クリア音声」機能が役立ちます。人の声を強調できるので、背景音に埋もれることなく聞き取りやすくなりますよ。
対してハイセンスは、独自のサラウンド技術「Eilex PRISM」を搭載。テレビスピーカーだけでも立体感のある音響効果を生み出し、映画や音楽コンテンツをより臨場感豊かに楽しむことができます。
テレビ本体のスピーカーに満足できない場合は、外付けのサウンドバーを取り付けるのもおすすめです。
録画機能については、両モデルともにWチューナー(地デジ/BS/CS各2基)を搭載しており、裏番組録画に対応しています。番組を視聴しながら別のチャンネルの番組を録画することが可能です。ただし、録画を行うには、別途外付けのUSBハードディスク(HDD)が必要となります。
機能性は、REGZAのほうが優れています。アニメ・バラエティなど、テーマを登録しておくと自動で番組が録画される「おまかせ録画」を搭載。「みるコレAI」では、AIがよく見る番組を解析しておすすめの番組を録画します。
番組ガイドから予約したり、連ドラを連続して予約するよう設定したりと、手間なく録画できる工夫が満載です。LINEからの予約にも対応しており、外出先で録画を忘れていたと焦らずに済みます。ハイセンスも連ドラの連続録画はできますが、録画機能を重視するならREGZAが便利です。
ネット動画サービスの使いやすさは、両モデルほとんど差はありません。
どちらのリモコンにも、主要な動画配信サービスへ簡単にアクセスできるボタンが配置されています。スマホやタブレットの画面をミラーリングでテレビに映すことも可能です。
32型以外のサイズも検討しているなら、下記コンテンツをチェックしましょう。おすすめの商品や選び方を紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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