つけているのを忘れるほどの装着感のよさが人気のオープンイヤーイヤホン、Anker Soundcore V20i。「つけ心地がよく、耳が痛くならない」「運動中にずれない」と評判です。しかし、「音楽を聴くには少し音質が悪い」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のオープンイヤーイヤホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、オープンイヤーイヤホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Anker Soundcore V20iは、運動や移動中につけっぱなしで使いたい人におすすめです。角度調節によって耳へしっかり固定できる耳かけタイプで、耳に挟んで使うイヤーカフタイプに比べて高い安定感が魅力。モニターがつけたまま走っても「ずれや揺れを感じなかった」との声が多く寄せられました。装着後30分の間に痛みを感じたモニターも少なかったため、長時間快適に使いやすいでしょう。
利便性が高く、ながら聴きしやすいのも利点です。本体のタッチ操作で再生停止・曲のスキップ・音量調整・電話応答が可能。専用アプリでは、2台同時に接続できるマルチポイント機能・イコライザー機能も利用でき、紛失に備えて「探す」機能にも対応しています。IP55の防水・防塵性能もついており、屋外で使う機会が多い人にもうってつけです。
バッテリー持ちも、本体のみで8時間・ケース込みで36時間と十分長め。比較したなかにはケース込みでも20時間程度しか持たない商品があったのに対し、外出先での充電切れの心配は少ないといえます。音楽を流した際の音漏れもわずか3dBに抑えられたため、周囲に人がいる環境でも気兼ねなく使えるでしょう。
マイク性能も良好で、男女の声ともに安定感のあるハキハキとした声に聞こえました。ノイズも27.06dBとしっかり低減できたので、多少騒がしい場所でもクリアに会話しやすいでしょう。
一方、音質の評価はいまひとつ。低音から高音まで全体的にこもり感があり、クリアな響きや迫力は控えめでした。「音楽を聴くには少し音質が悪い」との口コミどおり、音楽鑑賞には物足りなく感じそうです。ながら聴き程度でつけっぱなしにするにはよいものの、音質にもこだわりたい人はほかの商品を検討してみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にAnker Soundcore V20iと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのオープンイヤーイヤホンと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Anker Soundcore V20iの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
Shokz Japan
安定感抜群のフィット感。臨場感あふれるサウンドでランニングや作業がもっと快適に
今回ご紹介するのは耳を塞がないオープンイヤーイヤホン、Anker Soundcore V20i。周囲の音を取り込みつつ音楽を楽しめるうえ、会話時にイヤホンを外さず対応できるのが魅力です。
耳の形に沿わせて装着できるよう、イヤーフックは4段階の角度調整が可能。色や明るさをカスタマイズできるライトもついており、夜間のランニングなどにも使いやすい設計です。片耳のみの装着もでき、使用シーンにあわせて使えますよ。カラーはブラック・ホワイト・ネイビーの3種類から、好きなものを選んでください。
販売元のAnker(アンカー)は、デジタル製品の開発・製造・販売を手がける中国のハードウェアメーカーです。オーディオブランド「Soundcore」では、機能やデザインの異なる数多くのイヤホンやヘッドホン・スピーカーなどを取り扱っています。
今回はAnker Soundcore V20iを含む、人気のオープンイヤーイヤホンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
耳からのずれにくさは、比較したなかでもトップクラスの高評価です。普段からランニングをする男女モニター10人が実際に装着し、ランニングマシンで1分間走ったところ、フィット感と固定力の高さがモニター10人全員から大好評でした。
耳の外側にかけて使う耳かけタイプなので、耳に挟んで使うイヤーカフタイプに比べて激しめに動いても安定感があるのがメリット。「耳にぴったりフィットしていた」「首を振ってもずれるような感覚はなかった」とのコメントが多数あがっています。
比較した耳かけタイプのなかにも走ると揺れが気になった商品もありましたが、こちらは4段階で角度調整が行え、耳の形に合わせてしっかり固定できるのもよい点です。運動時に使いたい人にうってつけでしょう。
<耳からのずれにくさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
圧迫感の少ないつけ心地もモニターから好評です。耳が痛くなるまで装着し続けたところ、ほとんどのモニターが30分経っても「痛みは感じなかった」と回答。軽いつけ心地で耳に当たる部分も柔らかく、比較した多くの商品と同じく快適に使用できる印象でした。
なかには多少の締めつけ感や重さを感じたモニターもいたものの、使いづらいほどではないでしょう。気になるときは角度を変えるなど調整して着用してくださいね。
<耳への圧迫感の少なさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
イヤホン本体でできる操作が多く、ながら聴きしやすいのも魅力のひとつ。本体のタッチ操作で、再生停止や曲のスキップ・音量調整・電話応答を行えます。
2台の機器に同時に接続できるマルチポイントにも対応しており、PCで動画を視聴しながらスマホの着信に応答するといった使い方も可能です。22種類のプリセットイコライザーやカスタムイコライザーも設定できるので、自分好みの音に調整できますよ。
また、比較した商品には非対応のものもあった「探す」機能を利用できるのもポイント。Soundcoreアプリから設定でき、もしもの紛失時に備えられます。ペアリングアシストや着脱検知には対応していませんが、普段使いには申し分のない利便性といえるでしょう。
防水・防塵性能はIP55あり、多少の雨や砂ぼこりがかかっても故障のリスクは少なめ。屋外でのランニングにも使いやすい性能といえます。
連続再生時間は本体のみで8時間・ケース込みで36時間と十分。比較したほかの商品には本体で6時間・ケース込みで24時間程度しか持たないものもあったなか、ケースに入れて持ち歩けば1日以上連続で使えます。仕事や勉強に、充電を気にせず長時間使いたい人にもぴったりです。
音漏れが少ないのも長所です。イヤホンから音楽を流し、10cm離れたところから騒音計で音漏れを測定すると、漏れた音はわずか3dBに抑えられました。
比較したなかには6~10dBの音漏れを記録した商品もあったのに対し、周囲への音漏れを気にせず使いやすいでしょう。
マイク性能もよく、クリアな通話にも期待できます。通話時の聞き取りやすさを測定すると、男声・女声ともに100〜1,000Hzと2,000〜4,000Hzが十分ブーストされており、安定感のあるハキハキした音声に聞こえました。
流したノイズも27.06dBカットでき、全体平均の18.1dB(※2025年4月時点)を上回る低減力を発揮。ノイズに対して男性・女性の声は少し小さめでしたが、周りが多少騒がしくても聞き取りには困りにくいでしょう。
音質のよさは高評価に届かず。いろいろなジャンルの音楽を10曲試聴したところ、全体的にこもり感のあるサウンドが気になりました。
低音は厚みやボリューム感はあるものの、くっきり感が少なくのっぺりとした雰囲気です。中音もほかの帯域に埋もれることはありませんでしたが、響きや迫力・楽器の芯のような深みが少なく、こもった音に聞こえました。
比較したなかには音の迫力さと繊細さを兼ね備えた商品もあったのに対し、ボーカルや楽器の音を高解像度で聴きたい人には物足りないといえます。
高音も平面的で、クリアさやハリは控えめ。比較したほかの商品のようにハイハットやギターの響き・高音のくっきりとした音はあまり感じられず、ぼやけた聴こえ方でした。
音の広がりや立体感も伝わりづらく、全体的にもやがかかったようなサウンドだったのが惜しいところ。「音楽を聴くには少し音質が悪い」との口コミは払拭できませんでした。音質にこだわりたい人は、ほかの商品をチェックしましょう。
連続再生時間 (イヤホンのみ) | 8時間 |
---|---|
イヤホン形状 | 耳掛け型 |
重量 | 9.3g(片耳) |
良い
気になる
連続再生時間 (充電ケース込み) | 36時間 |
---|---|
選択式イコライザー機能 | |
自由調整式イコライザー機能 | |
着脱検知機能 |
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販売価格:5,990円
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(19,326件)
最後に、高音質で音楽を楽しめるおすすめ商品をご紹介します。
音質にこだわるなら、Nothing Ear(open)がおすすめです。実際に聴くと、迫力のある低音とクリアな中音・ハリのある高音がバランスよく調和していました。装着時の圧迫感も少なめだったので、つけたまま快適に過ごせるでしょう。連続再生時間はケース込みで30時間と、仕事や勉強で使うのにも十分なバッテリー持ちですよ。
厚みのあるサウンドを楽しめた、ShokzのOpenFit 2もチェック。中低音には厚みと安定感・高音にはハリがあり、空間に広がるようなライブ感を楽しめました。長時間装着しても圧迫感が少なく、ながら聴きにもうってつけです。イヤホンのみで11時間もバッテリーが持つため、充電の手間を省きたい人にもよいでしょう。
連続再生時間 (イヤホンのみ) | 8時間 |
---|---|
イヤホン形状 | 耳掛け型 |
重量 | 8.1g(片耳) |
良い
気になる
連続再生時間 (充電ケース込み) | 30時間 |
---|---|
選択式イコライザー機能 | |
自由調整式イコライザー機能 | |
着脱検知機能 |
Nothing Ear(open)を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
連続再生時間 (イヤホンのみ) | 11時間 |
---|---|
イヤホン形状 | 耳掛け型 |
重量 | 9.4g(片耳) |
良い
気になる
連続再生時間 (充電ケース込み) | 48時間 |
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選択式イコライザー機能 | |
自由調整式イコライザー機能 | |
着脱検知機能 |
Shokz OpenFit2を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になる点は?
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