ネット配信サービスやゲームなどさまざまなエンタメを楽しめるように開発された40インチテレビ、SONY BRAVIA 4K液晶テレビ KJ-43X75WL。インターネット上では「画質がきれい」と評判ですが、「音が薄い」といった口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の40インチテレビとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、40インチテレビ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年09月までの情報です
目次
良い
気になる
SONY BRAVIA 4K液晶テレビ KJ-43X75WLは、リビング用に高性能なテレビがほしい人におすすめです。実際に専門家の折原一也さんがネット配信の映画を視聴すると、解像感・色の自然さ・コントラストはどれも非常に優秀でした。比較したなかには暗部がつぶれて表現された商品もありましたが、こちらは暗いシーンもきれいに描写できています。「画質がきれい」との口コミにも頷けました。
地デジ番組とスポーツの画質は、ネット動画の画質に比べると色味や解像感が物足りなかったものの、見にくいほどではありません。視野角の広さも魅力です。比較した半数以上の商品は角度をつけて見ると色や明るさの変化が気になりましたが、こちらは斜め方向から見ても色味の変化がほとんどなくきれいに見えました。
実際にパネル性能を測定すると色域はある程度広く、明るくて色彩豊かに描写できるレベルをマーク。「音が薄い」との口コミに反し、音質も申し分ありません。人の声はクリアに聞こえ、映画の効果音や楽器には音の広がりと迫力がありました。映画や音楽などのコンテンツを高音質なサウンドで臨場感たっぷりに楽しめますよ。
リモコンにはNetflixなどの主要なネット配信サービスのボタンがあり、ワンプッシュでアクセス可能。Google TVを搭載しているので、複数のネット配信サービスを横断して作品名などで検索できます。比較した商品の約半数がiPhoneのミラーリングに非対応だったなか、こちらはiPhone・Androidとミラーリングできます。
地デジ視聴中に別の2番組を同時録画できることも強み。使い勝手にも画質・音質にも優れるので、メインのテレビとして家族で囲んだり、家事などをしながら視聴したりしても快適でしょう。寝室用として寝転びながら視聴するにもぴったりなので、ぜひこの機会に購入を検討してみてください。
BRAVIA 4K液晶テレビ KJ-43X75WLは、日本の総合電機メーカーであるSONYが手がけたX75WLシリーズの43V型モデルです。発売日は2023年7月15日。エンタテインメント機能を強化した6シリーズのうちの1つで、エントリーモデルにあたります。上位シリーズには4K有機ELテレビのA80Lシリーズなどがあります。
映像処理エンジンには4K X-Reality PROを採用し、4K高画質プロセッサーのX1も搭載。さまざまな映像を高精細に作りかえ、4K映像もさらに美しい映像として描写する仕様です。幅広い明るさを表現できるHDR技術や、立体音響技術のDolby Atmosにも対応。PS5との連携機能もあり、ゲーム中の画質を調整できる機能などを備えています。
購入時は本体のほか、標準スタンド・リモコン・単4形乾電池2個・転倒防止用固定ベルト一式・電源コード・取扱説明書が付属。別売りの壁掛け金具があれば、壁掛けでの設置も可能です。
今回はSONY BRAVIA 4K液晶テレビ KJ-43X75WLを含む、人気の40インチテレビを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気の40インチテレビを比較検証したところ、SONY BRAVIA 4K液晶テレビ KJ-43X75WLには5つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
ネット動画の画質は非常に優秀です。オーディオ・ビジュアル評論家/ライターの折原一也さんが実際に本品でネット配信の映画を視聴すると、解像感・色の自然さ・コントラストがどれも優れており、「画質がきれい」という口コミどおりの結果に。頻繁に映画鑑賞をする人におすすめですよ。
画面全体が精細に見え、顔がアップで映ってもクセが見受けられません。映画らしい質感の色味を表現できており、フィルム特有の色温度の低さをしっかり調整して再現している印象です。表現が難しい逆行下での肌色も、まとまって描写されています。
コントラスト感もよく、暗さと明るさのバランスが取れていました。比較したなかには暗いシーンの黒がつぶれて見える商品がありましたが、本品は暗部の沈め方がきれいに再現されています。没入感のある視聴体験ができそうです。
視野角の広さを検証した結果、上々の評価を獲得。実際に専門家の折原一也さんがあらゆる角度から画面を確認すると、向きを問わず色の変化があまり見られませんでした。
横45度から見ると、正面から見たときよりも輝度がやや低下するため暗い部分は見えづらくなりますが、全体的な色の変化はわずかです。人の輪郭や背景との距離感などの絵はしっかり見て取れました。
下45度から見ても色が多少暗く変化しただけで、ほとんど問題なく見られました。
比較した半数以上の商品は斜めから見ると色や明るさが変わりやすい結果でしたが、本品は角度を問わず見やすい画質です。複数人でテレビを囲んでも、全員が見やすいでしょう。家事などをしながらテレビを見ることが多い人にもぴったりですよ。
パネル性能の評価も良好です。オーディオ・ビジュアル評論家の鴻池賢三さん監修のもとで測定すると、色域は58.50%と十分広く、色の正確さも△E3.68と良好な数値を記録。比較した全商品の平均△E4.52(※2025年7月時点)よりも小さかったことから、色味の違和感を抱きにくいでしょう。
コントラスト比は1287:1と伸び悩みましたが、最大輝度は366.80cd/m2を記録。比較した全体平均307.21cd/m2(※2025年7月時点)よりも明るい結果でした。制作者の意図した映像をある程度忠実に再現できる性能があるといえますよ。
音質のよさは申し分のない評価に。専門家の折原一也さんが実際に音質を確認したところ、地デジ番組では人の声をかなり明瞭に聞き取れました。男性・女性の声ともにクリアで厚みがあり、「完成度が高く、がやの声も聞き取りやすい」と絶賛されています。
映画視聴時の迫力もしっかりと感じられました。「音が薄い」との口コミに反して轟音などがよく響き、画面サイズ以上の臨場感を得られます。音楽視聴時は画面奥の空間から鳴るように感じられ、楽器の音に広がりがありました。ボーカルは空間の上に引き立っているような印象で、サウンドのバランスが取れています。
評価には含まれていませんが、本品は音のひずみを低減する形状の振動板を採用したスピーカーを2基搭載している点にも注目です。比較したなかでも最大出力20W以上のスピーカーを2基搭載したモデルは音質がよい傾向があり、こちらも同様の設計で高音質でした。映画・音楽鑑賞が好きな人にぴったりです。
「ネット動画を、心ゆくまで」との謳い文句どおり、スマート機能を豊富に搭載している点も特徴です。OSにはGoogle TVを搭載しており、見たいコンテンツがあれば複数のネット配信サービスを横断して検索できます。音声操作にも対応しているので、声で検索をかけられますよ。
リモコンには、主要なネット配信サービスのダイレクトボタン付き。U-NEXT・Netflix・Hulu・Prime Video・ABEMA・Disney+・YouTubeは、ボタンをワンプッシュするだけで起動できます。BRAVIA公式アプリのMy BRAVIAボタンを押すと、番組・ネット動画以外にもニュース・ショッピングなどさまざまな使い方が可能です。
Android・iPhoneのミラーリングにも対応しています。比較した商品の約半数はiPhoneとのミラーリングに対応していなかったのに対し、本商品はAndroid・iPhoneの画面ともにテレビの大画面に映して視聴できるので便利ですよ。
評価には含みませんが、動画へのアクセスがスピーディでした。50本の動画が入ったYouTubeプレイリストを使用し、リストの一番上から一番下までスクロールすると、わずか12.58秒で完了。比較したほかの商品は14~16秒かかりました。
ネット動画の操作の反応が速いため、サクサク使えてタイムラグが気になりにくいでしょう。
評価には含みませんが、ほかのデバイスとの連携機能が充実しています。Works with Google アシスタント・Amazon Alexa・Apple HomeKitに対応しているため、スマートスピーカーやAppleデバイスを経由した操作が可能。テレビ電源のオンオフや、ボリューム調整などができます。
LINE連携機能を使うと、家にいる子どもや高齢者の見守りが可能。テレビの使用状況のチェック・視聴時間の制限に加え、LINEで送信したメッセージをテレビ上に表示する機能もありますよ。
さらに本品の購入時には、ソニー独自のコンテンツサービスであるSONY PICTURES COREを最大2年間利用可能に。スパイダーマンシリーズなど、ソニー・ピクチャーズの映画が豊富にあります。
レコーダーがなくても、外付けHDDがあれば録画が可能です。比較した商品のほとんどがチューナー数は2つだったなか、本商品はチューナーを3つ搭載。番組を見ながら、別の2番組を同時に録画できます。同じ時間帯に見たい番組が3つ重なっても心配する必要はありませんよ。
追っかけ再生に対応しているので、録画している最中でも、録画中の番組を最初から視聴できます。しかし、倍速再生・早送り・スロー・スキップ再生には対応していません。オートチャプター機能もないので、見たいシーンだけをサッと視聴したい人は面倒に感じる可能性があります。
なお、評価には含みませんが、スマホアプリのVideo & TV SideViewを使って番組表の確認・予約ランキングの確認・録画予約が可能です。うっかり録画を忘れたときでも、外出先から録画できるのはうれしいところですね。
SONY BRAVIA 4K液晶テレビ KJ-43X75WLにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
地デジの画質の評価は伸び悩んでいます。専門家の折原一也さんが実際に地デジのワイドショーを視聴すると、色の表現が物足りませんでした。全体的な色は整っていましたが、やや明るくあっさりとしており、テロップやセットの色味は鮮やかさに欠ける印象です。
解像感もいまひとつ。一見すると解像度があるように見えますが、近い距離で見るとノイズリダクション処理のあらが気になりました。比較したなかには細部まで精細に描写できた商品もあったなか、人の顔の周りにベタ塗りされたような映像の崩れがあったのが惜しいところです。
黒の締まりも強くなく、引いた映像では遠近感が平坦に見えました。画面全体の明るさは自然に表現されており、コントラストのバランスは良好でしたが、ネット動画を視聴したときほど高画質ではありませんでした。
スポーツの映像もくっきり精細とはいえません。続けて専門家の折原さんが地デジのサッカーを視聴すると、選手の体の動きにノイズがついて見えました。引いたショットでは解像度も低めです。
比較したなかには選手やボールの動きがなめらかな商品もありましたが、こちらはノイズの発生によりボールを目で追いにくい結果に。全体的に明るく表現されているため、夜のスタジアムの雰囲気も弱めでした。色彩に大きな違和感はなかったものの、スポーツ観戦を集中して楽しみたい人にはやや不向きです。
2023/07/15 発売
画面サイズ | 43V型 |
---|---|
画面の種類 | 4K液晶 |
パネルの種類 | 不明 |
映像処理エンジン | 高画質プロセッサー:X1/超解像エンジン:4K X-Reality PRO |
総合出力 | 20W |
スピーカー数 | 2基 |
良い
気になる
本体幅 | 97.2cm |
---|---|
本体奥行 | 7.0cm |
本体高さ | 56.7cm |
重量 | 9.3kg |
自動録画機能 | |
Fire TV搭載 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
86,705円
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ほかにも、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどでの販売も確認できました。ぜひチェックしてみてくださいね。
最後に、よりきれいな画質を求める人にぴったりの商品をご紹介します。
高画質にこだわるなら、TVS REGZAの4K液晶レグザ M550M series 43M550Mがおすすめ。画質は地デジ・ネット動画のどちらも非常に優秀で、細部までしっかりと表現されていました。録画番組はスキップ再生ができるほか、オートチャプター機能もあるので、見たいシーンをサッと表示できますよ。
画面サイズ | 43V型 |
---|---|
画面の種類 | 4K液晶 |
パネルの種類 | |
映像処理エンジン | レグザエンジンZR |
総合出力 | 20W |
スピーカー数 | 2基 |
良い
気になる
本体幅 | 96.2cm |
---|---|
本体奥行 | 19.6cm |
本体高さ | 58.4cm |
重量 | 9.0kg |
自動録画機能 | |
Fire TV搭載 |
TVS REGZA 4K液晶レグザ 43M550Mを徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
画面サイズ | 43V型 |
---|---|
画面の種類 | 4K液晶 |
パネルの種類 | ADS方式 |
映像処理エンジン | HI-VIEWエンジンLite |
総合出力 | 14W |
スピーカー数 | 2基 |
良い
気になる
本体幅 | 96.3cm |
---|---|
本体奥行 | 22.1cm |
本体高さ | 60.6cm |
重量 | 10kg |
自動録画機能 | |
Fire TV搭載 |
ハイセンス 4K液晶テレビ 43E6Kを徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
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