ローエンドとは思えぬ処理性能で、低価格なのに快適に使えると人気のarrows We F-51B。ネット上では「バッテリー持ちもよい」と評判です。しかし、「画面が暗い」「夜景やマクロ撮影は苦手」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、arrows We F-51Bを含むAndroidスマホ全33商品を実際に使って、カメラ性能・処理性能・画面性能・バッテリー性能・熱のこもりにくさ・付加機能を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
結論からいうとarrows We F-51Bは、子どもやシニア層向けの機能が充実した低価格スマホです。執筆時点で税込22,000円(公式サイト参照)と手頃ながら、迷惑電話や還付金詐欺の対策機能・緊急用ブザーなどを搭載。石けんでの丸洗いやアルコール除菌もでき、現在の生活様式にマッチします。
ディスプレイは有機ELより劣る液晶タイプですが、画面を確認したモニターからは「鮮やかできれい」と好評でした。負荷がかかった際に、本体が熱くなりにくいのも利点です。SDカードスロットやおサイフケータイにも対応しており、最小限欲しい機能はひととおり揃っていました。
一方で、ベンチマークスコアは約28万点と低く処理性能はいま一歩。動画鑑賞や軽いゲームなら十分ですが、本格3Dゲームはカクカクする可能性があります。バッテリーの消費も早いため、ヘビーに使いたい人というよりは、待ち受け時間が長い人向けです。
カメラ性能も高いとはいえず、暗所ではぼやけ気味、動画でも手ぶれや逆光が目立ってしまいました。通常モードでの撮影は問題ないものの、シーンによっては解像度の低さが気になります。予算を4万円台まで上げられるなら、ほかの商品も検討してみてくださいね。
2021年に富士通から独立したスマホメーカー、FCNT。らくらくスマートフォンやキッズケータイなど、世代を問わず使いやすいリーズナブルなスマホを数多く取り扱っています。
今回ご紹介するのは、エントリーモデルのarrows Weシリーズ。キャリア版はドコモ・au・ソフトバンク・UQモバイルで、SIMフリー版はECサイトで販売されています。なお、今回は2021年12月にドコモから発売された「arrows We F-51B」を使って検証を実施しました。
大きな特徴は、迷惑電話や還付金詐欺の対策機能の搭載。全国防犯協会連合会が推奨する優良防犯電話に認定され、ジュニアモード・防水防塵・緊急時ブザーなどこどもにうれしい機能が満載です。価格は税込22,000円*と安く、スマホデビューするお子さんやシニア層にもおすすめですよ。
執筆時点・公式サイト参照・ドコモ契約の場合
ハンドソープでの丸洗いやアルコール除菌に対応し、清潔をキープしやすいのも大きな魅力。マスクでこもった相手の声を聞き取りやすくする「マスク通話モード」もあり、新しい生活様式に配慮されています。
自動的に送話音量をアップする「はっきりマイク」や、雑音をカットして自分の声をクリアに届ける「スーパーダブルマイク」も採用し、スムーズな通話も可能。画面の配置や文字を見やすいようカスタマイズできるのもメリットです。
本体サイズは約W71×D9.4×H147mmで、重量は約172g。今回検証したほかのAndroidスマホと比較するとコンパクトで、片手にほどよく納まるサイズ感です。
画面サイズは約5.7インチあり、「iPhone 13 mini」と「iPhone 13」の中間ほどの大きさ。ディスプレイには、薄型テレビにも多く使われているTFT液晶が採用されています。
カラーはネイビー・ホワイト・パープル・レッドの4種類あり、レッドはドコモオンラインショップの限定カラーです。やや光沢のあるシンプルなデザインで、シーンを問わず使えるでしょう。
FeliCaに対応しおサイフケータイが使えるのもうれしいポイント。普段からSuicaやPASMOなどの交通系ICカードや、QUICKPayといった電子マネーを利用している人に重宝しますよ。
今回は、arrows We F-51Bを含むAndroidスマホ全33商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、画面性能を検証します。
ここでは、公式が公表しているディスプレイ方式・HDR対応の有無・リフレッシュレート・解像度を調査。さらに男女5人のモニターが画面を確認し、発色の美しさ・解像感の高さ・色の繊細な違いがわかるかもチェックしています。
画面には、明暗差を補正するHDR対応の液晶ディスプレイを採用。1秒間に画面が切り替わる回数を示すリフレッシュレートは60Hzと低いため、スクロール中に文字がぼやけてしまう可能性があります。解像度もHDと控えめで、画面性能はスペックの観点からみると低評価でした。
しかし実際にモニターが画面を確認してみると、鮮やかな発色と高い解像度が評価されています。「画面が暗い」との口コミがありましたが、「色彩の幅が広く奥行きまで伝わる」など満足の声がほとんどでした。
今回の検証で上位となった商品に搭載されていた有機ELディスプレイには対応していませんが、サイトの閲覧やゲームもくっきりきれいな画面で楽しめるでしょう。
機能性は非常に優秀です。米国国防総省の基準であるMIL規格に基づき、落下・衝撃・高温・低温動作など計23項目の基準をクリアしています。
防水・防塵性能も最高等級のIP68に対応し、ホコリや水に強い仕様です。30分程度であれば水没にも耐えることができ、アウトドアシーンなどでも使いやすいでしょう。ディスプレイのロックは、背面にある指紋認証で簡単に解除できます。
ただし、スピーカーはステレオではなくモノラルタイプ。空間オーディオも搭載されていないため、音質にこだわりたい人にはやや物足りない可能性があります。
続いて、処理性能を検証します。
処理性能を数値化するベンチマークアプリ「Antutuベンチマーク ver9.0」をインストールし、スコアを計3回測定して処理性能を数量的に評価しました。
ただし全体平均の約50万点と比べると性能は低く、3Dグラフィックを使った負荷の大きいゲームには不向きな印象です。
CPUやGPUなどのチップが組み込まれたSoCには、Qualcomm社の「Snapdragon480」を採用。5Gにも対応しており、快適な操作性を実現すると謳われています。
メインメモリの容量は4GBと上位商品より少なめですが、ウェブ閲覧やSNSなどの日常使いには困らない性能です。
さらに、本体に熱がこもりやすいかどうかもチェック。外気温の影響を受けない26℃の室内でSoCに15分間負荷をかけ、発熱具合を確認しました。
結果は、全体平均の約40℃を下回る38.4℃を記録。ほかの商品と比べてもあまり発熱しておらず、熱のこもりにくさは高評価です。負荷のかかるアプリを使っても、表面温度にほとんど影響しないでしょう。
続いて、バッテリー性能を検証します。バッテリー持ちと充電速度の2つの観点から、次のとおり評価を行いました。
【バッテリー持ち】
YouTubeアプリの動画を満充電された状態で再生し、6時間後に充電が何%残っているかをチェック
<検証条件>
【充電速度】
電池残量がない状態で急速充電を行い、30分後に何%まで充電できているかを確認
<検証条件>
付属の充電器が65W以上に対応していた場合はそちらを使用
YouTubeを6時間再生したあとのバッテリー残量は、わずか26%でした。全体平均が約50%なうえ、60%を超える商品が多かったことを考えると、バッテリー持ちはいまひとつです。
インターネット上でも「バッテリー持ちがよくない」との口コミがあるため、長時間の外出の際はモバイルバッテリーもあわせて持ち歩くとよいでしょう。
最後は、カメラ性能を検証します。
通常・ズーム・暗所・インカメラ・動画の5つのシーンで撮影をし、発色のよさ・ノイズの少なさ・解像感について男女5人のモニターで評価を行いました。
さらに暗所では明暗差のバランス、インカメラでは逆光に対応できているか、動画では手ぶれが抑えられているかもチェックしています。
1310万画素の広角カメラと約190万画素のマクロカメラが搭載されていますが、総合的なカメラ性能は上位商品には及ばない結果に。室内で造花・刺し子糸・家のミニチュアを撮影したところ、「鮮やか」「暗く見える」など人によって意見が分かれました。
「質感がわかりにくいところがある」「若干ざらつきがある」など、解像感の低さやノイズを指摘する声も見られます。許容範囲内ではありますが、クリアな写真を期待する人にはあと一歩な印象でした。
造花をズームして撮影した写真にざらつきが出てしまったのも気になるところ。発色は良好ですが、解像度が低くきれいに撮ることはできませんでした。
全体的な解像度も高いとはいえず、「糸の区別がつきにくい」「ぼやけて見える」との意見が多く聞かれました。ノイズも発生してしまい、きれいな夜景を撮りたい人には物足りないでしょう。
光を背にした状態で行った自撮り撮影では、逆光の影響を受けずに撮れました。しかし全体的に白っぽく写ってしまい、発色は控えめ。「肌の質感が鮮明ではない」「ぼやけて見える」と感じた人もいました。
動画のクオリティもいまひとつです。手ぶれが大きく映像のぼやけが気になるという人が多数。「ピントが合いにくい」との声もあり、動きを捉えにくい印象です。窓際では逆光で被写体に影ができてしまったため、屋外での使用には注意してください。
最後にほかの魅力的な商品もご紹介します。
SAMSUNGのGalaxy S22 Ultraは、映像のクオリティも処理性能も優秀な1台です。ベンチマークスコアは約94万点とトップクラスで、重たい3Dゲームも快適にプレイできるでしょう。写真の解像度も高く、暗所でも明暗差のバランスが取れた美しい仕上がりに。電池持ちもよく、丸一日使えますよ。
OPPOのReno7 Aは、性能と価格のバランスで選びたい人におすすめ。ベンチマークスコアは約39万点と特別高くはありませんが、「モンスト」くらいの軽めのゲームなら快適に遊べます。バッテリー持ちもよく、カメラ性能も全体的に優秀でした。とくに自撮りは力を入れており、発色よく写りますよ。
取り扱い事業者 | ドコモ、au |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | ドコモ系回線、au回線 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
画面サイズ | 6.8インチ |
画面解像度 | 3088×1440 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 10,800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約1200万画素 |
望遠カメラ画素数 | 1000万画素 |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 4000万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
複数レンズ | 4眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX5、IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
SIMフリー対応 | 不明 |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
幅 | 7.8cm |
高さ | 16.3cm |
厚さ | 0.89cm |
本体重量 | 229g |
付属品 | SIM取り出し用ピン、Sペン、クイックスタートガイド、USBケーブル(CtoC) |
製造国 | 不明 |
対象 | 不明 |
特徴 | カメラ性能が高い |
SAMUSUNG Galaxy S22 Ultraをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
取り扱い事業者 | au、ワイモバイル、UQモバイル、楽天モバイル、SIMフリー |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | 不明 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
バッテリー容量 | 4,500mAh |
画面サイズ | 約6.4インチ |
画面解像度 | 2400×1080 |
最大画面リフレッシュレート | 90Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 4800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約800万画素 |
望遠カメラ画素数 | |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 約1600万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | FHD |
複数レンズ | 3眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
防塵等級 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | モノラル |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
デュアルSIMの種類 | 不明 |
SIMフリー対応 | |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
ディスプレイのアスペクト比 | 不明 |
ベンチマークスコア | 不明 |
かこって検索対応 | 不明 |
翻訳通話対応 | 不明 |
対面翻訳対応 | 不明 |
翻訳表示対応 | 不明 |
被写体削除加工対応 | 不明 |
傾き補正生成対応 | 不明 |
文字起こし対応 | 不明 |
ボイスレコーダー要約対応 | 不明 |
価格帯 | 不明 |
幅 | 7.34cm |
高さ | 15.97cm |
厚さ | 0.76cm |
本体重量 | 約175g |
付属品 | SIM取出し用ピン×1、保護フィルム(貼付済み)×1、保護ケース×1、クイックガイド×1、安全ガイド×1 |
製造国 | 中国 |
対象 | 不明 |
特徴 | 画面がきれい、バッテリー性能が高い |
OPPO Reno 7Aをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
外出先でパソコンなどをWi-Fiにつなごうとしても、なかなかうまく接続できないことがあるテザリング。いざ接続しようと思ったときにつながらず困っている人や、いつでもスムーズにテザリングができるよう対処法を知っておきたいと考えている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、テザリングができない原...
スマートフォン
家族や友人、職場の人などの電話番号を保存している電話帳。AndroidからiPhoneへ乗り換えようと考えているものの、電話帳が消えてしまっては困るという人も少なくないはずです。そこで本記事では、AndroidからiPhoneに電話帳を移行する方法を解説します。移行できない場合の対策も紹介する...
スマートフォン
円安や半導体不足など昨今の情勢により、高価格化が進むiPhone・スマートフォン。買い替え時に少しでも負担を抑えるために、今使っているスマホを売ろうとしている人も多いのではないでしょうか。しかし、スマホを売るときは買取業者・下取り・フリマアプリなどさまざまな方法があり、どこを使えば一番高く売れ...
スマートフォン